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日経スペシャル カンブリア宮殿

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日経スペシャル カンブリア宮殿 〜村上龍の経済トークライブ〜』(にっけいスペシャル カンブリアきゅうでん むらかみりゅうのけいざいトークライブ)は、テレビ東京系列局などの地上波テレビ局、日経CNBCで放送されているトーク・情報・ドキュメンタリー番組。通称「カンブリア宮殿」。

日本経済新聞社の冠スポンサー番組、村上龍の冠番組。2010年5月31日放送分で放送回数が200回、2012年6月28日で300回、2014年7月31日で400回、2020年9月10日で700回 になる。

概要[編集]

主要協賛スポンサーで番組制作に関与する日経新聞が、『中外物価新報』として創刊してから130周年を迎えた2006年に、記念企画及び『ガイアの夜明け』に続く『日経スペシャル』第2弾として放送を開始した。

日本経済を支える経営者、著名人、政・財界人から基本として1名をゲストに迎えたうえで、「メインインタビュアー」の村上龍・「サブインタビュアー」の小池栄子との対談に、ゲスト自身やゲストが率いる企業・団体の活動を取材したVTRを交えて放送。対談パートに続いて、村上による「編集後記」(ゲスト自身やゲストが率いる企業・団体への私見を対談の収録後に綴ったコラム)の全文(字幕で表示)と直筆のキーフレーズを映し出してから、次回の予告映像を流す。

対談パートでは、「ミクロの決死件」(視聴者から寄せられた仕事やお金などの悩みにゲストが回答する企画)や、ゲストが若手の経営者へ直々にアドバイスを送る企画を不定期で組み込むことがある。ゲストも日本人とは限らず、外国籍の経営者や、日本以外の国に本社を置く多国籍企業の経営者を随時招いている。また、番組の初期には対談パートの収録に観客(ゲストが経営する企業の同業者や若手の会社員など)を入れていたが、途中から非公開の収録へ移行。ゲストがスタジオへ登場せず、他の場所からの中継(いわゆる「リモート方式」)で出演することもある。

テーマの由来
「カンブリア」とは、古生代の区分の1つ・カンブリア紀を指し、進化により突如一斉に多種多様な形態の生物が登場し、将来への模索が行われた「カンブリア爆発」の起きた時期である。多様な経済人が誕生し、未来への道を模索する現代の日本を、未来への進化が爆発的に起こったカンブリア紀に準えており、番組のキャラクターにも、この時期のバージェス動物群の1つ・アノマロカリスが使われている。
ナレーター
放送初期はVTRナレーターにピエール瀧を起用、提供クレジットも開始当初はピエール瀧が担当していた。2006年10月より、それまでダイジェスト部分のみを担当していた俳優・高川裕也に交代。
クラブ・アノマロ
クラブ・アノマロは、番組の公式ファンクラブに当たるもので、番組の収録を会員限定でインターネット配信している。専用サイトは、2006年9月頃まで収録配信のみだったが、後に壁紙や「Eiko's Eye」などのコーナーが追加された。
その他
2009年7月13日から2010年9月20日まで、『ガイアの夜明け』、『ルビコンの決断』 との共同企画による連動データ放送を実施していた。

番組改編[編集]

2010年秋改編
兄弟番組として2009年に開始した『ルビコンの決断』は、データ放送とともに1年半で終了した。2010年10月期の改編で『木曜洋画劇場』を後継した『水曜シアター9』も終了し、月曜と水曜のプライムタイム帯の大幅刷新などが発表された。
月曜22時台はドラマ枠に変更され、それに伴って同年10月14日から『ルビコンの決断』跡の木曜22時台に移動し、放送時間も6分拡大・前倒しした21:54からとなった。ただし、21:54 - 22:00枠は、『ルビコンの決断』時代と同様に本編とは別番組扱いとなる事前枠「みどころ」を放送し、特別番組等により、通常20:54からのミニ番組の繰り下げ・振替放送がなされる場合には休止し、22:00からの本編のみの放送となる。移動後最初の放送がこれに該当したため、「みどころ」枠は翌週の2010年10月21日から実施。BSジャパンについては同年10月20日より水曜21時枠に移動した。
改編後は、テレビ東京系列で本放送後に、番組公式サイトとテレビドガッチで未放送部分を含むスタジオトークを「カンブリア宮殿 特別版」として動画を配信している。
2011年春改編
2011年4月7日からの21:54 - 22:00枠には、『宇宙ニュース』(ミニ番組)が新設されたため、22:00からの本編のみの放送に変更した。
2015年春改編
2015年4月2日からは21:54 - 22:00の各局別ミニ番組がテレビ東京系列全局で本番組のみどころ枠に充当される(本編とは別番組扱い)。
2015年秋改編
2015年10月1日からは21:54の各局別ミニ番組が復活したため、みどころ枠を一旦終了し、半年ぶりに22:00開始に戻る。
2016年秋改編
2016年10月6日より21:54の各局別ミニ番組を廃止、みどころ枠が1年振りに再開する(本編とは別番組扱い)。
2017年夏改編
2017年7月6日より21:54の各局別ミニ番組が復活したため、みどころ枠を廃止し、9か月ぶりに22:00開始に戻る。
2020年秋改編
2020年10月7日より21:54の各局別ミニ番組を廃止、みどころ枠を3年3ヶ月ぶりに再開する。
2021年春改編
『ワールドビジネスサテライト』月 - 木曜分の放送枠を23時台から22時台へ繰り上げた ことに伴って、4月1日放送分から当番組の放送開始時間を23:06に変更(改編前から66分繰り下げ)。編成上の放送時間を23:06 - 23:55(改編前から5分短い49分間)に設定したが、実際には本編・次回予告・本編の放送済み動画を配信するサービスの案内に続いて「アイデアの扉」(当日の本編で取り上げなかった企業から1社に焦点を当てた3分間のインフォマーシャル枠) を新たに組み込んだため、本編はCMを含めて43分程度に収められている。

出演者[編集]

スタジオ

テレビ東京は、本番組のスタジオキャスターを「インタビュアー」としている。

  • 村上龍(「メインインタビュアー」扱い)
  • 小池栄子(「サブインタビュアー」扱い)
ナレーター
  • ピエール瀧:番組開始 - 2006年10月まで
  • 高川裕也 :番組開始(ダイジェストのみ) - 現在(メインVTR)
ミクロの決死件
  • ナレーター:大江麻理子(テレビ東京アナウンサー)
  • イラスト:五月女ケイ子
  • 作画:宮本明彦
カンブリアガール
  • 羽里早紀子

スタッフ[編集]

  • 構成:鍋田郁郎/折戸泰二郎、佐藤公彦、福住敬、板橋めぐみ
  • 美術監督:種田陽平(以前はコンセプトデザイン)
  • スタジオ演出:滝田務、大沢理恵、阿部欣司、俵口和浩、古井大嗣
  • FD:田中匠/岩永岳大
  • 番組宣伝:佐藤祐紀(テレビ東京)
  • AP:本橋良子/杉田郁子、岡田和世、越山結希、豊田郁子
  • AD:川本瑛絵、江刺峻諒/羽山綾香、青木あゆみ、岩野直人、曽山奈美、小川泰祐、和田晋太郎、吉田たくや(吉田拓也)、久永慎也、竹田貴博、安田伊織、森井夕貴、澤田奈央、江藤瞳、森下未季、瀬川哲朗、國貞拓朗、岡本侑大、森口青、足立力也、磯部隼、橋尾侑、田中達哉、岡本博正、生田尚嗣、森岡健太、染谷拓、菅谷瑠美、味村尚武、津田達理、大江伸也、佐藤安奈、池村駿太、藤原優太、吉村奈穂、志田龍太、大塚萌絵、柳井裕美、藤井正幸、林紗千子、植野佑基、臼井健太、山本芽依、岡橋葵、希代遼介、岡本万里奈、花泉拓馬、上妻紘人、能登谷和旺、佐藤千夏、関田彩乃、齋藤佑香、板橋希、西薗楓、八田高丞、森夏希、水野雪菜、大坪奨、竹内詩門フレデリックパラ、橘沙耶、鼓裕花、澤入大樹、今井伸、新田優香、佐藤大地、齋藤茉莉、岩元晴香、人見裕司、中野友貴、成田竜介、大日向真美、鈴木柊吾、金子涼雅、高橋沙英、服部翔、秋山直輝、崎野英玲奈、五十嵐玄、青野夏樹、福島聖太郎
  • ディレクター:渡邊朝也、北條雅樹/宮城達也、松下元、伊セ 徹、江藤正行、柴田芳浩、高瀬綱平、永田純、島田豊、高垣圭介、植木浩美、俵口和浩、柳瀬由紀子、阿部裕、川上智、浅井晃枝、加藤健、大島伸司、荒井和彦、池口秀樹(以前は、AD)、東坂卓哉、浜田吉識、若林源太、竹田晋也、仁茂田哲郎、鈴木健太、野口智之、橋詰圭太、刈賀雅孝、澤田賢一、原義史、片岡賢蔵、土屋淳、大小田直貴、福田玲音、野口亮太郎、市丸達(信)也、鈴木慶昭、小川泰祐、古井大嗣、小泉雅英、大島千佳、高木快郎、松浦俊雪、香山宏三、池浦正隆、高橋竜也、山崎俊一、小山紘、廣海舞、小川恭寛、小林正志、西田修、笠井秀樹、土江真樹子、山田剛司、古井大嗣、植田恵子、高橋夏子、上村直人、田中洋右、大丸剛司、金田捷男、柳原秀年、井坂周二、間篠高行、鴇田一樹、中野成美、牛込政雄、千葉優貴、野崎諒一、安藤幹、西谷奏、福田玲音、田中哲郎、土屋淳、江藤祐太、永井信二郎、中田聡、天田誠、真船潤、原嶋めぐみ、水落美咲、野村健、青木優歩、工藤鈴花、石坂啓人、清川玲奈、西川裕之、花木現、小山紘、花岡昌平、福島康介、平林亮、山田真友子、澤入大樹、林紗千子、高橋陽介、三芝聡、横田哲平、廣海舞、小泉雅英、高山透、高沢和樹、大嶋健彦、野村健、布袋誠一郎(金田・安藤・廣海・原嶋・工藤・福島・山田→以前は、AD)
  • プロデューサー/ディレクター:矢島靖
  • プロデューサー/ディレクター/スタジオ演出:石川巧
  • プロデューサー:青木美奈子、徳光崇臣、片山亮(青木・徳光・片山→以前は、ディレクター)/内藤陽一、高橋貞彦、こもだ義邦、平林京子、福田晴雄、古市礼子、井上裕次、斉藤直宏、山本充、根本宏行、矢島靖、藤田修平(以前は、AP)、宮崎敬士、小泉哲朗、阿部謙一郎、松井秀裕、當眞嗣朗、白土朗、加藤正寿、小松澤恭子、工藤貴之、中村篤史、矢島文貴、河合純、山口秀一、上村直人、黒田章博、浅間(岡)基靖、清藤麻美、浅田浩揮(以前は、AD)、小林史憲、坂本晋司、久保尚之、笹岡亮二、石川剛、小杉康夫、中村智子、中山正広、池口秀樹
  • チーフプロデューサー:大野智(テレビ東京、以前は、ディレクター→プロデューサー)
  • 技術協力:TXBB、テクノマックス、映広、グリップアソシエイト、ウインクツー
  • 企画協力:前田章利、村上龍事務所、JMM
  • 制作協力:日経映像/トップシーン、Protx、アングルライン(ANGLLINE)、シャッフル、ALIVE、ローリング、メディアジャパン、ダイジョブス、メディア・メトル、VlSlON、JlN-NET(ジン・ネット)、Comoestd、プロジェクト910、PDネットワーク、Wood's Office、キッズカンパニー、ディレクションズ、Television field、SPARKLE、NEXTEP、東京ビリビリ団
  • 協力:日本経済新聞社
  • 製作著作:テレビ東京

過去のスタッフ[編集]

  • チーフプロデューサー:平井裕子、鈴木宏昭(共に以前は、プロデューサー)、大久保直和、桧山岳彦(共にテレビ東京)
  • 統括プロデューサー:福田一平、飯田謙二、福田裕昭、深谷守(共にテレビ東京)
  • プロデューサー:中川尚嗣、和田佳恵、清水昇、鈴木亨知(共にテレビ東京)
  • 演出:和田圭介
  • 企画協力:池上司・井口高志(電通)
  • 番組宣伝:松本悦子(テレビ東京)

ネット局・放送日時など[編集]

放送対象地域 放送局 系列 放送日時 遅れ 備考
関東広域圏 テレビ東京(TX) テレビ東京系列 木曜 23:06 - 23:55 制作局
北海道 テレビ北海道(TVh) 同時ネット
愛知県 テレビ愛知(TVA)
大阪府 テレビ大阪(TVO)
岡山県・香川県 テレビせとうち(TSC)
福岡県 TVQ九州放送(TVQ)
岐阜県 岐阜放送(GBS) 独立局
滋賀県 びわ湖放送(BBC)
奈良県 奈良テレビ(TVN)
和歌山県 テレビ和歌山(WTV)
三重県 三重テレビ(MTV) 月曜 22:15 - 23:10 遅れネット
富山県 北日本放送(KNB) 日本テレビ系列 土曜 10:30 - 11:25
熊本県 くまもと県民テレビ(KKT) 日曜 15:00 - 15:55
石川県 北陸朝日放送(HAB) テレビ朝日系列 土曜 12:00 - 12:50
日本全国 日経CNBC CS放送 土曜 11:00 - 12:00
  • テレビ東京系列では、木曜22時台放送時において時期によっては21:54 - 22:00に事前枠『「カンブリア宮殿」みどころ』も別途放送していた。
  • 2021年4月の枠移行後、本編終了後に放送される「アイデアの扉」はテレビ東京系列のみの放送。
  • 三重テレビを除く名阪地区の独立局4局は、同時ネットではあるが番販ネットであり、自主編成(県議会ダイジェスト、高校野球ハイライトなど)のために臨時非ネットまたは遅れネットとすることがある。
  • その他、県内関連の企業を取り上げる回は単発遅れネットすることがある。
  • 2023年5月25日は当初放送予定だったが、『世界卓球2023』の中継が延長したため。急遽休止となった。

過去のネット局[編集]

  • 山陰中央テレビ(TSK)→日本海テレビ(NKT)
  • テレビ長崎(KTN)→長崎国際テレビ(NIB)
  • 福井テレビ(FTB)
  • BSジャパン(BS放送・2012年3月で打ち切り)
  • IBC岩手放送(IBC・2014年3月25日で打ち切り)
  • 岩手めんこいテレビ(mit)
  • 秋田放送(ABS・2015年5月2日で打ち切り)
  • 新潟放送(BSN)
  • 熊本放送(RKK・2018年9月10日で打ち切り)
  • 南海放送(RNB・2016年10月1日に開始、2018年12月15日で打ち切り)
  • 静岡放送(SBS・2020年9月29日に開始、2022年3月で打ち切り)

インターネット配信[編集]

見逃し配信はテレビ東京の放送日時基準。遅れネット局はインターネット配信が先行する。

配信元 更新日時 配信期間 備考
ネットもテレ東 同時ネット局の

放送終了後更新

14日 最新回限定で無料配信
TVer
GYAO!
Paravi 過去分 有料見放題配信
テレ東BIZ

次枠番組の「ワールドビジネスサテライト」番組予告前に、5秒間の告知がある。

単行本[編集]

  • 「日経スペシャル カンブリア宮殿 単行本 村上龍×経済人 —ニュースが伝えない、ニッポン経済—」ISBN 978-4532165925 2007年5月26日発売 日本経済新聞出版社
  • 「日経スペシャル カンブリア宮殿 単行本 村上龍×経済人 2」ISBN 978-4532166526 2008年2月26日発売 日本経済新聞出版社
  • 「日経スペシャル カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言」ISBN 978-4532194802 2009年2月1日発売 日本経済新聞出版社
  • 「日経スペシャル カンブリア宮殿 村上龍×経済人 1 ―挑戦だけがチャンスをつくる—」ISBN 978-4532195205 2009年12月2日発売 日本経済新聞社出版社
  • 「日経スペシャル カンブリア宮殿 村上龍×経済人 3 ―そして「消費者」だけが残った—」ISBN 978-4532167264 2009年12月19日発売 日本経済新聞社出版社
  • 「日経スペシャル カンブリア宮殿 村上龍×経済人 4 ―新時代の経営:景気回復に依存しない—」ISBN 978-4532167271 2009年12月19日発売 日本経済新聞社出版社
  • 「カンブリア宮殿「特別版」 村上龍×孫正義」ISBN 978-4532261047 2010年12月10日発売 日本経済新聞出版社
  • 「カンブリア宮殿 就職ガイド 村上龍×73人の経済人」ISBN 978-4532167936 2011年5月25日発売 日本経済新聞社出版社
  • 「日経スペシャル カンブリア宮殿 村上龍×経済人 社長の金言 2」ISBN 978-4532196875 2013年6月4日発売 日本経済新聞出版社


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