貴景勝貴信
貴景勝 貴信(たかけいしょう たかのぶ、1996年8月5日 - )は、兵庫県芦屋市出身の常盤山部屋(入門時は貴乃花部屋、一時千賀ノ浦部屋)所属の現役大相撲力士。本名及び2016年11月場所までの四股名は佐藤 貴信(さとう たかのぶ)。また2017年1月場所から2023年3月場所までは貴景勝 光信(たかけいしょう みつのぶ)の四股名を名乗った。身長175cm、体重165kg、血液型はO型。得意手は突き、押し。最高位は東大関。好物は肉(特に牛肉)、寿司、味付け卵。苦手なものはスイカ。趣味は睡眠。座右の銘は「臥薪嘗胆」。既婚。
来歴[編集]
芦屋市出身で、本名の「貴信」は当時現役の横綱だった貴乃花から1字を取ったものであり、そこに織田信長の「信」の字を加えてある。貴信少年の父は、「男に生まれたからには、天下を取らないと駄目だぞ」という思いを込めてこの名前を付けたという。幼少期はK-1ブームの中で過ごし、ジェロム・レ・バンナ、ボブ・サップなどのヘビー級の選手たちの試合をよく観戦していた。一人っ子である。一方臥牙丸の話によると、幼少期から相撲部屋には遊びには来ていたという。
貴信少年は5歳から仁川学院小学校3年次まで極真空手を習い、全国大会で準優勝の実績を残したが決勝で受けた判定に納得がいかなかった。「おかしい判定(反則)で負けにされた。判定がある競技はやりたくないと思った」と空手をやめた。空手を教えていた父親が「身体能力、闘争心などを考えると、いい大学に入れるだけではもったいない」と考えていたため、その後興味を持った相撲に転向。3年生からは地元の道場(関西奄美相撲連盟)に通い始め、小学校4年生から6年生の間までは芦屋の実家から東京にある貴乃花部屋のキッズクラブまで稽古に通った。小学校時代は4年次にわんぱく相撲で全国3位、5年次に2位、6年次に3位の成績を収めている。
この時代、1回の食事で450gのハンバーグ3枚、牛丼特盛り3杯などのノルマを父に課せられ、小学4年生の頃に30㎏だった体重を2年間で約40㎏増加させた。増量のために食費は1ヶ月で30万円を費やした。2017年秋巡業中に行われた女子プロレスラーの神取忍によるインタビューでは、数日間で約20㎏増加したこともあった旨を明かした。父は仕事があるにもかかわらず中々食べ終わらない息子に付き合ったため、貴信少年は投げ出すことができなかったという。この増量に伴い学級で最も早かった短距離走が、最も遅くなり、リレー選手に選ばれなくなったり、一時期ハンバーグが嫌いになったりしてしまったとされる。因みに、ハンバーグは高校時代に食べた時、食べさせられている場合と自分から食べていることの違いを感じ、2019年2月24日放送分の『ジャンクSPORTS』では寧ろ「今では大好き」と話している。食事のみならずトレーニング内容も父が考案した独特のもので、四つ足歩行での階段昇り、後ろ姿の坂道ダッシュなど、芦屋ではその行動から父子が奇人扱いされることもあった。相撲を始めたばかりで体が小さかった頃から「関取になる」と宣言していたが、周囲からは当初笑われたという。
年表[編集]
- 2014年9月場所 - 初土俵
- 2016年5月場所 - 新十両
- 2017年1月場所 - 新入幕
- 2018年1月場所 - 新小結
- 2019年1月場所 - 新関脇
- 2019年5月場所 - 新大関
- 2019年9月場所 - 大関陥落
- 2019年11月場所 - 大関復帰
エピソード[編集]
土俵外の相撲関連[編集]
- 幼少期、芦屋の暴れん坊と呼ばれていたのは、野原で自身と同じぐらいの高さの草と格闘したことから。不思議な鍛え方もあると感心した貴乃花はこのこともあって貴景勝に目を付けたという。
- 2017年11月場所中の記事によると、貴乃花部屋では午後9時消灯が基本であり、日の出前から稽古を行うといい、貴景勝は夜の街には出掛けることは極めて少ない。
- 栄養学に詳しい父が食べるものを厳格に選んでいたことが影響し、入門後も身体づくりのために栄養学を学んでいる。口に入れる物に並々ならぬこだわりを持っており、「亜鉛とかアルギニンとかは筋肉に影響する。あと植物性タンパク質は女性ホルモンが出るので注意してます。納豆は食べ過ぎると女性ホルモンが出るので食べ過ぎないようにしています」と話し、2つの炭酸飲料の成分表示を見比べて「こっちには砂糖が20個分入っているけど、こっちは60個も入っている」と力説していた。
- 貴景勝本人は「胸の筋肉は、普通はこんなところは飛び出ないですね。(上半身を鍛えて)満足しがちだけど、逆三角形の体形は強くないですから」とボディビル体型には興味を示さず、むしろ尻まわりや太ももが発達した「洋なし体形」のUFCの選手を参考にしている。
- 2019年9月場所で大関特例復帰決定に至るまでの4ヶ月の内1ヶ月半は、母校の埼玉栄高で住み込んでリハビリを行った。師弟との関係を重視する大相撲でこのような調整は異例だが、師匠の千賀ノ浦は「大関だから自分のやることを信じればいい」と特例を認めた。だが、このことから千賀ノ浦との不仲説が囁かれるようになった。
- 2023年9月場所終了直後の報道によると、高校の同期の土佐緑、同じく同期にして3年連続でわんぱく横綱に輝いた清乃海(最高位・幕下)が付け人を務めている。高校時代5人だった相撲部の同期のうち大相撲に入らなかった1人、けがで引退した1人を除き、3人全員が集結した格好であった。清乃海とは小学4年で初対戦して以来、仲が良かった。わんぱく相撲の全国大会は清乃海が3年連続横綱で、貴景勝は大関止まり。小学校時代のわんぱく相撲番付と地位が逆転していたが、5月場所前に貴景勝が付け人に誘い、玉ノ井親方(元大関・栃東)も快諾。悪癖などが出ていないか、毎日の取組後、貴景勝は土佐緑とともに意見を求めた
化粧廻し・染め抜き[編集]
- 入門当初の師匠・貴乃花の長男(花田優一)がデザインした化粧廻しを使用している。その化粧廻しは黄金色の月を目指し、龍が上を目指して登っていく図柄で「龍神総宮社」の文字が入っている。
- 2018年7月場所には不動明王の描かれた染め抜きで場所入りした。
- 2019年5月11日、埼玉栄高校から大相撲の慣例によって大関以上のみが着用を許される紫色を基調とした化粧廻しを贈呈された。
その他相撲関連[編集]
- 2019年3月場所の力士を指定する懸賞は、3月8日の申し込み段階ではトップとなる約250本。次点は豪栄道の約220本である。
- 2019年3月場所の三賞受賞者の記念撮影では、巨漢の逸ノ城と碧山に挟まれて小柄さが強調された写真が撮影された。
- 大胸筋の負傷は貴景勝の心の重荷になったという見方があり、2019年11月場所直後の報道によると大胸筋の怪我をして心を閉ざしたためか記者とも口を聞かなくなったという。
- 2019年12月19日、ヤクルトの製品・ヤクルト1000の新CMキャラクターに決まり、都内のヤクルトホールで行われた発表会に出席した。貴景勝もこの席上で、朱色に近い赤の新たな化粧まわしが贈呈された。
- そのイベントで上島竜兵(貴景勝と同じ兵庫県出身)と共演したが、上島は2022年5月場所4日目の11日未明に急死。そのことから、場所5日目には思いを込めてこの化粧廻しを使用した。
- 取組前にまく塩の量が少ないことで知られているが、2020年2月に日本相撲協会の公式YouTubeチャンネルで公開されたインタビューの中で貴景勝は「塩は予想以上に滑りやすいので出来るだけ少なくしているんです」と答えている。
- かつて「オヤジにあれだけやってもらっているのにプロで成功しないと、人間として終わっていると思いました」と語っていたこともある。
- 2020年9月場所はリモート取材の要領が分からなかったため、中日まで取材に応じず9日目に初めて対応した。
- 2022年の大相撲の七夕企画では「優勝」と祈願を行った。
- 貴乃花が師匠であった頃はよほどのことがない限りテーピングの施術やサポーターの着用を許さない方針であったが、2023年1月場所中は背中にカッピングの跡が付いた姿で土俵に上がり、舞の海も「場所が終わってから治療を…」と苦言を呈した。
- 高校の2学年後輩の豪ノ山とは数えきれないほど稽古した仲で、貴景勝は小学生時代から豪ノ山を知っている。2023年9月場所9日目で豪ノ山を破った1番は昔からの得意技である土俵際での突き落としを見抜いたものであり、カド番脱出が懸っていた状況なだけに「特定の感情になったら良くない。今日は今日で集中した」と思い出を封印していた。
- 2023年に逃した懸賞は幕内で1位の686本。
主義・主張[編集]
- 観客の事を「100%しか出せないものを、120%に引き上げてくれる」存在、「自分にとってのマイナスをかき消してくれる」存在としている。
- 勝って驕らず負けて腐らずという意識は武士道が教えてくれたとしている。負けた際のコメントは、たびたび「負けたのは弱いからです。」とそれ以上何も語らない。
評価[編集]
- 幼少期に習っていた極真空手の指導者は「あんな負けん気の強い子どもは初めてだった。とにかく勝負事に負けることが大嫌いだった」と話している。
- 2019年5月場所の再出場、2019年夏の埼玉栄高校での調整など独自の判断を繰り返した振る舞いから「師匠の千賀ノ浦を軽視している」という声もある。元横綱の三重ノ海も「そういう調整の方が落ち着くというところもあったのだろう」と察しつつ、師匠として1横綱3大関を育てた経験から「普通は部屋で稽古しながら治療をしていくもの」とくぎを刺した。
- 2019年の日本相撲協会の「敢闘精神あふれる力士」アンケートでは6場所90日の内、幕内1位を23回記録。1位を記録した回数はこの年の全関取中トップ。
- 格闘技作品を主体とする漫画家の板垣恵介も愛想が無く寡黙な貴景勝を、もし漫画に登場させたら見栄えするだろうと評価している。
- 貴景勝は、角界入りした際には「その身長では関取は無理」と言われ、関取昇進を果たした際には「三役は無理」、三役に昇進した際は「大関は無理」と言われたが、その下馬評を悉く覆した。2021年1月場所は「最後にして最大の無理」である「突き押し一本で横綱昇進」に挑むと『大相撲ジャーナル』に報じられた。
- 2020年代に入った頃には既に角界の一大潮流となっている埼玉栄高校出身力士だが、『週刊ポスト』は彼らを互助会活動とは無縁のガチンコ揃いと報じている。
トークショー関連[編集]
- 2017年3月1日に大阪市のMBS「ちゃやまちプラザ」で行われた「大相撲春場所まつり」のトークショーで、中学時代に「周りに強い相手がいなかった」という理由で高校や大学に出稽古に行っていたことを話した。学校から近かった関西学院大学に出稽古に行った際には、当時、関西学院大学相撲部で軽量級であった宇良と稽古したことも明かし、「めちゃくちゃ細かった」と当時を振り返った。
- 同じトークショーで、司会を務めたお笑いコンビの林檎人形から「お相撲さんは、かかとのひび割れを瞬間接着剤でくっつけるって、本当ですか」と疑問をぶつけられる場面もあった。貴景勝は「本当です。ぼくもやったことがあります。足の皮が硬くなって、ガバっと割れるので」と“相撲あるある”を披露し、会場を盛り上げた。
- 同時に「芦屋育ちなのでお坊ちゃまなのでは?」という趣旨の質問をされたが、「芦屋でもいろいろありますから」と観客を笑わせた。埼玉栄は男女共学ながら、同じクラスには柔道女子の猛者ばかりで、甘い思い出のない高校生活であったことも明かした。
私生活[編集]
- 2019年2月3日放送分の『情熱大陸』によると都内の1LDKの賃貸マンションで一人暮らししており、慣れない自炊もしている。普段はゆで卵、ブロッコリー、カットトマト、ニンニク、鶏胸肉などが食卓に並ぶ。
- 2020年11月場所、結婚を機にかつて二十山部屋として使われた建物を新居として使っており、妻・義母と共に使用している。稽古場も部屋が存在していた当時と同様に利用している。
- 旧貴乃花部屋で女将を務めていた河野景子には可愛がられており、初優勝を果たした際の報道によると、貴乃花部屋の消滅を機に一時「もう食べることができない」と嘆いていた一品であるにんにくの素揚げは消滅後も河野が作って送ってきてくれるという。
- ボクシングが好きであり、2020年の大晦日に行われた井岡一翔と田中恒成のタイトルマッチを観戦して「感情を振るわせるものがあった」と刺激を受けた。
- 協会公式プロフィールによると、趣味は風呂、好きなTV番組、YouTubeチャンネル、漫画、アニメ、映画はなし、歌手の中島みゆきの大ファンである。
- 2023年11月場所後は自身へのご褒美も兼ねて家族とお気に入りのステーキ店に行き、ほぼ生の焼き加減でステーキソースを目一杯塗りたくった4人前で5万2800円のTボーンステーキを一人で平らげた。貴景勝の金銭感覚が窺い知れる。
その他[編集]
- 2017年3月場所12日目にエディオンアリーナ大阪へ本場所の相撲観戦に訪れたフィギュアスケート選手の本田真凜に関して、「めっちゃ好きっす。結婚したいっす」と話していたことがスポーツ新聞で報じられた。
- 母は元々角界入りには反対で、貴景勝の角界入り後もメディア露出は断っており、親族だけでの記念撮影で登場した以外では公の場には出ていない。
- 小学5年生か6年生の頃、春日野部屋の大阪場所宿舎、名古屋場所宿舎によく出入りしていた。当時の彼は栃ノ心曰くおしゃべりであり、昼寝している栃ノ心や栃煌山に遠慮なく喋り掛け続けていたという。
- 阪神タイガースのファンであり「俺の小学校は阪神ファンで、巨人ファンなんてありえへんみたいな(感じだった)」と周囲は阪神一色の環境で育った。また、球団の選手の中でも藤川球児のファンであり、藤川の引退の際には「ストレートで力で押し切るっていうのはかっこいいなって思っていた」「同じプロとして長い間、第一線でやられたことはすごい。野球はそこまで詳しくないが、プロとして力を出し切る時間が長かったことはすごいこと」と話した。一方、2023年シーズンに阪神が18年ぶりのリーグ優勝を達成した際は「甲子園は行ったことがない、逆に。あまりに近すぎたんで」と明かしている。
- 後援会長は、同じ兵庫県出身の元自治大臣・石井一が設立時から長く務めた。後援会の事務局も神戸市内の石井の事務所内にある。
- 幼少時には、実家近くの西宮市苦楽園にある「焼肉酒家 蘭」に毎週通っていた。元々母親が贔屓にしていた店で、オーナーによれば「お母さんが、大関がおなかに入っている時から通ってくれていた」。お気に入りはチャプチェで「ここのチャプチェは最高にうまい」という。
合い口[編集]
- いずれも2023年11月場所終了現在。
- 現役力士(横綱・大関)
- 横綱・照ノ富士には本割では4勝6敗、優勝決定戦では1勝1敗。
- 大関・霧島には8勝8敗(不戦敗1含む)。
- 大関・豊昇龍には8勝3敗。大関同士の対戦は貴景勝の1勝1敗。
- 元大関・髙安には11勝10敗。大関同士での対戦は1度も実現せず。
- 元大関・朝乃山には6勝5敗。大関同士の対戦は貴景勝の2勝。
- 元大関・正代には16勝7敗。大関同士での対戦は5勝1敗。
- 元大関・御嶽海には本割では12勝13敗、優勝決定戦では1敗。大関同士の対戦では1勝1敗。
- 引退力士(横綱・大関)
- 元横綱・白鵬には1勝5敗。
- 元横綱・日馬富士には2勝1敗と勝ち越している。2017年9月場所・11月場所で2場所続けて金星を獲得。2017年11月場所の対戦は、結果的に日馬富士の現役最後の取組となった。
- 元横綱・鶴竜には1勝4敗。
- 元横綱・稀勢の里には3勝2敗と勝ち越しており、2017年11月場所では金星を獲得している。
- 元大関・琴奨菊とは、琴奨菊の大関陥落後に対戦して3勝2敗。
- 元大関・豪栄道には3勝8敗。大関同士での対戦はどちらかが休場などにより実現しなかった。(両者大関として唯一揃って皆勤出場した2020年1月場所は豪栄道の不調で割りが崩された)
- 元大関・栃ノ心には9勝3敗(不戦敗1含む)。大関同士での対戦は1度も実現せず。
- 最高位が関脇以下の力士との幕内での対戦成績は以下の通りである。
力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 | 力士名 | 勝数 | 負数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
関脇 | |||||||||||
碧山 | 6 | 1 | 阿炎 | 6 | 6* | 勢 | 4 | 0 | 逸ノ城 | 10 | 8 |
隠岐の海 | 10 | 4(1) | 魁聖 | 3 | 2(1) | 琴勇輝 | 1 | 0 | 琴ノ若 | 6 | 4 |
大栄翔 | 18 | 6(1) | 宝富士 | 11 | 3 | 豪風 | 1 | 0 | 玉鷲 | 15 | 8(1) |
栃煌山 | 6 | 2 | 妙義龍 | 14 | 1 | 明生 | 8 | 6(1) | 嘉風 | 4 | 2 |
若隆景 | 6 | 5 | 若元春 | 5 | 1 | ||||||
小結 | |||||||||||
宇良 | 10 | 3 | 遠藤 | 11(1) | 5 | 阿武咲 | 12 | 3 | 臥牙丸 | 0 | 1 |
松鳳山 | 3 | 1 | 千代鳳 | 0 | 1 | 千代大龍 | 5 | 3 | 翔猿 | 5 | 6 |
錦木 | 8 | 3(1) | 北勝富士 | 14 | 11 | 竜電 | 4 | 1 | |||
前頭 | |||||||||||
熱海富士 | 1* | 0 | 荒鷲 | 1 | 1 | 石浦 | 1 | 1 | 炎鵬 | 3 | 0 |
王鵬 | 1 | 0 | 大砂嵐 | 1 | 0 | 輝 | 3 | 3 | 旭秀鵬 | 1 | 0 |
金峰山 | 0 | 1 | 豪ノ山 | 1 | 1 | 琴勝峰 | 3 | 0 | 佐田の海 | 4 | 0 |
志摩ノ海 | 2 | 0 | 蒼国来 | 0 | 2 | 大奄美 | 0 | 1 | 大翔丸 | 3 | 3 |
千代翔馬 | 4 | 0 | 千代ノ皇 | 1(1) | 1 | 千代の国 | 0 | 3 | 千代丸 | 1 | 1 |
照強 | 1 | 0 | 德勝龍 | 1 | 2 | 友風 | 1 | 0 | 錦富士 | 4 | 0 |
翠富士 | 4 | 0 | 豊山 | 3 | 1 |
※優勝決定戦(巴戦含む)では、照ノ富士に1勝1敗、熱海富士に1勝、御嶽海、阿炎にそれぞれ1敗がある。
(カッコ内は勝数、負数の中に占める不戦勝、不戦敗の数。太字は2023年11月場所現在、現役力士。)
主な成績[編集]
スピード記録[編集]
2023年11月場所終了現在
- 初土俵から大関昇進までの所要場所数:28場所(歴代7位・年6場所制以降の初土俵力士の中では歴代6位)
- 初土俵から初優勝までの所要場所数:26場所(歴代4位タイ)
- 大関昇進:22歳7ヶ月22日(歴代9位)
- 大関から関脇に陥落後の場所から10勝を挙げ復帰確定までにかかる日数(歴代1位・12日目)
通算成績[編集]
2023年11月場所終了現在
- 通算成績:426勝231敗81休(55場所)(番付外 1場所)
- 通算勝率:.648
- 幕内成績:338勝196敗81休(41場所)
- 幕内勝率:.633
- 大関成績:201勝112敗77休(26場所)
- 大関勝率:.642
- 番付上1人大関成績:30勝22敗8休(4場所)番付上1人大関勝星は歴代1位
- 番付上1人大関勝率:.576(歴代6位)
- 三役成績:60勝30敗(6場所)
- 三役勝率:.667
- 関脇成績:33勝12敗(3場所)
- 関脇勝率:.733
- 新関脇成績:11勝4敗(歴代7位タイ・年6場所制以降では歴代5位タイ)
- 新関脇勝率:.733(歴代7位タイ・年6場所制以降では歴代5位タイ)
- 小結成績:27勝18敗(3場所)
- 小結勝率:.600
- 前頭成績:77勝54敗4休(9場所)
- 前頭勝率:.588
- 十両成績:39勝21敗(4場所)
- 十両勝率:.650
- 幕下成績:30勝12敗(6場所)
- 幕下勝率:.714
- 三段目成績:5勝2敗(1場所)
- 三段目勝率:.714
- 序二段成績:7勝0敗(1場所)
- 序二段勝率:1.000
- 序ノ口成績:7勝0敗(1場所)
- 序ノ口勝率:1.000
- 年間最優秀力士賞受賞回数:1回(2020年)
- 年間最多勝回数:1回
- 2020年(51勝21敗3休・年5場所では最少勝ち星)
- 幕内連続2桁勝利記録:4場所(2022年7月場所 - 2023年1月場所)
- 幕内優勝次点以上連続場所:2場所(2022年11月場所 - 2023年1月場所)
- カド番の回数:7回(歴代5位)
各段在位場所数[編集]
2023年11月場所終了現在
- 通算在位:55場所
- 幕内在位:41場所
- 大関在位:26場所
- 番付上1人大関在位:3場所(歴代3位タイ)
- 三役在位:6場所
- 関脇在位:3場所
- 小結在位:3場所
- 平幕在位:9場所
- 大関在位:26場所
- 十両在位:4場所
- 幕下在位:6場所
- 三段目在位:1場所
- 序二段在位:1場所
- 序ノ口在位:1場所
- 前相撲在位:1場所
- 幕内在位:41場所
三賞・金星[編集]
- 三賞:7回
- 殊勲賞:3回(2017年9月場所、2017年11月場所、2018年11月場所)
- 敢闘賞:2回(2017年3月場所、2018年11月場所)
- 技能賞:2回(2019年1月場所、2019年3月場所)
- 金星:3個
- 日馬富士:2個(2017年9月場所、2017年11月場所)
- 稀勢の里:1個(2017年11月場所)
各段優勝[編集]
2023年9月場所終了現在
- 幕内最高優勝:4回
- 2018年(1回)11月場所
- 2020年(1回)11月場所
- 2023年(2回)1月場所、9月場所
- 幕内最高優勝同点:3回(歴代5位タイ)
- 年間最多優勝:1回
- 2020年(1回・白鵬、照ノ富士、正代、徳勝龍と並んで受賞)
- 十両優勝:1回(2016年11月場所)
- 幕下優勝:1回(2016年3月場所)
- 序二段優勝:1回(2015年1月場所)
- 序ノ口優勝:1回(2014年11月場所)
場所別成績[編集]
一月場所
初場所(東京) |
三月場所
春場所(大阪) |
五月場所
夏場所(東京) |
七月場所
名古屋場所(愛知) |
九月場所
秋場所(東京) |
十一月場所
九州場所(福岡) | |
---|---|---|---|---|---|---|
2014年
(平成26年) |
x | x | x | x | (前相撲) | 西序ノ口18枚目
優勝 7–0 |
2015年
(平成27年) |
東序二段10枚目
優勝 7–0 |
東三段目18枚目
5–2 |
東幕下55枚目
6–1 |
西幕下27枚目
4–3 |
西幕下21枚目
6–1 |
西幕下7枚目
3–4 |
2016年
(平成28年) |
西幕下13枚目
4–3 |
東幕下9枚目
優勝 7–0 |
東十両13枚目
11–4 |
西十両6枚目
6–9 |
東十両9枚目
10–5 |
西十両3枚目
優勝 12–3 |
2017年
(平成29年) |
東前頭12枚目
7–8 |
東前頭13枚目
11–4 敢 |
西前頭7枚目
11–4 |
西前頭筆頭
5–10 |
西前頭5枚目
9–6 殊★ |
西前頭筆頭
11–4 殊★★ |
2018年
(平成30年) |
東小結
5–10 |
西前頭3枚目
3–8–4 |
西前頭10枚目
10–5 |
西前頭3枚目
10–5 |
西小結
9–6 |
東小結
13–2 殊敢 |
2019年
(平成31年 /令和元年) |
東関脇
11–4 技 |
東関脇
10–5 技 |
東大関2
3–4–8 |
東大関2
休場 0–0–15 |
西関脇
12–3 |
東大関2
9–6 |
2020年
(令和2年) |
東大関
11–4 |
東大関
7–8 |
感染症拡大により中止 | 東大関
8–4–3 |
西大関
12–3 |
東大関
13–2 |
2021年
(令和3年) |
東大関
2–8–5 |
東大関2
10–5 |
西大関
12–3 |
西大関
1–2–12 |
西大関
8–7 |
西大関
12–3 |
2022年
(令和4年) |
東大関
1–3–11 |
西大関
8–7 |
西大関2
8–7 |
東大関
11–4 |
東大関
10–5 |
東大関
12–3 |
2023年
(令和5年) |
西大関
12–3 |
西大関
3–4–8 |
西大関
8–7 |
東大関
休場 0–0–15 |
西大関
11–4 |
東大関
9–6 |
2024年
(令和6年) |
西大関2
– |
x | x | x | x | x |
各欄の数字は、「勝ち-負け-休場」を示す。 優勝 引退 休場 十両 幕下
三賞:敢=敢闘賞、殊=殊勲賞、技=技能賞 その他:★=金星 番付階級:幕内 - 十両 - 幕下 - 三段目 - 序二段 - 序ノ口 幕内序列:横綱 - 大関 - 関脇 - 小結 - 前頭(「#数字」は各位内の序列) |
改名歴[編集]
- 佐藤 貴信(さとう たかのぶ)2014年9月場所 - 2016年11月場所
- 貴景勝 光信(たかけいしょう みつのぶ)2017年1月場所 - 2023年3月場所
- 貴景勝 貴信(たかけいしょう たかのぶ)2023年5月場所 -
メディア出演[編集]
テレビ番組[編集]
- 学校へ行こう!MAX(2007年6月5日、TBS)
- サンデースポーツ(2018年11月25日・2019年3月24日・2020年11月22日・2023年1月22日、NHK総合)
- ニュース シブ5時「能町みね子のシブ5時相撲部」(2018年11月26日・2019年5月10日、NHK総合)
- 別冊アサ(秘)ジャーナル (2018年12月24日、TBS)
- 情熱大陸 (2019年2月3日、毎日放送)
- 櫻井・有吉 THE夜会 (2019年2月7日、TBS)
- ジャンクSPORTS 大相撲スペシャル (2019年2月24日・2020年2月9日・16日、フジテレビ)
- 戦え!スポーツ内閣 (2019年3月6日・2020年1月8日、MBS)
- バース・デイ (2019年3月30日、TBS)
- 消えた天才 (2019年4月7日、TBS)
- スポーツ×ヒューマン 「弱くて楽しくなくて でも信じて 大相撲 貴景勝」(2019年4月8日、NHK BS1)
- 大相撲2019 新時代の息吹 (2019年12月29日、NHK総合)
- 大相撲特別場所 ~テレビ桟敷へようこそ〜(2020年5月31日、NHK総合)
- 大相撲ABEMA場所 〜記憶に残る名勝負100連発〜(2020年6月6日、ABEMA)
- 大相撲この一年 夢紡いだ支え(2020年12月30日、NHK総合)
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- ヤクルト - ヤクルト1000(2020年1月 - )