浜松磐田信用金庫
浜松磐田信用金庫(はままついわたしんようきんこ、英語:HAMAMATSU IWATA SHINKIN BANK)は、浜松市中央区に本店を置く大手信用金庫である。店舗や通帳などに表記される通称は浜松いわた信用金庫。
概要[編集]
静岡県内最大の信用金庫であり、中部地方では岡崎信用金庫に次ぐ規模を有する。
営業地区は、浜松市(中央区、浜名区、天竜区)、静岡県磐田市、袋井市、湖西市、掛川市、御前崎市、菊川市、牧之原市、島田市(旧榛原郡川根町を除く)、周智郡、榛原郡吉田町、愛知県豊橋市、北設楽郡(旧設楽町を除く)である。このうち、旧浜松信用金庫のみの地区は湖西市、島田市(旧榛原郡川根町を除く)、榛原郡吉田町、豊橋市であり、残りの地区は旧浜松信用金庫及び旧磐田信用金庫がともに営業地区としていた。
2019年1月21日に浜松市中区に本店を置き、静岡県内預金量トップの信用金庫であった浜松信用金庫と静岡県磐田市に本店を置いていた磐田信用金庫が合併して発足した。当初、両信用金庫は2019年2月をめどに対等合併することを発表していたが、しんきん共同センターのシステム更改時期や繁忙期を勘案した結果、1月21日が正式な合併日となった。本店は浜松市中区の浜松信金本店に置き、現時点では2本部制を敷いて、将来的には集約するとした。さらに合計で93となる営業店に関しても12店が重複するが、統合には慎重で地域性を考慮するとしている。
理事長には旧浜松信用金庫の御室健一郎理事長が、副理事長には旧磐田信用金庫の高柳裕久理事長がそれぞれ就任した。
シンボルマークには、風にはためく応援フラッグをモチーフとし、「『水・緑・光』あふれる遠州地方の豊かな風土」を表現した色合いのデザインが採用された。なお、旧浜松信用金庫は、2000年代にイメージキャラクターの「はまたっち」が制定していた。
経営方針は、国際連合が定めた「持続可能な開発目標(SDGs)」を基軸とした融資、としている。
沿革[編集]
浜松信用金庫[編集]
- 1950年4月 - 浜松信用組合設立。本店を浜松市連尺町に設置。
- 1951年11月 - 浜松信用金庫に改組。
- 1952年12月 - 本店を浜松市伝馬町に移転。
- 1969年10月 - 本店を浜松市元城町に移転。
- 1992年4月 - 「はましん相談プラザ」を浜松市中沢町に設置。
- 2006年10月 - ICキャッシュカードを導入。
- 2014年1月 - バンコク駐在員事務所開設。
磐田信用金庫[編集]
- 1950年
- 4月 - 磐田信用組合として設立。
- 5月 - 本所(磐田市中泉)、見付支所(磐田市見付)開設。
- 1951年11月 - 磐田信用金庫に改組。
- 1955年 5月 - 本店を磐田駅前に新築移転。
- 1966年12月 - 預金量100億円達成。
- 1975年 4月 - 預金全店オンライン開始。
- 1979年 8月 - 預金量1,000億円達成。
- 1986年 9月 - 新事務センター完成。
- 2000年(平成12年) 5月 - 創立50周年。
- 2001年(平成13年)12月 - 預金量5,000億円達成。
- 2002年(平成14年) 4月 - 新本店開店。
- 2010年(平成22年)
- 5月 - 創立60周年。
- 7月 - 預金量6,000億円達成。
- 2011年(平成23年) 4月~9月 移動店舗車が東日本大震災被災地で活動。
浜松磐田信用金庫[編集]
- 2017年(平成29年) - 浜松信用金庫(当時)と磐田信用金庫(当時)が対等合併することを発表。
- 2019年(平成31年)1月 - 浜松信用金庫(当時)と磐田信用金庫(当時)が対等合併。浜松磐田信用金庫が誕生した。
- 2020年(令和2年)6月 ‐ 御室健一郎理事長(現:会長)が全国信用金庫協会会長に就任。