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開運!なんでも鑑定団

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開運!なんでも鑑定団』(かいうん!なんでもかんていだん)は、1994年(平成6年)4月19日からテレビ東京系列ほかで毎週火曜日の20:54 - 21:54(JST)に放送されている鑑定バラエティ番組。通称は「鑑定団」「なんでも鑑定団」。民放連賞優秀賞を受賞。

概要[編集]

基本コンセプト[編集]

様々な人が持っている「お宝」を、専門家(主に古美術品やアンティークショップの経営者が中心)が鑑定し、番組独自の見解に基づいて値段付けを行う。意外なものが高価な鑑定結果を得たり、高価だと思われていたものが偽物などで安価になってしまうという意外性や、鑑定物に対する蘊蓄が堪能できるのが特徴。(鑑定の結果、埋もれていた芸術家や芸術作品が発見されたこともあった)。

本番組から鑑定・骨董品ブームが起きたが、何でも金銭で換算してしまう点や、美術品をパフォーマンスで見せる点などを疑問に思う美術関係者もいる。しかし、依頼品にまつわる人々の熱かったり切なかったりする思い入れや、鑑定結果に一喜一憂する依頼人の表情などは人間味にあふれ、鑑定を単なる金銭的評価のみに終わらせていない。また、鑑定結果が出る前には、これから鑑定する依頼品に対する予備知識の解説が入る。そこでは、製作者の生い立ち、歴史的背景などのほか、作風、作品の見方、味わい方などが紹介される。牧野義雄のようにこの番組によって、一般に広く知れ渡るようになった芸術家も数多く存在する。

1994年4月の放送開始から2014年4月で20年を突破し、テレビ東京で最も長く続いているバラエティ番組であり、1995年4月から現在も放送継続中の『出没!アド街ック天国』とともに長寿番組の地位を確立している。

番組改編期や年末年始の特番シーズンでも、番組はほぼ休止せずに放送される。世界卓球など大型のスポーツイベントの際も、原則として火曜日は20時台で中継を終了し本番組が放送される。期首特番では、テレビ東京系列の人気番組を総登場させることもあり、そのような回でも(いわゆる「人気番組大集合」ものとしては異例ではあるが)系列外ネット局で放送されることもある。もちろん系列外ネット局では番組宣伝としての要素は意味を成さず、ときには異なる局で放送される番組が登場するケースになることもある。

収録スタジオが東京タワースタジオからテレビ東京天王洲スタジオに変更された2000年10月放送分以降にはハイビジョン化された。当初はスタジオ収録のみハイビジョン映像だったが、2010年7月6日放送分より出張鑑定などロケーション収録・取材映像などもハイビジョン収録となった(それと同時にアナログ放送ではレターボックス化された)。それまではスタジオ収録以外は4:3SDアップコンバート映像で2003年3月放送分までレンガのデザインをかたどったサイドパネル、2003年4月放送分から2010年6月29日放送分までは唐草模様のサイドパネルを付けていた。

1990年代後半頃からのバラエティ番組に見られるなぞりテロップはスタジオパートでは2022年4月頃まで一貫して使われず、ロケ収録や取材映像でもごく一部にとどめられている。ただしサイドテロップなどの装飾は年々増えており、番組ロゴの常時表示や依頼人紹介VTRの時のみワイプで今田らの表情が挿入されるなど、昨今のバラエティ番組の演出も少しずつ取り入れている。2022年10月現在ではスタジオパートでも強調する部分のみなぞりテロップが使われているようになっている。そのためオープンザ・プライス等のやり取りの際はなぞりテロップは使われない。

視聴率[編集]

番組開始当初は7%程度であったが、半年後の1994年10月頃には18%程度まで上昇した(ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。以下略)。さらにテレビ東京では異例の視聴率20%超えを1995年 - 1996年にほぼ毎週記録し(全盛期は22%程度まで上昇したこともあった)、1996年6月11日放送分では23.7%と番組最高視聴率を記録している。

2004年10月に紳助が不祥事を起こしたことで視聴率的に苦戦を強いられ、平均視聴率は10%前半にまで落ち込むようになった。しかし、その時期も地方向けの番組販売(後述)によって乗り切り、平均視聴率15%前後までに回復した。

2009年3月10日放送分において、同日第1位の18.9%を獲得している。また再放送の数字も安定しており、2010年3月7日の再放送でも9.2%とテレ東としては高視聴率をマークしている。

その後は視聴率低下の傾向が見られるものの、視聴率が2桁となる回もあり、テレビ東京の番組の中では高視聴率の部類に入る。

番組誕生の由来[編集]

番組誕生の由来は、1993年3月『EXテレビ』の火曜日(読売テレビ制作)・最終回放送の中で過去に番組内で放送された「実験的なテレビ番組企画」を一堂に会し、業界向けにプレゼンテーションし、上岡龍太郎および島田紳助のいずれかを司会者に起用することを条件にオークション形式で企画自体を買い取ってもらうというものであった。その中には不定期で放送されていた「家宝鑑定ショー」という企画も出品されていた。これは「偽のお宝を自信満々に持ち込むような学のない金持ちを集め、その鼻を折る」というネガティブコンセプトと「他人の不幸は蜜の味」の気質に根付いた感覚を元に生まれた企画であった。

それがテレビ東京の制作陣の目に留まり、紳助をメインMCとした番組として開始された。

なお、放送作家の高橋秀樹は、「家宝鑑定ショー」がルーツであるとしつつも、原型はイギリスで1979年から放送されているBBCの番組『Antiques Roadshow』であると述べている。

本番組が超人気番組として高視聴率を叩き出していた1995年には、TBSが模倣番組と思われる『世界お宝ハンティング 勝負は目利き』を放送したが、同番組は低視聴率により1年弱で打ち切りになっている。

番組の流れ[編集]

流れとして基本はゲスト・一般視聴者・出張なんでも鑑定団・一般視聴者の順で、不定期で「幻の逸品買います・私のお宝売ります」が挟み込まれることがある。 2017年9月まではOP→提供前クレ→出演者3人による挨拶・短いフリートーク後に1人目の依頼人紹介VTRに移っていたが、2017年10月からはOP→出演者3人による挨拶・短いフリートークに移っている。2018年10月からは、回によってはMC挨拶とフリートークをカットし、OP後いきなり1人目の依頼人紹介VTRに移る。この場合は名前テロップを1人目の依頼者登場後に表示し、提供前クレも1回目のCM前に移動する。2021年10月からは提供前クレもBGMが変更となる。

  • 依頼人紹介VTR
その日のゲスト及び依頼人の人となりを紹介するVTRが流される。一般視聴者の場合は仕事や趣味などの私生活の紹介後、依頼品の入手経緯や依頼の経緯、お宝にまつわるエピソードが紹介される。ゲストの場合はそれまでの経歴が紹介される。
2回目以降の登場ゲストは経歴紹介がカットされ、OPから依頼人登場へ直接つなぐ形式となる。歴代最多登場ゲストは大橋巨泉で、最後の出演となった2015年5月放送分まで32回も出演を果たした。
  • 依頼人・依頼品登場
MC(紳助→今田)の「依頼人の登場です」のコールでセット中央の扉からゲスト・依頼人と依頼品が登場。また、『○○県からお越しの××△△さんです』とアシスタント(吉田真由子→片渕茜アナ)が紹介する。依頼人が高齢で歩行が困難などといった理由で登場が出来ない場合は依頼人の登場部分までが割愛され、初めから中央に板付きの状態で紹介される。その後、今田の「お宝オープン!」の合図で片渕(依頼品によっては今田と2人で、以前はコンパニオン2人が担当していた)が布をめくり依頼品を発表。依頼者から依頼品に関する大まかな説明が行われる。
  • 依頼品紹介VTR
依頼品に関する紹介VTRが流される。主に、依頼品の作者の生涯や、依頼品と同じ作風・同時代の品物などが説明され、最後に依頼品の確認を行う。なお、著名人の場合はない場合がある。
中野美奈子がゲスト出演(2019年6月18日放送分)とVTR出演(2021年2月9日放送分)を2回出演した。
  • 鑑定
本間勇輔作曲の楽曲「サスペンス・タッチ」が流れ、番組の鑑定士によって依頼品を鑑定する。鑑定の様子を流す時間はその時々で長さが変化するが、その回最後の鑑定のときはスタッフロールを流す関係上多少長めに時間をとるようになっている。2020年9月現在はスタッフロールを鑑定結果後に流すため、鑑定の様子を流す時間は最後でも短くなった。
  • 鑑定額発表
最初に依頼人による本人予想額を発表後、鑑定士が出した鑑定額をサブ司会者(石坂→福澤)が鑑定額表示板の横にあるテンキーで入力し、今田の「オープン・ザ・プライス!」の合図で、福澤が鑑定額表示板を操作して鑑定額を表示させる。鑑定額は一の位から1個ずつ順番に表示され、その際「一・十・百・千・万・十万・百万・千万・億」と、桁がアナウンスされる。鑑定額表示板は、初期は7セグ表示で桁のアナウンスはなく、次の位の桁の表示の間隔が短かったが、後に赤と緑のLED表示になり、通常は番組タイトルが表示され、次の位の桁の表示の間が長くなる。現在はフルカラーLEDで表示される。また、依頼人の予想鑑定額と鑑定士の実際の鑑定額が一致すると、福澤の「ジャストミート!」の声とともに番組から鑑定額が一致したことを認める「目利き認定証」が贈られる(今田・福澤・片渕時代から。それ以前は不明)。
発表後は鑑定士から依頼品の真贋や鑑定のポイント、複数品を鑑定した場合は個々の鑑定額を解説する。また、ゲストは画面向かって右に設けられたゲスト席に座って番組に残り、エンディングまで出演、一般視聴者の鑑定にも立ち会う。
四千頭身がゲスト出演した回(2020年3月3日放送分)は、「鑑定額がどんどん上がってゆくが、途中から下がって安値で終わる」という演出が行われた。この演出は持ちネタにあるもので、メンバーの後藤拓実が番組のファンであることから実現したもの。番組内では鑑定額が300万円まで上がり、3000円に下がるというオチがついている。

出演者[編集]

MC・アシスタント[編集]

MC

  • 今田耕司(2011年8月30日 - 2代目メインMC、MC抜擢については後述)
  • 福澤朗(2016年4月5日 - フリーアナウンサー・元日本テレビアナウンサー、2016年9月27日まではアシスタントの役目も担っていた。)

アシスタント

  • 片渕茜(テレビ東京アナウンサー、2016年10月4日 - 3代目アシスタント、テレビ東京の現職アナウンサーがレギュラー出演者に起用されるのは放送開始から22年半で初めて)

コーナー[編集]

出張!なんでも鑑定団進行、私のお宝売りますアンサー編・幻の逸品買いますアンサー編リポーター
  • 松尾伴内
  • 石田靖(2010年12月14日 - )
  • 原口あきまさ(2012年7月10日 - )
  • パックンマックン(パックン・マックン)
  • 飯尾和樹(2019年5月7日 - )

鑑定士[編集]

番組開始当初から1999年3月までは、最初のCM明けに本日登場する鑑定士を紹介するVTR「鑑定士軍団 データファイル」が放送されていた。同じく、特殊な鑑定品の場合は「古文書解読団 データファイル」も放送されたことがある。各鑑定士の前にはネームプレートが置かれている(2016年4月5日以降はなし)。

鑑定士の席順は基本、テレビに向かって一番右(上座)からレギュラーの紹介順に座り、準レギュラーが出演時はレギュラーの隣に準レギュラーの紹介順に座り、ゲストが出演時は一番左(下座)に座る。

新型コロナウイルス感染症対策の一環で一時的に鑑定士のパネルしか置かれていない時期もあったが2023年4月現在はアクリル板越しではあるがレギュラーは全員スタジオ出演するが、準レギュラーやゲストは鑑定するブロックの時のみ出演し、鑑定しないブロック時は出演しない。(レギュラーが鑑定するブロック時に前後のブロックで鑑定する準レギュラーやゲストどちらか1名が出演する場合がある)

以下の鑑定士の紹介順とジャンルはホームページによる。

レギュラー(2023年4月現在)[編集]

氏名 ジャンル 肩書 備考
中島誠之助 焼き物・茶道具 古美術鑑定家 元・骨董屋「からくさ」店主(2000年に閉店)
北原照久 レトロ・特撮・アニメ玩具、ミニカー

広告キャラクター・看板

ブリキのおもちゃ博物館館長
安河内眞美 日本画 「ギャラリーやすこうち」店主
山村浩一 西洋画・彫刻 永善堂画廊代表取締役社長

中島と北原は1994年の番組開始当初からレギュラー出演している。

準レギュラー(2023年4月現在)[編集]

氏名 ジャンル 肩書 備考
阿藤芳樹 西洋アンティーク 「阿藤ギャラリー」代表取締役 2016年9月27日までは、レギュラー出演。
田中大 日本画、古文書 「思文閣」代表取締役社長 番組を病欠した安河内の代役も務めた。

鑑定時にハンカチで口元を押さえるため 一時「京都のハンカチ王子」と呼ばれていた。

大熊敏之 近代工芸 日本大学教授 前富山大学教授
澤田平 甲冑・古式銃、和時計、

からくり細工

「堺鉄砲研究会」主宰 稲富流砲術の砲術家師範。日本各地の鉄砲隊の生みの親。


柔道整復・鍼灸院院長。

鑑定のたびに自身のコレクションに関する自慢話を

パフォーマンスとともに披露する。鑑定士の中では古参。

勝見充男 古民具 古美術「自在屋」店主
増田孝 古文書 書蹟史家、愛知東邦大学教授 元愛知文教大学副学長、のちに学長。
山本清司 野球全般 「COLLECTIBLES FIELD」代表
森由美 焼き物・茶道具 陶磁研究家 中島の娘。

ナレーター[編集]

  • 銀河万丈 - 鑑定依頼品についての解説VTR、「出張!なんでも鑑定団」、番組冒頭の内容紹介、番宣ナレーションを担当
  • 冨永みーな - 依頼人登場前の紹介VTR、「幻の逸品買います」「私のお宝売ります」のコーナー、出張鑑定の「青春の思い出鑑定大会」の依頼人紹介を担当
    • 2020年の新型コロナウイルスによる影響により、総集編放映時は依頼人紹介が銀河、依頼品解説が冨永という逆転した配役も行われた。また銀河がコロナウイルスに感染し、2020年11月5日から11月16日まで休養した際は、番宣ナレーション、およびコマーシャル前の「CMの後!」を、冨永が担当した。
  • 杉本るみ - 出張鑑定の「ご長寿お宝鑑定大会」「美人女将お宝鑑定大会」などの依頼人紹介を担当
  • 榊原良子 - 出張鑑定の「ご長寿お宝鑑定大会」の依頼人紹介を担当
  • 村山明 - 2017年4月4日から解説放送


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