西日本旅客鉄道
西日本旅客鉄道株式会社(にしにほんりょかくてつどう、英: West Japan Railway Company)は西日本を中心として旅客鉄道等を運営する日本の鉄道事業者。1987年4月1日に、国鉄分割民営化に伴い日本国有鉄道(国鉄)から大阪・天王寺・福知山・岡山・米子・広島・金沢の各鉄道管理局と新幹線総局(山陽新幹線)・九州総局(新幹線部門)が管理していた鉄道事業および船舶事業を引き継いで発足した、JRグループの旅客鉄道会社の一つ。通称はJR西日本(ジェイアールにしにほん)、英語略称はJR West。コーポレートカラーは青色。本社は大阪府大阪市北区。東京証券取引所プライム市場の上場企業。日経平均株価およびTOPIX Large70の構成銘柄の一つ。
近畿圏をはじめ、北陸、中国地方、九州北部など2府16県 に鉄道路線網を持つ。災害対策基本法における指定公共機関である。
他のJRグループ各社や大手私鉄同様に、非鉄道事業として小売業や不動産開発、ホテル事業、建設工事業などもグループ会社を含めて展開している。非鉄道事業では、瀬戸内海でフェリーや旅客船を運航しているほか、鉄道営業エリア外の首都圏、中京圏などへも進出している。
なお、福岡県を地盤とする大手私鉄の西日本鉄道(西鉄)とは関連がない。
概況[編集]
営業概要[編集]
鉄道の営業エリアは山陽新幹線の全区間、北陸新幹線の上越妙高駅 - 金沢駅間および、近畿圏、北陸、中国地方の大部分と信越地方、福岡県の一部の在来線であり、総営業キロ数は4,903.1 km、駅数は1,174駅、社員数22,715人(JR西日本単体) と日本の鉄道事業者では、それぞれ東日本旅客鉄道(JR東日本)に次いで多い。連結売上のうち鉄道などの運輸部門は約5割を占め、残りは流通業や不動産業などの非鉄道部門である。