線路 (鉄道)
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鉄道における線路とは、狭義には鉄道車両が走行するレール、その下の枕木、道床、その下の路盤(Road-Bed)を指す。これらに直接の関わりがある橋などの建造物や保安装置も含まれる。
広義の線路は、鉄道用地内のトンネル、のり面(切り取りや築堤の傾斜面)、信号機、架線の電柱などを含む総称で用いられる。
概要[編集]
日本における鉄道の線路(鉄道線路ともいう)の定義は、日本産業規格(JIS)によれば、レール・枕木・道床などが含まれる軌道、および盛り土や切り取りなどを施して道床を支える路盤、橋梁などの構造物を含めたものを指すものとされている。JR系の運転取扱心得ではさらに電化された鉄道における電力を供給するための架線などの設備である電車線路も含むものとされる。また一般にはもっと広く、鉄道車両が走行するために必要な設備を含めたものを指し、トンネル、信号や標識などの保安設備や各種の通信設備、停車場である駅などの設備なども含意される。また、線路の道床を支える路盤の表面を施工基面というが、上で述べた軌道はこの施工基面の上に設けられるものである。
種類[編集]
普通鉄道では、車両を誘導するガイドとして2本のレールを平行に固定して設置する。特殊なものとしては、1本のレールを使用するモノレールや、特殊な誘導用レールをもつ案内軌条式鉄道、空中に渡したワイヤーロープを使用するロープウェイ(索道)、急勾配を登坂するため歯型の第3のレールを設置したラック式鉄道などがある。