深澤辰哉

深澤辰哉（ふかざわたつや、1992年〈平成4年〉5月5日 - ）は、日本のタレント、俳優。男性アイドルグループ・Snow Manのメンバー。SMILE-UP.所属。

愛称はふっか。

東京都出身。血液型B型。

来歴[編集]

母親がバラエティ番組『Ya-Ya-yah』の追加オーディションに応募したことがきっかけで、2004年8月12日、小学6年生でジャニーズ事務所に入所。当時について「何をするのかも分からず会場に連れていかれ、呼ばれたから次も行きますみたいな感じ。何の闘志もない。気づいたら最後まで残っていてジャニーズになっていた」と語る。

2005年からジャニーズJr.内ユニット・J.J.Express（Hey! Say! JUMPの前身グループ）のメンバーとして活動。2007年にHey!Say!JUMPがデビューするもメンバーからは落選。長く続けるつもりはなかったため深刻に受け止めなかったが、橋本良亮が号泣している姿を見て初めてデビューを意識した。

その後、Jr.BOYSとして活動。"J.J.Expressだったのにデビューできなかった人"として見られているだろうなと感じていたと言い、このメンバーとデビューする予感について、「ない。そんなの何もない。」と当時の想いを振り返っている。

2009年にMis Snow Manが結成。しかしこの時は怪我で一時活動を休止しており、治った後に観に行ったA.B.C-ZとKis-My-Ft2の合同コンサートにてJr.BOYSで同じだったメンバーがMis Snow Manとして紹介されていた。置いていかれたと焦り、ジャニー喜多川に今まで一緒に活動していたことを電話で伝えると「じゃあ、入っちゃえばいいじゃん」と告げられあっさり加入。そのため全員のイニシャルをとって付けられたグループ名であるはずが、深澤の"F"が入っていない。

2012年からSnow Manのメンバーとして活動。

King & Princeデビュー時、仲の良かった岩橋玄樹から電話で泣き出しそうな声で謝られ、直後に神宮寺勇太からも同じ内容の電話が来る。後輩の負担にもなっていたことに気付き区切りをつけなきゃいけないと考えていたが、『滝沢歌舞伎2018』の上演中、滝沢秀明から誕生日プレゼントとして“Snow Manも花を咲かせろよ”と桜の盆栽をステージ上でプレゼントしてもらい、滝沢くんに救われた、頑張らないわけにはいかないと感じたと話す。

2018年10月24日、『キャッシュ・オン・デリバリー』（佐久間大介とW主演）で舞台初主演を果たす。

2019年1月の3人の加入について、最優先しなければいけないこと、頭ひとつ抜け出てデビューを勝ちとるにはどうしたらいいかを考え、“ここで勝負しなければ、きっと後悔する”と思ったことを明かしている。6人で続ける道もあるが状況を一変させるチャンスが目の前にあると考え、3人の加入に賛成した。

15年の下積みを経て、2020年1月22日にシングル『D.D./Imitation Rain』でCDデビュー。

2022年1月1日、『Johnny's Gaming Room』のメンバーに選ばれる。

人物[編集]

Snow ManのMC担当。いじられキャラ、愛されお笑いキャラながら親しみやすさとギャップの振り幅に「リアコ枠」とも言われており、「読者が選ぶ結婚したいランキング」で第1位に輝いたこともある。最年長メンバーであり、最年少のラウールとは11歳差。メンバーカラーは紫。

妹がいる。仲が良く、毎年プレゼントをねだられ買ってしまうことを明かしている。

学生時代はサッカー部とバスケ部に所属していた。

座右の銘は「自由」。好きな言葉は「一攫千金」。

性格[編集]

潔癖症で虫が苦手。
ラウールからは「優しいという言葉が誰よりも似合う人」岩本照からは「平和主義者」目黒蓮からは「とにかく優しい。ふっかさんと話すと、いつも以上に優しい気持ちが増す気がする」と言われている。
"お調子者で、コミュニケーション好き"と思われているが、プライベートではかなり人見知りで、街を歩く時も気配を消していることを明かしている。作りすぎた「アイドル」ではなくラフな自分、ファンの「一番近くにいる人」でいたいと話し、YouTubeに出る時はすっぴんで出たいと語る。

二枚目だった高校時代[編集]

高校時代は「目立ちたいから」という理由で廊下でロンダートバク宙をしていた。一軍と言われており、惹かれる人についても「うるさいヤツ。わちゃわちゃしてるところに行きたくなる」と話す。

高校時代のバレンタインは貰いすぎて個数を数えていなかった。電話越しの深澤の声で好きになってしまうからと「夜中の深澤の電話に出るな」という噂が広まったり、ロッカーから手紙が雪崩のように出てくるなどのモテエピソードが有名であり、「廊下で女の子2人が揉めていて"どっちが深澤のことが本当に好きなのか"を言い争っていた」という自身の思い出には、「これはホントなんですよ」と高校が同じである岩本照が証言している。高校の後輩にあたる鈴木愛理からは「泣いてる女の子が沢山いた。好きすぎるが故取り合いだった。伝説の人」と明かされている。

三枚目への転換期[編集]

20歳の頃、滝沢秀明から「カッコつけるのは誰でもできる。お前は三枚目を目指した方が向いている」と指摘される。「俺、これ言ったことあるの、河合（郁人）とお前だけだ」とも言われ、そう言われた当時について、「ひたすらカッコつけてた時期だったので嫌でした。言われたときはショックで、"マジかあ。俺、ちげーんだ"って。」と話している。

「一番最初にいじり出したのが滝沢くんだった」と話し、当時の心境について「いじってほしいとは頼んでなかったから、なんで俺いじられてるんだろうと思いながらやっていた。ちょっと辛かった。」「当時は三枚目キャラの先輩がいなかったので、どうやっていいかも分からないし、誰を見ていればそれが学べるかも分からなかった。」と話し、そんな気持ちとは裏腹にステージ上でははちゃめちゃにいじられるため、戸惑いがあったと語る。

また最初はメンバーもいじることに慣れていないため観客が笑えない空気になることも多く、ただただ公開で悪口を浴びせられてるだけのような状況が続いたこともあったというが、徐々に浸透していき、「こっちの方が自分らしい」と素直に思うようになる。また滝沢に打ち返さなきゃいけない場面が増えたことでトークの勉強にもなったと話し、このタイミングで河合郁人から「ボケるだけじゃなくMCもやった方がいい」と勧められ、現在のスタイルが生まれた。

交友関係・エピソード[編集]

同期に山田涼介、橋本良亮、阿部亮平がいる。J.J.Expressとして活動していたころ、橋本は毎日のように深澤の家に遊びに来ていた。
尊敬している先輩は滝沢秀明とA.B.C-Zの河合郁人。滝沢とはプライベートでランチ、ホームセンター、ディナーに行くほど可愛がられている。滝沢の存在について、「滝沢くんとの出会いが人生のターニングポイント」「毎日怒られ毎日泣いていたけど、お叱りがなければこの事務所に最後まで僕はいたのかなというくらいお世話になった」と話す。ターニングポイントについて詳しくは三枚目への転換期参照河合とは旧知の仲で、17歳のころ、KAT-TUNのツアーに同行した際に面倒を見てもらい、そのトーク力と優しさに憧れを抱いた。過去には仕事終わりの深澤を待ち伏せしたり、用事がないのに深夜に呼び出したりと、河合の“深澤愛”に「誰も勝てない」と話題になったが、バラエティ番組では河合の誘いをドタキャンしてKis-My-Ft2の玉森裕太との食事を優先させたことがあると告白して笑いを誘うなど、遠慮のない2人ならではの関係性で親しまれている。
岩本照とは高校が同じであり、精神面、パフォーマンス面と異なる角度からグループを支えてきたことから「いわふかコンビ」「夫婦」と呼ばれている。学生時代は毎日一緒に通学し、舞台期間中の楽屋も同じ。岩本の存在を「昔はお互いの弟や妹とも遊んでいたし、一番家族に近い存在」と語る。
渡辺翔太とはジャニーズJr. 時代から尖っていた2人であること、時に悪ノリする男友達のような関係性であることから「悪友コンビ」と呼ばれている。プライベートでは年上組の渡辺翔太、佐久間大介と買い物をすることが多い。
阿部亮平とは「同期コンビ」と呼ばれており、 Snow Manのライブ構成も担当している。阿部について「辛かった経験を同じ数だけしてきた。一緒にデビューできたことが嬉しい」と話す。
深澤辰哉、向井康二、佐久間大介の3人トリオで「ドラマ班」と呼ばれている。キャプテンは向井、リーダーは佐久間、班長は深澤であり、2021年1月21日に「もっとドラマに出たい！」と主張したショートドラマという名のコント動画を投稿したことをきっかけに、自虐的に“ドラマ班”を名乗るようになった。しかし2023年からドラマの仕事が増えたことで、存続の危機に陥っている。
Sexy Zoneの佐藤勝利とは出身中学校が同じ。4学年下のため同時期に通ってはいないが、「いとこのお兄ちゃんがふっかと同じ世代だから地元のお兄ちゃんみたいな存在」だと言われている。
Hey! Say! JUMPの有岡大貴、八乙女光、髙木雄也とはJ.J.Express時代、“いつメン”と呼ばれるほど行動を共にしていた。伊野尾慧からは「深澤の家がJr.のホテルみたいだった」知念侑李からは「しょっちゅう行っていた」と思い出を明かされており、深澤も「夏休み中は毎日来ていた」と話している。Snow Manデビュー時には、「J.J.Expressのメンバーがデビューしていく中Snow Manで続けていたので、Hey!Say!JUMPのメンバーで"よかった〜！"ってデビューを喜びました」と語っていた。
高校の同級生に仲野太賀、染谷将太、剛力彩芽、滝沢カレンがいる。剛力彩芽とは弁当のおかずを盗んで喧嘩するほど仲が良く、「モテてました」と明かされている。
大学の同級生に磯村勇斗がいる。「ふかたつ」と呼ばれる仲で、授業のノートを見せてもらうこともあったが、同時期に大学を退学をした
バナナマンの設楽統とは『ノンストップ!』で共演して以来、設楽一家とプライベートで食事に行ったり2日連続で買い物に行くなど親交が深い。「裏表がない。ずっとこのままで可愛い」と言われており、30歳の誕生日にはおそろいの財布と手紙のプレゼントをもらった。
松丸亮吾とは家に遊びに行く仲。

趣味・特技・嗜好[編集]

特技はクレーンゲーム。5歳の時からの趣味で、景品を取り過ぎて出入り禁止になってしまった過去を持つ。Jr.時代から『ジャニーズJr.チャンネル』にてその腕前を披露しており、2023年10月17日に放送された『再現できたら100万円!THE神業チャレンジ』（TBS）では鉄線に触れてしまうと電流が流れる難易度MAXのファイナルステージに挑戦し100万円を獲得した。同番組ではその後も挑戦を続けている。
"アイドルナンバーワンのポケモンカード好き"を自負しており、宮田俊哉、高橋恭平、京本大我と「ポケカ部」を結成し『Johnny's Gaming Room』では対決模様を配信している。コロナ禍のステイホーム中に出会い、夜から朝にかけて友だちと対戦していることもある。
アクセサリーが好きで、普段はピアスを欠かさない。穴は左耳のみに2個あいていて、フープの時以外は違うデザインを組み合わせている。複数つける時は、ブランドを統一してる。
モノマネを得意とし、入所当時は亀梨和也や松本潤など様々な先輩のモノマネを度々披露していた。鉄板ネタは「河合郁人がやる松本潤のモノマネ」。
漫画も好きであり佐久間大介に勧められて読み始めた『弱虫ペダル』が一番大好きで漫画全巻所持。アニメは4〜5回観た。『アオアシ』『盾の勇者の成り上がり』も好き。『ブラッククローバー』は主題歌に起用される前から大ファンであった。
腕時計の収集が趣味で、2023年6月時点で9本所持している。「時計買えないと結婚は無理です」と名言している。
好きな食べ物はラーメン。週5で食べていたこともあり、好みは「（麺）固め、（味）濃いめ、（油）多め」。魚介類、車エビ、モンブラン、長芋、漬け物、カリカリ梅も好き。編食気味だと告白している。