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定山渓温泉

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定山渓温泉(じょうざんけい おんせん)は、北海道札幌市南区にある温泉地。

泉質[編集]

泉質はナトリウム-塩化物泉。定山渓温泉の泉源は56ヵ所あり、温泉街を流れる豊平川の月見橋付近と高山橋付近に集中しており、川岸や川底にある岩盤の割れ目から自然湧出している。湧出量は毎分8,600ℓ、湧出温度は60度〜80度と比較的高温になっている。

温泉街[編集]

温泉街は豊平川と白井川に削られてできた河岸と国道230号沿いにあり、わずかな平地に市街地を形成している。見返り坂下の湯の滝には露天風呂に浸かっている河童の像があるほか、温泉街の至る所にメルヘンかっぱ像を設置している。月見橋は美泉定山が温泉が湧き出ているのを発見した場所であり、橋の近くにある定山の生誕200年を記念した定山源泉公園には足湯や手湯、温泉卵をつくることができるおんたまの湯を設置している。また、定山源泉公園のほかにも温泉街には無料の足湯や手湯を設置している。岩戸観音堂は小樽と定山渓を結ぶ道路を建設した際の犠牲者の冥福などを祈るため、1936年(昭和11年)に地崎宇三郎が全長120 mの洞窟に33体の観音像を私費で安置した。豊平川沿いには散策路があり、二見公園にはかっぱ大王像を設置している。かっぱ淵の近くには二見吊橋があり、定山渓での森林浴や紅葉の名所の1つになっている。

なお、定山渓小学校の敷地内には、美泉定山や定山渓鉄道をはじめとして、定山渓温泉に関する歴史資料や、かつて、定山渓周辺の住民が使用していた生活道具などを展示する、定山渓郷土博物館が建っている。



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