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連続テレビ小説

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連続テレビ小説』(れんぞくテレビしょうせつ)は、1961年度から放送されているNHKのテレビドラマシリーズ(帯ドラマ形式の連続ドラマ)。

略称は朝ドラ(あさドラ)。

概要[編集]

NHKにおける朝8時台の帯ドラマ枠の総称である。主人公(多くは女性)の半生・生涯を中心に、それをとりまく家族や家庭を描いたホームドラマの体裁がほとんどである。

『大河ドラマ』と並び、NHK、ひいては日本のドラマの代表格としてメディアでも取り上げられ、スポーツ紙などで週毎のあらすじ・週毎の視聴率の記された記事が公開されている。

放送は2020年度より、1回15分・週5話・半年間(26週・130回前後)である(#放送日時を参照)。開始以来、災害などを除き、枠としての中断は1度もない(#放送休止・変更の事例を参照)。

2023年1月から、NHKで放送されるテレビドラマにおいて「NHK DRAMA」の統一ロゴマークが使用開始されたが、本シリーズでは当時放送中の『舞いあがれ!』では表示されず、次作『らんまん』より表示された。

2 藍より青く(1年) 1972 A 熊本 山田太一 - 53.3 真木洋子 中畑道子→丹阿弥谷津子
3 あかつき(1年) 1963 A 東京 山下与志一(武者小路実篤) - - 佐分利信(男性) 平光淳之助
56 あぐり 1997前 A 岡山/東京/山梨 清水有生(吉行あぐり) 吉行あぐり、吉行エイスケ、吉行淳之介、山野千枝子ら 31.5 田中美里 堀尾正明
93 あさが来た 2015後 B 京都/大阪/福岡 大森美香(古川智映子 広岡浅子、加島屋(加島銀行)、大同生命保険、日本女子大学 27.2 波瑠 杉浦圭子
8 あしたこそ(1年) 1968 A 東京 橋田壽賀子/中沢昭二(森村桂) - 55.5 藤田弓子 川久保潔
2 あしたの風(1年) 1962 A 香川 山下与志一(壺井栄) - - 渡辺富美子 竹内三郎
61 あすか 1999後 B 奈良/京都 鈴木聡 - 27.6 竹内結子 有馬稲子
57 甘辛しゃん 1997後 B 兵庫 宮村優子/長川千佳子 - 30.0 佐藤夕美子 上田早苗
88 あまちゃん 2013前 A 岩手/東京 宮藤官九郎 三陸鉄道 27.0 能年玲奈* 宮本信子(岩手編)

能年玲奈(東京編前半) 小泉今日子(東京編後半)

24 鮎のうた 1979後 B 滋賀/大阪 花登筐 - 49.1 山咲千里 フランキー堺
112 あんぱん 2025前 A 高知/東京 中園ミホ やなせたかし・小松暢夫妻(アンパンマン) 今田美桜
19 いちばん星 1977前 A 山形/東京 宮内婦貴子(結城亮一) 佐藤千夜子 44.9 高瀬春奈→五大路子 三國一朗
35 いちばん太鼓 1985後 B 福岡/大阪 井沢満 - 39.9 岡野進一郎(男性) 加藤治子
75 芋たこなんきん 2006後 B 大阪 長川千佳子(田辺聖子 田辺聖子 20.3 藤山直美 住田功一
81 ウェルかめ 2009後 B 徳島/東京 相良敦子 - 20.6 倉科カナ 桂文枝
4 うず潮(1年) 1964 B 広島/東京 田中澄江(林芙美子) 本人 47.8 林美智子 白坂道子
86 梅ちゃん先生 2012前 A 東京 尾崎将也 - 24.9 堀北真希 林家正蔵
49 ええにょぼ 1993前 B 京都/兵庫 東多江子 - 44.5 戸田菜穂 室井滋
102 エール 2020前 A 福島/愛知/東京 吉田照幸/清水友佳子/嶋田うれ葉(林宏司) 古関裕而・金子夫妻、日本コロムビア 22.1 窪田正孝(男性) 津田健次郎
63 オードリー 2000後 B 京都/熊本 大石静 24.0 岡本綾* 岡本綾
104 おかえりモネ 2021前 A 宮城/東京 安達奈緒子 ウェザーニューズ 19.2 清原果耶 竹下景子
31 おしん(1年) 1983 A 山形/東京

佐賀/三重

橋田壽賀子 丸山静江、和田カツ(ヤオハン)の説あり 62.9 小林綾子→田中裕子→乙羽信子 奈良岡朋子
103 おちょやん 2020後 B 大阪/京都 八津弘幸 浪花千栄子、松竹新喜劇、2代目渋谷天外など 18.9 杉咲花 桂吉弥
21 おていちゃん 1978前 A 東京 寺内小春(沢村貞子) 本人 50.0 友里千賀子 相川浩
6 おはなはん(1年) 1966 A 愛媛/東京 小野田勇(林謙一) - 56.4 樫山文枝 永井智雄
16 おはようさん 1975後 B 大阪 松田暢子(田辺聖子) - 44.0 秋野暢子* 秋野暢子
84 おひさま 2011前 A 長野 岡田惠和 - 22.6 井上真央→若尾文子* 若尾文子
111 おむすび 2024後 B 福岡/大阪/兵庫 根本ノンジ 橋本環奈
47 おんなは度胸 1992前 B 東京/大阪 橋田壽賀子 - 45.4 泉ピン子・桜井幸子 奈良岡朋子
85 カーネーション 2011後 B 大阪 渡辺あや 小篠綾子・コシノジュンコ・ヒロコ・ミチコ(コシノ3姉妹) 25.0 尾野真千子*→夏木マリ* 尾野真千子→夏木マリ
20 風見鶏 1977後 B 和歌山/兵庫 杉山義法 ハインリヒ・フロインドリーブ夫妻 48.3 新井春美 八千草薫
73 風のハルカ 2005後 B 大分/大阪 大森美香 - 21.3 村川絵梨 中村メイコ
105 カムカムエヴリバディ 2021後 B 岡山/大阪/京都 藤本有紀 平川唯一、英語会話(ラジオ)、ルイ・アームストロング、東映太秦映画村、東映京都撮影所 19.7 上白石萌音→森山良子・深津絵里・川栄李奈 城田優
50 かりん 1993後 A 長野/東京 松原敏春 - 35.7 細川直美 松平定知
13 北の家族(1年) 1973 A 北海道/石川 楠田芳子 - 51.8 高橋洋子 緒形拳
46 君の名は(1年) 1991 A 東京/北海道/新潟

三重/愛知/静岡

井沢満/横光晃/宮村優子

(菊田一夫)

- 34.6 鈴木京香・倉田てつを(男性) 八千草薫
45 京、ふたり 1990後 B 京都 竹山洋 - 41.6 山本陽子・畠田理恵 野際陽子
17 雲のじゅうたん 1976前 A 秋田/東京 田向正健 - 48.7 浅茅陽子 田中絹代
82 ゲゲゲの女房 2010前 A 島根/東京 山本むつみ(武良布枝 武良布枝・水木しげる夫妻 23.6 松下奈緒 野際陽子
68 こころ 2003前 A 東京/新潟 青柳祐美子 - 26.0 中越典子 岸恵子
33 心はいつもラムネ色 1984後 B 大阪/東京 冨川元文 秋田實 48.6 新藤栄作(男性) ミヤコ蝶々
89 ごちそうさん 2013後 B 東京/大阪 森下佳子 - 27.3 吉行和子
66 さくら 2002前 A ハワイ/岐阜/東京 田渕久美子 - 27.5 高野志穂 大滝秀治
74 純情きらり 2006前 A 愛知/東京 浅野妙子(津島佑子 津島佑子とその父兄ら 24.2 宮﨑あおい 竹下景子
41 純ちゃんの応援歌 1988後 B 和歌山/大阪/兵庫 布勢博一 - 44.0 山口智子 杉浦直樹
87 純と愛 2012後 B 沖縄/大阪 遊川和彦 - 20.2 夏菜* 夏菜
101 スカーレット 2019後 B 大阪/滋賀 水橋文美江 神山清子 22.4 戸田恵梨香 中條誠子
60 すずらん 1999前 A 北海道/東京 清水有生 - 30.4 柊瑠美→遠野凪子→倍賞千恵子* 倍賞千恵子
42 青春家族 1989前 A 東京/静岡 井沢満 - 44.2 いしだあゆみ・清水美砂 杉浦圭子
7 旅路(1年) 1967 A 三重/北海道 平岩弓枝 - 56.9 横内正(男性)、日色ともゑ 山内雅人
5 たまゆら(1年) 1965 A 宮崎 山田豊/尾崎甫(川端康成) - 44.7 笠智衆(男性) 坂本和子
79 だんだん 2008後 B 島根/京都 森脇京子 - 18.7 三倉茉奈・三倉佳奈 竹内まりや
106 ちむどんどん 2022前 A 沖縄/東京/神奈川 羽原大介 - 17.6 黒島結菜 ジョン・カビラ
64 ちゅらさん 2001前 A 沖縄/東京 岡田惠和 - 29.3 国仲涼子 平良とみ
38 チョッちゃん 1987前 A 北海道/東京 金子成人(黒柳朝) 黒柳朝、黒柳徹子 46.7 古村比呂 西田敏行
77 ちりとてちん 2007後 B 福井/大阪 藤本有紀 - 18.8 貫地谷しほり 上沼恵美子
80 つばさ 2009前 A 埼玉 戸田山雅司 - 17.7 多部未華子 イッセー尾形
83 てっぱん 2010後 B 広島/大阪 寺田敏雄/今井雅子/関えり香 - 23.6 瀧本美織 中村玉緒
69 てるてる家族 2003後 B 大阪/長崎 大森寿美男(なかにし礼) なかにし礼・石田ゆり夫妻、いしだあゆみ、石田治子ら 22.0 石原さとみ* 石原さとみ
58 天うらら 1998前 A 栃木/東京 神山由美子(門野晴子 - 35.6 須藤理彩 有働由美子
70 天花 2004前 A 宮城/東京 竹山洋 - 20.0 藤澤恵麻 山根基世
94 とと姉ちゃん 2016前 A 静岡/東京 西田征史 大橋鎭子、暮しの手帖 25.9 高畑充希 壇ふみ
76 どんど晴れ 2007前 A 岩手/神奈川 小松江里子 - 24.8 比嘉愛未 木野花
100 なつぞら 2019前 A 東京/北海道 大森寿美男 奥山玲子、東映動画(現・東映アニメーション) 23.8 広瀬すず 内村光良
25 なっちゃんの写真館 1980前 A 徳島 寺内小春 立木香都子(立木義浩実母) 45.1 星野知子 川久保潔
10 (1年) 1970 A 鳥取 田中澄江 - 48.8 南田洋子 白坂道子
26 虹を織る 1980後 B 山口/兵庫 秋田佐知子 宝塚歌劇団 45.7 紺野美沙子 井上善夫
9 信子とおばあちゃん(1年) 1969 A 佐賀 井手俊郎(獅子文六) - 46.8 大谷直子 青木一雄
40 ノンちゃんの夢 1988前 A 高知/東京 佐藤繁子 - 50.6 藤田朋子 中村メイコ
29 ハイカラさん 1982前 A 神奈川/静岡 大藪郁子 - 44.9 手塚理美 川久保潔
53 走らんか! 1995後 B 福岡/大阪 金子成人(長谷川法世 - 28.0 三国一夫(男性)* 三国一夫
39 はっさい先生 1987後 B 東京/大阪/滋賀 高橋正圀 - 44.5 若村麻由美 樫山文枝
14 鳩子の海(1年) 1974 A 山口/茨城 林秀彦/中井多津夫 - 53.3 斉藤こず恵→藤田美保子* 藤田美保子
90 花子とアン 2014前 A 山梨/東京 中園ミホ(村岡恵理 村岡花子、柳原白蓮、白蓮事件、伊藤伝右衛門、宮崎龍介、NHKラジオ第1放送 25.9 吉高由里子 美輪明宏
36 はね駒 1986前 A 福島/宮城/東京 寺内小春 磯村春子 49.7 斉藤由貴 細川俊之
52 春よ、来い(1年) 1994後

1995前

A 大阪/東京/静岡 橋田壽賀子 29.4 安田成美→中田喜子 奈良岡朋子
51 ぴあの 1994前 B 大阪/大分/京都 冨川元文/宮村優子 - 30.6 純名里沙 都はるみ
78 2008前 A 東京 鈴木聡 - 18.5 榮倉奈々 古野晶子
18 火の国に 1976後 B 熊本 石堂淑朗 - 43.9 鈴鹿景子 渡辺美佐子
54 ひまわり 1996前 A 東京/福島 井上由美子 - 29.6 松嶋菜々子 萩本欽一
96 ひよっこ 2017前 A 茨城/東京 岡田惠和 - 24.4 有村架純* 増田明美
48 ひらり 1992後 A 東京 内館牧子 - 42.9 石田ひかり 倍賞千恵子
72 ファイト 2005前 A 群馬/東京 橋部敦子 高崎競馬場 21.9 本仮屋ユイカ 柴田祐規子
109 ブギウギ 2023後 B 香川/大阪/東京/上海 足立紳/櫻井剛 笠置シヅ子、OSK日本歌劇団、服部良一、淡谷のり子、山口淑子(李香蘭) 趣里 高瀬耕造
55 ふたりっ子 1996後 B 大阪/兵庫 大石静 - 31.9 岩崎ひろみ・菊池麻衣子 上田早苗
95 べっぴんさん 2016後 B 兵庫/大阪/滋賀 渡辺千穂 坂野惇子、ファミリア 22.5 芳根京子 菅野美穂
28 本日も晴天なり 1981後 A 東京 小山内美江子 近藤富枝、NHK放送センター 43.3 原日出子 青木一雄
65 ほんまもん 2001後 B 和歌山/大阪/京都 西荻弓絵 - 25.1 池脇千鶴 野際陽子
23 マー姉ちゃん 1979前 A 福岡/東京/鹿児島 小山内美江子(長谷川町子) 長谷川毬子、長谷川町子、姉妹社、田河水泡、菊池寛ら 49.9 熊谷真実 飯窪長彦
91 マッサン 2014後 B 大阪/北海道

広島/スコットランド

羽原大介 竹鶴政孝・リタ夫妻、鳥井信治郎、ニッカウヰスキー、サントリーなど 25.0 玉山鉄二(男性)

シャーロット・ケイト・フォックス

松岡洋子
11 繭子ひとり(1年) 1971 A 青森/東京/宮城/広島/石川 高橋玄洋(三浦哲郎) - 55.2 山口果林 石坂浩二
92 まれ 2015前 A 石川/神奈川 篠﨑絵里子 - 22.7 土屋太鳳 戸田恵子
27 まんさくの花 1981前 A 秋田/東京 高橋正圀 - 42.4 中村明美* 中村明美
67 まんてん 2002後 B 鹿児島/大阪 マキノノゾミ - 23.6 宮地真緒 藤村俊二
99 まんぷく 2018後 B 大阪 福田靖 安藤仁子・百福夫妻、日清食品(チキンラーメン・カップヌードル) 23.8 安藤サクラ 芦田愛菜
34 澪つくし 1985前 A 千葉 ジェームス三木 - 55.3 沢口靖子 葛西聖司
15 水色の時 1975前 A 長野/東京 石森史郎 - 46.8 大竹しのぶ 岸田今日子
37 都の風 1986後 B 京都/大阪/奈良 重森孝子 - 44.9 加納みゆき 藤田弓子
1 娘と私(1年) 1961 A 東京 山下与志一 (獅子文六) - - 北沢彪(男性)* 北沢彪
59 やんちゃくれ 1998後 B 大阪 中山乃莉子/石原武龍 - 26.3 小西美帆 中川緑
30 よーいドン 1982後 B 大阪/京都 杉山義法 - 43.1 藤吉久美子 真屋順子
108 らんまん 2023前 A 高知/東京 長田育恵 牧野富太郎・壽衛夫妻、田中芳男 19.2 神木隆之介(男性) 宮﨑あおい
44 凛凛と 1990前 A 富山/東京 矢島正雄 川原田政太郎、高柳健次郎 39.5 田中実(男性) 荻野目洋子
32 ロマンス 1984前 A 北海道/東京 田向正健 - 47.3 榎木孝明(男性) 八千草薫
71 わかば 2004後 B 兵庫/宮崎 尾西兼一 - 19.9 原田夏希 内藤裕子
62 私の青空 2000前 A 青森/東京 内館牧子 - 28.3 田畑智子 久保純子
22 わたしは海 1978後 B 広島/京都/福岡 岩間芳樹 - 42.1 相原友子 倍賞千恵子
43 和っこの金メダル 1989後 B 山口/大阪 重森孝子 鐘紡バレーボール部、ニチボー貝塚バレーボール部 40.5 渡辺梓 立子山博恒
97 わろてんか 2017後 B 京都/大阪 吉田智子 吉本せい、吉本興業 22.5 葵わかな 小野文惠
110 虎に翼 2024前 A 東京 吉田恵里香 三淵嘉子、明治大学 伊藤沙莉 尾野真千子
98 半分、青い。 2018前 A 岐阜/東京 北川悦吏子 - 24.5 永野芽郁 風吹ジュン
107 舞いあがれ! 2022後 B 大阪/長崎/北海道 桑原亮子/嶋田うれ葉/佃良太 航空大学校、スカイドライブ 16.9 福原遥 さだまさし

歴史[編集]

元々は戦後に毎朝ラジオで小説が朗読されており、この枠名が「連続ラジオ小説」であった。この枠が小説の朗読からラジオドラマに変更された。

さらにテレビ放送開始に伴ってこの枠がテレビドラマに変更された。この経緯から「連続テレビ小説」という枠名になっている。ラジオドラマの名残から、初期のものは台詞よりもナレーションが多用された。その後、現代に至るまで全作品でナレーションが置かれている。

また、ドラマとしての原典・雛形は十朱幸代や岩下志麻らを輩出したNHKの帯ドラマ『バス通り裏』(1958年 - 1963年、月 - 金曜の19時15分 - 19時30分)が挙げられる。

1961年度に初作『娘と私』放送開始。本作の放送は月 - 金曜の8時40分 - 9時。次作『あしたの風』から月 - 土曜の8時15分 - 8時30分に48年間固定された(#放送日時の推移(総合)を参照)。

放送は、4月 - 翌年3月。1年間の長丁場であったため出演者を拘束する期間が長く、その撮影も当時の2インチVTRでは編集ができなかったため、1話15分を全て連続撮影し失敗すると初めから撮り直しする、撮って出しにほぼ類似したスタイルなど負担が大きかった。特に毎年の主演女優は必ずといってよいほど途中で体調を崩していた。さらに『鳩子の海』(1974年度)では脚本家の林秀彦が極端な遅筆で撮影に支障を来した。

これがきっかけとなり、次作『水色の時』から半年毎に1作となる。さらに上半期(4月 - 9月)をNHK放送センター制作(以下、東京制作)、下半期(10月 - 3月)をNHK大阪放送局制作(以下、大阪制作)とすることで、余裕をもって制作に取り組めるようになった。

以降、NHK開局周年記念作などで稀に1年作品が作られた例外を除き、東京・大阪の交互制作の体制が維持される。2000年代下半期に視聴率が著しく低下し、個別の回では視聴率が10%を切る作品も出てきたが『ゲゲゲの女房』(2010年度上半期)から放送時間を15分繰り上げるとともに視聴率は復調傾向にある。

『エール』(2020年度上半期)から4K制作となる。また、NHKが推進する「働き方改革」による制作現場の負担軽減を背景に、4K制作にともなう制作時間および制作費の増大への対策として週5回放送の検討が進められ、2019年7月24日の定例会見で、木田幸紀放送総局長が正式決定を発表した。

変遷[編集]

年度 備 考
1961 娘と私 今作のみ20分番組(後述)。
1962 あしたの風 15分番組となる(後述)。
1964 うず潮 朝ドラ初の大阪制作作品。
1965 たまゆら シリーズ初の書き下ろし作品。
1968 あしたこそ カラー放送開始。
1975前 水色の時 本作から原則「半年毎に1作」となる。
1983 おしん 9年ぶりの1年版。

後半より、字幕放送の試験放送を開始。視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)が平均52.6%、最高62.9%を記録。

1984前 ロマンス 初の歌詞入りのオープニング曲かつ半年体制に変更後、初の男性主人公の作品。36話から衛星放送開始。
1984後 心はいつもラムネ色 朝ドラ初、男性主人公の大阪制作作品。
1985前 澪つくし 字幕放送本放送開始。
1985後 いちばん太鼓 本作から原則「12月29日 - 1月3日は放送休止」が定着(#年末年始を参照)。
1990前 凛凛と 副音声解説開始。
1994後 - 1995前 春よ、来い 2023年度現在で、シリーズ最後の1年版。
2000前 私の青空 本作から原則「上半期の第1回放送日は、4月1日前後の月曜日」が定着(#放送日時を参照)。
2000後 オードリー 本作から原則「下半期の第1回放送日は、9月30日前後の月曜日」が定着(#放送日時を参照)。
2002前 さくら 全編ハイビジョン撮影になり、エンディング5秒にミニコーナーを設置。
2002後 まんてん 初めて第1回放送日が9月の最終月曜日になった作品。
2003前 こころ 初めて第1回放送日が3月の最終月曜日になった作品。
2007前 どんど晴れ データ放送開始。
2009前 つばさ 今作(埼玉県)をもって、全47都道府県が舞台地に。
2010前 ゲゲゲの女房 アナログ放送では完全デジタル放送化を踏まえてレターボックス形式に。本作から本放送が15分繰り上げ(8:00 - 8:15)となる。
2011前 おひさま 前作『てっぱん』の放送期間遅延により、本来の第1回放送日の3月28日から1週遅れ、4月4日に変更。

「第16週 女たちの時間」までアナログ放送でも放送された。 2種類のダイジェスト版枠(20分版と5分版)を日曜日に設置。

2011後 カーネーション 全編、高精細プログレッシブカメラを使用した24fpsのシネライクガンマ処理による収録方式を試験的に導入(2014年度上半期の『花子とアン』以降よりこの収録方式を正式採用)。

最終回当日に東北3県のアナログ放送終了(午前の初回放送のみ)。これにより全国的にデジタル放送に一本化。

2013後 ごちそうさん ハイブリッドキャスト開始。
2014後 マッサン 在日外国人(イギリス人)が初めてヒロインとなる。
2015前 まれ 収録方式が、これまでのテープ収録からデジタルファイル収録となる。
2015後 あさが来た 初の幕末を舞台としたドラマ。
2018前 半分、青い。 初の聴覚障害者を主人公とする作品。
2018後 まんぷく 全編、シネライクガンマに加え、VFXを試験的に導入。
2019前 なつぞら 通算100作目。1961年の第1作『娘と私』から59年目で達成した。
2019後 スカーレット 2020年3月2日の「第22週 いとおしい時間」からNHKプラスで同時ネット配信を開始。
2020前 エール 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令による一時的な制作休止により、第13週(6月26日)を最後に中断。9月14日より、第14週から再開。本来の放送週である26週から2週短縮され、24週(最終話は11月27日)の放送に変更。初の4K制作。本作から週5回放送となり、ダイジェスト版の初回放送は、土曜日の従前からの本編放送枠に移動のうえ15分に短縮(5分版廃止)。
2020後 おちょやん 前作の放送期間遅延により、本来の第1回放送日の9月28日から9週遅れ、11月30日に変更のうえ放送週も例年より2週短縮。初の大阪制作および女性主人公による週5回放送作品。
2021前 おかえりモネ 同じく放送期間遅延により、本来の第1回放送日の3月29日から7週遅れ、5月17日に変更のうえ放送週も同上。

初の新元号「令和」(および西暦2020年代)以降の年が登場し、週5回放送・半年体制に変更後および東京制作初の女性主人公作品。

2021後 カムカムエヴリバディ 同じく放送期間遅延により、本来の第1回放送日の9月27日から5週遅れ、11月1日に変更のうえ放送週も例年より3週短縮。

初の祖母・娘・孫による、主人公交代制を取り入れた作品。

2022前 ちむどんどん 同じく放送期間遅延により、本来の第1回放送日の4月4日から1週遅れ、4月11日に変更。最終回放送日は朝ドラ初、9月の最終金曜日にあたる9月30日。これにより『エール』から続いていた放送遅延が解消。

衛星波(BSプレミアム・BS4K)におけるその日の本編の再放送ならびに土曜日放送分のダイジェスト版の放送廃止。衛星波のダイジェスト版相当分を、地上波(総合)の月曜日4:45 - 5:00の再放送に充当。

2022後 舞いあがれ! 『エール』から続いていた放送遅延が解消され、10月3日に放送を開始。半年体制・週5回放送に変更後および大阪制作として初めて3月の最終金曜日・全話予定どおりに放送。
2023前 らんまん 週5回放送に変更後、東京制作として初めて全話予定どおりに放送。

番組内容[編集]

傾向[編集]

NHKドラマ番組部の遠藤理史部長によれば、ヒロイン像は大きく3つに分けられるという。『おはなはん』から『おしん』までは「縛られた場所から出るヒロインの時代」、『はね駒』『ひらり』『ひまわり』『天うらら』など「女性が進出しきっていない職種で頑張るヒロインの時代」、『ちゅらさん』以降は「女性の自己実現」がテーマになっている。

朝ドラのプロデューサー歴もある小林由紀子は2009年の時点で、14作目『鳩子の海』まで、15作目『水色の時』以降、42作目『青春家族』以降、62作目『私の青空』 以降と、4区分している。

ほとんどの作品がハッピーエンドであり、ヒロインや主人公の死を描いたものは『うず潮』『すずらん』『カーネーション』『マッサン』『らんまん』があるが、いずれも「大往生」に近いものが多い。逆に、主人公の父親は物語の序盤・中盤に亡くなり、「その悲しみを乗り越え、成長する」、「その死をきっかけに、残された家族が和解する」といった展開がほとんどになっている。

また一部作品では、過去の朝ドラとのクロスオーバー(小道具を含む)や、放送している作品自体を登場人物が観るメタフィクション的な展開も見られる。

例えば『おはなはん』では主人公がドラマの第1回放送を観るシーンが、『カーネーション』ではテレビ局から主人公の生涯をドラマ化する依頼が舞い込むことでこの作品の実現をほのめかし、実現された第1回放送を主人公の友人が観るシーンが、それぞれ最終回にあった。

また『エール』は第119話でドラマ本編は終了し、120話(最終回)は特別編として現代のNHKホールで登場人物達(劇中で亡くなった人物も含む)が歌を披露するコンサートが行われた。

『おはなはん』以降、「ん」がタイトルに含まれる作品は文字通り「運」がついて高視聴率になるとされることから、「ん」がタイトルに含まれる作品は5割を超えている。また同様に、この作品から、タイトルが主人公の名前・呼び名そのもの、またはそれらがタイトルに入ることが多くなった。

ほぼ全作品がフィクションであるが、民放ドラマのような「このドラマはフィクションであり、登場人物、団体名等は全て架空のものです」「――実在のものとは関係ありません」表示はほとんど出ない。下記の場合でも、あくまで実在の人物は「モデル」や「モチーフ」として作品内では名前を変更したり、自由に脚色・創作エピソードが加えられてきた。

  • 原作者・原案者の自伝的な作品:『うず潮』『おていちゃん』『チョッちゃん』『春よ、来い』『あぐり』『オードリー』『芋たこなんきん』『ゲゲゲの女房』
  • 原作者・原案者の親族を主人公にした作品:『おはなはん』『マー姉ちゃん』『てるてる家族』『純情きらり』『花子とアン』
  • 特定の実在の人物の生涯(半生):『いちばん星』『なっちゃんの写真館』『本日も晴天なり』『心はいつもラムネ色』『おしん』『はね駒』『凛凛と』『カーネーション』『マッサン』『あさが来た』『とと姉ちゃん』『べっぴんさん』『わろてんか』『まんぷく』『エール』『おちょやん』『らんまん』『ブギウギ』『虎に翼』『あんぱん』
  • 直接のモデルではないが、主人公に影響を与えた特定の実在の人物(またはそれをイメージした人物)がいる作品:『なつぞら』『スカーレット』『カムカムエヴリバディ』

主人公がNHKの前身である東京放送局のアナウンサーであった『本日も晴天なり』のほか、『花子とアン』『エール』『おちょやん』『カムカムエヴリバディ』など、昭和年間前半(1920年代 - 1950年代)を描く作品に、NHK自体が舞台として登場する作品がある。

時代設定[編集]

ほとんどの作品は明治中期以降(1880年代以降)が舞台であり、主人公も明治中期以降生まれの人物として描かれている。江戸時代および明治初期(1870年代以前)が直接描かれたのは『あさが来た』と『らんまん』のみである(『ハイカラさん』は1882年秋以降を舞台として描いているが、主人公は1860年代生まれ)。

明治中期以降に生まれた人物を主人公にした作品は時代が多岐にわたっている。特に、ドラマの放送年から見て半世紀以内の時代を舞台とした作品では、放送期間とほぼ重なる時代まで描かれることが多く、『ふたりっ子』『まんてん』『だんだん』『おかえりモネ』『カムカムエヴリバディ』『ちむどんどん』『舞いあがれ!』はドラマ終盤に放送当時より未来の時代設定が描かれた。

舞台地[編集]

舞台地は、東京制作では東京(江戸)を中心に東日本、大阪制作では大阪(大坂)を中心に西日本の各都市を舞台地とすることが多い。東京制作の作品で、東京を舞台地に含まれない作品や、大阪制作の作品で、大阪を舞台地に含まれない作品もある。東京制作ながら徳島県のみを舞台とする1980年度上半期の『なっちゃんの写真館』などがある。

80作目、2009年度上半期の『つばさ』が埼玉県を舞台地としたことにより、47都道府県全てが『連続テレビ小説』の舞台地となった。

撮影が行われたロケ地には多くの観光客が訪れることがあり、経済効果と地域振興を狙ってドラマを誘致しようとする地方公共団体も少なくない。2012年には「朝ドラ舞台地ネットワーク連絡会議」が発足した。

一部分の舞台地を日本以外として設定した作品は、1990年度上半期の『凛凛と』(パリ・ロンドン)、2002年度上半期の『さくら』(ハワイ)、2014年度下半期の『マッサン』(スコットランド〈設定上。撮影地は北海道〉)などがある。

舞台は、制作局であり主人公が故郷を離れ新拠点となりやすい東京制作の東京・大阪制作の大阪を除くと、沖縄県は21世紀以降3作制作されたほか、高知県が2023年と2025年の短期間に2作制作されている。一方、1981年を最後に40年以上制作されていない秋田県など、舞台の選定には偏りがある。

キャスト[編集]

主役はじめ主要なキャストは発表とともに記者会見が行われ、芸能ニュースなどで報道される。

『大河ドラマ』にもみられるように、番組スタートから数週間は子役が主人公の幼少時代を演じるストーリーが展開されるものが多いが、『あまちゃん』『ひよっこ』『おかえりモネ』などのように、番組が始まる段階からヒロインの成長した大人の姿から始まるもの(子役は回想などで登場する程度)もある。

なお、朝ドラの裏番組のレギュラー出演者が朝ドラに出演する場合、裏被り回避のため当該作品の放送期間中だけ裏番組を一時降板する、もしくは放送時間帯(朝は8時 - 8時15分、昼は12時45分 - 13時)のみ当該出演者を出演させないといった措置が取られることが多い。

主演[編集]

ほとんどの作品では、主演は女性で、「ヒロイン」という言葉は、「主演」と同義語として使われることが多い。

丁寧な役作りやリハーサルなどにより、俳優としての演技力を培えるため、「ヒット女優の養成所」として本枠を位置付けることもある。民放の連続ドラマに比べて厳しい撮影が長期間続く特徴もある。

ヒロインを務めた若手俳優は清純・清潔・爽快な印象が強くなるため、その後の役柄が狭まるとも言われる。紺野美沙子や星野知子らも自著やインタビューの中で、ヒロインのイメージと自己とのギャップに悩んだり女優活動にも少なからず影響があったと述べた。

現シリーズのクランクアップ後に、そのヒロイン役あるいは主演となる男性俳優が新シリーズの陣中見舞いをし、主演同士で縁のものを交換するバトンタッチセレモニーが、1990年代以降、恒例になっている。

2016年の『とと姉ちゃん』→『べっぴんさん』へのバトンタッチセレモニーの際には、同年開催のリオデジャネイロオリンピックの男子陸上400mリレーにおいて銀メダルを獲得したことから、次作品名の書かれたバトンを用いたイベントが行われ、次作品からも、バトンを用いて引継ぎ式が行われている。

また、2021年の『おかえりモネ』→『カムカムエヴリバディ』へのバトンタッチセレモニーは初代ヒロインの上白石萌音が担当したが、翌2022年の『カムカムエヴリバディ』→『ちむどんどん』へのバトンタッチセレモニーは上白石ではなく、三代目ヒロインの川栄李奈が担当している。

『いちばん星』では高瀬春奈から五大路子へ、『春よ、来い』では安田成美から中田喜子へ、それぞれ主演を引き継いだ(どちらも体調不良を理由とする途中降板)。

また『和っこの金メダル』では、市川紀子(後に市川翔子に改名)の民社党広報ポスターモデル契約がヒロイン内定後に判明し、放送法第4条(政治的公平の原則)に抵触するため取り消され、再オーディションの結果、渡辺梓が選ばれた。

主演者選考の変化[編集]

『おはなはん』以来、ほとんどがオーディションで選ばれてきた。以前は「朝ドラ主演は人気スター俳優への登竜門」と言われることが多く、合格者のキャリアに応じて「新人発掘の場」「ステップアップの機会」としての性格を持っていた。

以前は、実績が乏しく、知名度が比較的低かった女優が主演に起用される事例が多かった。例えば沢口靖子は、1984年に芸能界入りし、1985年度上半期の『澪つくし』で主演になった。田中美里は、1996年に芸能界入りし、1997年度上半期の『あぐり』に起用された。このように、芸能界入りしてわずか1年程度の新人でも、主演に抜擢された事例はたびたびあった。

一方で『ふたりっ子』(1996年度下半期)の主演であった岩崎ひろみは、幼少期から子役として数多くの作品に出演し、『走らんか!』(1995年度下半期)に出演した経験もあったが、このような事例は少数派であった。

平成以降でも『青春家族』(1989年度上半期)のいしだあゆみ、『京、ふたり』(1990年度下半期)の山本陽子、『おんなは度胸』(1992年度上半期)の泉ピン子、『春よ、来い』(1994年度下半期 - 1995年度上半期)の安田成美、中田喜子のようなベテランが主演に起用された事例はあった。こうした事例でも、『春よ、来い』以外は、当時は若手であった女優とダブル主演扱いになることが多かった。

『さくら』(2002年度上半期)の高野志穂、『天花』(2004年度上半期)の藤澤恵麻、『わかば』(2004年度下半期)の原田夏希、『風のハルカ』(2005年度下半期)の村川絵梨などは、演技経験なし、または乏しい状態で、主演に抜擢されたが、その後は伸び悩んだ。以前の主演選考方法は、新人に近い俳優でも抜擢が容易である反面、朝ドラ後の活躍では当たり外れが大きい側面もあった。

『純情きらり』(2006年度上半期)の宮﨑あおい以降は、オーディションを経ずに、映画や民放ドラマですでに主演実績のある女優が、主演に起用される事例が増えてきた。『ゲゲゲの女房』(2010年度上半期)の松下奈緒、『おひさま』(2011年度上半期)の井上真央、『梅ちゃん先生』(2012年度上半期)の堀北真希、『花子とアン』(2014年度上半期)の吉高由里子、『ひよっこ』(2017年度上半期)の有村架純、『なつぞら』(2019年度上半期)の広瀬すず、『スカーレット』(2019年度下半期)の戸田恵梨香、『エール』(2020年度上半期)の二階堂ふみ、『カムカムエヴリバディ』(2021年度下半期)の上白石萌音、『あんぱん』(2025年度上半期)の今田美桜などは朝ドラ主演以前から、複数の民放ドラマ、映画で主演経験があり、複数社のテレビCMに出演した人気女優であった(二階堂と上白石と今田はオーディションで選ばれている)。2011年の日刊スポーツ記事では「もはやNHK朝ドラは新人女優の登竜門という意味合いだけでなく、人気女優の主演によるヒット作が大命題になりつつある」と評された。

30歳を過ぎた芸歴の長いベテランが、主演に起用される事例も、少数ではあるが存在している。『芋たこなんきん』(2006年度下半期)主演の藤山直美(『心はいつもラムネ色』ほか5作)は、朝ドラ放送開始時で満48歳、芸歴42年の大ベテランであった。『カーネーション』の尾野真千子は、朝ドラ放送開始時には満30歳、芸歴14年目で、大河ドラマ『義経』(2005年)、朝ドラ『芋たこなんきん』(2006年度下半期)などにも出演していたが、長らく助演が多かった。『まんぷく』(2018年度下半期)の安藤サクラは、朝ドラ放送開始時は満32歳、芸歴11年目であった。『スカーレット』(2019年度下半期)の戸田恵梨香は、朝ドラ開始時には満31歳、芸歴19年であった。後述の通り、かつては朝ドラでヒロインの子ども時代を務めた。『カムカムエヴリバディ』(2021年度下半期)の深津絵里(朝ドラ出演歴なし)は、朝ドラ放送開始時は満48歳、芸歴33年であった。

一方で、朝ドラの1 - 2作品に助演(脇役)として出演した後、(オーディションの有無にかかわらず)のちに主演に昇格する事例も増えており、若手俳優の発掘・育成という、朝ドラ本来の機能が衰えたわけではない。

  • 土屋太鳳:『おひさま』(2011年度上半期)助演→『花子とアン』(2014年度上半期)助演→『まれ』(2015年度上半期)主演。
  • 高畑充希:『ごちそうさん』(2013年度下半期)助演→『とと姉ちゃん』(2016年度上半期)主演。
  • 芳根京子:『花子とアン』(2014年度上半期)助演→『べっぴんさん』(2016年度下半期)主演。
  • 有村架純:『あまちゃん』(2013年度上半期)助演→『ひよっこ』(2017年度上半期)主演。
  • 安藤サクラ:『おひさま』(2011年度上半期)助演→『まんぷく』(2018年度下半期)主演。
  • 戸田恵梨香:『オードリー』(2000年度下半期)助演→『スカーレット』(2019年度下半期)主演。
  • 窪田正孝:『ゲゲゲの女房』(2010年度上半期)助演→『花子とアン』(2014年度上半期)助演→『エール』(2020年度上半期)主演。
  • 杉咲花:『とと姉ちゃん』(2016年度上半期)助演→『おちょやん』(2020年度下半期)主演。
  • 清原果耶:『あさが来た』(2015年度下半期)助演→『なつぞら』(2019年度上半期)助演→『おかえりモネ』(2021年度上半期)主演。
  • 川栄李奈:『とと姉ちゃん』(2016年度上半期)助演→『カムカムエヴリバディ』(2021年度下半期)主演。
  • 黒島結菜:『マッサン』(2014年度下半期)助演→『スカーレット』(2019年度下半期)助演→『ちむどんどん』(2022年度上半期)主演。
  • 神木隆之介:『どんど晴れ』(2007年度上半期)助演→『らんまん』(2023年度上半期)主演。
  • 趣里:『とと姉ちゃん』(2016年度上半期)助演→『ブギウギ』(2023年度下半期)主演。
  • 伊藤沙莉:『ひよっこ』(2017年度上半期)助演→『虎に翼』(2024年度上半期)主演。
  • 今田美桜:『おかえりモネ』(2021年度上半期)助演→『あんぱん』(2025年度上半期)主演。

2020年初頭ごろには、NHK番組への出演実績の多さが重視される傾向が、顕著になりつつある。清原果耶は、朝ドラ以外でも、「放送90年 大河ファンタジー 精霊の守り人」(2016年 - 2017年、総合、主人公の少女期役)、「透明なゆりかご」(2018年、総合、主演)、「螢草 菜々の剣」(2019年、BSプレミアム、主演)、「マンゴーの樹の下で〜ルソン島、戦火の約束〜」(2019年、総合、主演)といったNHKドラマに出演した。朝ドラ3作品と合わせると、清原は2015年から2021年までの6年間で、計6作品のNHKドラマに出演した。

黒島結菜も、「孫のナマエ〜鷗外パッパの命名騒動7日間〜」(2014年、NHK BSプレミアム)、大河ドラマ「花燃ゆ 」(2015年)、「戦後70年 一番電車が走った」(2015年、NHK広島、主演)、「恋の三陸 列車コンで行こう!」(2016年、総合)、「夏目漱石の妻」(2016年、総合)、「アシガール」(2017年、総合、主演)、大河ドラマ 「いだてん〜東京オリムピック噺〜」(2019年)、「戦争童画集 〜75年目のショートストーリー〜」 第3話(2020年、総合、主演)など、NHKドラマ出演が多い。朝ドラ3作品と合わせると、黒島は、2014年から2022年までの8年間で、計11作品のNHKドラマに出演した。

『舞いあがれ!』(2022年度下半期)主演の福原遥は、子役時代の2009年 - 2013年に、子供向け料理番組『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』(Eテレ)で主役として出演した。

ダブル主演の例[編集]

  • 『青春家族』『京、ふたり』は母娘の、『おんなは度胸』は義母娘の、『ふたりっ子』『だんだん』は双子のダブルヒロイン。
  • 『カムカムエヴリバディ』は祖母・母・娘の3世代ヒロイン。
  • 『おしん』『春よ、来い』『すずらん』『カーネーション』『カムカムエヴリバディ』では、前(中)後半で別の俳優がヒロインを演じた。『おひさま』では、回想と現代の2人のヒロインによる形式をとった。
  • 『旅路』『マッサン』は夫婦のダブル主演。

その他のキャスト[編集]

放送期間が長期にわたり、出演者も大多数必要であるため、本業は俳優でないタレント(お笑いタレントや歌手、また舞台となった自治体で活躍するローカルタレントなど)・文化人・スポーツ選手の出演もある。特に大阪制作の作品では、関西の劇団、上方落語界、漫才・喜劇界からの起用、東京制作の作品ではフリーアナウンサーの起用も見られる。

「大河ドラマ」ではしばしば見られる、出演者が別作品で同役を演じるケースはあまり見られないが、朝ドラと大河をまたいで同役を演じたケースは、2024年現在『あさが来た』がらみの2例のみである。

主役オーディション最終選考で次点の候補者は、ヒロインの友人役・姉妹役・娘役などに配されることがある。

また、2011年以後は脇役を演じた若手女優が後にブレークする傾向が見受けられ、「新・女優登竜門」とも称されるようになる。このほか、若手女優と同様にヒロインの相手役などの脇役を演じた男性俳優のブレークも見られるようになっている。

過去にヒロインを演じた女優が、後年別役で出演する事例もあるが、特異例として2006年度下半期『芋たこなんきん』では、ヒロインの藤山直美より年下であった田畑智子と小西美帆がレギュラー格で、またゲストとしていしだあゆみと菊池麻衣子の都合4人が、2019年度上半期『なつぞら』では朝ドラの第100作記念のため、松嶋菜々子、山口智子、貫地谷しほりら、ゲスト・端役を含め歴代ヒロインとしては最多の15人が出演したことがあった。

また、作品の舞台となった場所出身の俳優・女優が出演することもある。

例えば、北海道が舞台の『なつぞら』(2019年度上半期)では、北海道出身者によるTEAM NACSの全メンバーが出演している。長崎・五島列島が舞台の『舞いあがれ!』(2022年度下半期)では、五島市出身の川口春奈が出演している。

直接のキャスティングではないが、2021年度下半期の『カムカムエヴリバディ』においては、第1作『娘と私』をはじめとする歴代朝ドラ作品でNHKアーカイブスに保存されている映像を流用し、それを出演者が視聴するという件が度々放送された。

放送日時[編集]

年度(半年版では上半期)の第1回放送日は4月1日前後(3月29日 - 4月4日)の月曜日、下半期の第1回放送日は9月30日前後(9月27日 - 10月3日)の月曜日である。

いずれも、半年間に渡って放送されるが、上半期は26週間に対し、下半期は年末年始の1週間程度の休止期間があるため25週間である(#年末年始を参照)。中には、日程調整のため、通常より1週間多く(上半期27週間、下半期26週間)放送される作品もある。

なお、2020年度上半期の『エール』から2022年度上半期の『ちむどんどん』までは、新型コロナウイルス感染症の影響による収録・放送の中断期間の関係から、放送期間が通常より短くなった。

放送日時の推移(総合)[編集]

期 間 曜 日 本放送 再放送
1961年4月3日  -  1962年3月30日

(娘と私)

月 - 金 8:40 - 9:00 13:00 - 13:20
1962年4月2日

(あしたの風)

- 1966年4月2日

(たまゆら)

月 - 土 8:15 - 8:30 12:40 - 12:55
1966年4月4日

(おはなはん)

- 2010年3月27日

(ウェルかめ)

12:45 - 13:00
2010年3月29日

(ゲゲゲの女房)

- 2020年3月28日

(スカーレット)

8:00 - 8:15
2020年3月30日

(エール)

- 月 - 金

本編の本放送[編集]

日本国外(ワールド・プレミアムを除く)での放送時間は、いずれも当該地域の現地時間で示す。(以下同文)

  • 総合、ワールド・プレミアム
    • 月 - 金曜8時 - 8時15分
  • BS、BSプレミアム4K(先行放送)
    • 月 - 金曜7時30分 - 7時45分
  • テレビジャパン( アメリカ合衆国、 カナダ、 プエルトリコ)
    • 日 - 木曜21時45分 - 22時(東海岸)/18時45分 - 19時(西海岸)/16時45分 - 17時( アメリカ本土が夏時間の間は15時45分 - 16時)
  • NGN(Nippon Golden Network、ハワイのケーブルテレビ日本語チャンネル)
    • 月 - 金曜20時15分 - 20時35分(約3か月遅れ、英語字幕付。放送前後にCMが入り、放送時間は20分)
  • JSTV放送(ヨーロッパ各国) JSTV放送については「Japan Satellite TV」を参照 (以下同文、夏時間採用時(アラブ首長国連邦は不採用)は1時間繰り下がる)
    • JSTV1 月 - 金曜6時 - 6時15分( イギリス時間)/7時 - 7時15分(中央ヨーロッパ時間)/10時 - 10時15分( アラブ首長国連邦時間)
    • JSTV2 日 - 木曜23時 - 23時15分(イギリス時間)/月 - 金曜 0時 - 0時15分(中央ヨーロッパ時間)/月 - 金曜 3時 - 3時15分(アラブ首長国連邦時間)

2011年3月までのNHK-BSの3チャンネル時代は、BShiの月 - 土曜 7時30分 - 7時45分とBS2の月 - 土曜 7時45分 - 8時にも放送された。

本編の再放送[編集]

月 - 金曜は、総合で12時45分 - 13時に再放送している。2019年度までの土曜はBSプレミアムで1週間(6日分)が9時30分 - 11時に再放送されていたため、1日3回再放送された。2021年度下半期『カムカムエヴリバディ』まではBSプレミアムとBS4Kで23時 - 23時15分に再放送された。

  • 総合
    • 月 - 金曜12時45分 - 13時
      • 選抜高等学校野球大会の決勝戦当日は、原則として前倒し(12時15分 - 12時30分)となる(#選抜高等学校野球大会の決勝戦当日を参照)。
      • 夏の高校野球地方大会が中継される地域では、放送時間を移動させる時がある。
      • 重大な気象事案や強い地震が発生した時などは、放送時間の変更または放送日の移動が行われる(#特番を優先して放送を休止または中断した場合を参照)。
    • 2018年4月10日から過去の作品(放送日時点の作品ではない)の再放送を平日午後に行っている(作品は#アンコール放送を参照)。
  • ワールド・プレミアム
    • 月 - 金曜12時45分 - 13時

過去[編集]

  • BSプレミアム、BS4K
    • 月 - 土曜 18時45分 - 19時(2012年3月31日まで)
    • 月 - 土曜 23時 - 23時15分(2012年4月2日 - 2017年4月1日)
    • 月 - 土曜 23時30分 - 23時45分(2017年4月3日 - 2020年3月28日)
    • 月 - 金曜23時 - 23時15分(2020年3月30日 - 2022年4月8日)
  • テレビジャパン
    • 月 - 金曜10時10分 - 10時25分(東海岸)/7時10分 - 7時25分(西海岸)/5時10分 - 5時25分(アメリカ本土が夏時間の間は4時10分 - 4時25分)
  • JSTV放送
    • JSTV1 月 - 金曜13時45分 - 14時、18時45分 - 19時(イギリス時間)/14時45分 - 15時、19時45分 - 20時(中央ヨーロッパ時間)/15時45分 - 16時、20時45分 - 21時(アラブ首長国連邦時間)
    • JSTV2 月 - 金曜3時45分 - 4時(イギリス時間)/4時45分 - 5時(中央ヨーロッパ時間)/7時45分 - 8時(アラブ首長国連邦時間)

2011年3月までのNHK-BSの3チャンネル時代[編集]

BS2で、月 - 土曜の19時30分 - 19時45分(2007年1月8日から)の当日分の再放送と、土曜の9時30分 - 11時の1週間6話分をまとめて再放送(1996年度から)。

  • 月 - 金曜は、BS-Hi・7時30分、BS-2・7時45分、総合・8時、総合・12時45分(再)、BS-2・19時30分(再)の1日5回の放送。
  • 土曜は、BS-2で1週間6話分が再放送される(10時45分の土曜分の再放送が加わる)ため、1日6回の放送。
  • 2007年1月(『芋たこなんきん』の途中)から、土曜午前の「週間総集編」や「1週間まとめて再放送」とは別に19時30分(2011年4月からのNHK-BSの2チャンネル統合以後はBSプレミアムで18時45分、2012年4月からの『梅ちゃん先生』では23時)からの再放送も行われており、BS2→BSプレミアムでは同じ作品が当日2回と土曜午前と合わせて3回放送されている。

1週間分まとめて再放送[編集]

番組表の上でのタイトルは『今週の連続テレビ小説・○○』

  • いずれも土曜日に1週間5話分まとめて放送
    • BS 8時15分 - 9時30分
    • BSプレミアム4K 10時15分 - 11時30分
    ※2024年4月6日より、これまでのBS(旧BSプレミアム)・BSプレミアム4K(旧BS4K)同時放送を変更し、それぞれ独自編成に移行した。

過去[編集]

  • BSプレミアム、BS4K
    • 土曜 9時30分 - 11時(1週間6話分まとめて放送。2020年3月28日まで)
    • 土曜9時25分 - 10時40分(1週間5話分まとめて放送。2023年4月8日から2024年3月30日まで)
  • JSTV放送
    • JSTV1 土曜22時40分 - 23時55分(イギリス時間)/23時40分 - 日曜 0時55分(中央ヨーロッパ時間)/日曜 2時40分 - 3時55分(アラブ首長国連邦時間)- 1週間5話分まとめて放送。2020年4月4日(アラブ首長国連邦時間は5日)から。
    • JSTV2 日曜 17時30分 - 19時(イギリス時間)/18時30分 - 20時(中央ヨーロッパ時間)/19時30分 - 21時(アラブ首長国連邦時間)- 1週間6話分まとめて放送。2020年3月28日まで。

ダイジェスト版[編集]

2019年度までは『○○(作品名)一週間 第X週』、2020年度からは『○○(作品名)第X週』。

  • 総合
    • 土曜8時 - 8時15分、12時45分 - 13時
    • 日曜 11時 - 11時15分
    • 月曜 4時45分 - 5時
      • 『NHKとっておきサンデー』内においてのフロート番組であった時期は、毎週日曜、おおむね11時5分前後から。
      • 番組編成上の都合で『とっておきサンデー』が休止もしくは短縮の場合には、翌日の未明などにて単独番組として放送された。
      • 初年度の2011年度は1週間分を23分に編集したダイジェスト版であった。
      • 2012年度から20分に縮小され、2016年度からはそれまでコーナーとして内包していた『とっておきサンデー』の終了に伴い、日曜11時 - 11時20分に単独番組として編成されることになった。この名残で当日中に放送できなかった場合は、翌日の未明などに移設することもあった。
      • 2020年度からは15分となり、土曜8時と12時45分、日曜11時の3回になった。
      • 2022年度より、BSプレミアム・BS4Kの土曜ダイジェストの放送枠廃止に伴い、その分を総合の月曜4時45分 - 5時に充てたため、4回になった。
      • 2024年度より、日曜日の放送が廃止され、3回になった。
  • BSプレミアム・BS4K
    • BSプレミアムとBS4Kでは土曜7時30分 - 7時45分に放送。
    • 2021年度下半期『カムカムエヴリバディ』の終了をもって土曜ダイジェストの放送枠が廃止。その分を総合の月曜早朝の再放送に充てた。

開始された2012年度は毎週日曜午後、2013年度は毎週土曜深夜などに、不定期で放送された。

  • ワールド・プレミアム
    • 土曜12時45分 - 13時
  • テレビジャパン
    • 金曜21時45分 - 22時(東海岸)/18時45分 - 19時(西海岸)/16時45分 - 17時(アメリカ本土が夏時間の間は15時45分 - 16時)
    • 土曜10時10分 - 10時25分(東海岸)/7時10分 - 7時25分(西海岸)/5時10分 - 5時25分(アメリカ本土が夏時間の間は4時10分 - 4時25分)
  • NGN
    • 土曜20時15分 - 20時35分(約3か月遅れ、英語字幕付。放送前後にCMが入り、放送時間は20分)
  • JSTV放送
    • JSTV1 土曜6時 - 6時15分(イギリス時間)/7時 - 7時15分(中央ヨーロッパ時間)/10時 - 10時15分(アラブ首長国連邦時間)
    • JSTV2 金曜23時 - 23時15分(イギリス時間)/土曜 0時 - 0時15分(中央ヨーロッパ時間)/土曜 3時 - 3時15分(アラブ首長国連邦時間)

『5分で○○(作品名)』[編集]

2019年度下半期の『スカーレット』をもって5分枠ダイジェストは廃止された。

  • 総合
    • 終了時は土曜 14時50分 - 14時55分、日曜 5時45分 - 5時50分、17時55分 - 18時(2015年度より)

スポーツ中継や特番などにより放送時間の変更となる場合あり。この場合は、土曜22時45分から22時50分など別の枠に振り替える場合もあった。

5時45分からの回は月末は『国際放送番組審議会報告』があるため休止。また2013年度以後、『5分で(作品名)』の最終週分は放送されず、その回は、次回の朝ドラの予告編を取り上げた『NHKプレマップ』などに差し替えられた。

2012年度までは、基本日曜18時40分 - 18時45分。2013年度は日曜5時45分 - 5時50分、月曜0時5分 - 0時10分。

  • ワールド・プレミアム
    • 日曜 21時50分 - 21時55分

従来の枠に『NHKスペシャル』の5分版である『Nスペ5min』が編成されたため、2012年度下半期より時間帯が変更された。その2012年度上半期の18時55分 - 19時枠(2011年度よりも1分繰り下げ)では、前座番組『ザ少年倶楽部』が18時のニュースの放送時間拡大や大相撲中継延長に伴って開始時刻が遅れた場合は、休止または別時間帯にスライドされることもあった。

参考[編集]

NHKが発行する「放送番組時刻表」における正式な番組名は『朝ドラダイジェスト』。どちらも『おひさま』(2011年度上半期)から、スタートした。

『NHKとっておきサンデー』内では原則として20分版を放送したが、2011年度は稀に5分版を放送したことがあった(原則として「あなたのアンコール」枠の本編時間が長い場合や特設ニュースが急遽組まれたことで変更が生じた場合に限られる)。ダイジェスト版は解説放送無しだが、字幕放送あり。

なお、『おはなはん』『旅路』では、1週間の内容を1時間にまとめた特集が放送された。

アンコール放送[編集]

太字は大阪制作。

年度 本放送 再 放 送
BS2 ワールド・プレミアム BSプレミアム/BS4K 総合 単独枠
1993前 ええにょぼ おはなはん 開局前につきなし 放送なし 放送なし
1993後 かりん おしん
1994前 ぴあの
1994後 春よ、来い 青春家族
1995前 ひらり
1995後 走らんか! なっちゃんの写真館
1996前 ひまわり 純ちゃんの応援歌
1996後 ふたりっ子 マー姉ちゃん
1997前 あぐり ハイカラさん
1997後 甘辛しゃん ふたりっ子
1998前 天うらら おんなは度胸
1998後 やんちゃくれ ノンちゃんの夢
1999前 すずらん 本日も晴天なり
1999後 あすか 雲のじゅうたん
2000前 私の青空 鮎のうた
2000後 オードリー はね駒
2001前 ちゅらさん 虹を織る
2001後 ほんまもん よーいドン
2002前 さくら 心はいつもラムネ色
2002後 まんてん チョッちゃん
2003前 こころ ぴあの
2003後 てるてる家族 ひまわり
2004前 天花 澪つくし
2004後 わかば ええにょぼ
2005前 ファイト あすか
2005後 風のハルカ かりん
2006前 純情きらり 君の名は
2006後 芋たこなんきん
2007前 どんど晴れ さくら
2007後 ちりとてちん 都の風
2008前 放送なし
2008後 だんだん
2009前 つばさ
2009後 ウェルかめ
2010前 ゲゲゲの女房 ちりとてちん
2010後 てっぱん 放送なし
2011前 おひさま チャンネル廃止 放送なし 放送なし
2011後 カーネーション
2012前 梅ちゃん先生 ゲゲゲの女房 放送なし
2012後 純と愛 おひさま
おしん
2013前 あまちゃん 純情きらり てっぱん
2013後 ごちそうさん ちりとてちん ちゅらさん
2014前 花子とアン カーネーション 放送なし 放送なし
2014後 マッサン 梅ちゃん先生
2015前 まれ あまちゃん
2015後 あさが来た どんど晴れ
2016前 とと姉ちゃん てるてる家族
2016後 べっぴんさん ごちそうさん
2017前 ひよっこ こころ
2017後 わろてんか 花子とアン
2018前 半分、青い。 マッサン カーネーション
2018後 まんぷく べっぴんさん あさが来た
2019前 なつぞら おしん ゲゲゲの女房
2019後 スカーレット ひよっこ
2020前 エール はね駒 純情きらり
2020後 おちょやん 澪つくし 花子とアン
2021前 おかえりモネ あぐり
2021後 カムカムエヴリバディ マー姉ちゃん 純ちゃんの応援歌
2022前 ちむどんどん 芋たこなんきん ひまわり
2022後 舞いあがれ! 本日も晴天なり ひらり
2023前 らんまん あまちゃん さくら
2023後 ブギウギ まんぷく
2024前 虎に翼 オードリー ちゅらさん
2024後 おむすび (未定) (未定)
2025前 あんぱん (未定) (未定)

総集編・特別編[編集]

放送時期[編集]

総集編は、前期作品は年末、後期作品はゴールデンウィークの期間中の放送が、ほぼ恒例である(かつては年末に一括放送することもあった)。人気作品は、複数回放送されることもある。

2010年度上半期の『ゲゲゲの女房』までは基本的には1回45分を4 - 5回に分けるが、『ちゅらさん』(2001年度上半期)、『どんど晴れ』(2007年度上半期)は、75分×3回に分けたりするなどの例外があった。

2010年度下半期の『てっぱん』以後は前後編2部方式を採用するようになり、2011年度上半期の『おひさま』以後は、前編はいずれも放送期間中の中盤(前期は7月の海の日前後の午前中、後期は年末年始の午前中)に先行放送し、さらに改めて前後編の完全版を、前期は10月のスポーツの日の午前中、後期は翌年ゴールデンウィークの祝日の午前中にまとめて放送している。

2015年11月30日には水木しげるが亡くなったことを受け、追悼番組として同年12月5日および12日と13日に、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」の総集編(全3回)が再放送された。

2021年度下半期の『カムカムエヴリバディ』は、2021年12月に前編「安子編」を放送したのち、2022年のゴールデンウィークに「安子編」の実質再放送、その後「るい編」「ひなた編」の3部構成(安子編とひなた編は各59分、るい編は52分)の3部作の体で放送された。

2022年度下半期の『舞いあがれ!』は、2022年12月に前編を放送し、2023年5月5日に前編を実質再放送。その後、後編を放送する予定であったが、地上波「総合」では後編放送中に、石川・能登で震度6強による緊急地震速報とそれに伴う非常報道体制が敷かれたため、途中(開始後12分40秒)で打ち切り(6月10日に振替放送)。なお、衛星波「BS4K」では通常どおりに放送された。

また、特別編として、放送開始直前、放送開始から1か月後、下半期のものは年末年始の休止期間中にかかる時期に、それぞれ30分程度、番組の見所や放送時点までのあらすじ、出演者インタビュー、収録の舞台裏などを収録して放送している。

総集編のソフト化[編集]

総集編は、かつて『雲のじゅうたん』(1976年度上半期)、『おしん』(1983年度)など一部で制作されていた。『ふたりっ子』(1996年度下半期)以降は、基本的に全作品で制作され、ほぼ全作品がNHK(発売元NEP)からビデオソフト(DVD・VHS・Blu-ray)化されている。総集編が放送されている『芋たこなんきん』(2006年度下半期)では全話収録の完全版も含め、一切ソフト化されていない。また『エール』(2020年度上半期)より開始された4K制作作品のUltra HD Blu-rayでのソフト化は行われていない。

『ひまわり』(1996年度上半期)までは、ほぼ全作品で総集編が作られなかったため、NHKアーカイブスの番組公開ライブラリーでは各作品の最初週と最後週のそれぞれ6回分を公開し、次作『ふたりっ子』以降の作品は総集編部分のみ公開という形態になっている。

このほか『NHK連続テレビ小説 朝のヒロインたち』(発売元アポロン)という、『澪つくし』(1985年度上半期)までの超ダイジェスト版(全2巻)のVHSソフトもあった。

放送休止・変更の事例[編集]

終日報道特番が行われている時でも、総合の本放送と再放送の各15分間は特番を中断し、朝ドラを放送することが多い。定例的に放送休止または変更となるのは、次の場合である。

年末年始[編集]

年末年始は、本編の放送は休止。なお、12月28日が月曜日もしくは1月4日が土曜日の場合、その週の放送はなく、次の月曜日から再開となる。

1984年までは、12月29日以降も放送された。なお、1月1日および2日の放送は過去に1度もなく、1月3日の放送も2022年の『カムカムエヴリバディ』しかない。

作品によっては、年末の放送最終回を総集編的な内容(主人公の回想など)としたり、劇中でも丁度年をまたぐようにするなど、年末年始編成を意識した演出が加味されることもある。

また、21世紀初期ごろからは、年末年始に前半のまとめと収録の舞台裏、後半の見所を取り上げる特別編を放送することもある。

広島原爆の日(8月6日)[編集]

8月6日は「広島平和記念式典」の中継が8時台に入るため、式典の進行状況にもよるが、8時40分前後からの繰り下げ放送(中国地方の5局は7時45分からの先行放送)[要出典]となる。

なお、2016年の『とと姉ちゃん』、2022年の『ちむどんどん』は、全て7時45分からの繰り上げ放送であった。

選抜高等学校野球大会の決勝戦当日(3月末 - 4月上旬)[編集]

選抜高等学校野球大会の決勝戦当日は、試合開始が12時30分のため、総合の再放送が12時の『NHKニュース』の直後である12時15分からの繰り上げ放送となる。

1985年までは試合開始が13時であったため、12時の『NHKニュース』を15分で終了させ、続く『ひるのプレゼント』(土曜日は別番組)と『連続テレビ小説(再放送)』を5分ずつ繰り上げて放送し、試合開始5分前の12時55分から決勝戦の中継が行われた。また、1986年 - 1991年は決勝戦の中継が終了した後に放送された。

特番を優先して放送を休止または中断した場合[編集]

特番を優先して当日中に放送が行われなかったか、放送中に緊急地震速報やJアラートなどの突発的な災害が発生して放送が終了する前に「ニュース速報」が入った時には、翌放送日の同じ時間帯に2話続けて放送するか、1日ずつ繰り下げて次の土曜日に2話、もしくは次の日曜日に放送する(日曜日は再放送の場合のみ)。

これは、本放送・再放送とも同じであり、同じ回が朝と昼とに必ず1回ずつ放送されるように編成が組まれることが多い。国家規模の天災などが発生した際には、放送日程を週単位で繰り下げる場合がある。

放送日程を週単位で繰り下げ[編集]

1983年『おしん』

  • 主演の過労によりドラマ撮影に支障が生じたため、8月15日から20日まで中断。その間は、番外編『もうひとりのおしん』を放送。「年末年始特別編成」の直後にも、1月4日から7日まで番外編『わが心のおしん』を放送。

2011年『てっぱん』

  • 3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)および東京電力・福島第一原子力発電所での事故に際し、非常報道体制が敷かれたため、3月12日から18日まで中断。以後の日程を1週間ずつ繰り下げた(BS hiを除く)。
  • 3月19日の放送再開に際して、本放送のオープニング前に瀧本と富司の特別メッセージ(1分間)が流された。

2020年『エール』

  • 新型コロナウイルス感染によりドラマ収録を中断したため、6月29日から9月11日までレギュラー放送を中断。
  • 前述の事情から放送終了が2か月近く繰り下がったため、本作から2022年度上半期の『ちむどんどん』までの5作を、当初の予定から1 - 2週間短縮した。

1日に2話分を放送[編集]

  • 2000年までを挙げた【2001年以降は省略した】。
  • 特に断りが無い場合は、総合における12時45分 - 13時の再放送。翌日に2話分を放送。
  • ○=土曜日に2話分を放送。◎=土曜日に3話分を放送。
本来の

放送日

備 考
1972年

2月28日

繭子ひとり あさま山荘事件関連の報道特別番組を放送。29日以降1話ずつ繰り下げ、3月4日に2話分を放送。
1984年

8月13日

ロマンス ロサンゼルスオリンピックの閉会式を中継。翌日に2話分を放送。
1985年

8月21日

澪つくし 第67回全国高等学校野球選手権大会の決勝戦を中継。翌日に2話分を放送。
1986年

8月21日

はね駒 第68回全国高等学校野球選手権大会の決勝戦を中継。翌日に2話分を放送。
1987年

3月18日

都の風 放送中に日向灘を震源とする地震が発生。12:49から緊急警報放送を実施したために中断。翌日に2話分を放送。
1989年

1月7日

純ちゃんの応援歌 昭和天皇崩御により終日特別番組を放送。9日以降1日ずつ繰り下げ、14日に2話分を放送【全波、朝昼とも】(純ちゃんの応援歌#放送休止・変更を参照)。
1991年1月17日、18日 京、ふたり 湾岸戦争関連の報道番組を放送。19日に3話分を放送。
1995年

1月17日

春よ、来い 兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)発生により報道番組を放送。18日以降1日ずつ繰り下げ、21日に2話分を放送【全波、朝昼とも】。
1995年

6月21日

春よ、来い 全日空857便ハイジャック事件関連の報道番組を放送。翌日に2話分を放送。
1996年

6月13日

ひまわり 福岡空港インドネシア機事故関連の報道番組を放送。翌日に2話分を放送。
1996年

12月23日

ふたりっ子 在ペルー日本大使公邸占拠事件関連の報道番組を放送。翌日に2話分を放送。
放送飛ばし事故[編集]

2002年9月20日(金曜日)の『さくら』の総合における朝の放送で、誤って翌日の21日(土曜日)分の放送を流してしまい、視聴者から7000件以上の苦情が来た。本来、土曜日に流れるはずの「See You Next Week.」が金曜日に流れて疑問に思った視聴者も多くいた。原因は、放送テープの取り違えであった。なお、BSでは通常通りに放送された。

NHKは、ニュースと12時44分の特設枠で謝罪放送を行った上で、次のように対応した。

  • 20日放送分の本放送を本来の再放送時間帯に臨時枠移動(つまり、12時45分枠は当初予定の内容が放送された)。
  • 21日の本来の本放送時間帯に20日の再放送を臨時枠移動。
  • 21日の本放送(20日に誤って放送されたものと同じ)を15分繰り下げ。

この結果、21日の朝には2話連続で放送された。

日本国外における放送[編集]

日本国外においての、当シリーズ放送のきっかけとなったのは、1983年度1年間をかけて放送された『おしん』で、放送終了後の1984年にアメリカ合衆国、オーストラリア、シンガポール、タイ王国の4か国で最初に海外輸出されたのが始まりとされる。

とくに『おしん』の人気は世界的に根強いものがあり、「国際交流基金」が発展途上国に向けて日本のテレビ番組の貸し出し供給を行っていることから、2015年12月現在(統計以下同文)では、全世界73か国・地域で放送されており、1985年に放送された中華人民共和国においては、視聴率が90%を超えた地域もあったほか、台湾(中華民国)では通算27回にわたり再放送された事例(2007年7月現在)もある。(当該項参照)

またこれ以外の朝ドラも、『カーネーション』(31か国)、『すずらん』(21か国)、『あまちゃん』(11か国)など多くの作品が番組販売供給により輸出されているほか、現在放送されている新作についても、NHK直営の国際テレビ放送であるNHKワールドプレミアムで、放送当日の総合と同時放送が行われているほか、NHKの欧米の現地法人である「JSTV」(欧州)、「テレビジャパン」(北米)を通して、放送当日の総合の放送終了後の時差でほぼリアルタイムで放送されている。

国内他局における放送[編集]

専門チャンネルにて放送されている。NHKでの放送と違い、字幕や副音声が付加されていないことがある。

  • チャンネル銀河
    • 一部作品の放送実績がある。
  • ファミリー劇場
    • 一部作品の放送実績がある。
  • BS12 トゥエルビ
    • 2020年10月から、毎週月曜日19時より一部作品の1週間分を放送している。
期 間
2020年10月5日 - 2021年3月29日 ちゅらさん
2021年4月5日 - 10月4日 ふたりっ子
2021年10月25日 - 2022年4月25日 カーネーション
2022年5月2日 - 10月24日 マッサン
2022年11月7日 - 2023年5月22日 あさが来た
2023年5月29日 - 12月4日 梅ちゃん先生
2023年12月11日 - ゲゲゲの女房
  • BS11 イレブン
    • 2024年4月から、毎週火曜日18時より一部作品の1週間分を放送している。
期 間
2024年4月9日 - なつぞら

番組の構成[編集]

オープニング・テーマソング[編集]

各作品とも開始時にクレジットタイトルが表示され、同時にオープニングのテーマソングが流れる。当初は全てインストゥルメンタルであったが、1990年代以降は歌詞入りの楽曲(ポップス系歌手の書き下ろし)が多く採用されるようになる。

初の歌詞入りオープニング・テーマソングは、1984年度上半期の『ロマンス』である。また、最後のインストゥルメンタル曲は、2023年度下半期の『ブギウギ』までの時点では、2013年度上半期の『あまちゃん』である(あまちゃん#オープニング・エンディング)を参照)。

月曜日は、スタッフのクレジットタイトルも流れるためテーマ音楽は長めになる(月曜日は90秒、他の曜日は60秒程度)。作品によっては、オープニング映像やテーマ音楽の歌詞が途中で変化することもある。また以下の作品は、特定の回に変則的なパターンを出す。

  • 2009年度下半期の『ウェルかめ』までは、第1回と最終回、ならびに1996年度上半期の『ひまわり』の全話を除き、開始時のアバンタイトル(導入部)は無く(第1回・最終回でもアバンタイトルを行わない作品もあった)、放送時刻と同時にオープニングタイトル(テーマ音楽)に入っていた。
  • 2010年度上半期の『ゲゲゲの女房』以降は、アバンタイトル(15秒から2分程度、冒頭に「連続テレビ小説」のシリーズタイトル表示)が入ることが多い(しかし、一部の回のみアバンタイトルが入らないこともある)。また、最終回ではオープニングをエンディングとして最後に流すこともある。
  • 2013年度下半期の『ごちそうさん』では、第78話と最終回は通常のオープニングは使わず(78話ではアバンタイトルも省略)、タイトルを出したのち早速本編に入り、出演者とテーマ曲はエンディング(通常のカットイン・アウトではなくロールテロップ)に流される変則パターンとなった(ごちそうさん#オープニングを参照)。
  • 2020年度上半期の『エール』では、基本他の作品同様、月曜日は90秒、他の曜日は60秒であるが、物語の節目の回で月曜日以外でも90秒になったり、月曜日であっても60秒になった回があった。さらに、重苦しい内容の回などでオープニングテーマ曲が流れず、タイトルとスタッフロールのみしか流れない、オープニングカットの回があった(エール#オープニングを参照)。
  • 2021年度下半期の『カムカムエヴリバディ』の第8話では、ほぼ番組の終盤に差し掛かった本編12分ごろから90秒のオープニング(一部省略)が流された(カムカムエヴリバディ#オープニングを参照)。
  • 2023年度上半期の『らんまん』の第25話では、1つの区切りという事から、冒頭から本編に入り、クレジットタイトルはエンドロールで流し、その後予告編も放送された(らんまん#エンディングを参照)。

2012年には「朝ドラ50years NHK『連続テレビ小説』放送開始50周年テーマ音楽集」というCDが発売された。作品毎にサントラCDが販売されるようにもなっている。

2010年代以降は、朝ドラ(特に大阪放送局制作)の主題歌と歌唱アーティストが『NHK紅白歌合戦』に選出される例も多い。

楽譜も販売されている。

選抜高等学校野球大会の行進曲として主題歌が選出された例もある。

  • 第83回選抜高等学校野球大会(2011年):『ゲゲゲの女房』(2010年度上半期)
  • 第95回記念選抜高等学校野球大会(2023年):『舞いあがれ!』(2022年度下半期)
  • 第96回選抜高等学校野球大会(2024年):『らんまん』(2023年度上半期)

画面表示[編集]

アバンタイトルがある回では、画面の右下(左下や中央の場合も稀にある)に最初の5秒程度「連続テレビ小説」のシリーズタイトル表示がされる。

その場合、その後のオープニングタイトル表示では「連続テレビ小説」は省略されることが多いが、作品によってはアバンタイトルとオープニングタイトル両方に「連続テレビ小説」が併記されることもある。(例・あまちゃん、ごちそうさん、花子とアン、マッサン、まれ、あさが来た、エール、おちょやん、カムカムエヴリバディ、ちむどんどん、舞いあがれ!)

  • 2023年度上半期の『らんまん』からアバンタイトル部でのシリーズタイトル表示は「連続テレビ小説」から「NHK DRAMA」に変更された。

番組開始時に画面右上に表示される「解説放送」(後述)・「字幕放送」テロップについては、一時期は月曜日のみ表示されていたが、2020年現在では全ての曜日で表示されている。

字幕放送では、通常「♫」ないしは「♫(テーマ音楽)」とされるが、主題歌歌唱部分は歌詞が表示される。デュエットの記号は省略。

サブタイトル[編集]

1996年度上半期の『ひまわり』で初めてサブタイトル(2週で1つ)が付いた。その後、1週単位で1つのエピソードとみなして週タイトルを設置することが定番化した(ストーリーの連続性重視の観点から、1999年度上半期の『すずらん』、2003年度下半期の『てるてる家族』など一部の作品を除く)。

エンディング・次週予告[編集]

2002年度上半期の『さくら』以降、エンドカード(エンディング5秒)にドラマに関連した写真などのショートコーナーが設けられている(『さくら』ではアルファベットの各頭文字で始まる単語紹介。他の作品では視聴者の投稿写真、ヒロインや舞台地の人物・風景写真、作品の時代設定当時の写真など)。

年度 コーナータイトル 内 容
2002前 さくら (なし) AからZの順に毎週1つ、その文字で始まる英単語を紹介した。
2002後 まんてん 舞台の一つ・屋久島などに関連する写真や星や地球の動画を紹介。
2003前 こころ 主に全国の花火大会の映像、浅草および新潟県の老舗店や職人の女性後継者の紹介で、時々登場人物の紹介などがあった。最終回は主人公が笑顔を見せる場面で終了した。
2003後 てるてる家族 作品舞台となった大阪府の1950年代-1970年代の写真が使われた。
2004前 天花 それぞれの放送分で印象に残っている登場人物の写真を取り上げている。
2004後 わかば 緑のある風景
2005前 ファイト (なし) 動物とふれあいの絵を西原理恵子が描いたものを取り上げている。
2005後 風のハルカ 「平成の大合併」前にあった大分県の旧58市町村すべての郷土料理を取り上げている。

「おさかな・海や川のもの」「やさい・山の幸」「ふるさとの煮もの」など10のジャンルに区分。「シャコの浜ゆで」(宇佐市)、「宝泉寺椎茸のステーキ」(九重町)、「じり焼き」(大分市野津原)、「黄飯」(臼杵市)などの料理とともに、それぞれの地域の山や海の写真を配置。大分の写真集としても楽しめる内容になっている。最終回はメインキャラクターのウサギキリポン2体が登場し、郷土料理の特集はなかった。

2006前 純情きらり わが街の音楽家 舞台となる愛知県で音楽活動をしている人たちを紹介している。
2006後 芋たこなんきん (なし) 翌日放送分のさわりの部分を取り上げている。
2007前 どんど晴れ 岩手の風景・行事の写真に、座敷童子などのイラストが登場し、子役の声で「どんど晴れ」のタイトルコールが入る。
2007後 ちりとてちん ただいま修行中! 物語の舞台である小浜市がある福井県内の職人の師匠とその弟子を一組ずつ取り上げている。その職業は塗箸のような伝統工芸だけではなく農業や料理教室、越前そば打ち職人など多岐にわたっている。
2008前 ストリートダンス図鑑 このドラマに登場するヒップホップなどのストリートダンスを紹介している。
2008後 だんだん ふたごでバンザイ! 全国各地の双子の写真を紹介する。
2009前 つばさ 絆(きずな) 彩の国各地の家族や地域、仕事などさまざまな絆で結ばれた人々を案内している。
2009後 ウェルかめ (なし) 徳島の美しい外観の写真を紹介。
2010前 ゲゲゲの女房 目玉おやじと武良夫妻ゆかりの地の写真を併せた画像が使われた。
2010後 てっぱん きょうのピカイチダンサーズ
2011前 おひさま (なし) これまで長野局のホームページで展開している「撮るしん。撮っておきの信州PHOTOアルバム」に投稿された、視聴者が信州の風景を写した写真が毎日日替わりで使用されていた。
2011後 カーネーション おしゃれ写真館 大正から昭和50年代頃(後に平成10年代まで変更)までの女性のファッション写真を日替わりで紹介している。
2012前 梅ちゃん先生 わが町の梅ちゃん先生 一般公募の現役女性医師の写真で綴っていく。
2012後 純と愛 まほうのくに 一般公募の宿泊施設で働く人々の写真で綴っている。
2013前 あまちゃん まだまだあまちゃんですが 就労してまだ日が浅いが仕事を極めるために積極的に取り組む人たちを、一般公募で寄せられた写真で紹介する。
2013後 ごちそうさん きょうの食いしん坊 一般公募で寄せられた、おいしいものを食べた瞬間の、いきいきとした表情をとらえた写真を紹介する。
2014前 花子とアン ベストフレンズ 一般公募で寄せられた、友情で結ばれた2人組のツーショット写真を紹介する。
2014後 マッサン わたしたち 国際結婚です! 一般公募で寄せられた国際結婚の夫婦の写真を紹介する。
2015前 まれ (なし) 日めくりカレンダー形式で市橋織江が撮影したヒロイン土屋太鳳の写真を掲出する。ただし、日によっては魔女姫人形などヒロイン以外の場合もある。
2015後 あさが来た がんばる女性たち 一般公募に寄せられた、様々な場所でがんばる様々な年代の女性たちの写真を紹介する。
2016前 とと姉ちゃん 昭和 あなたの家族写真 一般公募で寄せられた、昭和時代の家族写真を紹介する。
2016後 べっぴんさん 私たち、幸せの四つ葉のクローバー 一般公募で寄せられた4人で写った写真を紹介する。
2017前 ひよっこ 昭和とりっぷ 一般公募で寄せられた1960年代 - 1970年代の写真を紹介する。
2017後 わろてんか みんなのえがお
2018前 半分、青い。 アイデアしゃしん 日替わりで、視聴者から送られた、写真に絵を施したアート作品を紹介した。
2018後 まんぷく まんぷくごはん 視聴者から送られた料理や食事をしている様子を写した幸せな気持ちにさせる写真を紹介している。
2019前 なつぞら なつぞらアニメーション 視聴者から投稿されたアニメーションを紹介している。
2019後 スカーレット 自信作できました! 視聴者から送られた手作りのユニークな写真作品を紹介している。
2020前 エール をここから

をここから 福&愛をここから(第96話 - )

視聴者から送られた魅力あふれる写真を紹介している。前者は福島県、中者は愛知県、後者は全国を対象とした写真を綴っている。
2020後 おちょやん わたしの晴れ舞台 発表会、学園祭、結婚式など自分や家族が輝く「晴れ舞台」の写真を、週間総集編を送る土曜を含め各回のエンディングで紹介する。
2021前 おかえりモネ あなたの身近な観天望気 視聴者から気象現象にまつわるエピソードやことわざと、その写真を募集したコーナーであった。
2021後 カムカムエヴリバディ カムカムイングリッシュ 視聴者から寄せられた日常の風景やモノ、ヒトなどの写真やイラストを基に、英単語や英語フレーズを入れて投稿してもらうコーナーになっている。
2022前 ちむどんどん わたしの沖縄 視聴者から寄せられた沖縄の風土・自然・食べ物・文化などに簡単なコメントを添えて紹介するコーナーを送っている。
2022後 舞いあがれ! 空飛ぶ〇〇! 視聴者から寄せられた写真・イラストを紹介する。
2023前 らんまん らんまん植物図鑑 視聴者から寄せられた植物イラストを紹介する。
2023後 ブギウギ TODAY'S ブギウギ 視聴者から寄せられた「東京ブギウギ」の歌詞にあるような 「リズムウキウキ 心ズキズキ ワクワク」 する瞬間の写真を紹介する。

エンド5秒のミニコーナーができる前は、エンドカードのところで「つづく(最終回は「完」) 制作著作/NHK(大阪)」と表示(時間的な余りがあり、主題歌・挿入歌をエンディングに流す場合は例外として、「あした(来週)もこのつづきをどうぞ。制作著作/NHK(大阪)」としたものもあった)していたが、2002年度上半期の『さくら』以後は基本的に本編最後のところで「つづく」を入れて、エンディングでは「(作品名〈表示されない場合もある〉)終(完)制作著作/NHK(大阪)」と表示する。

  • 2021年度上半期の『おかえりモネ』からエンドカードでの「終」の表記は廃止された。

最終回を除く週末(土曜日)の放送では、最後に次週の予告編が末尾30秒 - 1分程度放送されている(1999年度上半期の『すずらん』は予告編無し。週5回放送になってからは2021年度下半期の『カムカムエヴリバディ』までは土曜日の週間ダイジェストの最後に予告編を入れ、金曜日での予告編は無かったが、2022年度上半期の『ちむどんどん』は金曜日に「これからのちむどんどん」と題して次週予告が流された)。

この予告編にも「NHKオンデマンド」でも配信している旨の字幕を出しているが、2013年度下半期の『ごちそうさん』以後は、土曜日以外のエンドカードにも「NHKオンデマンドで配信」との字幕が表示されている。

なお、次週の本編内で流れるナレーションを抽出し、予告編で用いる手法もある。2013年度上半期の『あまちゃん』(第12週・22週)など。

予告編にナレーションが入った作品(担当者)[編集]

  • あぐり(週替わりで出演者)
  • さくら(第1週と最終週はヒロイン・さくら=高野志穂、その他は週替わりで出演者)
  • まんてん(満天=宮地真緒)
  • こころ(こころ=中越典子、週によって他の出演者)
  • てるてる家族(第8週から冬子=石原さとみ、週タイトルは無し)
  • わかば(若葉=原田夏希)
  • 風のハルカ(2005年末のみハルカ=村川絵梨)
  • 純情きらり(桜子=宮﨑あおい、週によって他の出演者)
  • 芋たこなんきん(女学生編放送の直前の予告編のみ語りの住田功一アナ)
  • ひよっこ(語り=増田明美)
  • わろてんか(第7週は武井風太=濱田岳と秦野リリコ=広瀬アリス、第13週は、トキ=徳永えり・武井風太・てん=葵わかな。)
  • その他
    • ちりとてちん(本編ではないが、主に土・日曜に放送される30秒スポットで喜代美(徒然亭若狭)=貫地谷しほりがナレーションを入れた予告編を流す場合があった)
    • てっぱん(本編ではないが、主に土・日・月曜に放映される30秒スポットであかり=瀧本美織がナレーションを入れた予告編を流す場合があった)

字幕・副音声解説放送[編集]

1985年度から、聴覚障害者向けの字幕放送(アナログ放送では文字多重放送チューナーが必要であった)を行っており、主人公は黄色、主人公の次に重要キャラクターは水色、語りは緑、それ以外は白で表示されている。

1990年度からは、視覚障害者向けの音声多重放送による解説放送を、副音声(デジタル放送の総合、BS、BSプレミアム4Kはステレオ2音声)で行っている。NHKワールド・プレミアム(海外向けテレビ番組配信)では副音声解説放送は行われていない(通常のモノラル放送となる)。

末期の地上波アナログ放送において、連続ドラマの副音声解説が常時行われていたのは、この朝ドラとEテレの『中学生日記』、民放ではテレビ朝日・朝日放送の『土曜ワイド劇場』のみであった。(過去にはNHKの夜の帯ドラマシリーズ『ドラマ新銀河』でも実施していたほか、視覚障害者が題材となる作品でも解説が入るものがあった)。デジタル放送では朝ドラ以外の連続ドラマ(『大河ドラマ』、『ドラマ10』、『BS時代劇』など)でも解説放送を取り入れている。

なお、字幕放送のうち、2011年から2016年まで放送されていた「NHKとっておきサンデー」での「○○(作品名)1週間」(週間総集編)については、番組進行が生放送であった。リアルタイム字幕放送の体裁を取っているため、2 - 3秒程度のタイムラグが発生していたが、「とっておきサンデー」が休止となり単独での放送となっていた場合、および年末の週間ダイジェストの総集編が放送されていた時と、「5分で○○(作品名)」(週間総集編のダイジェスト版)については通常の字幕放送であった。

例外として、総集編の放送でも副音声解説があるが、特別編やナビゲーション番組(上半期はゴールデンウィークか海の日、下半期は年末年始に多い)では副音声解説はなく、ステレオ放送のみ行われる。また、『私の青空』や『ちゅらさん』の続編が『月曜ドラマシリーズ』や『土曜ドラマ』といった別のNHKドラマ枠で放送された際も同様であったが、『どんど晴れ』の続編スペシャルでは解説放送(アナログ・デジタルとも)がある。

なお、2011年から開始された地上波の1週間ダイジェスト(『NHKとっておきサンデー』内包「○○(作品名)1週間」と、夕方の「5分で○○(作品名)」)においては、解説放送はデジタルを含め実施されていない。

音声解説のナレーション[編集]

出演者・スタッフとしては表示されないが、副音声(ステレオ2)では「解説は○○です」と自ら名乗っている

  • 初代:関根信昭(1990年度 - 2001年度)
  • 2代目:江原正士(2002年度 - 2006年度)
  • 3代目:松田佑貴(2007年度 - 2018年度)
  • 4代目:山崎健太郎(2019年度 - )
    • 伊藤ちゆり:2021年度下半期カムカムエヴリバディで女性登場人物が英語で喋るシーンの和訳を副音声解説で入れた。

データ放送[編集]

デジタル放送の総合とBSプレミアムでは、番組連動型データ放送のサービスを展開している。

データ放送の基本画面(LANケーブルを接続しなくても視聴可能)では、その日の粗筋や出演者・その役柄についての説明など基本情報を収録。さらにNHKデータオンライン(LANケーブルを接続して視聴可能)を利用することによって、出演者インタビューや収録の裏話・トピックスを見ることができる。

さらにNHKネットクラブ会員に登録することによって、ドラマ放送中の時間帯(日刊での再放送は含むが、土曜日のBSプレミアム1週間分再放送と、土・日曜の「(作品名)1週間」「5分で(作品名)」は対象外)に実施されるスタンプラリーに参加することで、ネットクラブの会員ポイント(1視聴につき1点。1日最大4点)ためることができ、またキャンペーン期間中には作品関連グッズプレゼントへの応募権利が与えられるといったポイントサービスがあったが、2018年9月28日にポイント付与は終了した。

映像比率[編集]

ハイビジョン収録は、『さくら』(2002年度上半期)から。

総合[編集]

  • デジタル:16:9
  • アナログ:13:9(2004年度)→14:9レターボックス(2005年度 - 2009年度)→16:9レターボックス(2010年度 - )

ワールド・プレミアム[編集]

  • 13:9(2004年度)→14:9(2005年度 - 2009年度)→16:9(2010年度 - )

BS2(デジタル放送)[編集]

  • 『純情きらり』まで、初回放送はアナログ放送と同じ13:9→14:9(画角情報は4:3)、再放送は16:9での放送。2006年10月の『芋たこなんきん』から、初回放送も16:9で放送され始めた。BS2のアンコール作品の放送でもハイビジョン収録の場合、デジタルは16:9、アナログ放送、ワールド・プレミアムでは14:9で放送された。

視聴率[編集]

関東地区において、総合が1963年から1986年までの24年間、民放キー全5局を押しのけて、年間視聴率(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム、特記なき場合は以下略)では全日帯で1位を獲得していた。朝ドラは番組創設当初から『大河ドラマ』や各種定時ニュースなどと共に、総合の全日帯の視聴率において、大きく貢献してきたと言える。

かつての朝ドラの視聴者層としては、8時台の本放送の時間帯は「主婦や高齢者」「時間に余裕のある自営業者」「長期休暇中の学生と家を出る時間が遅い職業人」、12時台の再放送は昼休みの休憩時間にあたる視聴者が多いとされた。

1980年代までは全回平均視聴率40%以上の作品が珍しくなく、まさにNHKの看板番組であった(以下、関東地区の数値)。平均視聴率の最高は『おしん』(1983年度)の52.6%である。そうした高視聴率の時代は、戦中と戦後の動乱期・復興期とを描いた作品が多く、実体験をした視聴者から共感を呼んだためとされる。

1980年代後半から2000年代にかけては、生活環境の変化や民放各局ワイドショーの8時開始繰り上げの影響で視聴率が低下傾向にあり、2009年度の2作品は平均視聴率のワースト記録を連続して塗り替えたが、放送開始を8時に繰り上げた2010年度以降は平均視聴率20%前後を維持していた。

しかし、2020年度下半期の『おちょやん』は2009年度下半期の『つばさ』以来、11年ぶりの期間最高視聴率20%割れを記録。テレビ解説者の木村隆志、フリーライターの木俣冬、2021年NHKの総局長・正籬聡は録画機器の発達や番組同時配信サービス『NHKプラス』の開設で視聴方法や時間が多様化し、平均視聴率を推計するリアルタイム視聴が減っていることを原因として挙げた。

さらに木村は、新型コロナウイルスの流行で番組スタートが12月まで遅れたこと、慌ただしい時期でのNHKのPR不足など不利が重なったこと、スタート時の世帯視聴率の低さをネットニュースなどが連日報じたことが原因と推察した。

そして、次作となる『おかえりモネ』(2021年度上半期)は、平均世帯視聴率は11年ぶりに17%を下回るものの『NHKプラス』では2020年のサービス開始以来歴代朝ドラのうち最高視聴回数を記録。『NHKオンデマンド』でも2021年度に有料配信した全番組で最多視聴数を記録し、ネットによる視聴率が好調となった。

テコ入れ[編集]

1996年度上半期『ひまわり』以後、『すずらん』『てるてる家族』を除き、連続するストーリーを重視しつつ、1週(6回)で一つの軸となるストーリーを取り入れて読み切り仕立てとしても楽しめるようにサブタイトルが挿入されるようになる。

2002年度上半期『さくら』以後、エンディング5秒にショートコーナーを開始した(#エンディング・次週予告参照)。

2010年度の改編以降、1日に1度番組宣伝を行ったり(それまで番組開始前後にPR番組が放送されていたが、「NHKプレマップ」の開始に伴い、随時番組宣伝が行われるようになった)、日曜日に1週間のあらすじをまとめたダイジェスト版(『NHKとっておきサンデー』内での23分版や、『5分で見る○○』)を放送するようになった(『おひさま』以降)。

また2010年代以降、SNSの台頭に伴い、Twitterやブログなどで視聴者による感想やイラストの投稿(NHK側から募集を呼びかける事もある)など、新たな楽しみ方も開拓されている。

総合の再放送の視聴率[編集]

2017年現在、総合の再放送は、通常時5%程度の視聴率(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を獲得している。

BSの本放送・アンコール放送の視聴率[編集]

2011年4月から開始したBSプレミアムの本放送では、4 - 6%程度の視聴率(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)を獲得している。『あまちゃん』では最高で7.9%を記録した(ビデオリサーチ社調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)。

BSプレミアムのアンコール枠も高視聴率を獲得しているとされ、アンコール枠・先行放送および直後の『にっぽん縦断 こころ旅』と合わせ、高視聴率番組が続くため、この時間帯の地上波民放番組(主に朝の情報番組)の視聴率を食っているとの見方もある。

作品の現存状況[編集]

計16作品が欠品状態となっている。特に『たまゆら』(1965年度)と『信子とおばあちゃん』(1969年度)の2作品に至っては1話も映像が現存していない。また『虹』(1970年度)と『繭子ひとり』(1971年度)の2作品についても1話分の映像はなく、本編の一部が断片的に残る程度となっている。

『マー姉ちゃん』(1979年度上半期)以前の作品でNHKに全話現存するのは、家庭用VTRで寄贈されたものを含めても『雲のじゅうたん』(1976年度上半期)、『いちばん星』(1977年度上半期)、『風見鶏』(1977年度下半期)の3作品のみとされている。

この理由としては、当時の多くの番組に当てはまるが、1980年前後まで放送用に用いられた2インチVTRは保存が一般的ではなく、放送後に上書き消去して他の番組に使い回されていたためである。

それでも、重要な放送回や総集編、初回あるいは最終回は資料用として保存されているケースもあり、特に『おはなはん』(1966年度)と『旅路』(1967年度)の2作品はキネコで1時間に編集した特集版が全話現存している。

NHKにも無い作品が、視聴者の家庭用VTRテープ(当時のビデオは20万円弱と高価で、普及率が低かった)として発見され、NHKアーカイブスに寄贈されることもある。ただし多くの場合、家庭用機器による録画であることやテープの経年劣化により、品質が良好とは限らない状態である。

続編・スピンオフ他関連作品[編集]

『私の青空』『ちゅらさん』は、ゴールデンタイム枠の「月曜ドラマシリーズ」(『ちゅらさん4』のみ土曜ドラマにて)、『どんど晴れ』『てっぱん』『梅ちゃん先生』『ひよっこ』は、特番枠で続編が制作された。

また、特別編(『ちゅらさん・海の日特集 ちゅら海の約束』、『純情きらりスペシャル・桜子と達彦愛の軌跡』『風のハルカ・春の感謝祭スペシャル』、『ちむどんどん・特別編』など)が放送された例もある。

その他『NHK紅白歌合戦』内企画として、特別編が制作されることもある(『澪つくし』『あまちゃん』『花子とアン』『あさが来た』『ひよっこ』『エール』)。

スピンオフ[編集]

詳細は各作品を参照。スピンオフは本編とは別の脚本家が担当(「作」とクレジット)する事が多い。なお、『スカーレット』第21週、『エール』第12週のように、本編内でスピンオフ同様の構成で放送するケースもある。

ちりとてちん「ちりとてちん外伝 まいご3兄弟」

  • 2008年、「かんさい特集」枠(その後全国放送、朝ドラでは初めてのスピンオフ)。

だんだん「私の"だんだん"」

  • 2009年、島根県向け「ふるさと発」枠(その後全国放送)。

つばさ「好きと言えなくて」

  • 2009年末、総集編の放送に合わせて、番組宣伝の一環として制作。

ゲゲゲの女房「地デジ普及ドラマ・いちごとせんべい」

  • 2010年7月、地デジ完全移行1年前にちなみ、その普及・促進のために制作。

てっぱん「番外編〜イブ・ラブ・ライブ」

  • 2011年末、「かんさい特集」枠(クリスマス・イブの12月24日に全国放送)。

純と愛「富士子のかれいな一日」

  • 2013年4月20日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。

ごちそうさん スピンオフスペシャル「ごちそうさんっていわしたい!」

  • 2014年4月19日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。

花子とアン スピンオフスペシャル「朝市の嫁さん」

  • 2014年10月18日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。

マッサン スピンオフドラマ 前編「すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ〜」/ 後編「たそがれ好子〜女三人寄れば姦しい〜」

  • 2015年4月25日・5月2日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。

まれ「また会おうスペシャル」前編「僕と彼女のサマータイムブルース」/ 後編「一子の恋〜洋一郎25年目の決断〜」

  • 2015年10月24日・31日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。

あさが来た「割れ鍋にとじ蓋」

  • 2016年4月23日にNHK BSプレミアムのザ・プレミアム枠にて放送。

とと姉ちゃん「とと姉ちゃんもう一つの物語『福助人形の秘密』」

  • 2016年11月19日にNHK BSプレミアムにて放送。

べっぴんさん「スペシャルドラマ『恋する百貨店』」

  • 2017年4月29日にNHK BSプレミアムにて放送。

スピンオフ ラジオドラマ『たまご焼き同盟』

  • 2017年5月4日にラジオ第1にて放送(朝ドラスピンオフドラマでは、初のラジオドラマ)。

特別編『忘れられない忘れ物〜ヨーソローの1日〜』

  • 2017年5月6日にNHK BSプレミアムにて放送。

わろてんか『ラブ&マンザイ〜LOVE and MANZAI〜』

  • 2018年4月21日にNHK BSプレミアムにて放送。

なつぞら『なつぞらSP 秋の大収穫祭』スピンオフドラマ「とよさんの東京物語」/ スピンオフドラマ「十勝男児、愛を叫ぶ!」

  • 11月2日にNHK BSプレミアムにて放送。

ちむどんどん『歌子慕情編』/『賢秀望郷編』

  • 2022年11月6日NHK BS4K(同12日NHK BSプレミアム)にて放送。

舞台化・映画化[編集]

本編のストーリーが舞台化(『おしん』『さくら』『わかば』『だんだん』など)、映画化(『おしん』『すずらん 〜少女萌の物語〜』)。

その他関連作品[編集]

朝ドラ殺人事件

2012年。朝ドラのスタッフを主人公とした単発ドラマ。劇中劇として『ころろ』という架空の朝ドラが登場。

ヒロイン誕生!朝ドラな女たち

BSプレミアム『レギュラー番組への道』の枠内で2022年1月21日と1月28日にパイロット版として放送された。その後「ヒロイン誕生!ドラマチックなオンナたち」に改題し、2022年1月21日放送分は5月21日、1月28日放送分は10月24日に総合で再放送され、2022年10月3日から12月26日の月曜23時 - 23時29分に総合でレギュラー放送された。

番組宣伝・関連番組[編集]

NHK[編集]

一般的な番組宣伝では、ステーションブレイクや、新聞広告、交通広告(鉄道駅構内、電車内中吊り、ラッピング広告)などが挙げられる。

NHK公式サイトでは、2009年度まで「連続テレビ小説」として番組ホームページが一括されていたが、2010年度以降は各作品ごと独自に作られることになった。

次回作発表とヒロイン紹介は、19時台の報道番組(『NHKきょうのニュース』→『NHKニュース』→『NHKニュース7』)で毎作必ず取り上げられる。

クランクアップ(撮影終了)の際には、収録スタジオに吊るされたくす玉をヒロインが割り、出演者がスピーチを行うのが恒例。

この模様はNHKオンラインの「NHK_PR 会見動画」に掲載されるほか、スポーツ新聞(日刊スポーツ、スポーツニッポン)やNHKの広報番組で紹介されることがよくある。

主要キャストは『スタジオパークからこんにちは』『土スタ』『鶴瓶の家族に乾杯』『バラエティー生活笑百科』など、NHKの各番組にゲスト出演することが多い。

2010年3月29日から平日の本放送直後に生放送されている『あさイチ』では、冒頭で朝ドラを観たMC陣やゲストが感想を述べることがある(あさイチ#朝ドラ受けを参照)。その「プレミアムトーク」に、放送中作品の関連者(出演者・脚本家・主題歌担当歌手など)が出演することも多い(あさイチ#プレミアムトークを参照)。

2011年4月9日 - 2018年3月24日の土曜日の本放送直後に生放送された『週刊ニュース深読み』や2018年4月2日 - 2020年9月25日の平日の再放送直後に生放送された『ごごナマ』でも時折同様の演出(朝ドラ受け・昼ドラ受け)が行われた。

総合の再放送直後に生放送されている13時の『NHKニュース』において、ニュースを担当するアナウンサーが、ニュースの冒頭でドラマの内容に合わせた表情(昼ドラ受け)をすることがある。先述の『あさイチ』開始以前は総合での本放送直後も『NHKニュース』に接続していたため同様であった。

2010年3月29日から総合の本放送の前座番組となっている『NHKニュースおはよう日本』のローカル枠(『NHKニュースおはよう日本・関東甲信越』『NHKニュースおはよう関西』など)のエンディングでキャスターが朝ドラの宣伝(朝ドラ送り)を行うことがある。『おはよう日本』公式Twitterでは2019年9月末から、他地域の視聴者を考慮して関東甲信越版などの当該部分動画をアップする日も出てきた。さらに、2020年3月2日以降はネット配信のNHKプラスで視聴可能になった。

2020年9月28日から平日の総合における再放送直後の『NHKニュース』を挟んで生放送されている『列島ニュース』でも、キャスター陣が朝ドラの感想を語ることがある。

2022年4月4日 - 2024年3月7日の月 - 木曜に総合で生放送された『ニュースLIVE! ゆう5時』でも、2023年3月30日までは朝ドラアンコール枠直後に放送されたため、初期のみ番組冒頭で再放送を観たキャスター陣が「朝ドラ受け」を行ったことがあった。

2011年4月10日 - 2016年4月3日の日曜に放送された『NHKとっておきサンデー』内前半部コーナー「○○一週間」(○○には放送中の番組名)で1週間分のストーリーダイジェストを放送し、『とっておきサンデー』の出演者が朝ドラの感想や翌週の展望予想トークを行った。

『とっておきサンデー』終了後は、2016年4月10日 - 2020年3月29日は日曜11時 - 11時20分、2020年4月12日 - 2024年3月31日は日曜11時 - 11時15分に独立した番組として放送された。

『関西発ラジオ深夜便』で2012年4月から2014年5月まで、中村宏がアンカーを担当する第1・3金曜の翌日未明(第1・3金曜深夜)で、同年上半期の『梅ちゃん先生』をスタートとして、過去に遡って朝ドラの主題歌(稀に挿入歌)を毎回1 - 2曲(稀に3曲)放送した。

『思い出のメロディー』や『わが心の大阪メロディー』で作品が取り上げられたり、ヒロインや出演者が司会を務めることがある。

『NHK紅白歌合戦』は、朝ドラ主題歌の歌手の選出や、関連演出が多く行われる。特に放送中の年度下半期の作品は、ほぼ毎年のように宣伝演出されている。

その他[編集]

  • 2004年度上半期『天花』まで、中日新聞社系列の地方新聞(中日新聞、北陸中日新聞、日刊県民福井、東京新聞)で朝ドラヒロイン執筆のコラム「スタジオ日記」が週1回掲載されていた。
  • 日刊スポーツ、スポーツニッポンの芸能面に次回あらすじが掲載される。
  • 東京ニュース通信社のテレビ情報誌『TVガイド』でも、ヒロインを冠とした1ページ記事を連載したり、Yahoo! JAPANのYahoo! TVでNHKエンタープライズとタイアップしてweb連載を掲載したりしている。
  • 東京制作のヒロインは中央競馬のNHKマイルカップのゲスト出演や表彰プレゼンテーターをする場合がある。
  • 大阪制作のヒロインや出演者は毎年、10月ないしは11月の「社会人野球日本選手権大会の開会式・始球式」、2月3日開催の「成田山不動尊の豆撒き」や、3月の「びわ湖開きの来賓ゲスト」としての出席が恒例のようになっている。
  • 民放各局では、朝ドラの出演経験者(特に主役)の起用や帯ドラマ制作などの動きはあったものの、朝ドラ関係の直接の報道は少なかった。しかし2010年代に入ってからは、最終回前後に民放の番組に原案者やドラマ出演者が出演するという展開が見られることもあり、民放各局が放送中の朝ドラにちなんだ特集(舞台地やヒロインの職業・人物モデルを取り上げたものなど)を行うこともある。

関連特番[編集]

NHK大阪放送局開局85周年記念番組 懐かしの大阪局制作“朝ドラ”全部見せます![編集]

2010年11月23日:8時20分 - 9時20分(近畿地方限定)

  • 過去の大阪発朝ドラ34作品のダイジェストと、歴代のヒロインや主要出演者によるNHK大阪ホールでの公開トークショー、インタビューで構成。
  • トークショー出演:上田早苗(進行『ふたりっ子』)、藤井隆(進行『まんてん』)、秋野暢子(『おはようさん』主演)、板東英二(『ええにょぼ』)、純名里沙(『ぴあの』主演)、赤井英和(『まんてん』『てっぱん』)、瀧本美織(『てっぱん』主演)
  • ビデオインタビュー出演:三倉茉奈・佳奈(『ふたりっ子』『だんだん』の2作品で主演)

連続テレビ小説50年!~日本の朝を彩るヒロインたち~[編集]

2011年4月2日:19時45分 - 20時57分

  • 『おひさま』の放送で50周年目を迎えたことを記念した、過去の名場面の数々を紐解く特番。
  • 司会:有働由美子
  • スタジオゲスト:井上真央
  • インタビュー出演:斉藤由貴、小林綾子、樫山文枝、紺野美沙子、石田ひかり、戸田菜穂、三倉茉奈・佳奈、国仲涼子、比嘉愛未、榮倉奈々、瀧本美織

テレビ60年 連続テレビ小説「あなたの朝ドラって何!」[編集]

2013年1月5日:21時 - 22時13分

  • 総合の放送開始60周年記念番組として製作。過去の朝ドラの名場面を紐解き、朝ドラファンの著名人が『あさイチ』のフォーマットを踏襲した形式で行った座談会と、歴代ヒロインへのインタビューを交えて検証したもの。
  • スタジオパート
    • 司会・有働由美子、松田利仁亜
    • 座談会ゲスト・山本晋也、山田五郎、田幸和歌子、宇野常寛、秋元才加(当時AKB48)- 後者2名は後半部から出演
  • インタビュー出演・小林綾子、伊東四朗、斉藤由貴、国仲涼子、尾野真千子、夏菜、武田鉄矢

JOBK放送開始90年記念「大阪発 朝ドラコンサート」[編集]

2015年11月21日:19時30分 - 20時43分(総合・関西ローカル)、11月23日:11時30分 - 12時43分(BSプレミアム)

  • 大阪局制作の朝ドラ全39本の主題歌・曲にスポットを当て、その楽曲の生演奏を中心に、大阪発朝ドラにゆかりのあるヒロインとのトークショーを交えたNHK大阪ホールでのコンサートを放送。
  • 司会・杉浦圭子(「青春家族」=東京発、「あさが来た」)
  • ゲスト・純名里沙(「ぴあの」ヒロイン・主題歌担当)、三倉茉奈・佳奈(「ふたりっ子」〈少女編〉、「だんだん」ヒロイン)、オーロラ輝子(河合美智子「ふたりっ子」挿入歌担当)、桂吉弥(「ちりとてちん」)、元ちとせ(「まんてん」主題歌担当)、HY(「純と愛」主題歌担当)、波瑠(「あさが来た」ヒロイン)、玉木宏、近藤正臣(以上「あさが来た」)

受賞歴[編集]

以下の他、作品に対してだけでなく、出演者やスタッフが受賞していることもある。本項では個人賞の表彰は割愛する。

ギャラクシー賞(放送批評懇談会)

  • 『心はいつもラムネ色』:1984年度、第22回 月間賞 テレビ部門
  • 『ちりとてちん』:2007年度、第45回 奨励賞 テレビ部門
  • 『ゲゲゲの女房』:2010年度、第48回 奨励賞 テレビ部門
  • 『おひさま』:2011年度、第49回 奨励賞 テレビ部門
  • 『カーネーション』:2012年度、第49回 大賞 テレビ部門
  • 『あまちゃん』:2013年度、第51回 大賞 テレビ部門

放送文化基金賞(放送文化基金)

  • 『カーネーション』:2012年、第38回 優秀賞 テレビドラマ番組部門
  • 『あまちゃん』:2014年、第40回 優秀賞 テレビドラマ番組部門

東京ドラマアウォード(国際ドラマフェスティバル in TOKYO)

  • 『カーネーション』:2012年、優秀賞 連続ドラマ部門
  • 『あまちゃん』:2013年、グランプリ 連続ドラマ部門
  • 『ごちそうさん』:2014年、優秀賞 連続ドラマ部門
  • 『マッサン』:2015年、優秀賞 連続ドラマ部門
  • 『あさが来た』:2016年、グランプリ 連続ドラマ部門

エランドール賞(日本映画テレビプロデューサー協会)

  • 『ゲゲゲの女房』制作チーム:2011年、第35回 特別賞

ザテレビジョンドラマアカデミー賞

  • 『ゲゲゲの女房』:2010年、第66回 最優秀作品賞
  • 『カーネーション』:2012年、第72回 最優秀作品賞
  • 『梅ちゃん先生』:2012年、第74回 最優秀作品賞
  • 『あまちゃん』:2013年、第78回 最優秀作品賞
  • 『ごちそうさん』:2014年、第80回 最優秀作品賞
  • 『あさが来た』:2016年、第88回 最優秀作品賞

『TVnavi』ドラマ・オブ・ザ・イヤー

  • 『ゲゲゲの女房』:2010年、第7回 大賞/最優秀作品賞

橋田賞(橋田文化財団)

  • 連続テレビ小説:2002年、第10回 10周年記念として特別顕彰
  • 『花子とアン』:2015年
  • 『あさが来た』:2016年
  • 『なつぞら』:2019年
  • 『エール』:2020年

新語・流行語大賞

  • 「オシンドローム」(『おしん』):1984年、第1回 新語部門
  • 「ゲゲゲの〜」(原案『ゲゲゲの女房』作者の武良布枝が受賞):2010年、第27回 年間大賞
  • 「じぇじぇじぇ」(『あまちゃん』):2013年、第30回 年間大賞
  • 「ごきげんよう」(『花子とアン』):2014年、第31回 トップ10

Yahoo!検索大賞(Yahoo! JAPAN)

  • 『花子とアン』:2014年、第1回 カルチャーカテゴリー(ドラマ部門)
  • 『まれ』:2015年、第2回 カルチャーカテゴリー(ドラマ部門)
  • 『おかえりモネ』:2021年、第8回 カルチャーカテゴリー(ドラマ部門)

エイボン女性年度賞

  • 「製作局ドラマ番組部「連続テレビ小説」製作チーム」:芸術賞(2016年)

コンフィデンスアワード・ドラマ賞

  • 『ひよっこ』:作品賞(2017年)

関連商品[編集]

グッズ[編集]

『ちゅらさん』では、劇中に登場するキャラクター「ゴーヤーマン」のグッズが人形・根付・絵本などで展開された。『ウェルかめ』では「かめっ太」のグッズが販売された。『あまちゃん』では約200点以上の関連グッズが販売され、他の作品でも雑貨・日用品・食品・カプセルトイなどが販売されている。グッズ商品の企画・販売はNHKエンタープライズが行っている。

書籍[編集]

各作品ごとに『ドラマ・ガイド』がNHK出版から販売されている。ドラマの放送に合わせ、前半・後半(Part1・2)の2冊に分けて販売される場合が多い。

週刊誌『NHKウイークリーステラ』(NHKサービスセンター)では、放送中の朝ドラ出演者・スタッフへのインタビューや次週のあらすじなどが掲載されており、番組終盤には(『ちりとてちん』をきっかけに)臨時増刊として「メモリアルブック」が発売されるようになった。

なお『NHKウイークリーステラ』は2022年4月8日号をもって休刊し、メモリアルブックは『おかえりモネ』(2021年10月刊行)が最後となった。またこれとは別に(『あまちゃん』以降)、NHK監修の上で有志による「公認ファンブック」などが発売される例も出てきた。

ノベライズ本も上下巻形式などで毎作販売されている(『鳩子の海』のように、ドラマの進行に合わせた実質的なノベライズが3分冊された例もある)。

シナリオ本は『おしん』(全4巻)『ふたりっ子』(全5巻)『あまちゃん』(全2巻、電子版も)『ごちそうさん』(全2巻)『ひよっこ』(全2巻)で発売された。

作品によってはコミック化もされている(『おしん』『ぴあの』『天うらら』『やんちゃくれ』『すずらん』『ちゅらさん』『おひさま』『マッサン』など)。

『てるてる家族』『ごちそうさん』『まれ』『ちむどんどん』など料理や菓子を題材にした作品では劇中に登場したメニューのレシピ本が、『あまちゃん』『まれ』『半分、青い。』『なつぞら』『ちむどんどん』では、ヒロインをモデルにした写真集が発売されている。

  • コミックスやノベライズ・写真集などは一部NHK系列以外の民間の出版社から出したものもある。

2015年10月17日には、朝ドラ放送55年(NHK90周年)を記念して、『朝ドラの55年〜全93作品完全保存版』ISBN 978-4-14-407213-0(NHK出版)が発売された。

同書籍には、発行時点で放送されていた「あさが来た」までの全93作品についての簡単なあらすじを初め、主要なヒロイン16人、主要男性主演者4人、その他民放のドラマ製作責任者や本番組の演出家、脚本家などへのインタビューを多数掲載している。

着ボイス[編集]

2010年代の『あまちゃん』『マッサン』『あさが来た』では着ボイスの配信も実施された。

備考[編集]

かつてテレビ東京を除く民放各局はNHK総合における朝ドラ本放送開始が8時15分であったことに合わせ、8時30分からワイドショーを編成していた。

その後、民放キー局4社(日本テレビ・TBS・フジテレビ・テレビ朝日)の朝のワイドショーが、テレビ朝日(1993年度 - )、フジテレビ(1999年度 - )、日本テレビ(2004年度下半期 - )、TBS(2014年度 - )の順でそれぞれ8時開始に繰り上げた。これらのことが2000年代中盤から後半における本放送の視聴率低迷の一因に挙げられた。

8時からワイドショーを編成する民放各局は朝ドラおよび『あさイチ』への対抗策として「朝ドラ放送中の8時から15分間になるべくCMを入れる」「(朝ドラから『あさイチ』に切り替わる)8時15分ちょっと前に1番大きな特集を流す」などの構成を取っている。

航空自衛隊小松基地は2015年10月下旬ごろから、基地周辺に住んでいる視聴者に配慮し、F15戦闘機の訓練飛行開始時間を慣例の8時から約10分早めた。

地上波での本放送・再放送に加え、BSでの先行放送・再放送や録画での視聴が可能となり、視聴者による視聴形態も多様化している。視聴形態による「早○○」「朝○○」「昼○○」「夜○○」「週○○」「録○○」という言葉も生まれている。



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