武田邦彦
提供:EverybodyWiki Bios & Wiki
武田 邦彦 (たけだ くにひこ、1943年〈昭和18年〉6月3日 - ) は、日本の工学者。元中部大学総合工学研究所特任教授。
来歴[編集]
東京都出身。1962年に都立西高校、1966年3月に東京大学教養学部基礎科学科を卒業後、4月旭化成工業に入社。ウラン濃縮等の研究開発に携わり、1986年に論文「複合イオン交換反応系の理論と分離技術への応用」により東京大学から工学博士の学位を取得。同年ウラン濃縮研究所長に就任。自己代謝材料の開発に取り組み、所長職を1991年まで務める。
1993年、芝浦工業大学工学部教授。以降、評議員、学長事務代理、大学改革本部長代理、教務委員長を歴任。江崎玲於奈が学長時に学長補佐となる。
2002年、名古屋大学大学院教授(工学研究科マテリアル理工学専攻)。
2007年、中部大学へ移籍。大学院工学研究科総合工学研究所の教授(機械工学専攻)となり、副所長となる。2014年に中部大学総合工学研究所 特任教授に就任。中島江梨香らと共に「高濃度CO2を活用した海藻の大量生産に伴う「死の谷」克服研究」を行った。
2019年4月13日に内閣総理大臣が主催していた公的行事である「桜を見る会」に参加。
2020年に設立された参政党へ田母神俊雄らと共にアドバイザーとして参加。
2021年3月、中部大学の特任教授を退任した。
2022年7月10日に行われた第26回参議院議員通常選挙に政治団体参政党公認で比例区から出馬したが、落選した。
人物[編集]
- 本来の専攻は資源材料工学で、機能材料構造を研究テーマとしているが、2007年上旬から地球環境問題について自身の主張によるテレビ、ラジオ番組等のマスメディア露出や著書出版の機会が増えており、自身のウェブサイトでも情報発信している。
- 武田本人は2008年7月時点で自身のWikipediaページの内容に反論し、主張のコンセプトについて「科学者」「教育者」として「環境を科学から見る」としている。
- 父は数学者で工学院大学名誉教授の武田楠雄[要出典]。『技術者のための微分積分学』(ジョン・ペリー 著、武田楠雄 翻訳 森北出版1959年)、『維新と科学』(岩波新書1972年)など。
出演番組[編集]
テレビ[編集]
- レギュラー
- ホンマでっか!?TV(フジテレビ)「環境評論家」
- ※2019年途中で一時出演自粛していたが、2020年1月15日放送から復帰した。
- 武田邦彦の「ホントの話」(クローバーネットTV)隔週金曜日
- 不定期
- たかじんのそこまで言って委員会→そこまで言って委員会NP(読売テレビ)
- ビートたけしのTVタックル(テレビ朝日)
- BAZOOKA!!!(BSスカパー!) 2015年1月26日 -
- 過去
- 博士も知らないニッポンのウラ(ミランカ) 2007年6月1日、8月15日
- さんま・福澤のホンマでっか!?ニュース(フジテレビ) 2007年9月21日 - 2009年12月30日
- R30(TBS) 2008年4月25日
- 博士の異常な鼎談(TOKYO MX、テレビ神奈川) 2010年1月28日、2月4日
- たけしのニッポンのミカタ!(テレビ東京) 2010年8月27日
- たかじんNOマネー〜人生は金時なり〜(テレビ大阪)2011年6月25日 - 2014年5月17日
- 情熱大陸(MBSテレビ) 2011年7月24日
- 激論!コロシアム 〜これでいいのか?ニッポン〜(テレビ愛知)
- ドデスカ!(名古屋テレビ)2013年1月 - 2015年3月
- 東海テレビスーパーニュース(東海テレビ)
- みんなのニュース ONE(東海テレビ)
- ゴゴスマ -GO GO!Smile!-(CBCテレビ)
- 現代のコペルニクス(DHCシアター)
- ニュース女子(DHCテレビ)
- 真相深入り!虎ノ門ニュース(DHCテレビ)2015年4月6日 - 2021年11月26日(月曜日→金曜日→隔週金曜日)
著書[編集]
単著[編集]
- 『分離のしくみ―最新の分離』 (共立出版、1988年)
- 『リサイクル幻想』(文春新書、2000年)
- 『「リサイクル」汚染列島―「環境」にも「身体」にも悪いリサイクル社会の危険性とは』(青春出版社、2000年)
- 『環境にやさしい生活をするために「リサイクル」してはいけない』 (青春出版社・プレイブックス、2000年)
- 『日本社会を不幸にするエコロジー幻想―「環境にやさしい」が環境を破壊する』(青春出版社、2001年)
- 『二つの環境―いのちは続いている』(大日本図書、2002年)
- 『何を「食」べれば安全か!』(青春出版社、2004年)
- 『国債は買ってはいけない!』(東洋経済新報社、2007年)
- 『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』1-3(洋泉社、2007-08年)
- 『間違いだらけのエコ生活 「地球にやさしい」は本当か?』(主婦と生活社、2008年)
- 『日本人はなぜ環境問題にだまされるのか』(PHP新書 2008年)
- 『環境問題が日本を滅ぼす』(辰巳出版、2008年)
- 『食糧がなくなる!本当に危ない環境問題 地球温暖化よりもっと深刻な現実』(朝日新聞出版、2008年)
- 『誰も触れない「環境問題」のウソ』(ダイアプレス、2008年)
- 『バイオ燃料で、パンが消える 食べ物を暖炉にくべる時代が幕を開ける』(PHP研究所、2008年)
- 『偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する』(幻冬舎新書、2008年)
- 『バイオ燃料で、パンが消える』(PHP Paperbacks、2008年)
- 『高分子材料の劣化解析と信頼設計』(エヌ・ティー・エス、2008年)
- 『偽善エネルギー』(幻冬舎新書、2009年)
- 『大麻ヒステリー 思考停止になる日本人』(光文社新書、2009年)
- 『その「エコ常識」が環境を破壊する』(青春新書インテリジェンス、2009年)
- 『暴走する「偽」環境ビジネス』(ベスト新書、2009年)
- 『「CO2・25%削減」で日本人の年収は半減する』(産経新聞出版、2010年)
- 『誰も知らない「危ない日本」 大きな声では言えない7つの問題』(大和書房、2010年)
- 『原発と、危ない日本4つの問題』(大和書房 だいわ文庫、2011年)
- 『「身近な科学」50のウソ』(PHP研究所、2011年)
- 『ウソだらけ間違いだらけの環境問題』(新講社、2010年)
- 『「エコ」社会が日本をダメにする 真面目な人がバカをみる、あやしい「環境運動」』(日本文芸社、2010年)
- 『温暖化謀略論 米中同時没落と日本の繁栄』(ビジネス社、2010年)
- 『君が地球を守る必要はありません』(河出書房新社 14歳の世渡り術、2010年)
- 『2015年放射能クライシス』(小学館、2011年)
- 『武田邦彦が教える子どもの放射能汚染はこうして減らせる 子どもを守る30の知恵』(竹書房、2011年)
- 『子どもを放射能汚染から守りぬく方法』(主婦と生活社、2011年)
- 『原発事故残留汚染の危険性 われわれの健康は守られるのか』(朝日新聞出版、2011年)
- 『生物多様性のウソ』(小学館101新書、2011年)
- 『全国原発危険地帯マップ 全54基、周辺地域の危険度を風向きとともに解析!』(日本文芸社、2011年)
- 『武田邦彦がズバリ答える!いますぐすべき放射能対策』(宝島社 別冊宝島、2011年)
- 『放射能列島日本でこれから起きること 誰も気づかない環境被害の真実』(朝日新書、2011年)
- 『放射能と生きる』(幻冬舎新書、2011年)
- 『「身近な科学」50のウソ もうだまされない! 原発、エネルギー、環境、健康知識のホント』(PHP文庫、2011年)
- 『エネルギーと原発のウソをすべて話そう』(産経新聞出版、2011年)
- 『原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある』(ベスト新書、2011年)
- 『早死にしたくなければ、タバコはやめないほうがいい』(竹書房、2012年 のち新書)
- 『武田邦彦の本当は教えたくないアガらず話す方法』(遊タイム出版、2012年、ISBN 9784860103187)
- 『武田邦彦が教える 子どもの放射能汚染はこうして減らせる!2 親子で一緒に実践編』(竹書房、2012年)
- 『反被曝宣言』(双葉社、2012年)
- 『放射能と原発のこれから 武田先生、どうしたらいいの?』(ベストセラーズ、2012年)
- 『逆説! エコの常識 一般の常識とは真逆ですが・・・、実はこれこそ正しい!』(アスコム、2012年)
- 『原発事故とこの国の教育』(ななみ書房、2013年、ISBN 978-4903355344)
- 『「正しい」とは何か?: 武田教授の眠れない講義』(小学館、2013年、ISBN 978-4093882859)
- 『新聞・テレビは「データ」でウソをつく 政府とメディアのデータ・トリックを見破る方法』(日本文芸社、2013年、ISBN 978-4537260069)
- 『居酒屋力 議論を忘れた日本人』(双葉新書、2014年)
- 『NHKが日本をダメにした もはや情報源としての信頼を失った「公共放送」の実態』(詩想社、2014年)
- 『政府・マスコミは「言葉の魔術」でウソをつく 国民を騙す錯覚フレーズの正体』(日本文芸社、2014年)
- 『日本人の9割が思い違いをしている問題にあえて白黒つけてみた 国際社会 日本経済 健康問題 人間社会 男女問題 環境問題』(ぶんか社、2014年)
- 『気楽に愉しむ漱石入門『吾輩は猫である』』(文芸社、2015年)
- 『誤魔化されている5つの真実 図解版武田邦彦の熱血講義』(日本文芸社、2015年)
- 『ナポレオンと東條英機 理系博士が整理する真・近現代史』(ベストセラーズ、2016年)
- 『原発と日本の核武装』 (詩想社、2016年)
共著・監修・対談[編集]
- 『先入観はウソをつく 常識や定説を疑い柔軟な発想を生む方法』マツコ・デラックスとの対談(SBクリエイティブ、2017年、ISBN 978-4797389180)
- 『つくられた「環境問題」 NHKの環境報道に騙されるな!』日下公人との共著(ワック、2009年、ISBN 9784898316030)
- 『「地球温暖化」論で日本人が殺される!』丸山茂徳との共著(講談社、2008年、ISBN 9784062150361)
- 『暴走する「地球温暖化」論―洗脳・煽動・歪曲の数々』共著 (文藝春秋、2007年)
- 『難燃性高分子材料の高性能化技術』(シーエムシー出版、2004年)
- 『非臭素系難燃材料データブック』監修(新エネルギー・産業技術総合開発機構、2003年)
- 『ノンハロゲン系難燃材料による難燃化技術』 (エヌ・ティー・エス、2000年)
- 『エンジニアのためのプラスチック材料工学』(共立出版、1999年)
- 『カシコい奥さんのための環境にやさしい商品 買っていいもの悪いもの―食べるものから、住まい、生活用品までを総チェック』監修 (青春出版社、1999年)
- 『分離科学ハンドブック』(共立出版、1993年)
その他[編集]
CM[編集]
- 葬儀会館ティア(CMキャラクター)、2012 - 2013年
- 未来循環 出張買取 カチプラス
評議員[編集]
- 原子力委員会 研究開発専門部会 専門委員 2008 - 2009年
- 原子力安全委員会
- 文部科学省中央教育審議会
- 文部科学省科学技術・学術審議会
- 高知工科大学客員教授
- 多摩美術大学非常勤講師
- 上智大学非常勤講師
- 名古屋市経営アドバイザー 2009年
- 富山市政策参与 2012 - 2014年
- 日本工学教育協会特別教育士
- シニアー創造学院客員教授
- 青森県鰺ヶ沢町顧問
- 沖縄県うるま市アドバイザー
経営者[編集]
- 日本ラッド取締役
- 株式会社ユーテック顧問