洗濯機
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洗濯機(せんたくき、英: washing machine, laundry machine)は、洗濯に用いられる機械。
概要[編集]
歴史的には「洗濯機」と言う言葉は様々な動力源のものを指してきた。日本では、昭和以降「電気洗濯機」しか販売されていないので、単に「洗濯機」と言うと、事実上それを指している。
初期は人力で動かす手動式洗濯機であったが、19世紀には蒸気機関で動かすものが多く、20世紀なかばからは電動機(モータ)で回転させるものが広まり、20世紀後半では脱水機付きのものが登場し、さらに洗濯から脱水まで自動で行うもの(当時「全自動」と呼ばれていたもの)が大半となり、その後、洗濯・脱水だけでなく乾燥まで自動で行うものまで登場した。
洗濯とはもともと、もっぱら人の手や足で行っていたかなり手間のかかる重労働である。洗濯機は、そうした重労働を軽減する目的で開発され、家事労働の軽減に貢献してきた。
日本[編集]
現在生産中[編集]
- パナソニック - 斜めドラム型は系列店「パナソニックショップ」限定モデルも2011年より「NA-VX710SL/SR」を皮切りに販売開始。なお2槽式の現行モデルはダイヤル操作式の「NA-W50B1」と「NA-W40G2」のみで、ボタン操作の2槽式洗濯機「愛妻号」シリーズとタテ型洗濯乾燥機「Lab」シリーズは生産終了(現行モデルはドラム式が「スピンダンシング」シリーズ、タテ型が「エコウォッシュ」シリーズをそれぞれ生産)。またバスポンプも製造(現行モデルは「N-30P」のみ)。
- 日立グローバルライフソリューションズ(旧・日立アプライアンス) - 日立製作所の子会社。ドラム式洗濯乾燥機は「ナイアガラ洗浄・ビッグドラム」シリーズを、タテ型洗濯乾燥機は「ナイアガラ洗浄・BEAT WASH」及び「白い約束」各シリーズを、2槽式洗濯機は「青空」シリーズをそれぞれ生産(2槽式「青空」シリーズは「ボタン操作式機種」を現在国内で唯一生産)。2012年12月からは(縦型洗濯機「白い約束」NW-8SY/6SYのOEMモデルとなる)三菱電機ストアー向け縦型洗濯機「MAW-70BP/70AP/60AP」も生産していたが、2023年12月限りで販売終了となった。
- 東芝(東芝ライフスタイル)- ドラム式洗濯乾燥機は「ZABOON」シリーズを生産。なおタテ型洗濯機のうち1990年代前半に生産されていた機種は時計を内蔵しており、予約洗濯終了時刻が「○時△分」単位で設定可能だった(洗濯中はディスプレイに洗濯・すすぎ・脱水の全工程合計残り時間が表示され、電源を切ってプラグをコンセントに挿している間は時刻を表示。但しプラグを抜けば時計は「0:00」にリセットされるので再使用時は時計をその都度合わせ直す必要あり)。しかし現行モデルは時計機能が廃止され、予約洗濯終了時刻は「○時間後」単位で設定する簡易タイマーへと改められている(液晶或いはFLディスプレイには洗濯・脱水・すすぎ・乾燥の全工程合計残り時間を表示)。なお一連の不正経理問題発覚に端を発した業績不振による不採算部門リストラの一環として、二槽式洗濯機生産は2016年3月限りで完全終了した(二槽式洗濯機生産より撤退した国内大手電機メーカーはシャープ・三菱電機・三洋電機に次いで4社目)。このため系列店「東芝ストアー」へ供給される2槽式洗濯機はパナソニック・日立アプライアンス・ハイアールなどの他社製品に変更。その後東芝の白物家電部門は中国の電機メーカー「美的集団」へ売却されている(日本国内での「TOSHIBA」ブランドは存続)。
- アイリスオーヤマ - フロントローディング式(ドラム式)とトップローディング式(縦型)を製造している。
- シャープ - 2槽式洗濯機の生産は2007年限りで終了し、現在はドラム式及び縦型洗濯乾燥機のみを生産。系列店「シャープフレンドショップ」へ供給される2槽式洗濯機はパナソニック・日立アプライアンス・ハイアールなどの他社製品へと変更。
- アクア(旧ハイアールアクアセールス→ハイアールアジア) - パナソニックの完全子会社となった三洋電機の洗濯機事業を継承したハイアールの子会社。「AQUA」ブランドで販売。
- TOSEI(トーセイ) - コインランドリーやクリーニング店などの業務用大型洗濯機、乾燥機、洗濯乾燥機を開発、製造、販売している。2020年には敷布団専用乾燥機を発売。