左藤真通
左藤 真通(さとう まさみち、1980年 - )は、日本の漫画家。神奈川県出身。2020年より『コミックDAYS』(講談社)にて『この世界は不完全すぎる』を連載し、2021年より『黒蜜』(白泉社)にて『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』を原作担当として連載している。
妻は漫画家の市丸いろは。
来歴[編集]
セガサターンを紹介する漫画「第六惑星から」をインターネット上にて趣味でアップしていた。それが『モーニング』(講談社)の編集者の目に留まり、連載のきっかけとなる。「無刻さん」が第68回ちばてつや賞一般部門で佳作を受賞。2016年、『モーニング』と『Dモーニング』(同)35号よりロボットエンジニアを描いた『アイアンバディ』の連載を開始し、同作が初連載となる。2017年4月4日に『週刊 鉄腕アトムを作ろう!』が創刊され、それと連動した企画として、同誌同年19号よりコミュニケーション・ロボットのATOMの開発を描いた『アイアンバディ特別編 ATOMの開発現場に潜入せよ! 』を短期集中連載として連載開始。
2018年、『月刊コミックバンチ』(新潮社)7月号より女性初のプロ棋士を主人公とした『将棋指す獣』の連載を開始。同作では原作を務める。2019年、Twitterで「転生したら94年のセガ社員だった話」を発表。同作は3万5000以上のいいねを集め、話題となった。
2020年3月、『将棋指す獣』が完結。同年5月、『コミックDAYS』(講談社)にて異世界ファンタジーの『この世界は不完全すぎる』の連載を開始。同作は2024年にテレビアニメ化されると発表されている。2021年、『黒蜜』(白泉社)にて『しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜』を連載開始し、同作では原作を務める。
人物[編集]
自身がそうだと自覚しており、脇役を好む。「昔のゲームだと、特に意思なく動いてるゲームのモブキャラとかも大好き」な左藤は、「目立たない人が、地味なことをしてるところに意識がいくので、デバッガーに対しては愛のある描写ができていると思う」と話している。
作品リスト[編集]
連載[編集]
- アイアンバディ(『モーニング』2016年35号 - 2017年18号、全4巻) - 初連載作品。
- アイアンバディ特別編 ATOMの開発現場に潜入せよ!(『モーニング』2017年19号 - 2017年27号、全1巻) - 短期集中連載。
- 将棋指す獣(漫画:市丸いろは、監修:瀬川晶司、『月刊コミックバンチ』2018年7月号 - 2020年5月号、全4巻) - 原作担当。
- この世界は不完全すぎる(『コミックDAYS』2020年5月30日 - 、既刊11巻)
- しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜(作画:富士屋カツヒト、監修:清水陽平、『黒蜜』vol.4 - 、既刊6巻) - 原作担当、単行本は電子書籍で配信後、紙で刊行。
読み切り[編集]
- 極道の猫たち(漫画:市丸いろは、『メゾン・ド・ねこ』、2017年) - 原作担当、アンソロジー寄稿作品。
- キャットランド(漫画:市丸いろは、『モーニング・ツー』2018年1号、『メゾン・ド・ねこ』にも収録、2017年) - 原作担当、アンソロジー寄稿作品。
活動[編集]
- 講談社 presents 吉田尚記のコミパラ!(2017年3月2日) - 番組公開収録イベント参加
- 将棋マンガナイト(2018年11月28日、東京都新宿ロフトプラスワン開催) - トークイベント参加。