槙野智章
槙野 智章(まきの ともあき、1987年5月11日 - )は、広島県広島市西区出身の元プロサッカー選手、サッカー指導者、解説者、タレント。
現役時代のポジションはディフェンダー、フォワード。元日本代表。
経歴[編集]
2022年12月24日に放送されたスポーツ情報番組『Going!Sports&News』(日本テレビ)の冒頭で現役引退を発表した。番組内では日本代表で同僚だった本田圭佑からメッセージが送られた。同時刻、ヴィッセル神戸公式サイトからも現役引退が発表された。 「現役引退および槙野劇場第二章 開幕宣言会見」が2022年12月26日12時10分から行われ、未来へのビジョンをプレゼンした。
プレースタイル[編集]
森山佳郎曰く「一言で言うとファイター」、ミハイロ・ペトロヴィッチ曰く「DFらしいDF」。コーチングに優れ、高い身体能力と闘争心を持ち、1対1の局面での強さに定評がある。
また、得点への意欲が非常に高いのも特徴。広島では3バックの一角を務めていたが、試合中もセットプレーのみならず、流れの中で自由に前線へ上がり、強引なドリブル突破からシュートを放つシーンもしばしば見られ、自らのポジションを「DFW(DFながらFWの役割も果たす)」と称する。フリーキック、ペナルティキックなどのプレースキッカーも務めており、特にFKは高い精度を持つ。PKにおいては、後ろ向きの状態から反転してキックを放つという独特の蹴り方を行う。
人物[編集]
好きな言葉は木村孝洋元サンフレッチェ監督が語った、アーセナルFCの下部組織に所属する選手が教わるという『Big heart』と、広島ユースの監督森山佳郎の『気持ちには引力がある』であるとインタビューで語っている。
2011年3月24日に大手芸能プロダクションのホリプロとマネージメント契約。スカパー!「URAWAチャンネル」内のコーナー「槙野の部屋 〜俺たちの休日〜」MC担当。
2016年9月発売のサッカーゲーム「FIFA 17」日本版のパッケージになった。
2016年6月に共通の知人を交えた食事会にて知り合った女優の高梨臨と、約1年6か月の交際期間を経て翌2017年12月17日にプロポーズし、翌2018年1月20日、高梨との結婚を正式発表。同年2月9日に婚姻届を提出した。
2013年頃から2018年頃にかけてスパイクを左右非対称で履く「槙野スタイル」が注目された。本人曰く「サッカーを好きになる人を増やすため、悪いプレーをしたら注目されるためそうならないためにプレッシャーをかけている」とのこと。なお、スパイクはプレデター、ナイトロチャージ、アディゼロ、エース、X、ネメシスを使った。
2021年のJリーグ最終節、名古屋グランパスエイト戦での勇退を表明していた審判員村上伸次への感謝のメッセージを自身のアンダーシャツに書き込み、両チーム選手によって作られた花道を村上が通る際に見せ、村上からイエローカードを貰うという場面もあった。なお、このイエローカードは公式記録には記載されていない。
5月11日生まれであり、2022年時点ではチームメイトに同じ誕生日にアンドレス・イニエスタ、日高光揮がいる。槙野が35才となった2022年の誕生日では三人一緒に顔中にクリームを塗られて祝福された。
好きなサッカー選手は森保一で、今でもアンケートに書く時は“森保一 選手”と書く時が有る。
パフォーマンス[編集]
「プレー以外の面でも観客にサッカーを楽しんで欲しい」という考えから、ピッチ内外において様々なパフォーマンスを行なっている。
トリックPKが後に反則行為と判断されたり、遅延行為だとして主審にゴールパフォーマンスを制止されたり と、その派手なパフォーマンスは時に物議を醸している。槙野はパフォーマンスを巡る意見について、「サッカーファン以外の人、これからサッカーを好きになっていく子供たちにも、もっとサッカーを好きになってほしいという一心でやっている」とコメントしている。
所属クラブ[編集]
- 1994年 - 1999年 井口明神FC(広島市立草津小学校)
- 2000年 - 2002年 サンフレッチェ広島ジュニアユース(広島市立庚午中学校)
- 2003年 - 2005年 サンフレッチェ広島ユース(広島県立吉田高等学校)
- 2006年 - 2010年 サンフレッチェ広島
- 2010年 - 2012年 1.FCケルン
- 2012年 浦和レッズ(期限付き移籍)
- 2013年 - 2021年 浦和レッズ
- 2022年 ヴィッセル神戸