熊本駅
熊本駅(くまもとえき)は、熊本県熊本市西区にある、九州旅客鉄道(JR九州)・日本貨物鉄道(JR貨物)の駅である。JR九州の駅は春日三丁目に、JR貨物の駅は蓮台寺四丁目にある。
本項では熊本市交通局(熊本市電)の熊本駅前停留場についても記述する。
概要[編集]
政令指定都市及び熊本県の県庁所在地である熊本市の代表駅で、熊本における鉄道の拠点・陸の玄関口である。九州新幹線の山陽新幹線新大阪駅まで直通するみずほ・さくらの各列車、九州内を走るつばめや、阿蘇方面への在来線の特急列車や観光列車など全旅客列車が停車するターミナル駅である。また、駅前の熊本市電の停留場からは路面電車が市内中心部の下通・上通(中央区)などの繁華街や東部郊外の住宅地とを結び、駅前バス乗り場からは九州各地を結ぶ高速バスや、熊本空港方面のリムジンバスも発着する。当駅は中心市街地に位置する熊本桜町バスターミナルとともに熊本県の一大交通拠点として機能している。
事務管コードは▲930121を使用している。
2011年(平成23年)3月12日、九州新幹線の全線開通に伴い車両基地が南に移転した。元々の駅舎である在来線側(東口)を「白川口」、新設された西口を「新幹線口」とした。2018年3月17日に在来線の高架化が完了し、翌年3月16日には現在の駅舎が完成した。表玄関の白川口は建築家の安藤忠雄による設計で、熊本城の石垣である「武者返し」をイメージしたデザインとなっている。線路高架化と前後して周辺で駅前広場などの再開発事業が多数進行しており、その目玉として高架化に伴い生まれた空間に新たに地上12階建ての新駅ビルが建設され、2021年4月23日に駅ビル型商業施設(ファッションビル)の「アミュプラザくまもと」を中核とした「JRくまもとシティ」が開業した。