西村博之
西村 博之(にしむら ひろゆき、1976年〈昭和51年〉11月16日 - )は、日本の実業家、論客。日本最大級の匿名掲示板「2ちゃんねる」開設者。英語圏最大の匿名掲示板「4chan」管理人(株式の約10%を保有)。東京プラス株式会社代表取締役。有限会社未来検索ブラジル取締役。愛称・通称は「ひろゆき」または「論破王」。
概要[編集]
かつては日本最大級の匿名掲示板であった旧「2ちゃんねる」開設者で元管理人。株式会社ドワンゴが出資する動画配信サービス「ニコニコ動画」の運営会社ニワンゴの元取締役管理人として川上量生らと共に創設に関与した。
東京都北区赤羽北出身。大学在学中の1999年、度重なるサーバーダウンや荒らしなど諸問題を抱えていたスレッドフロート型掲示板「あめぞう」の避難所として匿名掲示板「2ちゃんねる」(現:5ちゃんねる)を開設し、管理人となる。以後、中尾嘉宏やジム・ワトキンス、山本一郎らと協力して同サイトの運営を続ける。しかし、同サイト上に書き込まれたネット中傷の削除依頼を拒否したことにより多数の訴訟に敗訴、多額の損害賠償を請求されることになった(債務総額は30億円を超える)。
2003年、竹中直純、深水英一郎と協力して「未来検索ブラジル」を設立、同社の取締役に就任する。2005年、川上量生、自民党の麻生太郎の長男である麻生将豊らの協力で設立されたドワンゴ子会社のニワンゴ取締役管理人に就任し、翌年の「ニコニコ動画」の立ち上げに関与。並行して複数の企業運営に携わる。
2014年、前年に発生した2ちゃんねる個人情報流出事件後の運営方針を巡り対立したジム・ワトキンスとロンに2ch.netの管理権を剝奪される。同年、代替掲示板「2ch.sc」を開設。
2015年にフランスのパリへ移住。同年、グッドスマイルカンパニーの協力を得て、2ちゃんねるの系譜を持つ英語圏最大の匿名画像掲示板「4chan」をクリストファー・プールから約10億円で買収し、管理人に就任する。
日本においてはインフルエンサーとして広く人気を集める。YouTubeの切り抜き動画を含む月間再生数は3億回を超える。ソニー生命によるアンケート調査「中高生が思い描く将来についての意識調査2021」では、「将来のことを相談したいと思う有名人」の3位にひろゆきがランクインし、「“将来、こういう大人になりたい”と思う有名人」でも10位。2022年11月、ベネッセが通信教育講座『進研ゼミ小学講座』の会員13,816人(女子9,238人・男子3,691人・性別無回答887人)から回答を得た結果、小学生流行語ランキングで「それってあなたの感想ですよね?」が1位に選ばれた。ベネッセによれば、ひろゆきの真似事が小学生の間でブームとなっているという。
一方、その発言の内容には誤情報が多く含まれていることが指摘されている。他にも「2ちゃんねる」の中傷書き込みを巡る裁判に敗訴したことによる多額の賠償金の踏み倒しなど、脱法的な手法について批判を受けている。また、アメリカでは悪名高いオルタナ右翼の形成に貢献し、『ニューヨーク・タイムズ』紙に「X世代の扇動家」「倫理観の欠如」「恥をほとんど何とも思わない彼の能力はある種の最終兵器」「インターネット上でもっとも有害な意見を醸成している」と評されるなど、ニューヨーク州当局からも銃乱射事件や陰謀論、大量虐殺、人種差別の温床とみなされている「4chan」のオーナーとして管理責任を指摘され、否定的な見方をされることが少なくない。
来歴[編集]
ひろゆきは、2ちゃんねるの歴史や、米匿名掲示板文化「CHANカルチャー」である4chanの歴史、8chanの歴史などに深く関わっている。
以下、ひろゆきが1999年に開設した匿名掲示板を2ちゃんねる (2ch.net)、2014年に開設した掲示板を2ちゃんねる (2ch.sc)と表記する。
生い立ち[編集]
1976年、神奈川県相模原市に生まれ、東京都北区赤羽北で育った。祖父は北海道で西村牧場を運営していた酪農家の西村和夫、父親は財務省国税庁国税局税務署員で北海道足寄町出身、姉が一人いる。
少年時代は、生活保護受給者が大勢居住していた都営桐ヶ丘団地に住んでいた。ベーシックインカムを推進しているのも、このような環境で育ち「働かないといけない」という感覚が圧倒的に乏しいからと述べている。また、団地では結婚して共働きで収入が増えると家賃が上がるという理由で偽装離婚している事実婚の夫婦がたくさんいたことから、結婚なんて書類上のことなのだという考えを持ち、妻の植木ともフランスに移住する2014年まで事実婚だった。
北区立北園小学校(現:北区立袋小学校)を卒業後、北区立北中学校(現:北区立桐ヶ丘中学校)に入学した。中学時代について、「中学は荒れすぎて、先生が殴られて失明したり、登校時校門の前の先輩に男子は全員一発殴られるとか、一日で窓ガラスが13枚割れたりと地元でも野蛮で有名な中学だったので、校則が徹底出来ないのが当たり前だった。校則が全く無い公立高校に行ったので、校則で困った経験無い」と回想している。その後、東京都立北園高等学校に進学し、高校では物理学専攻を志望していたが、代数の教師と折り合いが悪く単位を落として理系進学を断念した。高校卒業時の成績は、下から10番以内だったという。1996年4月、一浪の末に中央大学文学部教育学科心理学コース(現:人文社会学科心理学専攻)に入学し、「文化連盟犯罪科学研究会」に所属するが、会計を担当した際、帳簿をつけないなどずさんな事務を問われ退会した。その後、原付バイクで交通事故に遭い、その慰謝料で、1998年夏に米国アーカンソー州のアーカンソー中央大学へ1年間留学した。
大学で心理学を学ぼうと考えた理由は、「心理学だけは人の心を扱うので、参考書を読んだだけではマスターできないと考えたから」であるが、実際に大学の授業を受けると授業でも参考書を読むだけだったため、期待外れであったと述べている。また、中央大学を志望・受験したのは「最小限の労力で乗り切るため」であり「受験勉強をしたくないから、用語集の一番薄い政治経済を選び、自分の学力で受かる大学を受けた。受験はマークシート式で、最小限の労力で乗り切った。決して東大を目指すようなことはせず、『大卒』のカードだけを持っておこうと思った。僕はそうやって生き残ってきたタイプだ。大学に入っても、学問を修めるという意識はなく、最短で単位を取りながらダラダラと過ごすモラトリアム生活を満喫した。」と述べている。
1990年代―2ちゃんねる開設[編集]
詳細は「あめぞう」および「2ちゃんねる」を参照
1998年1月(2月6日説もある)、中央大学在学中にウェブサイト「Hirox's room」を開設した。3月には、大学の友人と合資会社「東京アクセス」を設立した。6月6日にサイト名を「Hirox's room」から「実録!交通違反をもみ消して罰金を払わない方法」(別名:「交通違反の揉み消し方」)に変更した。このサイトには、交通違反の罰金を揉み消すための情報交換掲示板が設置されており、2ちゃんねるのプロトタイプであったとされる。翌1999年5月30日、米国留学中に「あめぞう掲示板」の避難所として匿名掲示板「2ちゃんねる」を開設し、7月22日には「2ch.net」を取得した。
ひろゆきは、2ちゃんねるが成功した理由について「情報ニーズがあるから」と、述べている。また、「ネーミングや機能が優れていたからではなく、匿名で自由に書き込みたいという欲望があったから」とも語っている。成功については、「ある程度の大きさになるとは思っていたが、こんなに早くなるとは思わなかった」と述べている。また、あめぞうも含めた掲示板がありながら、2ちゃんねるだけが存続できた理由として、「データが消えない仕組みをつくった」、「(金にならないと思われていた中で)暇だったから辞めないで続けられた」と、述べている。
2000年代―2ちゃんねるの成功とニコニコ動画の創設に関与[編集]
2000年5月、西鉄バスジャック事件の犯人が2ちゃんねるに犯行予告を行っていたことを受け、当時23歳だったひろゆきは報道番組『ニュースステーション』(テレビ朝日)のインタビュー取材に応じた。この時、ひろゆきは「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」と発言している(後述)。なお、ひろゆきにとっては、これが初のメディア出演となった。
2001年8月、ひろゆきは日本生命との裁判で敗訴した。この時期から、ひろゆきは2ちゃんねる上のネット中傷を巡る多くの裁判で敗訴し、多額の損害賠償を負うことになった。
2002年までにGoogleは日本で最も検索された単語が「2ちゃんねる」であると公表した。
2002年9月、2ちゃんねるの関連会社である「東京プラス株式会社」(東京都北区赤羽北)を設立するとともに代表取締役に就任。
2003年4月、プログラマーの竹中直純らとともに「未来検索ブラジル」を設立し、取締役に就任。
同年6月には、ひろゆきが代表を務める東京プラスがガーラとの間で、ガーラのネット情報クリッピングサービスにおける2ch.netおよびまちBBSの掲載情報の独占利用許諾契約を締結。
2003年9月、ひろゆきが自ら配信したメールマガジンで、DHCの製造する健康食品に枯葉剤が混入している、という事実無根のデマを拡散したことについて、東京地方裁判所は名誉毀損に該当するとして、ひろゆきに対して700万円の損害賠償の支払いを命じた。
2004年10月、2ちゃんねるのログを書籍化した『電車男』が、映画化・テレビドラマ化・舞台化もされる大ヒットとなった。ひろゆきはその印税について、「僕が書いているわけじゃないので、あぶく銭だった」と述べ、阪神・淡路大震災などの被災者に全て寄付したと発言している。2ちゃんねる管理人としての収入は、「サラリーマンの生涯年収を年で稼ぐくらいだった」と発言している。
2004年までに「2ちゃんねる」は日本最大のインターネットフォーラムとなった。2005年11月14日、川上量生、麻生将豊(麻生太郎の長男)らの協力を得て設立されたドワンゴの子会社ニワンゴの取締役管理人に就任した。当初、ニワンゴは未来検索ブラジルの技術を応用した「メールポータル」などのサービスをリリースしたが、ユーザー数が伸びずに低迷した。その後、川上量生は動画サービスの可能性を探る中で、プログラマの清水亮のアドバイスで元「廃人軍団」の中野真、UEI所属のプログラマである布留川英一にプロトタイプを作らせ、現在のニコニコ動画に近いものができた。このプロトタイプをベースに、ドワンゴの戀塚昭彦がスケーラビリティを確保させたアルファ版を完成させ、2006年12月に実験サービスとして公開に至った。ひろゆきも、完成したプロトタイプのレビューや2ちゃんねる上での宣伝工作などに協力した。「ニコニコ動画」という名前も、雑談の中で川上が思いついたアイデアにひろゆきが同意したことから決定したという。
2008年7月、ティーケイテクノロジー(札幌市)の取締役に就任した。
2008年10月、音楽配信サイト「mF247」をに・よん・なな・みゅーじっくと共同で運営していくことが決まった。
2009年1月2日、2ch.netをシンガポールの法人「PACKET MONSTER INC.」(パケットモンスター社)に譲渡し、管理人からも退いた、と主張したが、実際はドメインの所有権をペーパーカンパニーに移転したに過ぎず、ひろゆきが取締役を務める東京プラス社および未来検索ブラジル社に2ch.netの収益が還流されていたとみなされている。
現在の出演[編集]
テレビ番組[編集]
- レギュラー
- AKB48、最近聞いたよね…〜一緒になんかやってみませんか?〜(2022年10月5日(12日深夜) - 、テレビ東京)- MC
- ひろゆき&大盛真歩のまったり妄想不動産(2023年5月7日 -、山梨放送)
- 準レギュラー
- ビートたけしのTVタックル(テレビ朝日)
- サンデージャポン(TBSテレビ)
- マッドマックスTV論破王(テレビ朝日、ABEMA)
WEB番組[編集]
- ABEMA Prime(2020年4月3日 - 、AbemaTV)- 金曜MC
- モデルプレスカウントダウン(2021年11月26日 - 、ABEMA)
- 世界の果てに、ひろゆき置いてきた (2023年8月12日 - 、ABEMA)
ラジオ番組[編集]
- ひろゆきの行先未来(2022年3月5日 - 、FM軽井沢)
過去の出演[編集]
テレビ番組[編集]
- ニュースステーション(2000年5月9日、テレビ朝日)
- 博士の異常な鼎談(2009年10月9日、TOKYO MX/tvk)
- デキビジ(2010年5月2日、BSJ) - 勝間和代と共演
- 橋下×羽鳥の番組(2016年8月22日、テレビ朝日) - 森永卓郎や杉村太蔵と共演
- NHKスペシャル 平成史スクープドキュメント 第8回「情報革命 ふたりの軌跡〜インターネットは何を変えたか〜」(2019年4月28日、NHK総合)
- グッとラック!(2020年4月 - 2021年3月24日、TBSテレビ)- 火曜→水曜コメンテーター
- 乃木坂に、越されました〜AKB48、色々あってテレ東からの大逆襲!〜(2021年7月7日(6日深夜) - 9月29日(28日深夜) テレビ東京)- MC
- じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜(2021年9月23日、テレビ東京)
- AKB48、最近聞いた?〜一緒になんかやってみませんか?〜(2022年1月19日(18日深夜) - 6月29日(28日深夜)、テレビ東京)- MC
- AKB48、最近聞いたかも?〜一緒になんかやってみませんか?〜(2022年7月13日(12日深夜) - 9月28日(27日深夜)、テレビ東京)- MC
- 逃走中~大みそかSPお台場大決戦!~(2022年12月31日、フジテレビ)
WEB番組[編集]
- 「日本アニメ(ーター)見本市」勝手に鑑賞会第二回 (2015年2月24日、ニコニコ生放送)
他多数
ラジオ[編集]
- さくらのブロラジ (2007年1月5日、ラジオ関西)
- TOKYO SPEAKEASY(2020年6月26日、エフエム東京)
- ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB(2021年2月20日、文化放送)[1]
CM[編集]
- ドワンゴイロメロミックス(2005年) - 声のみの出演
雑誌[編集]
- 週刊プレイボーイ「なんかヘンだよね」(堀江貴文と共演)
他多数
映画[編集]
- マギカ☆調べ(2012年) - 暁美ほむら役
- 北園現代史 ~自由の裏に隠された衝撃の実態~ - YouTube(2021年) - 北園高校の卒業生として出演。
ひろゆきを演じた人物[編集]
いずれも声の出演。
- 水島大宙 - OVA『ねとらん者 THE MOVIE』(2004年)
- 子安武人 - 『異世界ひろゆき』コミックス発売PRプロモーション動画(2022年)
著書[編集]
単著[編集]
- 『元祖しゃちょう日記』(2004年10月1日、講談社)ISBN 406212646X
- 『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』(2007年6月、扶桑社新書)ISBN 4594053882
- 『僕が2ちゃんねるを捨てた理由』(2009年5月、扶桑社新書)ISBN 9784594059521
- 『ソーシャルメディア絶対安全マニュアル トラブルにまきこまれないFacebook、Twitter、LINEの使い方』(2013年6月、インプレス)ISBN 9784844334538
- 『無敵の思考 誰でもトクする人になれるコスパ最強のルール21』(2017年7月8日、大和書房)ISBN 4479796010
- 『働き方 完全無双』(2018年4月14日、大和書房)ISBN 9784479796442
- 『論破力』(2018年10月12日、朝日新書)ISBN 9784022737915
- 『このままだと、日本に未来はないよね。』(2019年2月21日、洋泉社)
- 『これからを生きるための無敵の―お金の話』(2019年3月6日、興陽館)ISBN-13:978-4877232375
- 『自分は自分、バカはバカ。 他人に振り回されない一人勝ちメンタル術』(2019年4月6日、SBクリエイティブ)
- 『凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく』(2019年9月12日、宝島社)
- 『1%の努力』(2020年3月5日、ダイヤモンド社)ISBN 9784478108499
- 『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(2020年4月9日、学研プラス)
- 『叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」』(2020年11月27日、三笠書房)
- 『ラクしてうまくいく生き方 自分を最優先にしながらちゃんと結果を出す100のコツ』(2021年6月1日、きずな出版)
- 『無敵の独学術』(2021年7月2日、宝島社)ISBN 978-4299017611
- 『僕が親ならこう育てるね』(2021年9月15日、扶桑社)
- 『ひろゆきのシン・未来予測』(2021年9月29日、マガジンハウス)
- 『がんばらない勇気』(2021年11月5日、宝島社)ISBN 978-4299022356
- 『頭の悪い人でもゼロからわかる!頭がよくなる方法見るだけノート』(2022年2月26日、宝島社)ISBN 978-4299026668
- 『ひろゆき流 ずるい問題解決の技術』(2022年3月15日、ダイヤモンド社)ISBN 978-4833424448
- 『お金の本 図解だからわかる』(2022年5月11日、興陽館)ISBN 978-4877232900
- 『無理しない生き方 自由と快適さが手に入る37のアドバイス』(2022年6月28日、きずな出版)ISBN 978-4866631714
- 『よのなかの攻略法 学校編 ~ミライの攻略法~』(マンガ:フタバマリ、2022年12月7日、小学館)ISBN 978-4092272712
- その他、2ちゃんねるに匿名で投稿された文章を元に編集された数多くの書籍(例として『電車男』)は、2ちゃんねるの代表者であるひろゆきが、著作者権を投稿規定に基づいて行使する形で出版されている。ただしこれには異論もあり、投稿者が投稿した当時には投稿規定が表示されなかったり、あるいは当時には投稿規定の文言が現在表示されるものと異なるため、一部の投稿については投稿規定の効力に疑問があるとする意見もある。もっともこの場合、『電車男』のログの出版・ならびにそれを元に創作された映画・ドラマ・漫画など副次的創作物が利益を出した場合、還元すべき対象はどこの誰なのか、またスレッドに書き込みをしたと自称する人物たちが名乗りをあげた場合に、どうやってそれらを真実であると証明するのか、といった多くの問題が背後に控えている。
- ひろゆき自身は『電車男』の二次著作権料は受け取っておらず、新潟県中越地震災害義捐(ぎえん)金として送金したとしている。
共著[編集]
- 『2ちゃんねるで学ぶ著作権』、共著:牧野和夫、アスキー、2006年7月、ISBN 4756147704。
- 『ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね…」』、共著:堀江貴文、集英社、2009年9月、ISBN 9784087805338。
- 『そこまで言うか!』、共著:堀江貴文・勝間和代、青志社、2010年9月、ISBN 9784905042006。
- 『オンナは苦手。』、共著:田母神俊雄、李白社、2010年11月、ISBN 9784894519268。
- 『ホリエモン×ひろゆき やっぱりヘンだよね 常識を疑えば未来が開ける』、共著:堀江貴文、2016年10月26日、集英社 ISBN 9784087808049
- 『考えて生きる 合理性と好奇心を併せもつ』、共著:成毛眞、2022年5月26日、集英社 ISBN 978-4087900798
- 『ひろゆきと考える 竹中平蔵はなぜ嫌われるのか?』、共著:竹中平蔵、2022年6月24日、集英社 ISBN 978-4087880793
著書[編集]
- 西村ゆか他『だんな様はひろゆき』(2021年10月20日、朝日新聞出版)
- 戸塚たくす作・西出ケンゴロー画『異世界ひろゆき』(となりのヤングジャンプ 2022年7月8日 - )
- 高菜八期作・はたしま卯月画『ひろゆき、異世界でも論破で無双します』(コミックアルナ 2022年8月号(創刊号) - 2023年7月号)※第1部完
音楽[編集]
- 激走爆走チーム2ちゃんねる(2000年12月25日) - Team2chのテーマ曲
- モナ~らぶ(2001年3月11日)
- おいら(2001年5月11日)
- やる気なし!(2001年7月7日)
- アメニモマケテ(2001年7月14日)
- 89337564!(2001年10月20日)
- 4649!(2001年11月5日)
- 初音ミクで季節モノの曲を作ってみたよ。@ひろゆき(2007年12月24日)- 「きよしこの夜」を初音ミクに歌唱させた作品。ニコニコ動画にて発表
ひろゆきはメインボーカルを担当、切込隊長やひげおやじがバックコーラスなどで参加している。すべてネット上でフリーダウンロードシングルとして発表されたほか、2001年7月に開催されたイベント「2ちゃんねる祭り@2周年記念」で発売された『2ちゃんねるソング集』には「激走爆走チーム2ちゃんねる」~「アメニモマケテ」までの5曲が、2002年8月に発売された書籍『2ちゃんねる公式ガイド2002』の付録CD-ROMのオーディオトラックには「モナ~らぶ」と「4649!」の2曲が収録された。なお、ひろゆき本人は上記の楽曲を黒歴史として扱っており、再び歌うことを拒否している。
関連項目[編集]
- 2ちゃんねる
- 2ちゃんねる (2ch.sc)
- 2chan(ふたばちゃん)
- 4chan(よつばちゃん)
- 8chan (8kun)
- あめぞう掲示板
- したらば掲示板
- 未来検索ブラジル
- ガジェット通信(ひろゆきが創設に関わったニュースサイト)
- ニコニコ動画(ひろゆきが創設に関わった動画共有サイト)
- ニコニコ大百科(ひろゆきが創設に関わったオンライン百科事典)
- 竹中直純(未来検索ブラジル代表取締役)
- 中尾嘉宏(2ちゃんねるの実質的な管理人。ジム・ワトキンスのビジネスパートナー)
- 川上量生(ニコニコ動画創設者)
- 矢野さとる(おーぷん2ちゃんねる管理者)
- 堀江貴文(ひろゆきの元ビジネスパートナー。2021年3月4日に絶縁)
- あめぞう(あめぞう開設者。2chに対抗して1ch.tvを開設)
- クリストファー・プール(4chan開設者)
- フレドリック・ブレンナン(8chan開設者。2ちゃんねる元社員)
- ジム・ワトキンス(現5ちゃんねる/8chan管理人。2ちゃんねるの管理権限紛争における当事者)
- ロン・ワトキンス(元8chan管理人/2ちゃんねる技術担当者/5ちゃんねるの商標権者。Qアノン陰謀論における「Q」の正体とされる)
- 無敵の人 (インターネットスラング)
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ まちBBSで使用している名義[要出典]。
- ^ a b c d e アメリカの極右による政治運動。2ちゃんねるから派生した4chanや8chanなどCHANカルチャーに起源を持つ。この運動は、2017年のバージニア州シャーロッツビルで行われた悪名高い極右集会「ユナイト・ザ・ライト」や、2019年のクライストチャーチモスク銃乱射事件など多くの暴力事件に関連しており、民主主義を根幹から蝕む深刻な社会問題としてアメリカ政治を中心に大きな悪影響を与えている。ちなみに、この運動には二つの特徴がある。一つ目は、白人至上主義・ネオナチ・男性至上主義・反ユダヤ主義・反フェミニズム・反グローバリズムなど、ありとあらゆる差別主義の集合体であること。有り体にいえば、社会正義(リベラル)に対する敵対的、挑発的、冷笑的な反体制的スタンスを特徴としている。またオルタナ右翼は、2016年の米大統領選挙において移民排斥と白人ナショナリズムを掲げるドナルド・トランプの支持母体にもなった。全活動で一貫しているのは、反知性的なポピュリズムであり、知的エリート集団の民主党はもちろん、共和党主流の伝統的保守派を含むエスタブリッシュメント(既得権益層)に対する強い反発である。二つ目の特徴は、多くの人にとって理解しがたい不快な表現(ハーケンクロイツなど)を面白半分で多用したり、カエルのペペに代表されるインターネット・ミーム(インターネット上で流行するコラ画像など)で自らの意見を表明したりすることである。これはオルタナ右翼の起源となったプラットフォームが、4chanや8chanなどの匿名掲示板(画像掲示板)であったことが大きく影響している。たとえば、このようなプラットフォームはモデレート(穏健化への調停)がゆるく「サブカルチャーのゆりかご」としての機能を果たすと同時に、ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)に不満があるユーザー、とくに社会に居場所のない非リア系白人男性の牙城になっており、オルタナ右翼は彼らを取り込む上でミームを政治的プロパガンダとして積極的に活用した経緯がある(この潮流は4chan発祥のQアノン運動と連動しながら、2021年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃事件に結実する)。なお、オルタナ右翼の発祥地は匿名掲示板ということもあり、明確なリーダーは存在しない。その意味でオルタナ右翼は、オンライン時代における悪意や憎悪の集合的無意識に近く、ネット時代特有の「サブカルチャー化した社会運動」となっている。[独自研究?]
- ^ a b c d e 2022年、ニューヨーク州は、4chanの憎悪煽動に影響されたバッファロー銃乱射事件が発生したことを受け、4chanの運営実態を詳細に調査した。この間、ジャーナリストのJustin Lingは、ニューヨーク州に4chanの情報公開請求を続けており、2023年になって4chanのスポンサー企業と出資情報が開示された。これにより西村博之の買収以降、不透明となっていた4chanの運営実態や、非公開の買収条件が初めて明らかにされた。詳細は以下の記事に詳しい。日本語版は以下2015年8月、西村博之・未来検索ブラジル・グッドスマイルカンパニーが、4chanと秘密保持契約を結んだ上で締結した買収契約書は以下
- ^ あめぞうへの設立書き込みが1999年5月30日。Wayback Machineでの2ch.net最古版は1999年11月11日。
- ^ 8chan開設者のフレドリック・ブレンナンは、2020年10月25日21時30分、5ちゃんねるのニュース速報+板に「【5ちゃんねるの皆さんへ】ジム・ワトキンスがどれほど危険人物かお伝えします」というスレッドを投稿した。この中でブレナンは以下の告発文を掲載している。
- ^ 2ちゃんねるの保守運用に尽力してきた中尾嘉宏(ハンドルネーム「FOX★」「夜勤」で知られる)も「ひろゆきの技術力では、私たちがどのようなプログラミングをしていたかなど理解できない」と述べており、かつてひろゆきが「プログラムのバグは放っておけば治る」と言い放ち、2ちゃんねるの技術関係者を呆れさせたことを2ちゃんねるの商標権裁判における陳述書の中で明かしている。
- ^ かつては「ひろゆきはカッコイイよ。 アイツはアメンホテプ4世にそっくりだからね」と評価していた。しかし本人および妻によると、ラムセス2世の方がソックリだとしている。
- ^ なお、2ちゃんねるの書き込み削除については「広告代理店」を標榜する未来検索ブラジル社が関係していたらしいことが、東京地方裁判所に提出された警察の捜査資料で判明している。ただ、その裁判の中でブラジル社はひろゆきは2ちゃんねるの運営に関して全く関与していない旨を主張している。すると、ホットリンク社・成瀬取締役の話した契約内容と、ブラジル社が警察を相手取って起こした裁判での言い分で整合性が取れなくなってしまう。エコーニュース2014年5月9日16時34分