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日本ケンタッキー・フライド・チキン

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日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(にほんケンタッキー・フライド・チキン、英: Kentucky Fried Chicken Japan, Ltd.)は、フライドチキンチェーン店「ケンタッキーフライドチキン」を日本で運営する企業。

概説[編集]

日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社は日本KFCホールディングス株式会社(にほんケイエフシーホールディングス、英: KFC Holdings Japan, Ltd.)の完全子会社である。旧日本ケンタッキー・フライド・チキン(現:日本KFCホールディングス)の持株会社化に伴い2013年5月16日に設立された。2014年4月1日に旧日本ケンタッキー・フライド・チキンのケンタッキーフライドチキン事業を承継して営業を開始した。

親会社の日本KFCホールディングス(旧日本ケンタッキー・フライド・チキン)は、1970年(昭和45年)にアメリカ合衆国のファーストフードチェーン店企業KFCコーポレーションと三菱商事の合弁で、富田昭平三菱商事参与が日本側責任者となり設立された。

2007年(平成19年)に米国法人が同社持分の大部分を三菱商事に売却したため、三菱商事の連結子会社となった。「ケンタッキー・フライド・チキン」にくわえ、宅配ピザチェーン店「ピザハット」(事業子会社:日本ピザハット)を日本で運営している。なお、「ピザハット」もKFCコーポレーションと同じヤム・ブランズ傘下であるピザハット社からライセンスされている。

2015年(平成27年)11月に、三菱商事は株式を市場に売却したため、親会社ではなくなり「その他の関係会社」となった。

2017年(平成29年)6月に、日本ピザハット株式会社の株式をエンデバー・ユナイテッド傘下の特別目的会社に譲渡し、「ピザハット」事業から撤退した。

沿革[編集]

  • 1970年(昭和45年)
    • 3月 - 日本万国博覧会でKFCインターナショナルの実験店を出店。
    • 7月4日 - 三菱商事株式会社とKFCコーポレーションの出資により日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社を設立。
    • 11月21日 - 1号店(名西店)が名古屋市西区のダイヤモンドシティ・名西ショッピングセンター内にオープンする。
    • 12月 - 2号店(東住吉店)が大阪市東住吉区(現・平野区)のダイヤモンドシティ・東住吉ショッピングセンター内に万博で使用された店舗を移築してオープンする。
  • 1971年(昭和46年)- 半年で1号店である名西店が閉店する。
  • 1974年(昭和49年)- 鶏の供養祭を開催。以後毎年の恒例行事となる。
  • 1990年(平成2年)8月 - 東証2部上場。
  • 1991年(平成3年)5月 - ピザハット事業部新設。
  • 1998年(平成10年)- ペプシコーラのKFC店頭での取り扱いを終了(但しピザハットにおいては継続された)。以後はソフトドリンク類の供給をコカ・コーラボトラーズから受ける。
  • 2006年(平成18年)
    • 6月1日 - 埼玉県戸田市(イオン北戸田SC内)にケンタッキーフライドチキン商品とピザハット商品を同一店舗内で提供する複合店、『2in1』の1号店を開店。
    • 12月3日 - 神奈川県横浜市クイーンズスクエア横浜at!2ndへ新BI店舗開店。
  • 2007年(平成19年)12月7日 - 三菱商事の株式公開買付が終了。米国法人保有株を三菱商事が買収。
  • 2011年(平成23年)6月30日 - 同日までに全国の店舗にてポイントサービスPontaの利用開始。
  • 2013年(平成25年)5月16日 - 持株会社体制への移行を発表。準備会社としてケイ・ダイニング株式会社、レッドルーフ・ピザ株式会社、レッドルーフ・ナチュラル株式会社を設立。
  • 2014年(平成26年)4月1日 - ケンタッキー・フライド・チキン事業をケイ・ダイニング株式会社に、ピザハット事業をレッドルーフ・ピザ株式会社に、ピザハット・ナチュラル他の事業をレッドルーフ・ナチュラル株式会社へ分割譲渡し、社名を「日本KFCホールディングス株式会社」に変更して持株会社化する。同日付けで、ケイ・ダイニング株式会社を日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社(英: Kentucky Fried Chicken Japan, Ltd.)に、レッドルーフ・ピザ株式会社を株式会社フェニックス(英: PHoenix Japan, Ltd.)に、レッドルーフ・ナチュラル株式会社をナチュラル・ダイニング株式会社(英: Natural Dining Japan, Ltd.)に商号変更した。
  • 2015年(平成27年)11月25日 - 三菱商事が株式の売出しを行い、親会社でなくなる。
  • 2016年(平成28年)4月1日 - 株式会社フェニックスを日本ピザハット株式会社(英: Pizza Hut Japan, Ltd.)に商号変更。
  • 2017年(平成29年)2月27日 - 本社およびグループ会社、カーネルセンター(商品開発施設)を神奈川県横浜市西区みなとみらいの横浜アイマークプレイス内に移転・集約。
  • 2023年(令和5年)10月1日 - ポイントサービスとして、楽天ポイントを全国の店舗で導入した。同時にPontaを含めて支払方法の種類を問わずにポイント付与が出来るようになった。

略称[編集]

日本国内では「ケンタッキー」という略称も用いられている。一般大衆の間ではこれをさらに略して「ケンタ」などと称することも見られる。

ファストフード店の略称に関する調査が行われた。「ケンタッキーフライドチキン」について、東日本で一番となったのは「ケンタ」であった。次点は「ケンタッキー」であり、この2つで大多数を占め他の略称は少数派であった。一方で、西日本では「ケンタッキー」が圧倒的な割合を占め、次点は大きく離された「ケンタ」、次は「略さない」となり、ほかの略称は少数との結果が出た。

その他、下記のような略称の区分けが挙げられている。

  • 関東以北及び東海(名古屋近辺)と関西の一部 - 「ケンタ」、「KFC(ケー・エフ・シー)」
  • 西日本 - 「ケンタッキー」
  • 東海地方 - 「ケンチキ」

立像[編集]

KFC店舗前に据えられているカーネル・サンダースの等身大人形を立像という。フライドチキンそのものに馴染みのなかった日本において、ケンタッキーの店舗をアピールする目的で発案され、現在ほとんどの店舗前に置かれている。日本国外のケンタッキーフライドチキンでは一部アジア地域に存在する。そのため本国のアメリカではサンダース立像はあまり知られておらず、日本を訪れたアメリカ人には興味深いディスプレイとなっている。かけているメガネは福井県鯖江市で製造されており、度が入っている。

店員[編集]

ケンタッキーフライドチキンで働く店員のほとんどはパートとアルバイトで、各店舗に社員1名以上で運営している(ブース等は除く)。

カウンター(接客、販売)、キッチン(オリジナルチキン等の調理)、デリバリー(バイク、車を利用しての配達)に分けられる。

それらを取りまとめる役割として正社員、マネージャー職のパート、アルバイトがいる。

ケンタッキーフライドチキンでは全パートナーに階級が書かれているネームプレートを付けることを義務付けており、それによりパートナーのランクをわかりやすくしている。

  • トレーニー (Trainee) - 入ってから間もない研修中のパートナーを表す。店舗によっては「研修中」のプレートを使用している。
  • チームメンバー (Team Member) - 研修を修了したパートナーを表すと同時にキッチンまたはカウンター(デリバリーがある店はデリバリー)を習得中であることを表す。
  • スター (Star) - 研修を修了し、かつ所定のセミナーの受講を終え、キッチンまたはカウンター(またはデリバリー)を習得したことを表す。スターはトレーニーの指導をすることができ、店舗によっては時給が上がる。
  • オールスター (All Star) - キッチンとカウンターの両方を習得したパートナーを表す。ただし店舗によっては習得したポジジョンの上級として扱うところもある。店舗によっては時給が上がる。
  • オペレーショントレーナー - オールスター(またはスター)のパートナーがモジュールと呼ばれる運営・管理に関わるプログラムを学び、4項目を習得することで昇格できる。店舗によってはこの階級をなくしているところもある。
  • シフトマネージャー - パートやアルバイトの中でもっとも高い階級。カウンター、キッチンの両方を習得し、すべてのモジュールを修了後、認められたパートナーが社員に代わって開店または閉店のどちらかを行うことができる。また、運営、金銭や商品の品質などの管理等々特に権限が与えられるため、制服も社員と同じものを着用する。そのため時給も上がる。
  • シニアシフトマネージャー - シフトマネージャーの仕事に加え、開店と閉店の両方ができる。(ネームプレートはシフトマネージャーとある)パート、アルバイトはこの階級まで昇級することができる。
  • スタッフ - 社員。入社して数年以内の人が多い。
  • アシスタントマネージャー - 一定の経験を積み、所定のテストをクリアした社員であり、副店長である。
  • マネージャー - 店長。複数の店舗の店長を兼任する場合もある。
  • エリアコーチ - ある地域の複数の店舗を管理、指導する。一部フランチャイズではエリアマネージャーと呼ばれることもある。

また企業秘密のレシピに基づき調理ができる資格「COMライセンス」の付与が行なわれており、資格のない者は調理に携わることはできない(レシートには店長の名と認定番号が打ち出される)。 ライセンスはS、A、B、Cとあり、Cは実技試験のみ、B以上は実技と筆記試験の両方を受けなければならず、アルバイトはB,Cのみ取得ができる。

フランチャイズでの特色[編集]

北東北[編集]

一部地域では、エリアフランチャイザー制を取っており、特定のフランチャイジーが独占して店舗展開できるシステムを取っている。北東北3県では、第一ブロイラー傘下の第一フードサービス(後に親会社は同業他社と合併してプライフーズと改称。第一フードサービスはチアーズフードサービスを経てKPダイニング、本社・八戸市)が、この権利を獲得して店舗展開を行っている。同社は、モスバーガーのエリアフランチャイザーを狙っていたことがあるが、これはモスフードサービス側に却下されて、違うフランチャイジーによるモスバーガー店舗も所在するが、店舗数としては同社のが多い。

2010年以前は、当該店舗についてアンケートはがきを送付すると、第一フードサービスが発行する独自の割引券付はがきが送付されてくる時期があった(同社運営のモスバーガー・なか卯店舗でも同様)。

九州[編集]

鹿児島県・宮崎県・熊本県・福岡県・大分県の一部店舗ではMisumiがフランチャイズ運営を行っている関係上、Pontaカード・楽天ポイントカードに加えてTポイントも使用できる店舗が鹿児島県・熊本県・宮崎県内の一部に存在する。

大分県[編集]

大分県北部地方では「中津風」と呼ばれるにんにく入りの調味液に漬け込んだ濃い目の味付けのから揚げを好む食文化があり、唐揚げ専門店も数多く営業している。 ケンタッキーは1990年(平成2年)にJR九州の子会社であるJR九州ファーストフーズがフランチャイジーとして中津市郊外にロードサイド店舗を開店したが、売上不振により1995年(平成7年)に撤退している。この撤退についてJR九州ファーストフーズは「立地場所が悪かった」という見解を発表しているが、地元では「から揚げにつぶされた」というのが定説となっている。

2010年(平成22年)4月現在、大分県北部地方では2007年(平成19年)3月に中津市のゆめタウン中津に開店した1店舗のみの営業である。



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