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本州

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本州(ほんしゅう)は、島国である日本の最大の島である。極東そして東アジアの沿岸沖に位置し、最高標高3,776m、面積227,942.85km2。世界の島の中では、面積はインドネシアのスマトラ島に次ぐ第7位、人口はジャワ島に次ぐ第2位である。また日本のGDPの8割以上を生産し、2位のグレートブリテン島(イギリス)を抑えて経済規模が世界最大の島でもある。

地質学や考古学などでは本州島という名称も使用される。

本州には34の都府県(1都2府31県)がある。日本国内では、本州とその付随する島を合わせて「本州地方」と言う[要出典]が、単に「本州」と呼称する場合もある。

本州」という名は、日本の主要な島であることに由来し、古代の呼称は「秋津島」・「秋津洲」(あきつしま、あきづしま)などが知られる(本州#歴史書における呼称)。

地理[編集]

ユーラシアの東端(欧米から極東と呼ばれる地域)そして東アジアの中でも特に東方の沿岸沖に位置し、北海道島、四国島、九州島、付随する島とともに日本列島を構成している。日本列島は日本海を囲むように弓状に伸びており(写真参照)、こうした形状はプレートの境界域に形成された列島によく見られる弧状列島の特徴である。

本州は主に付加体(プレートテクトニクスにより、海洋のプレートが海溝に沈み込む際に、海洋プレートの上に堆積したさまざまな岩石が陸側のプレートに押しつけられて付加したもの)と火山活動による岩盤からなる。

地質学的には、ユーラシアプレート東端、北アメリカプレート南西端、フィリピン海プレートの北端がこの本州付近で衝突しており、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの境界線がフォッサマグナとなっている。また、このフォッサマグナを中心に、本州の東西軸と南北軸が入れ替わり、弓状となっている。

本州は日本の国土の面積の約60%を占め、人口の約80%を擁する。同島内に都府県庁所在地を置く都府県の2005年(平成17年)国勢調査人口の合計(本州と付随する島を含む)は1億333万9272人、2014年(平成26年)10月1日の面積合計(本州と付随する島を含む)は227,943.05km2

首都たる東京都は、太平洋側で、島のほぼ東西軸と南北軸が入れ替わる中央に位置する。34の都府県に分かれる。

日本列島の他の主要な3つの島(北海道、九州、四国)とは青函トンネル、本州四国連絡橋(神戸・鳴門ルート、児島・坂出ルート、尾道・今治ルート)、関門橋、関門トンネル(山陽本線)、新関門トンネル(山陽新幹線)、関門トンネル(車道・人道)で連結されている。

  • 北端:青森県下北郡大間町の大間崎(北緯41度33分、北緯41度32分46.9秒 東経140度54分45.3秒)
  • 南端:和歌山県東牟婁郡串本町のクレ崎(北緯33度26分、北緯33度25分59.6秒 東経135度45分44.9秒)
  • 東端:岩手県宮古市の魹ヶ崎(東経142度4分、北緯39度32分52.6秒 東経142度4分20.7秒)
  • 西端:山口県下関市の毘沙ノ鼻(東経130度51分、北緯34度6分38.9秒 東経130度51分37.8秒)

行政[編集]

東北地方
青森県・岩手県・宮城県・秋田県・山形県・福島県
関東地方
茨城県・栃木県・群馬県・埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県
中部地方
北陸地方
新潟県・富山県・石川県・福井県
甲信地方
山梨県・長野県
東海地方
岐阜県・静岡県・愛知県
近畿地方
三重県・滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県
中国地方
鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県


日本は14,125の島で構成される島国であるが、日本最古の歴史書 『古事記』 (712年献上) では、「日本」を「大八島国」(おおやしまのくに)と呼び、「八つの島」の総称としている(登場順に現代の呼称表記で、淡路(あわじ)、四国、隠岐(おき)、九州、壱岐(いき)、対馬(つしま)、佐渡、本州 )。

この中で8番目に登場する「本州」の原文での呼称表記は2つ示されており、「大倭豊秋津島(おおやまととよあきつしま)」と「天御虚空豊秋津根別(あまつみそらとよあきつねわけ)」である。後者は本州の神名であり、『古事記』の男神女神の交互の順から女神の扱いになるはずだが、あえて明記されていない(この前後の島は明確に男神女神と記されている)。

『日本書紀』(720年完成)では、「日本」を「大八洲国」(おおやしまのくに)、「本州」を、「大日本豊秋津洲(おおやまととよあきつしま)」と表記している。

その他[編集]

「本州」とは端的には本州島(および場合によっては本州島に付属するとされる島嶼)を指すが、初代沖縄県令である鍋島直彬が『言語風俗ヲシテ本州卜同一ナラシムルハ当県施政上最モ急務ニシテ其法固ヨリ教育二外ナラス』と大蔵省に上申したように、「本土」あるいは「内地」的な意味で使用される場合がある。特に北海道では札幌やその周辺部で東北以南を「本州」とする用法がある。

気象庁の定義では、本州に四国・九州を加え、その周辺海域を含める形で「本州付近」と呼んでいる。

動物・植物・菌類[編集]

動物地理区上日本列島は、鹿児島県の屋久島・種子島と奄美大島との間の渡瀬線という分布境界線により二分されている。渡瀬線より北は旧北区に属し(渡瀬線より南は東洋区)、さらに対馬海峡線によって対馬と、またブラキストン線によって北海道と区分される。その内側のうち本州は本州南岸線(江崎悌三が提唱した昆虫の分布限界線。年平均最低気温-3.5℃の等温線)によって南北に区分され、南側は四国・九州と共通の地理区をなす。

植物区系においては、全北区系界(マツ、モミ、サクラ、カエデ、ユリの各属などに固有種が多い)に属する。植生は本州の気候では、1)南西諸島から東北南部に広がる常緑広葉樹(照葉樹)の森林、2)九州南部から北海道南部までの落葉広葉樹の森林が気候的極相となるが、そうした地域は多くない。



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