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富士スピードウェイ

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富士スピードウェイ(ふじスピードウェイ、Fuji Speedway)は、静岡県駿東郡小山町にあるサーキットである。略称は「FSW」。

概要[編集]

富士スピードウェイは、国際自動車連盟(FIA)から最高位の「グレード1」(フォーミュラ1の開催が可能)の認定を受けている国際格式のレーシングサーキットである。

富士スピードウェイは1965年12月に完成し、1966年1月に営業を開始した。日本国内の現存するレーシングサーキットでは、1962年開業の鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)に次いで、2番目に長い歴史を持つサーキットにあたり、その鈴鹿と並び、日本の自動車レースの萌芽と開花に貢献してきたと評価されている。(→#歴史)

東京都心からは車で通常1.5時間ほどの立地で、首都圏からも中京圏からも近く、所在地である小山町や、隣接する御殿場市にファクトリーを構えるレーシングチームやメンテンナンス会社も多い(→#周辺)。サーキットそのものは、山間かつ天候が不安定な土地にあることから、霧の発生や大雨に悩まされがちで、荒天によってレースの開催や運営に大きな支障を来たした例は少なくない(→#立地)。

運営会社の富士スピードウェイ株式会社は、開業当時は三菱地所の子会社で、2000年からはトヨタ自動車の傘下となり、2023年に同社系列の完全子会社となっている。

主なイベント[編集]

様々なレースを開催しており、2023年現在、国際レースでは世界耐久選手権(WEC)、GTワールドチャレンジ・アジアなどを開催し、国内選手権では、スーパーフォーミュラ、SUPER GT、スーパー耐久といった日本の主要な選手権の開催サーキットのひとつとなっている。国内選手権においては、多くの選手権で年に(1戦ではなく)複数戦の開催を受け持っている。

サーキットの歴史の中でも、1976年に日本で初めてフォーミュラ1(F1)を開催したこと(1976年F1世界選手権イン・ジャパン)や、1970年代から1980年代にかけて人気を誇った富士グランチャンピオンレース(富士GC)を主催・開催していたことは特筆される。伝統的に耐久レースの開催が盛んで、1967年に日本初の24時間レース(富士24時間レース)を開催したほか、1980年代以降には世界耐久選手権(WEC)、インターTECといった国際格式の耐久レースを開催している。

また、アマチュアレースの富士チャンピオンレース(富士フレッシュマンレース)を1966年のサーキット開業時からFISCOクラブとともに開催しており、多くのドライバーを輩出している。

自動車レース以外では、マラソン、自転車競技などの会場として使用されることもある。それらは基本的に小規模な開催(ローカルイベント)だが、2021年には「東京オリンピック・パラリンピック」の自転車競技会場として使用された。

コースレイアウトの特徴[編集]

オーバルトラック(スーパースピードウェイ)として企画された経緯もあって高速なコースレイアウトで設計され(→#建設計画の端緒)、開業以来、日本有数の高速サーキットとして知られている。開業初期は、名物区間だった「30度バンク」を有することでも知られた(→#30度バンク)。

全長1.475 kmに及ぶ長大なメインストレートを大きな特徴とし、このストレート区間は、日本のサーキットでは最も長く、世界的に見ても、グレード1の常設サーキットが有するストレート(全開区間)の中で最も長いものとなっている。世界中の古今のサーキットでもこの長さを超えるストレートは稀である。

現在のコースレイアウトは、2005年にヘルマン・ティルケによって再設計されたもので、テクニカルコースとしての要素も加わったが、高速寄りな性格は変わっていない。(→#リニューアル後のコースレイアウト)

名称[編集]

「スピードウェイ」という名称はレーシングサーキットの中でもオーバルトラック(楕円形のコース)において広く用いられるもので、この名称は富士スピードウェイの建設が元々はオーバルトラックとして計画されていたこと(→#建設から開業までの経緯)に由来する。

開業以来、サーキットを運営する「富士スピードウェイ株式会社」の英語社名「Fuji International Speedway Co.,Ltd」にちなんだ「FISCO」(フィスコ)を公式の略称としており、サーキットの愛称としても広く用いられていた。2000年にトヨタ自動車の傘下となり、2001年春から、略称は「FSW」に改められている。その一方、愛称として親しまれていた「FISCO」の使用は2000年代以降も一部で継続され、サーキットを走行するための「FISCOライセンス」などで用いられ続けている。



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