独占 (ゲーム)

独占
対応機種	Windows 2000/XP
発売元	rúf
シナリオ	椎原旬、下原正
ジャンル	学園SLG
発売日	2001年6月15日
メディア	CD-ROM; ダウンロード
BGMフォーマット	PCM音源
キャラクターボイス	あり
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『独占』（どくせん）は、2001年6月15日にrúfから発売されたアダルトゲームである。

本作は異なる人物の視点から進む物語が複数存在しており、最初は響一シナリオのみがプレイ可能であり、クリア後に薫シナリオが解放される。薫シナリオをクリアすると、雪乃のシナリオが解放される。また、響一シナリオを特定のルートでクリアするとつむぎのシナリオが解放される。

男性キャラクターの視点のシナリオでは調教シミュレーションパートが存在する一方、調教される側にあたる女性キャラクターの視点のシナリオはアドベンチャーゲームパートのみとなっている。パッケージ版は、2019年の時点で既に販売が終了しており、ダウンロード版のみの販売となっている。

あらすじ[編集]

響一シナリオ[編集]

主人公・鮎川響一は、幼なじみの小鳥遊雪乃に思いを寄せていたものの、自分は彼女の恋人にそぐわないという思い込みもあって、なかなか思いを伝えることが出来なかった。ある日、彼は学園の人気者・犬山つむぎの告白を受け、雪乃への思いを残したまま、つむぎと付き合う。だが、自分に自信の無い響一の姿勢は変えられず、つむぎに裏切られることへの不安にさいなんでいた。そして、彼はつむぎの愛情を確かめるため、どこまで屈辱的な行為を彼女に強要できるかということを試す。

同じ頃、雪乃は大好きだった響一がつむぎと付き合ったことを知りショックを受ける。持ち直そうとしていた雪乃のもとへ同級生の姫神薫が近づく。雪乃に対して偏執的な愛情を持っていた薫は、雪乃を励ますと見せかけて強姦した。しかも薫は雪乃を犯す様子をビデオに残した上、彼女を調教し始める。

そして、響一がつむぎを調教していたことを把握していた薫は、お互いの奴隷を賭けて、調教で競争しようとメールで持ちかける。

登場人物[編集]

声は原作/OVA版の順

鮎川響一（あゆかわきょういち）: 声 - なし/田口仁志; 本作の最初の主人公。; 目つきの悪さなどから不良と思われているものの、実際は繊細な性格をしている。; 幼なじみの雪乃以外の人物には心を閉ざしている。
犬山つむぎ（いぬやま -）: 声 - 桜井翔子/君塚愛; 響一の同級生で、友人から「わんわん」というあだ名がついている。明るい性格に加え、スポーツも音楽も得意で、学園の人気者として知られている。一方で、周囲からは恋愛に興味が無いと見なされているが、響一のことを慕っている。
小鳥遊雪乃（たかなしゆきの）: 声 - 北都南/稲垣純（同左）; 響一の幼馴染。名家の令嬢であることに加え学園では優等生として知られている一方、あまりにもできすぎているため周囲からは敬遠されている。; 実は響一に対して精神的に依存しており、彼がつむぎと付き合ったことにショックを受け、その隙をつけ込まれる形で薫からの調教を受ける。
姫神薫（ひめがみかをる）: 声 - なし/大西正和; 雪乃の同級生で、愛称は「ヒメ」。クラスの人気者だが、偏執的な一面を持っている。; 響一とは

開発[編集]

本作のシナリオは当初Leafの元スタッフである椎原旬が一人が担当する予定だった^[1]。だが、1ヶ月で書き上げられないということで^[1]、椎原の大学時代の知り合いである下原正が呼び出された^[2]。二人でシナリオの執筆が進められたものの、納期に間に合わせることが出来ないと判明したため、構成とリライトの責任は開発スタッフ持ちということで、調教シーンのみウィル本社のライターが手がけることになり、最終的に5月半ばに完成した^[2]。下原はプロのシナリオライターとしての経験は無かったとしつつも、この経験が自信につながったと、『PULLTOP公式アートワークスとらかぷっ!』内でのインタビューの中で振り返っている^[2]。