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霧島鐵力

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霧島 鐵力(きりしま てつお、1996年4月24日 - )は、モンゴル国ドルノド県出身で陸奥部屋所属の現役大相撲力士である。本名はビャンブチュルン・ハグワスレン(モンゴル語キリル文字表記:Бямбачулуун Лхагвасүрэн)。2023年5月場所後の大関昇進まで名乗った旧四股名は霧馬山 鐵雄(きりばやま てつお)。身長186cm、体重145kg、血液型はO型。最高位は東大関(2024年1月場所)。豊富なスタミナと強靭な足腰で知られる。

来歴[編集]

ドルノド県で羊を飼育する遊牧民の父の下に生まれる。幼い頃から父親の仕事の手伝いで1日30kmの乗馬を行うなど、自然と足腰が鍛えられた。井戸からの水くみも1日に数十往復したことが相撲の摺り足と同様の効果をもたらした。

2014年に知人から日本で力士になるテストに誘われ、興味本位で何となく訪日する。同じテストを受けるためにモンゴルから日本を訪れた4人とともに陸奥部屋で稽古した。柔道経験はあったが、相撲経験はなかった。当時の身長は180cmを超えていたが、体重は70kgに満たない細い身体であった。陸奥親方は「5人の中で一番センスがあった」と回想する。陸奥親方は当初、日本出身ではない力士を弟子にする意向は無く、後援者らの依頼を受けて試験的にモンゴルから5人を受け入れた。言葉が通じない者を最初から指導することは相当な覚悟を要するため、陸奥親方はモンゴル出身者を受け入れることに消極的であった。

エピソード[編集]

  • 2019年5月7日、師匠の陸奥を現役時代から支援していたNWIホールディングスから、イタリアのジュエリーブランド「MIMI」の図柄が描かれた化粧廻しを贈呈された。霧馬山の化粧廻しはこれで3本目。
  • 2020年1月8日、初場所に新入幕する霧馬山に、ネスレ日本は霧馬山がコーヒーを飲む図柄が刺繍された化粧まわしを贈呈した。2015年から陸奥部屋が同社のコーヒーマシンを設置していた縁である。同月8日から26日まで、ネスレ原宿は「陸奥部屋 ポリフェノールたっぷり ちゃんこ鍋セット」を期間限定で提供する。霧馬山が勝った翌日は半額で提供する。
  • モンゴル在住時代は血液型を知らず、2020年2月12日の力士や行司を対象とした協会の献血で初めてO型だと明らかになった。因みに参加した98人の内半数以上が血液検査で不合格となる中、合格して献血の実施に至った。
  • 以前は好き嫌いが多かったが、鶴竜が部屋に移籍した2019年は納豆嫌いを克服するなど改善が見られた。
  • かつて日本語の勉強を兼ねて『テラスハウス』を観ていた。因みに霧馬山の日本語力に関しては、日本語の上達が思わしくなく相撲教習所の落第を経験している程度であった。
  • 来日当初の霧馬山が最初に覚えた日本語は「ドラゴンボール」の次回予告のフレーズである「オッス、オラ悟空!」。突如、発した言葉で爆笑の渦に巻き込み、周囲と打ち解けるきっかけになった。当時兄弟子たちの命で日本語教育係を務めた元三段目・霧津羽左は最初自由時間が無くなるので嫌々担当したようなものであったが、寝床にひらがなシールを貼るなどの霧馬山の必死な姿に感化された。
  • 2023年5月場所前に部屋の元兄弟子からの暴力被害に遭っていたことを週刊誌に実名で告発し、世間からの注目が増した部屋の三段目・安西は、緊張感が高まる状況を察してか霧馬山から「お前悪くないんだから、堂々としていけ」と場所前に言われたことが救いになって平常心を取り戻した。
  • 2023年5月場所終了後に大関昇進が決まった時、師匠の陸奥親方が自身の現役時代の四股名である「霧島」を与えようと話を持ちかけたところ、本人からの返答は「それはいいです」だったという。この返答を聞いた陸奥親方は最初、四股名の襲名を断られたのかと思って落胆したが、本人は「それは良いです」と言って喜んでいたのであった。
  • 2023年11月2日、霧島酒造から紫色を基調とした化粧まわしを贈られ「自分にできることは1つしかない」と2度目の賜杯へ気持ちを高めた。

略歴[編集]

  • 2015年5月場所 - 初土俵
  • 2015年7月場所 - 序ノ口
  • 2015年9月場所 - 序二段
  • 2015年11月場所 - 三段目
  • 2016年1月場所 - 幕下
  • 2019年3月場所 - 新十両
  • 2020年1月場所 - 新入幕
  • 2021年11月場所 - 新小結
  • 2023年3月場所 - 新関脇
  • 2023年7月場所 - 新大関

主な成績[編集]

2023年11月場所終了現在

通算成績[編集]

2023年11月場所終了現在

  • 通算成績:335勝222敗17休 (51場所)
  • 通算勝率:.600
  • 幕内成績:196勝145敗4休(23場所)
  • 幕内勝率:.575
    • 大関成績:28勝15敗2休(3場所)
    • 大関勝率:.651
    • 三役成績:57勝33敗(6場所)
    • 三役勝率:.633
      • 関脇成績:23勝7敗(2場所)
      • 関脇勝率:.767
        • 新関脇成績:12勝3敗(歴代5位タイ)
      • 小結成績:34勝26敗(4場所)
      • 小結勝率:.567
      • 前頭成績:111勝97敗2休(14場所)
      • 前頭勝率:.534
    • 十両成績:45勝30敗(5場所)
    • 十両勝率:.600
    • 幕下成績:60勝39敗13休(17場所)
    • 幕下勝率:.606
    • 三段目勝率:23勝5敗(4場所)
    • 三段目勝率:.821
    • 序二段勝率:6勝1敗(1場所)
    • 序二段勝率:.857
    • 序ノ口勝率:5勝2敗(1場所)
    • 序ノ口勝率:.714
  • 年間最多勝:1回
    • 2023年(62勝26敗2休)
  • 幕内連続2桁勝利記録:3場所(2023年1月場所 - 2023年5月場所)
  • 幕内優勝次点以上連続場所:2場所(2023年1月場所 - 2023年3月場所)
  • 新関脇優勝:史上4人目

各段在位場所数[編集]

2023年11月場所終了現在

  • 通算在位:51場所
    • 幕内在位:23場所
      • 大関在位:3場所
      • 三役在位:6場所
        • 関脇在位:2場所
        • 小結在位:4場所
      • 平幕在位:14場所
    • 十両在位:5場所
    • 幕下在位:17場所
    • 三段目在位:4場所
    • 序二段在位:1場所
    • 序ノ口在位:1場所

各段優勝[編集]

  • 幕内最高優勝:2回
    • 2023年(2回)3月場所、11月場所
  • 年間最多優勝:1回
    • 2023年(2回・貴景勝と並んで受賞)
  • 幕下優勝:1回(2018年5月場所)
  • 三段目優勝:1回(2015年11月場所)

三賞・金星[編集]

  • 三賞:4回
    • 敢闘賞:1回(2020年1月場所)
    • 技能賞:3回(2023年1月場所、2023年3-5月場所)
  • 金星:なし

花相撲[編集]

  • 明治神宮例祭奉祝全日本力士選士権大会優勝:1回(第80回・2023年)

場所別成績[編集]

霧島 鐵力
一月場所

初場所(東京)

三月場所

春場所(大阪)

五月場所

夏場所(東京)

七月場所

名古屋場所(愛知)

九月場所

秋場所(東京)

十一月場所

九州場所(福岡)

2015年

(平成27年)

x x (前相撲) 西序ノ口20枚目

5–2

西序二段67枚目

6–1

西三段目96枚目

優勝 7–0

2016年

(平成28年)

西幕下59枚目

3–4

東三段目13枚目

4–3

東三段目3枚目

6–1

西幕下30枚目

休場 0–0–7

東三段目11枚目

6–1

東幕下35枚目

5–2

2017年

(平成29年)

東幕下20枚目

5–2

西幕下12枚目

3–4

東幕下18枚目

6–1

東幕下10枚目

3–4

西幕下14枚目

0–1–6

西幕下49枚目

6–1

2018年

(平成30年)

西幕下21枚目

4–3

東幕下16枚目

2–5

西幕下35枚目

優勝 7–0

西幕下3枚目

3–4

東幕下6枚目

3–4

西幕下12枚目

6–1

2019年

(平成31年 /令和元年)

西幕下筆頭

4–3

西十両14枚目

9–6

西十両11枚目

8–7

西十両9枚目

10–5

西十両4枚目

7–8

西十両5枚目

11–4

2020年

(令和2年)

東前頭17枚目

11–4

西前頭8枚目

9–6

感染症拡大により中止 西前頭3枚目

6–9

東前頭5枚目

9–4–2

東前頭筆頭

3–12

2021年

(令和3年)

西前頭8枚目

8–7

東前頭4枚目

7–8

東前頭4枚目

6–9

西前頭6枚目

9–6

西前頭2枚目

9–6

西小結

6–9

2022年

(令和4年)

西前頭筆頭

6–9

東前頭4枚目

10–5

東前頭2枚目

10–5

東前頭筆頭

8–7

西小結2

9–6

西小結

8–7

2023年

(令和5年)

東小結

11–4

東関脇2

12–3

東関脇

11–4

西大関

6–7–2

東大関

9–6

西大関

13–2

2024年

(令和6年)

東大関

x x x x x
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。    優勝 引退 休場 十両 幕下

三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞     その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列)

合い口[編集]

いずれも2023年11月場所終了現在。

(以下は最高位が横綱・大関の現役力士)

  • 横綱・照ノ富士には10敗。
  • 大関・貴景勝には8勝8敗(うち不戦勝1)。
  • 大関・豊昇龍には7勝8敗(うち不戦勝1)。
  • 元大関・髙安には5勝7敗。
  • 元大関・朝乃山に4勝4敗(うち不戦敗1)。
  • 元大関・正代には8勝10敗。
  • 元大関・御嶽海には9勝7敗。

(以下は最高位が横綱・大関の引退力士)

  • 元横綱・白鵬には1敗。
  • 元大関・琴奨菊には1勝。
  • 元大関・栃ノ心には5勝3敗。
  • 最高位が関脇以下の力士との幕内での対戦成績は以下の通りである。
力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数 力士名 勝数 負数
関脇
碧山 3 1 阿炎 5 4 1 0 逸ノ城 4 4
隠岐の海 6 4 魁聖 2 0 琴ノ若 8 2 大栄翔 11* 7
隆の勝 1 9 宝富士 3 3 玉鷲 8 2 栃煌山 1 1
妙義龍 4 0 明生 7 6 若隆景 7(1) 4 若元春 6 3
小結
宇良 8 2 遠藤 4 3 阿武咲 4 5 松鳳山 1 0
千代大龍 2 2 翔猿 7 7 錦木 3 2(1) 北勝富士 4 2
竜電 3 2
前頭
熱海富士 1 0 炎鵬 1 0 3 2 豪ノ山 0 1 
琴恵光 5 0 佐田の海 3 0 志摩ノ海 4 1 千代丸 2 0 
照強 3 2 德勝龍 0 2 錦富士 1 0 平戸海 1 0
北青鵬 1 0 翠富士 4 2 豊山 1 1
  • 他に優勝決定戦では、大栄翔に1勝がある。

(カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数。太字は2023年11月場所終了現在、現役力士。)

改名歴[編集]

  • 霧馬山 鐵雄(きりばやま てつお)2015年5月場所 - 2023年5月場所
  • 霧島 鐵力(きりしま てつお)2023年7月場所 -


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