東京ディズニーリゾート
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東京ディズニーリゾート(Tokyo Disney Resort、略称: TDR)は、千葉県浦安市舞浜に所在する日本のテーマパークであり、バケーションリゾート。ウォルト・ディズニー・カンパニーのライセンスのもと、オリエンタルランドが所有・運営している。
概要[編集]
1983年4月15日に単一のテーマパーク(東京ディズニーランド)としてオープンし、2001年9月4日には世界で初となる"海"をテーマにした第2のテーマパーク(東京ディズニーシー)がオープン。その後、5つのディズニーホテル、6つの非ディズニーホテル、複合ショッピング施設(イクスピアリ)を備えたリゾートへと発展した。東京ディズニーランドは、アメリカ以外の国で開園した最初のディズニー・テーマパークであり、ウォルト・ディズニー・カンパニーが一切所有または運営していない世界で唯一のディズニーパーク・リゾート。
2013年~2018年の年間入場者数は約3000万人を超えており、世界でも有数の集客力を誇る。
ウォルト・ディズニー・カンパニーは来場者の長期滞在を計る目的として、ディズニーパーク単体の運営から、ディズニーによる特定のコンセプトに沿った複数のディズニーパークとホテルなどから成る長期滞在型の「テーマリゾート」への展開を進めている。
歴史[編集]
- 1983年(昭和58年)4月15日 - 「東京ディズニーランド」が正式に開園
- 1986年(昭和61年)
- 1月 - ディズニーがオリエンタルランドに対して「東京ディズニー・ワールド構想」を提案
- 7月20日 - オフィシャルホテル「サンルートプラザ東京」(現:東京ベイ舞浜ホテル ファーストリゾート)が開業
- 1988年(昭和63年)
- 4月14日 - オフィシャルホテル「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル&タワーズ」(現:シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル)が開業
- 4月15日 - 「東京ディズニーランド」5周年の記者会見において、OLC会長の高橋政知(当時)が「第2パーク構想」を発表
- 7月2日 - オフィシャルホテル「東京ベイヒルトン」(現:ヒルトン東京ベイ)が開業
- 7月8日 - オフィシャルホテル「第一ホテル東京ベイ」(現:ホテルオークラ東京ベイ)が開業
- 12月1日 - 最寄り駅である舞浜駅が開業(JR京葉線では舞浜駅の他に新木場駅、葛西臨海公園駅、新浦安駅、市川塩浜駅、二俣新町駅が開業した)
- 1990年(平成2年)
- 3月10日 - 京葉線全線開通
- 5月2日 - オフィシャルホテル「東京ベイホテル東急」(現:グランドニッコー東京ベイ 舞浜)が開業
- 1998年(平成10年)
- 8月1日 - 舞浜駅前開発事業(「イクスピアリ」・「ディズニーアンバサダーホテル」)の建設工事が開始
- 10月22日 - 「東京ディズニーシー」・「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」の建設工事が開始
- 2000年(平成12年)
- 1月1日 - 「リゾート宣言」を発表し「東京ディズニーリゾート」が正式にスタート、初代「東京ディズニーリゾート・アンバサダー」が就任
- 7月7日 - 「イクスピアリ」、「キャンプ・ネポス」、「ディズニーアンバサダーホテル」が開業
- 10月24日 - 「ディズニーリゾートライン」の試運転が開始
- 2001年(平成13年)
- 3月1日 - 「ボン・ヴォヤージュ」が開業
- 3月23日 - 「東京ディズニーシー」の開業日を発表
- 7月27日 - 「ディズニーリゾートライン」が開業し、リゾートゲートウェイ・ステーション等4駅が開業
- 8月1日 - 「東京ディズニーシー」および「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」のプレビューが開始
- 9月4日 - 「東京ディズニーシー」、「東京ディズニーシー・ホテルミラコスタ」が正式に開業。
- 2002年(平成14年)11月8日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて3億人目の入園者が来園
- 2006年(平成18年)
- 3月1日 - 「AMCイクスピアリ16」を「シネマイクスピアリ」に名称変更し、リニューアルオープン
- 9月3日 - 日産自動車、日本水産、タカラトミー、森永製菓、セイコー、日本ヒルズ・コルゲート、計6社の参加企業が提供を終了。
- 11月1日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて4億人目のゲストが来園。
- 11月8日 - タカラトミーと公式スポンサー契約を締結。タカラトミーは9月3日に一旦提供を終了していたため実質復帰となった。
- 2007年(平成19年)
- 3月3日 - オフィシャルホテル「東京ベイ舞浜ホテル」が開業
- 7月30日 - ニチレイフーズと公式スポンサー契約を締結
- 2008年(平成20年)
- 1月8日 - 金属疲労による亀裂で、パレードの公演中に山車から支柱落下事故が発生。パレードを全面中止。
- 4月15日 - 東京ディズニーランド開業25周年を迎え、東京ディズニーリゾート25thアニバーサリーを開始。そごうとの公式スポンサー契約終了
- 7月8日 - 「東京ディズニーランドホテル」が開業。
- 10月1日 - 「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」開業、レジデント・ショー「ZED」開幕。
- 11月2日〜11月10日 - 直営レストラン「ロティズ・ハウス」にて賞味期限の切れた鴨肉を使用し、食べた男性が腹痛を起こした事故が発生
- 12月22日 - 救急車を車検切れのまま走行させていたとして管理担当者ら14人が書類送検される
- 2010年(平成22年)8月27日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて5億人目の入園者が来園。そのゲストには認定証とミッキーマウスのぬいぐるみ、さらに5年間有効のパスポートが贈られた。また、1億人ごとの突破期間では4億人目から3年300日での達成で最速である。
- 2011年(平成23年)
- 3月11日 - 東日本大震災の影響により、東京ディズニーランド及び東京ディズニーシーを臨時休園した。パーク内にいたゲストは安全のためパークの外に出ることが出来ないまま、パーク内に避難した。
- 3月12日 - リゾート全施設が無期限の休業に入る。
- 3月28日 - イクスピアリのみ営業を再開。
- 4月1日 - NTTコミュニケーションズ株式会社と公式スポンサー契約を締結。キャストの新規募集を停止。
- 4月5日 - ボン・ヴォヤージュが営業を再開。
- 4月15日 - 東京ディズニーランド・東京ディズニーランドホテル・ディズニーアンバサダーホテルが営業を再開。
- 4月23日 - 東京ディズニーランドが夜間の営業を再開。
- 4月28日 - 東京ディズニーシーが営業を再開。
- 8月9日 - キャストの新規募集面接を再開。
- 12月31日 - 2008年10月1日よりシルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京にて行ってきた「ZED」公演を終了。
- 2012年(平成24年)
- 1月 - 「夢がかなう場所」のさらなるPR促進のため、舞浜ゆめのというオリジナルキャラクターを使用したCMの放送が開始された。
- 5月28日 - 「レイジングスピリッツ」で安全バーが開いたまま動きだし、乗客が2週間程度の怪我を負う転落事故が発生。同事故の影響で6月13日まで「レイジングスピリッツ」は運航休止。
- 9月1日 - 旧「シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京」が多目的ホール「舞浜アンフィシアター」として新装開業。初使用は9月9日のテレビ東京「プレミア音楽祭」の公開生放送。
- 2013年(平成25年)
- 4月15日〜2014年3月20日 - 東京ディズニーランド開業30周年を迎え、東京ディズニーリゾート30周年“ザ・ハピネス・イヤー”開催。
- 2014年(平成26年)
- 4月12日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて6億人目の入園者が来園。
- 2015年(平成27年)3月31日 - 花王と公式スポンサー契約を締結。
- 2016年(平成28年)
- 6月1日 - 「東京ディズニーセレブレーションホテル:ウィッシュ」が開業。
- 9月10日 - 「東京ディズニーセレブレーションホテル:ディスカバー」が開業。
- 2017年(平成29年)
- 3月27日 - 大和ハウス工業と公式スポンサー契約を締結。同年12月1日から協賛開始。
- 3月30日 - ジュピターテレコムと公式スポンサー契約を締結。
- 4月17日 - ダイハツ工業と公式スポンサー契約を締結。同年7月1日から協賛開始。
- 7月31日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて7億人目の入園者が東京ディズニーランドに来園。7億人目の入園者はメインエントランスで花束を渡された後、特設ステージであらためて7億人目のゲストであることを正式に告げられ、祝福に訪れたミッキーマウスやミニーマウスたちが見守る中、ウォルト・ディズニー・アトラクションズのエグゼクティブ・マネージング・ディレクターのマーク・ナッターから7億人目ゲスト認定書が渡され、オリエンタルランドの上西京一郎社長からは、2020年まで4年間東京ディズニーランドと東京ディズニーシーのどちらでも有効の特別ご招待券、東京ディズニーランドで2020年開始予定の「美女と野獣」のアトラクション特別体験券やミッキーマウスのぬいぐるみが贈られた。
- 2018年(平成30年)
- 4月15日 - 東京ディズニーランド開業35周年を迎え、東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”開催。
- 6月14日 - 東京ディズニーシーの8つ目のテーマポートの開発を含む「東京ディズニーシー大規模拡張プロジェクト」を発表。既存施設への追加投資として過去最高の約2500億円を投入予定。
- 7月5日 - 東京ディズニーリゾート公式スマートフォンアプリが誕生。アプリ内で、ショーの抽選や、ホテル、レストランの予約など可能となった。
- 11月5日 - パーク内の一部ショップ、レストラン、および一部商品を除き、全国の交通系ICカード、QUICPay、iDによる電子マネー決済を導入。
- 2019年(平成31年、令和元年)
- 2月21日 - 新菱冷熱工業と公式スポンサー契約を締結。同年7月1日から協賛開始。
- 7月10日 - 「ファストパスリマインダー」サービス開始。
- 7月23日 - 「デジタルファストパス」サービスの運用開始。ディズニーリゾート公式アプリでパークイン後にパスポートまたは、年間パスポートをアプリで読み込むとアトラクションのファストパスが取得できるようになった。
- 7月23日 - ディズニーシーの「ハンガーステージ」にて新規ショー「ソング・オブ・ミラージュ」が公演開始。同じくディズニーシーに、新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」をメディテレーニアンハーバーに導入。
- 10月12日 - 令和元年東日本台風(台風19号)の影響で東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーを終日休園。災害により休園するのは東日本大震災以来となった。
- 2020年(令和2年)
- 2月29日 - 新型コロナウイルス感染拡大防止の為、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーを終日休園(ボン・ヴォヤージュ、イクスピアリについても休業)。当初は3月15日まで休園の予定だったが、3月11日に休園期間の延長を発表、その後、3月27日に再び休園期間の延長を発表した。これと同時に、4月1日からのディズニーホテルの臨時休館も発表した。
- 6月23日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの7月1日からの営業再開を発表した。
- 11月9日 - パーク内の一部ショップおよび一部商品を除き、利用エリアに「千葉県」が記載されている「Go To トラベル」の地域共通クーポンが売店やレストランにて利用可能になる。
- 2021年(令和3年)
- 1月8日 - 新型コロナウイルス感染防止対策や日本政府からの緊急事態宣言発令などを受けて、同日から1月11日までの閉園時間を20時まで、同月12日から3月31日までは19時とする予定。
- 2月13日 - 緊急事態宣言の延長を受けて、同日から3月31日までの開園時間を10時に変更。
- 3月18日 - パーク内の英語アナウンスをジェンダーに中立的な表現に順次変更。
- 3月20日 - 日曜日・祝日・ゴールデンウィークなどの繁忙期におけるチケット価格を高めに設定する変動価格制を導入。
- 3月22日 - 緊急事態宣言の解除を受けて、入園者数の上限緩和(1万人)を実施。
- 4月1日 - 営業時間を東京ディズニーランドは9時から20時までの11時間、東京ディズニーシーは9時から21時までの12時間にそれぞれ拡大。入園者数の上限緩和(2万人)を実施。延期されていたディズニーホテル宿泊者向けの「アーリーエントリーチケット」の販売開始。
- 4月6日 - 2018年11月28日に開発計画を発表していた、「トイ・ストーリー」シリーズをテーマとした5番目のディズニーホテルの正式名称を「東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル」と発表。2021年度中開業予定。
- 4月20日 - 浦安市にまん延防止等重点措置が適用されることを受けて、同日から5月11日まで、東京ディズニーシーの閉園時間を20時までに変更。両パークの入園者数も5,000人に制限。
- 4月28日 - まん延防止等重点措置強化を受けて、同日から5月11日まで、アルコール飲料の販売を停止。
- 5月10日 - アルコール飲料の販売停止を5月31日まで延長を決定。
- 5月17日 - まん延防止等重点措置延長を受けて、同日から5月31日まで、営業時間を10時から19時までの9時間に短縮予定。同期間の「アーリーエントリーチケット」の販売を停止。
- 5月29日 - 千葉県によるまん延防止等重点措置の再延長を踏まえ、パークの営業時間の短縮を6月20日まで延長することを発表。同期間の「アーリーエントリーチケット」の販売を停止。アルコールの販売停止も同日まで延長。
- 5月30日 - 東京ディズニーリゾート・チケットセンターをクローズ。
- 6月19日 - 千葉県によるまん延防止等重点措置の再延長を踏まえ、パークの営業時間の短縮を7月11日まで延長することを発表。アルコールの販売停止も同日まで延長。
- 7月10日 - 千葉県によるまん延防止等重点措置の再延長を踏まえ、パークの営業時間の短縮を8月22日まで延長することを発表。アルコールの販売停止も同日まで延長。
- 7月31日 - 緊急事態宣言再発令を受けて、パークの営業時間の短縮を8月31日まで延長することを発表。アルコールの販売停止も同日まで延長。
- 8月18日 - 緊急事態宣言延長を受けて、パークの営業時間の短縮を9月12日まで延長することを発表。アルコールの販売停止も同日まで延長。
- 9月10日 - 緊急事態宣言延長を受けて、パークの営業時間の短縮を9月30日まで延長することを発表。アルコールの販売停止も同日まで延長。
- 9月30日 - 同年10月1日に緊急事態宣言が解除されることを受けて、入園者数の上限緩和(1万人)を実施。なお、パークの営業時間短縮は継続する。
- 10月11日 - 千葉県が定めている確認店の認定を取得したことに伴い、一部店舗でのアルコール販売を時間を限定(11時から19時まで)した上で再開。
- 10月25日 - 入園者数の上限緩和を段階的に実施。モバイルバッテリーのレンタルサービスを開始。
- 11月1日 - 営業時間を東京ディズニーランドは9時から20時までの11時間、東京ディズニーシーは9時から21時までの12時間にそれぞれ拡大。アーリーエントリーチケットの販売も再開。
- 12月1日 - 東京ディズニーランドの営業時間を9時から21時までの12時間に拡大。
- 2022年(令和4年)
- 1月21日 - 千葉県にまん延防止等重点措置が適用されることを受けて、同日から2月28日まで、両パークの入園者数を20,000人以下に制限。
- 2月26日 - 東京ディズニーランド、東京ディズニーシー合わせて8億人目の入園者が来園。
- 3月1日 - 千葉県から入園者数の緩和が認められたことを受けて、同日から入園者数の上限を収容率である50%を超えない範囲で段階的に引き上げる。
- 4月5日 - 「東京ディズニーリゾート・トイ・ストーリーホテル」を開業。
- 5月19日 - リゾート内2アトラクションに「ディズニー・プレミアアクセス」を導入。
- 9月1日 - 屋外でのマスク着用について、条件付きで外すことを可能とするようルールを変更した。また、未就学児の着用を任意とした。
- 10月13日 - 日本政府からの観光支援策の一環として、同日から2023年1月末まで、条件を満たした人に「イベント割」を適用される入場チケットを数量限定で販売。
- 2023年(令和5年)
- 3月13日 - 日本政府によるマスク着用規制緩和に伴い、同日から園内での来園者とキャストのマスク着用について、個人の判断に委ねることに変更。
- 4月15日 - 同日より「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”」開催。
- 5月8日 - 日本政府が新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを5類に移行したことを受けて、新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインを廃止した。
- 6月7日 - ファストパスサービスの提供を終了することとともに、東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパスのサービスを夏ごろから開始すると発表。
- 7月26日 - 東京ディズニーリゾート40周年記念プライオリティパスのサービスを開始。
- 9月11日 - 一部店舗にてクレジットカードのタッチ決済を導入。