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栗山英樹

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栗山 英樹(くりやま ひでき、1961年4月26日 - )は、東京都小平市出身の野球指導者、元プロ野球選手(外野手)。右投両打。2012年から北海道日本ハムファイターズの監督を球団最長となる10年間務め、2022年からは同球団のプロフェッサーとして育成補佐に携わっている。

選手引退から監督就任までの間は野球解説者やスポーツジャーナリストのほか、白鷗大学教授としても活動していた。日本のプロ野球監督で国立大学出身・大学教授の経歴を持つ人物はともに栗山が史上初めてで、現在は学校法人北海学園特任教授(北海学園大学・北海商科大学・北海高等学校・北海学園札幌高等学校の講演を担当)を務める。

経歴[編集]

侍ジャパン監督時代[編集]

2021年12月2日に野球日本代表監督に就任。2022年からはテレビ朝日(テレビ朝日のみ本数契約、系列CS・BSを含む)ゲスト解説者を務める。2022年4月1日、学校法人北海学園特任教授に就任したことが発表された。2023年3月22日、2023 ワールド・ベースボール・クラシックで日本代表を優勝に導く。同年5月31日をもって代表監督を退任し、6月2日に退任会見を開いた。会見では、今後の進路については正式に言及はしなかった。

侍ジャパン監督退任後[編集]

2023年9月、WBCで対戦したチェコ代表監督のパベル・ハジムからの申し出を受けてチェコ野球名誉大使に就任 。

北海道日本ハムファイターズ最高責任者[編集]

2023年11月16日、肩書きは未定だが日ハムの球団運営とチーム編成を取り仕切る事実上の球団トップとなることがわかった。監督経験者が球団の要職に就くのは異例である。

選手としての特徴・人物[編集]

選手として[編集]

俊足巧打のスイッチヒッター。外野守備のスペシャリストでもあり、1989年にはゴールデングラブ賞を受賞している。なお前述のようにプロ入り当初は内野手であり、一軍公式戦において二塁手・遊撃手としてそれぞれ2試合ずつ守備に就いている。

人物[編集]

独身で、結婚歴はない。学生時代に教職員免許を取得し、解説業や評論家を務める傍ら東京学芸大学や白歐大学にて教職に就いている。選手時代には「天使というより魔法使い」という楽曲をリリースしている。野球解説者時代に、福島弓子と伊達公子との交際歴がある。日本ハムの監督就任当初は実際の自宅は東京にありながらも、栗山町に生活拠点を置いていたが、2015年中に正式に栗山町に自宅を構えた。木田優夫によると、野球道具を集めることが趣味のため栗山町の家がその倉庫となってしまい、近くにもう一つ家を建てて住んでいるという。(後述の、栗の樹ファームを参照)

高校時代、野球以外に面白そうと思った職業として俳優を挙げている。友人の一人(本人曰く“悪友”)が、休日にエキストラ出演のアルバイトをやっており、次の日にしてくれる撮影現場での出来事の話が面白かったことで、そこから「高校卒業後は二人で俳優になろう」と話し合ったこともあった。

栗山は自称「原マニア」というほど原辰徳を尊敬しているとメディアなどで語っている。きっかけは栗山が東海大相模のセレクション受験時に、当時スターだった原から声をかけられたことだという。

日本ハムの監督就任後は、コミュニケーションの一環で大抵の選手を下の名前や愛称で呼んでいる。ただ、選手絡みの談話に出てくる発言がネット上でネタとして扱われることが多い。日本ハム監督退任後、WBC日本代表監督就任後は、代表選手として選ばれた選手のことも大抵下の名前で呼ぶほか、初の日系人からの選出となったラーズ・ヌートバーのことは、ミドルネーム「達治」にちなんで「たっちゃん」と呼んでいる。

敗戦後のインタビューでは度々「俺が悪い」と発言していた。

マスコミの前では敗戦時や大型連敗時でも個人批判や厳しい言葉を滅多に発さないが、ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍した大谷翔平には、マスコミの前でも厳しく苦言を呈することが度々あった。そこで「満足」してしまっては慢心がうまれ、より魅力的なプレーヤーになることができず、良い結果を出せなければ「二刀流」ひいては大谷自身に批判が集まるのは事理明白で大谷を批判し、新たな目標を提示できるのは立場上監督である栗山しかいないからであると述べている。別のインタビューで栗山は、「オレが認めてしまったら、その瞬間に(大谷の)成長が終わってしまう怖さを感じている。だから、絶対に認めないし、心の底から『まだまだ』と思っている」と明かした。この厳しい姿勢は清宮にも向けていた。大谷に対して厳しい言葉を発している一方で、裏では「体、大丈夫か?」と気遣いの言葉をかけており、大谷を守るために厳しくやっていたことを明かした。大谷本人もそれを感じ取っており監督の本心は理解しているつもりですと語っている。

北海道胆振東部地震の影響で札幌ドームでの試合に影響が出ていた中、日本ハムのある選手は「本当に僕たちは試合をやっていいんですかね……」と被災者への申し訳なさを漏らした。すると栗山は「われわれは野球をやれることへの感謝を持ちながら野球をする使命がある。1人でも元気になってもらえるなら意味があるはず。その姿が大事。それが見せられないようならプロ野球球団が存在する意味がない」と言葉を紡いだ。

日本ハム監督時代に選手の間柄だった宮西尚生は「(監督は)一言で言うなら、選手想い。絶対に選手を批判したりとか、信用をなくすとかはしない。ずーっと信用し続けてくれる。そういう監督でしたね。この監督のためなら、体がつぶれてでも投げたいと思える人でした」と語っている。

ヤクルト選手時代に最初につけた背番号46に思い入れがあり、「特別な番号」と語っている。

栗の樹ファーム[編集]

栗山は、苗字が同じということから、スポーツジャーナリスト時代の2002年、北海道夕張郡栗山町に同町の町民らと協力して、少年野球場「栗の樹ファーム」を作った。栗山は自ら野球場を作りたいという考えを持ち、1989年に上映されたアメリカの映画「フィールド・オブ・ドリームス」に感銘し、自らの私財を投じて、全面天然芝の野球場や、ログハウスには、栗山のコレクションしている世界各地の野球関連グッズの展示コーナーを設けた。ここでは飲み物の提供や、より野球や道具を身近に感じてもらえるようにという想いで、バットなど一部の道具は入館した一般人も手に取れるように選手名と背番号をともに表記し展示している(なお、COVID-19の影響により2022年時点で休業しているため、従来のように展示品の観覧や手に取ることなどはできなくなっている)。普段の施設運営は一般の従業員が行っているが、栗山自身も現地にいる場合がある。

「栗の樹ファーム」では少年野球教室や大会が開かれ、子どもたちの夢を育む舞台にもなっている。2009年にはこの功績が認められ、日本芝草学会より日本芝生文化大賞を受賞した。

表彰[編集]

  • ゴールデングラブ賞:1回(外野手部門:1989年)
  • 正力松太郎賞:2回(2016年、特別賞:2023年)
  • コミッショナー特別表彰:1回(特別賞:2023年)
  • パ・リーグ 連盟特別賞賞:2回(最優秀監督賞:2012年、2016年)
  • テレビ朝日スポーツ特別功労賞(2011年)
  • ビッグスポーツ賞 スーパーベースボール賞(2012年)
  • テレビ朝日スポーツ放送大賞(2016年)
  • キタデミー賞 監督賞(2018年)
  • 第71回菊池寛賞(2023年)
  • SUITS OF THE YEAR 2023「スポーツ部門」(2023年)
  • 服部真二特別賞(2023年)

記録[編集]

初記録
  • 初出場:1984年10月8日、対横浜大洋ホエールズ25回戦(明治神宮野球場)、9回表に水谷新太郎に代わり遊撃手で出場
  • 初安打:1985年8月1日、対横浜大洋ホエールズ12回戦(明治神宮野球場)、8回裏に宮本賢治の代打で出場、遠藤一彦から単打
  • 初先発出場:1985年10月5日、対横浜大洋ホエールズ20回戦(明治神宮野球場)、8番・右翼手で先発出場
  • 初盗塁:1985年10月12日、対横浜大洋ホエールズ21回戦(横浜スタジアム)、6回表に二盗(投手:門田富昭、捕手:小山昭晴)
  • 初打点:1985年10月9日、対阪神タイガース22回戦(阪神甲子園球場)、8回表に福間納から内野ゴロの間に記録
  • 初本塁打:1986年6月28日、対阪神タイガース14回戦(明治神宮野球場)、9回裏に伊藤文隆からソロ
その他の記録
  • 1試合4犠打:1989年6月4日、対中日ドラゴンズ8回戦(明治神宮野球場)
監督としての記録
節目の記録
  • 500勝:2018年9月2日、対千葉ロッテマリーンズ23回戦(ZOZOマリンスタジアム)、3-2で勝利 ※史上30人目(球団史上3人目)
  • 600勝:2020年8月15日、対千葉ロッテマリーンズ11回戦(ZOZOマリンスタジアム)、9-0で勝利 ※史上24人目(球団史上2人目)

背番号[編集]

  • 46(1984年 - 1989年)
  • 4(1990年)
  • 80(2012年 - 2021年)
  • 89(2022年 - 2023年)

関連情報[編集]

著書[編集]

単著
  • 『栗山英樹29歳:夢を追いかけて』(池田書店、1990年4月、ISBN 4262143759)
  • 『スポーツキッズのほうれん草:スポーツサイエンス・リポート』(全国朝日放送、1992年6月、ISBN 4881311778)
  • 『夢は正夢』(扶桑社、1994年7月、ISBN 4594014739)
  • 『復活:地獄を覗いた男たち』(1994年10月、ベースボール・マガジン社)ISBN 4583031610
  • 『忘れちゃいけないものがある:スポーツを愛する人たちへ』(1996年8月、小学館)ISBN 4093871914
  • 『栗山英樹のベースボールアカデミー』(2005年7月、出版芸術社)ISBN 4882932717
  • 『栗の樹ファーム物語:栗山英樹、野球場をつくる:北の大地で育む"フィールド・オブ・ドリームス"』(2006年3月、マキノ出版)ISBN 4837670555
  • 『栗山英樹が選ぶアスリートたちの世界集』(2007年2月、学習研究社。「中学生のためのショート・ストーリーズ」第8巻として発行)ISBN 9784052026331 ※複数の著作家によるスポーツ選手の物語を栗山が選定したもの(「栗山英樹選」のクレジットあり)。
  • 『怪物前夜:"60億円の男"松坂大輔を育てた「嫌いにさせない」子育て術』(2007年3月、東京学参)ISBN 9784808007737
  • 『はるかなる甲子園:もう一つの高校野球物語』(2010年11月、日刊スポーツ出版社)ISBN 9784817202826
  • 『栗山魂』(河出書房新社、2017年3月、ISBN 9784309617091)
  • 『稚心を去る』(ワニブックス、2019年1月、ISBN 9784847097515)
  • 『野球が教えてくれたこと』(KADOKAWA、2019年3月、ISBN 9784048961141)
  • 『栗山ノート』(光文社、2019年10月、ISBN 9784334951177)
  • 『栗山ノート2 世界一への軌跡』(光文社、2023年7月、ISBN 9784334953928)
共著
  • 『スポーツ新人類たちへ:軽やかにスポーツを語ろう:栗山英樹対談集』(ソニー・マガジンズ、1993年4月、ISBN 4789708020)
  • 『栗山英樹のスポーツおもしろランド』シリーズ(保立浩司絵、小峰書店)
    • 『スポーツと食べ物のひみつ』(1996年7月、第1巻)ISBN 4338134011
    • 『スポーツのうそ・ほんと』(1996年9月、第2巻)ISBN 433813402X
    • 『ためしてみよう!スポーツのふしぎ』(1996年11月、第3巻)ISBN 4338134038
    • 『うまくなるコツとひみつ 1:野球・陸上競技・バスケットボール編』(1997年1月、第4巻)ISBN 4338134046
    • 『うまくなるコツとひみつ 2:サッカー・バレーボール編』(1997年3月、第5巻)ISBN 4338134054
  • 『Get sports:テレビ朝日『ゲット・スポーツ』:野球を極める』(2003年5月、アスキー・コミュニケーションズ。南原清隆との責任編集)ISBN 4776200481
監修
  • 『言葉の魔球:野球名言集』(2005年10月、出版芸術社)ISBN 4882932849
  • 『わが子をプロ野球選手に育てる本:体・眼・心・食のスペシャリストが指導』(2005年10月、マキノ出版。立花龍司・真下一策・児玉光雄・海老久美子著)ISBN 4837670490
  • 『メジャーリーガーになれるか?!』(2008年7月、泉書房)ISBN 978-4-86287020-9
訳書
  • 『ラクロスの基礎』(ロバート・E・レイノルズ著、ベースボール・マガジン社、1993年12月、ISBN 4583030967)

連載[編集]

  • 熱中先生(スポーツニッポン連載コラム)
  • ヒューマンインタビュー(プロ野球ai)

音楽[編集]

  • 「好敵手/それぞれの旅」(1992年7月25日・シングル)※2曲ともさだまさしの作詞作曲。
  • 『フォー・シーズンズ』(1993年9月26日・アルバム)

ゲームソフト[編集]

  • プロ野球 熱スタシリーズ(2006年・2007年、バンダイナムコゲームス。大塚光二とともに解説者として声の出演)

DVD[編集]

  • 北海道日本ハムファイターズ監督 栗山英樹~人心掌握の"哲学"(2013年3月20日、フジテレビジョン、北海道文化放送)品番:PCBC-52175

出演番組[編集]

テレビ[編集]

解説者のみならず、スポーツ情報番組を主体に司会者としても活動した。

テレビ朝日・ANN系列各局
  • スーパーベースボール(1991年 - 1993年、2001年 - 2011年。解説。朝日放送・北海道テレビなど系列局制作の中継にも不定期出演)
  • スポーツフロンティア(1991年4月 - 1993年3月。メインキャスター)
  • 楽天GIGランド(名古屋テレビ。1992年10月 - 1993年3月。司会)
  • 速報!スポーツCUBE(2000年 - 2001年。メインキャスター)
  • ベストポジションSPORTS(2001年 - 2002年。コーナー司会)
  • 報道ステーション(2004年 - 2011年。プロ野球コメンテーター)
  • GET SPORTS(1998年 - 2011年。ナビゲーター)
  • 熱闘甲子園(朝日放送・テレビ朝日。2009 - 2011年度)
長島三奈とともに、スタジオ司会と全国高等学校野球選手権大会各都道府県代表校への大会中取材を担当。
  • 速報!甲子園への道(朝日放送、2009 - 2011年度)
コメンテーター兼リポーター。長嶋とともに、全国高等学校野球選手権大会地方大会を随時取材していた。
  • スペシャルドラマ・ママが生きた証(2014年7月5日。本人役)
TBSテレビ
  • JAPAN MAJOR BASEBALL(1993年 - 2000年。解説)
  • JNNニュースの森(プロ野球年末総括やシーズン前の順位予想で出演した)
  • JNNスポーツ&ニュース(1993年 - 1997年、メインキャスター。本人の歌う『天使というより魔法使い』がエンディングテーマに使われた)
  • オールスター感謝祭(1993年4月3日、1993年10月9日、1994年4月2日、1994年10月1日、1995年4月1日、1995年9月30日、1996年3月30日、1996年10月5日、1997年3月29日、1997年10月4日、1998年3月28日)
  • スポーツマンNo.1決定戦(第8回芸能人サバイバルバトルまでのメインリポーター)
  • 人生最高レストラン(2023年3月4日)
NHK総合テレビ
  • 土曜元気市
  • 新・男の食彩(2003年度。司会)
  • プロ野球 マジックの継承者たち~WBC栗山監督と名将のノート~(2023年3月5日)
  • プロ野球 マジックの継承者たちⅡ WBC栗山メモ~知られざる采配の舞台裏~(2023年8月13日)

ラジオ(特記ない限り、パーソナリティとしての出演)[編集][編集]

TBSラジオ
  • TBSラジオ エキサイトベースボール(1993年 - 2011年。解説)
  • 栗山英樹のスポーツBEAT ON!(1995年4月 - 1996年9月)
  • サタデー・デイ・キャッチ!スポーツ(1996年10月 - 1997年3月)
  • 初田啓介の激アツ!ビバ!プロ野球→初田啓介の激アツ!エキサイトベースボール!(2005年10月 - 2006年3月)
  • 栗山英樹のエキサイトサンデー(2006年10月 - 2007年3月)
HBCラジオ
  • HBCファイターズナイター(2003年 - 2006年。解説。2007年以降もTBSラジオ制作の裏送りには出演していた)
FM NACK5
  • 栗山英樹 Dream Navigation(2000年4月 - 2011年12月)
  • 栗山英樹 NEXT INNING
  • サタデー・オン・ザ・ウエー
  • ハロー・サンシャイン
  • ゲット・ユア・ドリーム
  • 夢の翼に
各地のAM局
  • 栗山英樹のミュージックブルペン(1993年 - 2011年)
    • 栗山英樹の夢を追いかけて
STVラジオ
  • 栗山英樹の野球場に行こう!(2012年2月5日 - 。毎月第1日曜19:00 - 19:30の『ぞっこんほっかいどうアワー』枠で放送)

CM[編集]

  • リーガルコーポレーション (1993年)
  • カゴメ 『キャロット100』 (1993年)
  • ナムコ『ワールドスタジアム5』(2001年)
  • 第一三共ヘルスケア 『ルルアタックIB』(2007年)
  • 日本ハムグループイメージCM(2014年)
  • 100満ボルト(2014年 - 2021年)

映画[編集]

  • 探偵はBARにいる3(2017年) - 本人役

配信映画[編集]

  • Shohei Ohtani - Beyond the Dream(2023年配信予定)


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