知床観光船沈没事故
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![]() 海自の無人潜水機「PAP-104」が撮影したKAZU I | |
日付 | 2022年(令和4年)4月23日 |
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時間 | 13時50分頃(日本標準時)[1] |
場所 |
![]() |
座標 |
北緯44度14分54秒 東経145度13分33秒 / 北緯44.2482度 東経145.2257度 Lua エラー モジュール:Location_map 内、456 行目: Location mapのモジュール「"Module:Location map/data/Japan Hokkaido"」もしくはテンプレート「"Template:Location map Japan Hokkaido"」が作成されていません。 |
関係者 | 乗員・乗客 26人 |
死者 | 14人 |
行方不明者 | 12人 |
ウェブサイト | 運行会社公式サイト |
KAZU I | |
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![]() ウトロ漁港内を航行中のKAZU I(2014年撮影) | |
基本情報 | |
船種 | 旅客船 |
船籍 |
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所有者 |
ほうらい汽船(1985年 - 1990年代) 岡山県の海運会社(1990年代 - 2004年10月) 大阪府の個人(2004年10月 - 2005年10月) (有) 知床遊覧船(2005年10月以降) |
運用者 | (有) 知床遊覧船 |
建造所 | 山口市の造船所 |
母港 |
日生港(時詳不明) ウトロ漁港(2005年10月以降) |
航行区域 | 沿海区域 |
改名 | ひかり八号(1990年頃の旧船名、改名時期不詳) |
経歴 | |
進水 | 1985年2月 |
終航 | 2022年4月23日 |
最後 |
2022年4月23日午後 知床半島沖、カシュニの滝付近で沈没 |
現況 | 曳航中 |
要目 (2015年の改造後) | |
総トン数 | 19トン |
全長 | 12.14 m |
幅 | 4.15 m |
深さ | 1.62 m |
旅客定員 | 65名 |
乗組員 | 2名(船長・甲板員) |
出典1 出典2 |
知床観光船沈没事故(しれとこかんこうせんちんぼつじこ)は、2022年(令和4年)4月23日に遊覧船「KAZU I(カズ ワン)」が北海道斜里郡斜里町の知床半島西海岸沖のオホーツク海域で消息を絶ち[2]、船内浸水後に沈没した海難事故である[3]。
4月26日現在、「知床観光船遭難事故」「北海道知床遊覧船事故」などとも呼称されている。
なお、「知床観光船」を登録商標としている道東観光開発並びに同社が運行する「知床観光船おーろら」と、本件事故には一切の関係がないことに注意されたい。
概要[編集]
遊覧船「KAZU I」は、有限会社知床遊覧船(しれとこゆうらんせん)が所有・運行する観光船で[4]、斜里町ウトロのウトロ漁港から知床岬へ向かい、引き返してウトロへ帰港する予定だった[5]。このコースは「知床岬コース」と呼ばれており、所要時間は3時間程度だった[6]。
事故当日は有限会社知床遊覧船の当季の運航を始めた初日で、競合他社はゴールデンウィーク初日の4月29日ごろから運航を開始する予定だったため、同日は同社の遊覧船だけが運航していた[7][8]。
事故当日の天候[編集]
事故当日、斜里町には午前3時9分に強風注意報、午前9時42分に波浪注意報が発令されていた[9][10]。そのため、午後に運行される予定だった観光船は運行中止となっていた[11]。また、事故当日の朝KAZU Iの船長は別の観光船運行会社の従業員から「今日は海に出るのをやめておいたほうがいい」と忠告されていた[12]。
漁業関係者によれば、通常通りの運行をしていた場合、事故現場付近はすでに通過していたはずであると述べ、減速せざるを得ない事態に見舞われていた可能性を指摘した[13]。
KAZU Iが出航した午前10時、ウトロ港沖合の波高は32cmだった。午前11時40分頃から上昇を開始、午後0時20分に1mを超え、午後1時18分には2mになった。午後2時には3.07mに達した[14]。
遊覧船の出航[編集]
事故当日のKAZU Iはウトロ漁港を10時に出港した[5]。観光船には、子ども2人を含む乗客24人と、船長・甲板員を含む合計26人が乗船。乗客には船上でのプロポーズ予定のカップルもいた[15]。会社側は「事故発生時、全員が救命胴衣を着用していた」と説明している。
10時10分頃、ウトロ漁港から知床半島上を北東に3キロメートル余り離れた付近で、知床原生林トレッキングツアーの客がKAZU Iと思われる船を目撃、撮影している。トレッキングツアーに同行していたガイドは「この時期はまだ観光船は運航していないはずだ」と話していた[16]。なお後日の取材でガイドは「景色を見ていると向こうから船がやってきた。拡声器で元気に景色の説明をしていたが、船を運航する時期が早すぎたので従業員向けの試運転かと思った。ただ双眼鏡で見てみるとデッキの中にマスクした人が大勢見えたので、もう営業しているのかと思った」と話している[16]。
10時20分頃、僚船のKAZU IIIが臨時船長の操船で乗客12名を乗せ、カムイワッカの滝で折り返す70分のコースに出航、午前11時頃から若干の波風を感じたが、予定通り帰港している[17]。
事故発生[編集]
13時頃、KAZU Iが帰港していない事に気付いた別の観光船運行会社の従業員が、知床遊覧船事務所を訪れると「船長の携帯電話がつながらない」と告げられた[18]。知床遊覧船事務所の無線用アンテナは同年1月頃に破損して以降、修理しておらず無線交信ができなかったため、従業員は自社の事務所から無線交信にあたることになった。
従業員が無線で現在地を尋ねると、船長Aは「カシュニの滝にいる。戻るのに時間がかかる」と応答した。この時点で切迫した様子はなかったが、従業員が知床遊覧船事務所に状況を伝え戻ると、わずか数分で状況が一変しており、船長Aから「大変なことになった」「エンジンが止まって前の方から沈んでいる」と説明があった。その後「救命胴衣を着せろ」と誰かに指示する声が聞こえた。
13時13分、この交信をした従業員が海上保安庁へ救助要請の118番通報をした。これが事故第一報となった。従業員は海上保安庁への通報後、船長Aにも携帯で118番通報するよう伝えた。それ以後、無線を呼んでも会話はできなくなり、これが無線機での最後の通信になった[19]。
13時18分、船長は乗客から借りた携帯電話で、「船首が浸水。乗員は10人くらい。エンジンが使えない。カシュニの滝のすぐそば。救助を頼む」と118番通報した[20][21]。海上保安庁によると、通報の位置情報はカシュニの滝の沖に約1kmの地点で、のちに判明する沈没地点から南西におよそ200m離れていた。付近の潮の流れから、通報後まもなく沈没した可能性があるとみられている[22]。
また、沈没前に携帯電話が通じた乗客もおり、乗船していた佐賀県在住の70代男性は、「船が沈没しよるけん、今までありがとうね」と妻に電話で別れを告げていた[23]。
13時47分、KAZU Iから2回目の118番通報、「ライフジャケットは全員着けている」と報告された[21]。
14時頃、KAZU Iから知床遊覧船の事務所に、乗客から借りた携帯電話で「船が30度ほど傾いている」と連絡。以後、KAZU Iと事務所との連絡は途絶えた[24][25][注 1]。
14時17分、KAZU Iから3回目の118番通報、「全員救命胴衣着用済み。乗員は大人22人、子ども2人、船長と甲板員の計26人」。これが最後の連絡となった[21]。
事故後の初期対応[編集]
13時13分 事故発生の通報をうけ第一管区海上保安本部は、「知床沖観光船中規模海難対策本部」を設置した[26]。
13時22分 第一管区海上保安本部は釧路航空基地にヘリコプターの出動を指示、道東を管轄する部署に所属する巡視船に対して発動の指示を行った[20]。
14時55分、知床遊覧船事務所から海上保安本部へ「14時頃からKAZU Iと連絡が途絶えている」と連絡があった[20]。
15時頃、第一管区海上保安本部が乗客名簿に書かれた12の携帯電話番号すべてに電話をかけたが通じなかった[27]。
17時12分、斜里町役場ウトロ支所に斜里町災害対策本部を設置[28]。
20時、北海道は本庁に災害対策連絡本部を設置。オホーツク振興局と東京事務所にはそれぞれ地方連絡本部を設置した[29]。
21時、北海道はオホーツク総合振興局から斜里町ウトロ地区の現地合同対策本部にリエゾンを派遣[30]。
乗客家族への補償[編集]
有限会社知床遊覧船の社長は4月27日の記者会見で「今回は乗っていた1人につき1億円。66人乗りなので最大66億円」と説明した[31]。だが、これは誤りであり、同社が加入していたのは1人上限1億円の「船客傷害賠償責任保険」であり、乗船していた26名のうち乗員2名を除く乗客24名にしか適用されないことが判明した。
弁護士によると、「通常の交通死亡事故と同じ扱いで、死亡した場合、慰謝料は2000万~2500万円程度が相場で、世帯主など一家の大黒柱が高額になる傾向がある。逸失利益(将来の所得に関する賠償)では、多額の収入が見込まれる30~40代や、大卒者など20代前半の若者などが高くなる傾向にある。通常、1人あたりの支払い上限1億円以内に収まるだろう」と解説する[32]。
仮に、今回の慰謝料の平均を約5000万円と仮定すれば、単純計算で約13億円の保険金が会社の手元に残る計算となる。その場合、沈没した船の引き上げ費用は数十億円かかるため、保険だけでは賄えない可能性があることが判明した。これに伴い、国が不足分の引き上げ費用を負担することが決定した。
捜索および船体引揚げの経過[編集]
4月[編集]
- 23日
- 最初に現場にて捜索活動を開始したのは、海上保安庁のヘリコプターで、13時22分には最寄りの釧路航空基地に出動指示が出された。しかし、当時は所属ヘリ2機のうち1機が整備中、もう1機は遠方の海域で哨戒業務中で、救助活動を行うにあたって燃料の補給と潜水士を同乗させる必要があった。このため、14時38分に釧路航空基地へいったん帰投、給油活動および2人の潜水士を同乗させたのちに15時20分に基地を出発し、最終的に現場に到着したのは通報から約3時間後の16時30分頃となった[20]。このことは、海保の航空機配備数を見直すきかっけとなった(事故の影響の項参照)[33]。以後、海上保安庁のヘリコプター2機、北海道警察のヘリコプター1機が現場海域付近の捜索を18時30分まで実施した[28][30]。現場から約300km離れた海上保安庁千歳航空基地からも固定翼機が投入されたが、到着は18時15分頃だった[34]。
- また、13時22分頃に巡視船出動の指示を行ったが、高波のため通常の速力が出せず、捜索活動の開始に時間を要した[35]。17時55分、根室海上保安部「くなしり」、18時50分、羅臼海上保安署「てしお」、19時30分、紋別海上保安部「そらち」が現場海域に到着し、それぞれ捜索を実施[36]。
- その後、第一管区海上保安本部本部長は、19時40分に千歳基地の航空自衛隊第2航空団司令に対して捜索救難に係る災害派遣要請を行った。これを受け、千歳救難隊および救難教育隊のU-125A救難捜索機、それぞれ1機が20時29分以降現場到着、捜索を開始したほか、海上自衛隊の第2航空群所属のP-3C哨戒機2機が23時44分以降、捜索を開始した。海上保安庁の巡視船艇7隻、航空機2機による捜索は24時間体制で実施された[30][28]。しかし天候不良により捜索は難航し、この日行方不明者は発見されなかった[37][38][39]。
- 24日
- 空自の千歳救難隊および救難教育隊所属U-125A、海自の第2航空群所属P-3Cは日付が変わって以降も捜索を継続[39]。0時10分、海自第14護衛隊所属の護衛艦「せんだい」は寄港中であった大湊基地から捜索のため出港した[38]。その他7時39分以降、空自の千歳救難隊所属UH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を開始。各種対策本部等にリアルタイムで現場の状況を伝えるために、7時45分以降、陸上自衛隊の北部方面航空隊所属UH-1J多用途ヘリコプター2機が映像伝送を開始。8時1分、千歳救難隊所属UH-60J救難ヘリコプターが行方不明者1名を発見、同24分に収容完了。9時27分以降、空自秋田救難隊所属のUH-60J救難ヘリコプター、1機が捜索を開始[39]。10時11分、海保が発見した行方不明者を千歳救難隊所属UH-60J救難ヘリコプターが収容。12時55分以降、レーダー覆域の補完及び通信中継のため、空自のE-2早期警戒管制機が運用開始[40]。海上保安庁は巡視船艇6隻、航空機3機、ヘリコプター4機、北海道警察はヘリコプター1機、北海道は防災ヘリコプター1機、漁業取締船1隻が捜索を実施[30]。また、この日から地元の漁船や事故と関係のない観光船などによる捜索も始まった。
- この日は、5時過ぎに知床岬突端沖で警察の航空機により最初の行方不明者が発見されたのを皮切りに、知床岬の岩場付近で10人、知床岬灯台から東側約14キロメートルの沖合で子供1人の合計11名が発見された(先述の自衛隊による収容を含む)ものの、11人全員の死亡が確認された[2]。残る15名は行方不明のため、捜索が継続された。
- 【当日の行方不明者搬送の動き】[28]
- 5時4分 北海道警ヘリが2名を救出。
- 5時55分 斜里町立知床ウトロ学校(小中学校)へ搬送、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、病院へ搬送。
- 6時30分 北海道警ヘリで2名救出、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、病院へ搬送。
- 7時00分 海上保安庁ヘリで2名を救出、斜里町陸上競技場に搬送、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、病院へ搬送。
- 7時30分 海上保安庁ヘリで2名を救出、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、ウトロ支所(DMAT 所在)へ搬送。
- 8時24分 航空自衛隊ヘリで1名を救出、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、ウトロ支所へ搬送。
- 10時11分 航空自衛隊ヘリで1名を救出、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、ウトロ支所へ搬送。
- 23時10分 海上保安庁巡視船で1名救出、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、病院へ搬送。
- 25日
- 2時42分、海自第14護衛隊の護衛艦「せんだい」が現場に到着し捜索を開始。その他5時29分以降、空自の千歳救難隊及び秋田救難隊のUH-60J救難ヘリコプター計2機が捜索を実施した。7時20分以降、陸自の北部方面航空隊のUH-1J多用途ヘリコプター2機が映像伝送を開始。8時30分以降、海自の第2航空群のP-3C哨戒機1機が捜索を開始。10時25分時点で、空自飛行警戒監視群所属のE-2早期警戒管制機1機が活動を実施。12時28分以降、空自飛行警戒管制群のE-767早期警戒管制機1機が活動を開始。14時23分以降、空自の千歳救難隊のU-125A救難捜索機1機が捜索を実施[40]。海上保安庁は巡視船艇6隻、航空機1機、ヘリコプター4機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は漁業取締船1隻が捜索を実施[30]。また、漁船や観光船などによる捜索活動が引き続き行われた。
- この日はKAZU Iのものとみられる浮き輪等は見つかったものの、行方不明者の発見はなかった。
- 一方海上保安庁は、乗客の携帯電話の反応が一切なかったため、船は沈没した可能性があるとして、ソナーなどを用いた捜索を急ぐとした[41]。
- 26日
- 海自第14護衛隊の護衛艦「せんだい」は終日、捜索を継続。その他5時15分以降、陸自の北部方面航空隊のUH-1J多用途ヘリコプター2機が映像伝送を開始。7時57分以降、空自の千歳救難隊及び秋田救難隊のUH-60J救難ヘリコプター計2機が捜索を実施。8時14分、海自第45掃海隊所属の掃海艇「いずしま」が捜索のため函館基地から出港。8時52分以降、千歳救難隊のU-125A救難捜索機1機が捜索を実施。9時00分以降、陸自第27普通科連隊及び第5偵察隊が捜索地域にて地上映像伝送を実施。10時28分以降、空自飛行警戒監視群所属のE-2早期警戒管制機1機が活動を開始。12時25分以降、空自飛行警戒管制群のE-767早期警戒管制機1機が活動を開始。このほかに海自P-3Cも捜索活動を実施[42]。海上保安庁は巡視船艇7隻、航空機1機、ヘリコプター2機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機、漁業取締船1隻が捜索を実施[30]。また、漁船や観光船などによる捜索活動が引き続き行われたものの、行方不明者の発見はなかった。
- 一方、捜索中であった漁船の魚群探知機に、船体の可能性がある反応があったと発表された。同日12時半頃、海保の潜水士が付近を調査しKAZU Iかどうか調査を始めたが、悪天候の為約2時間後に調査を中断した。
- 加えて、沖合の深い場所も捜索する必要があることから、海上保安庁は海底の地形を探査する測量船「天洋」(海上保安庁海洋情報部所属[43])を投入し捜索の幅を広げるとし、同日11時頃に母港としている東京都・台場から出港した[44][45]。
- 27日
- 海自第14護衛隊の護衛艦「せんだい」は終日、捜索を継続。その他11時00分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。同時に空自飛行警戒管制群のE-767早期警戒管制機1機が活動を開始した[46]。海上保安庁は巡視船艇9隻、航空機1機、ヘリコプター2機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機、漁業取締船1隻が捜索を実施[30]。一方、この日は天候不良により漁船や観光船などでの捜索は中止となった他、この日も行方不明者の発見はなかった。
- また、26日に漁船の魚群探知機で確認された船体の可能性のある反応は、海底の地形だという結論に至った。
- 加えて、これまで発見、死亡が確認された11人全員の身元が判明、氏名が公表された[47][48]。
- 28日
- 海自第14護衛隊の護衛艦「せんだい」は終日、捜索を継続。その他11時23分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。16時08分、現場海域進出中であった海自第45掃海隊所属「いずしま」が行方不明者2名を発見収容し、海保に引き渡した。16時22分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[49]した。海上保安庁は巡視船艇8隻、航空機1機、ヘリコプター4機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機、漁業取締船1隻が捜索を実施[30]。一方、この日も天候が回復せず、27日に続き漁船や観光船などによる捜索は中止となった。
- 一方、知床岬灯台の南南東約23キロメートルの羅臼町沖付近で行方不明者のうち3人の成人男性が発見された。しかし、3人全員の死亡が確認された。なお、行方不明者が発見されたのは消息を絶ったカシュニの滝付近から知床半島を挟んだ反対側の羅臼沖であった[50]。残る行方不明者は12名となり、さらなる捜索が継続された。
- また、同日夕方には、ロシアから「国境警備局の警備艦が27日に国後島西方海域で救命胴衣を着用した漂流者を発見したが、荒天のため見失った」と海上保安庁にファクス連絡があった[51]。ロシア側はリュックサックを見つけて引きあげており、その中には、これまでに発見された乗船者の名義の銀行カードが入っていたとしている[52]。
- 【当日の行方不明者搬送の動き】
- 18時7分 海上保安庁ヘリで2名を救出、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、病院へ搬送。
- 19時12分 海上保安庁ヘリで1名を救出、斜里消防の救急隊に引き継ぎ、病院へ搬送[28]。
- 29日
- 海自第14護衛隊の護衛艦「せんだい」活動終了。4時23分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施したほか、16時30分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[53][54]した。海上保安庁は巡視船艇7隻、航空機1機、ヘリコプター4機、北海道警察はヘリコプター2機、警備艇1隻、北海道は防災ヘリコプター1機が捜索を実施[30]。またこの日は天候が比較的穏やかであったため、漁船や観光船などによる捜索が3日ぶりに行われた。しかし、この日は行方不明者の発見はなかった。
- 一方、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は、海保のソナー探査により特徴的な海底隆起が確認されたカシュニの滝付近の地点において、同艇搭載の機雷捜索・掃討用無人潜水機(ROV)である「PAP-104」により水中捜索開始、そして同日11時7分、水深120メートルの海底で「KAZU I」の文字を確認、消息不明の同船であると確認された。発見された海域は岸から1キロメートル余りで水深が100メートルを超えるような急激に深くなる場所だった[55]。
- 30日
- 9時13分以降、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」が捜索を実施。11時27分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。16時25分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[56]した。海上保安庁は巡視船艇7隻、航空機1機、ヘリコプター3機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機が捜索を実施[30]。また、漁船や観光船などによる捜索活動が引き続き行われたものの、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 一方、29日発見された船体に対する確認が引き続き行われたほか、死亡が確認された14名のうち、新たに2名の身元が判明、氏名が公表された[57]。
5月[編集]
- 1日
- 13時52分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。その他14時54分以降、新たに海自第1掃海隊所属の掃海艦「ひらど」が現場海域に到着し捜索活動を開始。海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は捜索活動を実施しつつ、補給等のため現場海域を離脱。15時46分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[58]。海上保安庁は巡視船艇7隻、航空機1機、ヘリコプター4機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻が捜索を実施[30]。また、漁船や観光船などによる捜索活動が引き続き行われたものの、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 一方、29日に発見された船体に対する、水中カメラを用いた調査が行われた。後方にある客室のドアが開いているのが確認され、このドアから水中カメラを入れて船内を捜索できないか検討を進めたものの、潮流が速く水中カメラの操縦が難しいほか、視界も数メートル程と悪いため、この日は船内の様子を確認することはできなかった[59]。
- 2日
- 海自第1掃海隊の掃海艦「ひらど」は終日、捜索を継続(天候状況に鑑み水中捜索は実施せず水上捜索のみ)したほか、16時38分、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は補給等を終え、現場海域に向けて進出開始[60]。海上保安庁は巡視船艇9隻、航空機1機、ヘリコプター1機、北海道警察は警備艇2隻が捜索を実施[30]。一方、この日は天候不良により漁船や観光船などでの捜索は中止となったほか、この日も行方不明者の発見はなかった。また、水中カメラによる船体の調査も同じく中止となった。
- 一方、新たに身元が確認された2名の氏名が公表、死亡が確認された14名全員の氏名が公表された[61]。
- また、海上保安庁は、通常よりも深い水深までの潜水が可能な「飽和潜水」という専門技術を持つ民間業者「日本サルヴェージ」と契約し、5月中にも船内の捜索を開始すると明らかにした[62][63]。無人潜水機を搭載した、「オフショアエンジニアリング」が所有、管理する作業船「新日丸」[注 2]が現場海域に向け、鹿児島県の港から出航した[64][65]。
- 3日
- 7時57分以降、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」が水中捜索を2回実施したほか、10時28分以降、海自第1掃海隊の掃海艦「ひらど」が水中捜索を2回実施。13時24分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。14時24分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[66]。海上保安庁は巡視船艇7隻、航空機1機、ヘリコプター2機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻が捜索を実施[30]。加えて、天候の回復に伴い漁船や観光船などによる捜索活動が再開されたものの、この日も行方不明者の発見はなかった。
- また、水中カメラによる船体の調査も再開され、船体の発見後初めて船内の様子が確認できた。その後4日には撮影された写真が公開された。その写真では座席などが確認できたものの、人影や沈没の原因となる手がかりは発見されなかった[67][68][69]。
- 一方、船体の調査をしていた北海道警察の水中カメラが操作不能になった。母船とつながるケーブルが船内の突起物に引っ掛かり切断した可能性があり、水中カメラは船内への入口付近に取り残されて回収不能になった[70]。
- 4日
- 海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は終日、捜索を継続(天候状況に鑑み水中捜索は実施せず水上捜索のみ)。海自第1掃海隊の掃海艦「ひらど」は捜索活動を実施しつつ、補給等のため現場海域を離脱、以後活動終了[71][72]。海上保安庁は巡視船艇7隻、航空機1機、ヘリコプター1機、北海道警察は警備艇2隻が捜索を実施[30]。また引き続き漁船や観光船などによる捜索活動も行われたものの、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 5日
- 7時57分以降、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」が水中捜索を実施。13時55分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。14時20分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[73]。海上保安庁は巡視船艇8隻、航空機1機、ヘリコプター2機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機が捜索を実施[30]。また、漁船や観光船などによる捜索活動が引き続き行われた。更に、ロシア側との調整が付き、同日午後から海上保安庁の巡視船1隻が国後島付近での捜索を開始した。第一管区海上保安本部は取材に対し、日露中間線を超えての捜索があったかどうかについての明言はさけている。また、国後島付近での捜索について、4月25日に事故の概要をロシア側に伝えて捜索を依頼してから、ロシアの警備艦が捜索に協力しているとされることも明かされた。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった[74]。
- 一方、事故発生から同日まで要請という形で行われてきた地元漁船による捜索は、定置網漁の本格化を受けて5日までで終了となった[75]。
- 6日
- 7時53分以降、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」が水中捜索を実施。13時49分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。14時26分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[76]。海上保安庁は巡視船艇7隻、航空機1機、ヘリコプター3機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機が捜索を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 7日
- 7時52分以降、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」が水中捜索を実施。8時39分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。14時21分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[77]。海上保安庁は巡視船艇5隻、航空機1機、ヘリコプター3機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機が捜索を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 8日
- 海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は補給等のため一時現場海域を離脱。15時27分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[72]。海上保安庁は巡視船艇6隻、航空機1機、ヘリコプター2機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機が捜索を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 海上保安庁が契約した民間の多目的作業船「新日丸」が捜索・調査活動を開始。無人潜水探査機「はくよう」により、操作不能になっていた北海道警察の水中カメラを回収した[78]。
- 一方、第一管区海上保安部は、「新日丸」に搭載した無人潜水機にて撮影されたKAZU Iの画像を2枚公開した。新日丸は今後、近く行われる飽和潜水に向けて、これまでより画質のよい鮮明な画像で船体周辺を事前に確認する[79][80]。
- 9日
- 13時23分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。15時19分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[81]。海上保安庁は巡視船艇6隻、航空機1機、ヘリコプター2機、北海道警察は警備艇2隻が捜索を実施。民間の多目的作業船「新日丸」は無人潜水探査機「はくよう」による捜索・調査を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 10日
- 9時30分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。12時45分以降、海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は補給を終えて現場海域での水上捜索に復帰。15時25分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[82]。海上保安庁はヘリコプター2機、巡視船艇5隻、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻にて捜索を実施。民間の多目的作業船「新日丸」は無人潜水探査機「はくよう」による捜索、調査を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。15時前、「飽和潜水」の為の機材を搭載した、海上保安庁が契約した「日本サルヴェージ」の作業台船「海進」とタグボート「早潮丸」が、福岡県の門司港より現場海域に向け出航した[83][84]。
- 11日
- 海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は終日、水上捜索を実施。14時28分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[85]。海上保安庁は巡視船艇5隻、航空機1機、ヘリコプター3機、北海道警察は警備艇1隻にて捜索を実施。民間の多目的作業船「新日丸」は無人潜水探査機「はくよう」による捜索・調査を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 12日
- 海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」は終日水上捜索を実施。14時23分、新たに掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」が根室港に入港、捜索活動のための補給等を実施。15時51分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[86][87]。海上保安庁は巡視船艇4隻、航空機1機、ヘリコプター2機、北海道警察は警備艇1隻にて捜索を実施。民間の多目的作業船「新日丸」は無人潜水探査機「はくよう」による捜索・調査を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 13日
- 海自第45掃海隊の掃海艇「いずしま」活動終了。16時01分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[87]。海上保安庁は巡視船艇4隻、航空機1機、ヘリコプター1機、北海道警察は警備艇2隻にて捜索を実施。民間の多目的作業船「新日丸」は無人潜水探査機「はくよう」による捜索・調査を実施[30]。しかし、この日も行方不明者発見はなかった。
- 一方、ロシアから「5月6日に国後島の西岸で女性の遺体が発見された。国籍は不明で、今後詳細が分かれば連絡する。」との連絡があった旨を、第一管区海上保安本部が発表した。当事故による行方不明者とみられており、13日時点で遺体は古釜布(ユジノ・クリリスク)にある病院に収容されているとしている。なお、遺体は損傷が激しいほか、身元の特定につながる所持品は発見されなかった[88]。
- 14日
- 15時59分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[89]。海上保安庁は巡視船艇3隻、航空機1機、ヘリコプター1機、北海道警察は警備艇2隻にて捜索を実施。[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 15日
- 7時51分以降、海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は水上捜索を実施。14時54分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[90]。海上保安庁は巡視船艇4隻、航空機1機、ヘリコプター1機、北海道警察は警備艇1隻にて捜索を実施。民間の多目的作業船「新日丸」は無人潜水探査機「はくよう」による捜索・調査を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 16日
- 海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は終日水上捜索を実施。9時54分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施。16時25分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施[91]。海上保安庁は巡視船艇4隻、航空機1機、ヘリコプター1機、北海道警察は警備艇1隻にて捜索を実施。民間の多目的作業船「新日丸」は無人潜水探査機「はくよう」による捜索・調査を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 北海道警察は16日から4日間の予定で陸上での行方不明者の捜索を拡大した。知床半島南側の羅臼町から、野付半島にかけての沿岸部約70キロで実施する[92]。
- 17日
- 海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は終日水上捜索を実施。12時25分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施。14時02分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施[93]。海上保安庁は巡視船艇5隻、ヘリコプター3機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇1隻、北海道は防災ヘリコプター1機にて捜索を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 18日
- 海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は補給等のため、水上捜索を実施しつつ一時現場海域を離脱。13時57分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施。15時53分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施[94]。海上保安庁は巡視船艇8隻、ヘリコプター2機、北海道警察はヘリコプター1機、警備艇2隻、北海道は防災ヘリコプター1機にて捜索を実施[30]。しかし、この日も行方不明者の発見はなかった。
- 19日
- 10時00分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。14時30分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[95]。
- また、この日初めて日本サルヴェージの作業船「海進」による飽和潜水が行われたが、海底での潮流の影響が懸念されたため、予定の13時より3時間ほど遅れた16時半ごろ開始された。海保によると、潜水士2人が2時間程船内などの捜索に向かったものの、行方不明者や手がかりは発見されなかった[96][97]。
- 20日
- 9時36分以降、海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」が水上捜索を実施。12時55分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[98]。
- 一方、ロシアから「前日までに新たに国後島の西側の沿岸にて新たな遺体が発見された」との連絡があった旨を、第一管区海上保安本部が発表した。事故による行方不明者と見られており、外交ルートを通じて身元の確認を行っている。また、8時過ぎより飽和潜水が行われた[99]。
- 21日
- 海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は、終日水上捜索を実施。14時00分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。15時54分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[100]。
- 22日
- 海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は、終日水上捜索を実施。9時00分以降および15時06分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[101]。
- 23日
- 海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は、終日水上捜索を実施。13時57分以降、空自千歳救難隊のUH-60J救難ヘリコプター1機が捜索を実施。15時15分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[102]。
- KAZU I船体の曳航に向け、飽和潜水等のサルベージ作業を行っていた日本サルヴェージの作業船「海進」によるつり上げ作業が、16時頃に終了したと第一管区海上保安本部が発表した。15時30分頃には船体と見られるものが海面近くまでつりあげられたのが確認されていた。今後、波浪の影響を避けるためにある程度まで沈めた後、翌24日にかけて曳航を行うとしている[103][104]。
- 24日
- 海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」は補給等のため、水上捜索を実施しつつ一時現場海域を離脱。14時27分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[105]。
- 日本サルヴェージの作業船「海進」による船体の曳航中、ウトロ漁港から西側の沖合11キロメートルにて船体が落下した。その後、最初の沈没地点の水深120メートルよりさらに深い、水深182メートルの地点で船底を下にした状態で沈んでいる状態で発見された。落下前の8時頃にKAZU I の船体が器具に固定されていることが確認されており、その後10時頃に落下していることが判明したため、落下が発生したのはこの2時間の間とみらる。また、船体を保持していた5本のスリング(ナイロン製ベルト)のうち2本が切断していた。潮流などで船体が浮き沈みを繰り返した結果、スリングが摩擦によって切断し、落下の原因になったと考えられる[106]。日本サルヴェージは、今後、再びサルベージ作業を行い、改めて船体を曳航するとしている[107][108]。
- 25日
- 10時27分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[109]。
- 一方、落下の影響でKAZU 1の手すりが脱落していることが判明した[110]。
- 26日
- 朝からサルベージ作業が開始され、7時55分に日本サルヴェージの作業船「海進」から無人潜水機(ROV)が投入された。無人潜水機によりKAZU 1 の船体に2本のスリングをかけ、「海進」からクレーンで降ろされた台枠に接続する計画。午前中にはスリングと台枠の接続作業が完了し、15時からはクレーンによる吊り上げ作業が開始され、18時55分ごろ、船体のみが水に浸かり構造物は水面上に出る程度まで引き揚げられた。船体の上部にはブルーシートがかけられ、翌27日に船体を完全に引き上げるためにウトロ港沖の浅い海域まで曳航された[111][112][113][114]。
- 7時50分から13時20分までの間、海自掃海隊群第1掃海隊の掃海艇「はつしま」が水上捜索を実施。以後活動終了。13時20分以降、新たに海上自衛隊第41掃海隊の掃海艇「ちちじま」が投入され、水上捜索を実施。10時53分以降および15時59分以降、空自千歳救難隊のU-125A捜索救難機1機が捜索を実施[115]
- 27日
- 引き続き夜通しのサルベージ作業が行われ、3時20分までに作業船「海進」へ船体が完全に引き揚げられた。その後、船底にもブルーシートがかけられ、船体は「海進」の甲板に固定された。
- そして14時25分、作業船「海進」が網走港に着岸した[116][117][118]。
事故発生までの経緯[編集]
事故船[編集]
事故を起こしたKAZU Iは、1985年に山口県山口市の造船所で造られたものであり、ほうらい汽船の旅客船「ひかり8号」として広島県三原市の三原港と同県豊田郡瀬戸田町(現在の尾道市)生口島の瀬戸田港を結ぶ片道30分ほどの定期高速船で使われていた[119]。
その後数年で置き換えられ、1990年代には岡山県の日生港と牛窓港を結ぶ航路を運営する会社に売却。しかし、その後わずか数年で航路が廃止、2004年に大阪府の個人に所有権が移転した後、2005年に有限会社知床遊覧船が購入したと見られる[120]。同船は2015年にバルバス・バウを取り付ける改造を受け、長さは11.86mから12.14m、深さは1.52mから1.62mにそれぞれ変更されている[121][122]。
運航会社の状況とKAZU Iの過去の事故について[編集]
KAZU Iは、斜里町の有限会社知床遊覧船による運航である。同社は2001年(平成13年)3月に設立され、2016年(平成28年)に取締役が交代し[123]、2018年の時点で斜里町でホテルなどを運営する「しれとこ村グループ」に属する[124]。事故発生後、家族に対する説明会は25日から1日3回行ったが、同社の代表者は初回の説明会に出席しただけで、記者会見の開催を呼びかけても応じず、ようやく27日の午後4時40分頃から会見を開いた[125]。
同社はここ2年ほどで船長が頻繁に入れ替わるなどしており、操船経験が豊富なベテランの船長や、整備・運航ノウハウに熟知するスタッフが少なくなっていたという[126]。2021年(令和3年)3月までに人員整理方針に意見が合わなかったスタッフ5人が退職し[127]、今回の沈没事故で行方不明となっている54歳の船長Aを含む3人の船長が採用された[128]。それ以降、同社の船が岸に近づきすぎたり、定置網の近くを通ったりする様子が目撃されており、「操船技術が未熟」と指摘されていた[127]。
同年5月、KAZU Iは操船技術の未熟さによると見られる漂流物との衝突事故を起こしており[129]、衝突の衝撃でベンチが外れ3人が怪我をする事態となった[130]。また、6月11日にはウトロ漁港近くの浅瀬に乗り上げる座礁事故を起こしており、この際は自力で離礁したため乗員2人、乗客20人に怪我はなかった[131]。船長Aは座礁事故の際にも乗務しており、業務上過失往来危険容疑で書類送検されているが[132]、実際に操船していたのは別の船長だった[128]。結果、採用された3人の船長のうち2人が事故を起こした形となり、残った船長Aに同社の船の対応が集中することになった[128]。2021年当時に甲板員として働いていた人物によれば、知床遊覧船の社員は社長を除くと船長Aのみであり、他の船長や甲板員は宿泊施設の従業員で、しかも運行期間のみの期間社員だったという[130]。
- 2001年7月6日 (有)知床釣遊覧船に対する旅客不定期航路事業の許可。
- 2005年12月15日 (有)知床遊覧船へ社名変更(届出)。
- 2017年4月7日 代表者の変更報告(「しれとこ村」グループによる買収)。
- 2020年7月4日 斜里町ウトロ漁港内にて、知床遊覧船が運航する観光旅客船「KAZU III」と、観光旅客船「カムイワッカ55」が衝突。
- 2021年5月15日 「KAZU I」の船首が漂流しているロープの塊に接触し、乗客3名が軽傷。
- 2021年6月11日 「KAZU I」が浅瀬に乗り上げたが、負傷者等はなく、自力航行により帰港。
- 2021年6月24・25日 北海道運輸局が海上運送法及び船員法に基づき、知床遊覧船に対する特別監査を実施、見張り不十分について指導。
- 2021年7月9日 同社より北海道運輸局に見張り強化に関する報告。
- 2021年7~8月 「KAZU I」について、6月の事故による損傷個所の修理後、日本小型船舶検査機構(JCI)による臨時検査を受検。
- 2021年7月20日 安全管理規程の遵守等、輸送の安全確保に関する指導。
- 2021年7月30日 知床遊覧船が北海道運輸局へ改善報告。
- 2021年10月13日 北海道運輸局職員が事前の連絡無く本船及び事務所を訪問し、改善内容について確認。
- 2022年4月20日 旅客船「KAZU I」について、JCIによる中間検査を受検、通信設備を船舶衛星電話から携帯電話に変更。
- 2022年4月23日 旅客船「KAZU I」海難事故発生。
- 2022年4月24日~ 知床遊覧船に対する特別監査を実施中[133]。
整備不良の可能性[編集]
事故前年の冬季間の運行休止に伴う陸揚げの際、船体に15cmほどの亀裂損傷が生じていたことが確認されていたが船体の修理を実施することなく越冬したことが判明しており、船体の亀裂損傷と事故との関連が疑われた[134][135] 。
斉藤鉄夫国土交通大臣は4月26日の参議院国土交通委員会での答弁で、当該船舶は4月20日に船舶安全法に基づく日本小型船舶検査機構の中間検査を受検し、中間検査で問題は確認されなかったと述べた[136][137]。また、事故2日前の4月21日に網走海上保安署が任意で行った安全点検では、船体に損傷がないかや、救命胴衣が適切に備え付けられているかどうかなどを確認し、特に問題はなかったとしている[138]。
ただ一方で、位置情報を取得する機器であるGPSプロッターが当時船体に取り付けられていなかった[138]。非搭載であっても法令違反にはならないものの、海上保安署はGPSプロッターを取り付けてもらった上で、27日に再度点検を行う予定だった[138]。
斉藤哲夫国土交通大臣は特別監査により、事故前の段階での船体の損傷の発生の有無や、船長や甲板員が必要な安全教育を受けていたかどうか調査する考えを述べた[136][137]。
通信手段[編集]
KAZU Iの通信手段は衛星電話、船長の携帯電話、アマチュア無線の3つが用意されていた。
このうち衛星電話は少なくとも1年以上前から故障しており、修理のため取り外されていた。(僚船のKAZU IIIの衛星電話はリース切れのため取り外されていた[139])
届け出された緊急時の連絡手段は以前は衛星電話であったが、4月20日の中間検査時に船長の携帯電話に変更された。しかし、船長の携帯電話は航路上のほとんどが圏外である。船長もこのことは認識していたが、届け出の際の質問に「つながる」と回答を行い、そのまま受理されている[140]。
アマチュア無線に関しては船上の無線機は交信可能であったが、事務所の無線設備(無線の送受信に必要なアンテナ)が破損していたことが確認されている。会見で社長は「破損を知ったのは事故当日の朝であり、発見後すぐに業者に修理を依頼した」としている上で「当社の無線の故障は、携帯電話や隣接する他の運航会社の無線でのやり取りも可能であるため、出航を停止する判断はしなかった」と説明した[141][142][143]。
法人としての有限会社知床遊覧船は近海で海上通信を行うための国際VHFなど船舶無線の免許を受けておらず、出力の小さい簡易無線と船舶レーダーのみの免許であった[144]。事故発生時に海上保安庁へ通報を行った同業者と行った通信にはアマチュア無線が用いられている[19]。アマチュア無線は非常通信に限り目的外通信として運用できるが、アマチュア業務以外の業務無線としての運用は認められていない(電波法第五十二条目的外使用の禁止等)[145][146]。また非常通信を目的としてのアマチュア局開局も総務大臣が求める場合(電波法第74 条第1項)を除き認められていない[147]。知床遊覧船は事故前から日常的に観光船との連絡手段としてアマチュア無線を用いていたことが関係者への取材で判明した[148][149][150]。5月12日、総務省北海道総合通信局は知床遊覧船に対して聞き取り調査を行った[151]。初期の聞き取りの結果、定点連絡などで日常的に使っていたとの証言があり、また僚船のKAZU IIIにてアマチュア無線機の設置が確認された[152][153]。また関係者の証言により、約20年前からアマチュア無線を使用し続けていたとの証言もあり、長年アマチュア無線機の業務使用が常態化していたとみられる[154]。
事故の影響[編集]
行政の動き[編集]
事故発生当日、熊本市で行われた「アジア・太平洋水サミット」に参加していた内閣総理大臣の岸田文雄は事故発生の報を受け、人命救助を最優先にあらゆる手段を尽くして救助に取り組むよう指示し、同サミットに同席していた国土交通大臣の斉藤鉄夫を帰京させて対応に当たらせる一方、この日予定していた熊本での宿泊を取り止め、当初の予定を切り上げて自衛隊機で帰京した。首相官邸で本件に関する報告を受けた後、24日未明に記者団の取材に対応し、斉藤国土交通大臣を現地へ派遣することを明らかにした[155][156][157][158]。
4月24日、国土交通省は事故を受けて斜里町に現地対策本部を開設[159]。海上運送法に基づき、知床遊覧船に対する特別監査を実施した。また、運輸安全委員会も原因究明のため、船舶事故調査官3人を現地に派遣した[160]。斉藤国土交通大臣は現地対策本部を訪れ今後の対応を指示、被害者家族と面会した[161]。
4月25日、国土交通省は全国の旅客船運航事業者を対象に緊急安全点検を開始[162]。
4月28日、北海道の鈴木知事は斜里町を訪問、乗客の遺体が安置されている体育館で献花し、知床遊覧船の社長や被害者家族と面会、現地合同対策本部を訪れ、中山国土交通副大臣に対し早急な原因究明や再発防止のため事業者や関連業界の指導などを求める緊急の要望書を手渡した[163][164]。
5月2日、第一管区海上保安本部は業務上過失致死の疑いで知床遊覧船の事務所、社長の自宅、社長が経営する宿泊施設などを家宅捜索した。翌3日には社用車、僚船のKAZU IIIなども捜索した[165][166]。
5月10日、国土交通省は本事故の発生を踏まえ、以下の緊急安全対策を発表した[167]。
- 気象・海象情報の確実な把握と適正な判断など安全管理規定に定められた運航基準の順守を指導。
- 携帯電話を通信設備とする全事業者について、航路全域が通話可能であるかを確認し、通話可能であることが確認できない場合は、常時通信可能な通信設備へ速やかに変更するよう事業者に要請。
5月11日、国土交通省は第1回 知床遊覧船事故対策検討委員会を開催[168]。総務省北海道総合通信局は斜里町で観光船事業者から無線の運用実態に関する聞き取り調査を行った[169]。12日午後には知床遊覧船に対して聞き取り調査を行い、事務所と僚船のKAZU IIIにてアマチュア無線機の設置が確認された[170]。
5月17日、北海道運輸局は斜里町ウトロ地区において知床遊覧船以外の観光船事業者に緊急安全点検を実施。小型旅客船の3事業者に計12点の不備が見つかった[171]。
5月20日、国土交通省は第2回 知床遊覧船事故対策検討委員会を開催[172]。
5月24日、国土交通省は有限会社知床遊覧船に対する特別監査の結果を公表した[173]。また、「安全管理体制の改善意識が見られず、このまま事業を継続させると再び重大な事故を起こす蓋然性が高い」として、海上運送法に基き船舶事業許可を取り消す行政処分を行う方針を固めたと発表した。会社に対して行政処分に必要な聴聞を行った後、6月中にも取り消しを行うとしている。海上運送法に基づく事業許可の取り消しは行政処分としては最も重いものとなる[174]。
5月27日、国土交通省は第3回 知床遊覧船事故対策検討委員会を開催[175]。
観光船の運航自粛[編集]
4月24日、事故を受けて知床遊覧船など地元4社で構成される知床小型観光船協議会は、ゴールデンウィーク期間にあたる4月28日から5月8日の間、小型観光船の運航を自粛することを決めた[127]。また、4月25日には大型の観光船「おーろら」を運航している道東観光開発も「行方不明者の捜索活動に当たる」として営業運航の当面中止を発表した[176]。更に、5月に入ってから協議会に所属する3社は5月末までの運行自粛を決めている[177]。
北方領土付近の捜索時におけるロシアとの調整[編集]
4月25日、海上保安庁は行方不明者の捜索範囲が北方領土付近まで広がる可能性があることをロシア国境警備局に通知した[178]。これは日露間で結んでいるSAR協定に基づいたものであり、ロシア当局はこれを了承した[178]。ただし、ロシア側が捜索活動をすることはなく、日本側は事故に関する手がかりなどを見つけた場合、情報提供するよう求めた[178]。
テレビ・ラジオ放送への影響[編集]
- 事故を受けて日本テレビは、5月1日に放送予定だった道枝駿佑主演のドラマ「金田一少年の事件簿(第5シリーズ)」の第2話「聖恋島殺人事件」が海に囲まれた孤島が舞台の殺人事件を扱っていることから放送を1週間延期し、代わりに堂本剛主演版「金田一少年の事件簿」の第2シリーズ(1996年(平成8年)制作・放送)の「悪魔組曲殺人事件」を、エンディングテーマを全面カットしてその穴埋めとして初代金田一一役の堂本剛と道枝がリモート対談を行う企画を添えて放送した[179]。
- ニッポン放送・NRNで放送している『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』では協賛スポンサーの一社である商船三井フェリーのクレジットを見合わせた[注 3]。
風評被害[編集]
事故の影響で大型連休(ゴールデンウィーク)中にも関わらず、全国各地の遊覧船への予約が入らなくなったり、修学旅行などの団体旅行でのキャンセルが相次いだりする風評被害が発生した[180][181][182]。
海保の機動救難士の配置及び航空機配備数の見直し[編集]
捜索の初動において、遭難区域担当の海保航空機が整備と別任務のために到着に時間を要した(詳細は捜索活動の項参照)ことから、機動救難士の配置と航空機配備数の見直しが図られた。当時、事故現場を含んだオホーツク海周辺などの道東、道北地方は、事故発生時にいち早く救助に向かう機動救難士が対応できない状態であった。そのため、海保は釧路航空基地にて、新たに機動救難士を配置、事故発生後いち早く救助が行える範囲が拡大されることになった。また、海保の航空基地13か所のうち10か所については配備機数が2機しかなく、今回のような状況が起こりえるため、釧路航空基地を含む全基地に対する3機配備を進めていく方針が示された[183][33]。
日本国外の反応[編集]
5月1日、ベトナムで同国首相のファム・ミン・チンが外遊中の内閣総理大臣の岸田文雄との会談の冒頭で、この事故に触れて「人命と財産の大きな被害について、我が国政府と国民を代表し心よりお見舞いを申し上げる」と述べた[184]。
近隣海域の旅客船事故[編集]
- 2005年6月、斜里町知床岬付近にて、観光旅客船が座礁、20人以上が負傷した[185]。
- 2017年6月14日、旅客船DOLPHIN III は、ウトロ港から出港して営業運航中、定置網付近を航行してスクリューを網に絡め、航行不能となった。その後、船長はスクーバ潜水による絡索除去作業を実施したが、そのまま行方不明となった(原因はボンベ残量不足の可能性が指摘)。乗客は他船に移乗し、ケガ等はなかった[186]。
- 2019年6月26日、斜里町知床半島沖にて、観光旅客船 カムイワッカ55 が岩礁に接触、13人が負傷した[187]。
- 2019年8月6日、斜里町ウトロ漁港北東方沖にて、観光旅客船 カムイワッカ55 が、燃料ホースの劣化によりエンジンが停止、動けなくなった[188]。
- 2020年7月4日、斜里町ウトロ漁港内にて、知床遊覧船が運航する観光旅客船KAZU IIIと、観光旅客船 カムイワッカ55 が衝突した[189]。
脚注[編集]
注釈[編集]
- ↑ ただし、13時13分頃の無線が最後の連絡だという報道もあり矛盾がある
- ↑ ただし、船体表記は深田サルベージ建設であり、オフショアエンジニアリングは深田サルベージ建設の関連会社である http://offshore-e.co.jp/vision/
- ↑ ただし、スポットCMは通常通り
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- ↑ [1]船舶事故調査報告書] 運輸安全委員会 平成30年3月14日
- ↑ 船舶事故調査報告書 運輸安全委員会 令和2年11月4日
- ↑ 船舶インシデント調査報告書 運輸安全委員会 令和2年1月22日
- ↑ 船舶事故調査報告書 運輸安全委員会 令和3年3月24日
関連項目[編集]
- 海難事故の一覧
- 海難事故
- 飽和潜水
- 釧路航空基地
- 知床半島
- カシュニの滝
- 機動救難士
外部リンク[編集]
- 知床遊覧船 - 運行会社公式サイト
- 知床遊覧船 - Facebook
- 知床沖における観光船の捜索救助事案について - 北海道庁
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