横浜F・マリノス
横浜F・マリノス(よこはまエフ・マリノス、英: Yokohama F・Marinos)は、日本の神奈川県横浜市、横須賀市、大和市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。Jリーグ創設当初からのチーム、オリジナル10の1つ。
国内三大タイトル(J1リーグ、Jリーグカップ、天皇杯)を全て獲得しており、加えてJ2リーグへの降格経験が一度もない。
概説[編集]
1972年に創設された日産自動車サッカー部を前身とする。元々のチーム名は「横浜マリノス」だったが、1999年に同じく横浜を本拠地としたオリジナル10の横浜フリューゲルスを吸収合併した際に、フリューゲルスを表す「F」の文字を入れた。チーム名の「マリノス(Marinos)」は、スペイン語で「船乗り」「水夫」「海兵隊員」のこと。7つの海を渡り世界を目指す姿と、ホームタウンの横浜がもつ国際的港町というイメージをオーバーラップさせている。Jリーグ公式サイト及びテレビ中継では「横浜FM」、スポーツ振興くじ(toto)では「横浜M」と略される。なお、スポーツ新聞においては日刊スポーツとスポーツニッポンが、マリノスとフリューゲルスの合併以降、F・マリノスを「横浜」と表記している(ただし、1999年と2000年はJリーグ正会員がマリノスのみであったため、他の新聞においても「横浜」とだけ記述されていたものもあった。また一部の新聞では「横浜マ」と略すものもある)。
チームカラーは「ブルー、レッド、ホワイト」の三色(トリコロール)。この三色は元々日産自動車のコーポレートカラーであった。各色の意味合いは、レッド「瞬発力と情熱」、ホワイト「集中力と潔白さ」、ブルー「冷静さと港町・横浜の海」。
ホームタウンは神奈川県横浜市、横須賀市、大和市。横須賀市では1987年より夏島町追浜地区にてサッカースクールを開講している縁で2005年1月25日に、大和市は2006年より市内にてサッカースクールを開講している縁で2017年4月27日に、それぞれホームタウンへの追加が認められた。ホームスタジアムは横浜市港北区の日産スタジアム(横浜国際総合競技場)。Jリーグ発足当初より横浜市神奈川区のニッパツ三ツ沢球技場(三ツ沢公園球技場)を使用していたが、2016年よりJリーグへの届け出上の本拠地を日産スタジアムに一本化した(後述)。
クラブマスコットは、ホームタウン・横浜市の市鳥であるカモメをモチーフとした「マリノス君」と「マリノスケ」、「マリン」。マリノス君はJリーグ開幕からクラブのホームゲームに毎試合登場している。マリノスケはクラブと小学館のコラボレーション企画で、2000年に『月刊コロコロコミック』誌上で誕生、マリノス君の甥という設定。ホームゲーム以外に地域のイベントにも参加している。マリンは2022年に海外から帰ってきた設定で登場。マリノスケの妹(マリノス君の姪)にあたる。 また非公認のマスコットとして「ワルノス」が2008年に登場している(2023年現在は活動休止)。