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果物

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果物(くだもの、英: fruits フルーツ)は、食用になる果実。水菓子、木菓子ともいう。

英語でfruitと言えば果実全般である(日本語の「果実」よりもさらに広い範囲を指す)。日本語の「果物」は、食用になる果実及び果実的野菜(後述)のうち、強い甘味を有し、調理せずそのまま食することが一般的であるものを「果物」と呼ぶ傾向がある。狭義には樹木になるもののみを指す。農林水産省では、統計上、果実は果樹(木本性などの永年作物)になるものとしつつ、野菜に分類されるもののうちイチゴ、メロン、スイカなど果実的な利用をするものを「果実的野菜」として扱っている。

概説[編集]

果物とは、食用になる果実のことである。 果物はさまざまな栄養素を含んでいる。人体に必要な糖分やカリウムやビタミンが豊富なものも多い。→#栄養面や効能

果実を乾燥させ、ドライフルーツとする例も多い。乾燥させた場合、糖分の濃度が高くなり、保存に適する。中東ではデーツ(ナツメヤシの果実を乾燥させたもの)が古くから広く親しまれており、聖書にも登場する。「砂漠の旅で食料が尽きてもデーツの実ひとつぶ食べれば数日生き延びられる」などといわれている。なお乾燥した国では、生のみずみずしい果物は水分の補給源としても重要な役割を果たしている。日本では果物は、糖分補給のため(甘みを楽しむため)や、ビタミン源として摂られてきた歴史がある。

料理に利用したり、パンやクッキーに入れられることもある。その甘みや酸味や香ばしさなどを利用する。種によってはタンパク質分解酵素を含む(パイナップル・パパイヤなど)ため、肉類を柔らかくする効果のために利用される場合もある。砂糖を加えて煮込みジャム(やコンポート類)にして保存している。それをパンやクラッカーに合わせたり、あるいはヨーグルトやチーズなどの乳製品と合わせて朝食時に食べることもある。また午後の「お茶」や「おやつ」の時間に、イギリスでは「午後の紅茶」の場でジャムやコンポート類を味わったり、北欧のお茶の時間「フィーカ」ではさまざまな形で果物を取っている。日本の「おやつ時」などに生の果物を食べたり、あるいはパンにジャムを塗って食べたり、ヨーグルトにジャムを加えたもの食べる、なども広く行われている。



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