大迫勇也
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大迫 勇也(おおさこ ゆうや、1990年5月18日 - )は、鹿児島県加世田市(現:南さつま市)出身のプロサッカー選手。Jリーグ・ヴィッセル神戸所属。ポジションはフォワード。元日本代表。
2014年、2018年W杯メンバー。全国高等学校サッカー選手権大会における 大会最多得点記録(第87回・10得点)保持者。
人物[編集]
- 理想のサッカー選手はティエリ・アンリと高原直泰である。
- 好きな食べ物はハヤシライス、嫌いな食べ物はトマトである(本人曰く、トマトソースなどは大丈夫だが、トマトそのものは見るのもダメ)。
- 健康のことを考えて、小学5年生の時から炭酸飲料水を飲んでいないという。
- 自他共に認める負けず嫌いな性格である。
- 2014年3月5日のニュージーランド戦後に、モデルの三輪麻未と入籍したことを公表。同年10月に第一子となる長女が、2019年4月にドイツにて第二子となる次女が誕生している。
- 2017年にブンデスリーガ公式サイトのインタビューを受けた際には最も仲の良い日本人選手に内田篤人の名前を挙げており、大迫は「よく連絡取っていますね。ケルンとゲルゼンキルヘンの距離が遠くないのが助かっています」と語っている。
エピソード[編集]
- 2007年6月までU-17日本代表のレギュラーを確保していたが、同8月のU-17W杯への選考で代表から外れた。この挫折から決定力に対する強い意識を持つようになり、徹底的にシュート精度を高める練習を積んだ。
- 2008年の埼玉総体では鹿児島県選手団の旗手を務めた。
- 2019年に故郷である南さつま市は、大迫の活躍を讃えて市民栄誉賞を贈与すると共に、市営の加世田運動公園陸上競技場を『OSAKO YUYA Stadium』という名称に変更することを決定している。
- 本山雅志引退試合「モトフェス」に参加した。鹿島アントラーズのベンチコートを着た。古巣である鹿島アントラーズの選手たち内田篤人や興梠慎三、柴崎岳、土居聖真、荒木遼太郎、岩政大樹、ジーコなどと共演し、関係性を彷彿とさせた 。本人から 「サコ(大迫)はリーグ優勝(目前)で大変な時期。チームから止められても来てくれた。神戸には優勝してほしい。大迫選手はもともと好きなので。優勝してほしいと思っている」とエールを送られた
「大迫半端ないって」に関連するエピソード[編集]
2009年、第87回全国高等学校サッカー選手権大会準々決勝で対戦し、大迫の2ゴールなど鹿児島城西に計6点を許し敗れた滝川第二の主将(DF)が試合後に「大迫、半端ないって! あいつ、半端ないって! 後ろ向きのボール、めっちゃトラップするもん。そんなんできひんやん普通」と発言した映像がテレビで放送されたことからその発言が有名になった。大迫とは2008年3月に行われた沖縄高校招待サッカー大会でU-18JFA選抜としてチームメイトだった。滝川第二の監督は「あれは凄かった。俺握手してもらったぞ」と発言していた。
- 2013年10月にある会社が、その映像と発言をプリントしたTシャツを発売したところ、大迫が日本代表メンバーとして出場した2013年11月16日のオランダ戦直後から注文が殺到する事態となった。
- また、FIFAワールドカップ2018年ロシア大会のグループリーグH組初戦のコロンビア戦において、本人の活躍とサポーターの掲げた「大迫半端ないって」と書かれたフラッグによって再び話題となった。
- 2018年7月25日、ドイツの外務大臣ハイコ・マースが来日し、政策研究大学院大学にて講演を行った際に、ロシアW杯での日本代表について賛辞を送った。その際に「半端ない」と発言し、話題を呼んだ。
- このフレーズは2018年の流行語となり、第35回ユーキャン新語・流行語大賞では「(大迫)半端ないって」がトップテン入り(受賞者辞退)、ネット流行語大賞2018では「大迫半端ないって」が銅賞を獲得し、Yahoo!検索大賞2018ではカルチャーカテゴリーの流行語部門賞として「大迫半端ないって」の受賞が先行発表された。
- なお、このエピソードをモチーフにしたプロテニスプレイヤー大坂なおみを敗者が称える日清食品のCMがあり、「大坂半端ないって。あいつ半端ないって。球が速すぎて、音遅れて聞こえて来るもん。そんなんでけへんやん普通。知ってたんなら言っといてや。日清。」というCMがある。なお、ロシアワールドカップの半月前に公開されたCMであるため、ロシアワールドカップの大迫の活躍に関連して作成されたCMではない。
- 大迫自身は「大迫半端ないって」が話題になる事に関しては好意的な姿勢を見せている。
- 2022年、大迫の母校である鹿児島育英館中学校・鹿児島城西高校に新サッカーコートが落成。両校を運営する日章学園の理事長により、大迫にちなんで『半端ない人工芝サッカー場』と命名された。
所属クラブ[編集]
- 万世サッカースポーツ少年団
- 2003年 - 2005年 鹿児島育英館中学校
- 2006年 - 2008年 鹿児島城西高等学校
- 2009年 - 2013年 鹿島アントラーズ
- 2014年2月 - 同年6月 TSV1860ミュンヘン
- 2014年7月 - 2018年6月 1.FCケルン
- 2018年7月 - 2021年8月 ヴェルダー・ブレーメン
- 2021年8月 - ヴィッセル神戸
個人成績[編集]
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2009 | 鹿島 | 34 | J1 | 22 | 3 | 1 | 0 | 2 | 0 | 25 | 3 |
2010 | 9 | 27 | 4 | 0 | 0 | 5 | 3 | 32 | 7 | ||
2011 | 25 | 5 | 3 | 3 | 3 | 1 | 31 | 9 | |||
2012 | 32 | 9 | 9 | 7 | 3 | 1 | 44 | 17 | |||
2013 | 33 | 19 | 7 | 2 | 1 | 0 | 41 | 21 | |||
ドイツ | リーグ戦 | リーグ杯 | DFBポカール | 期間通算 | |||||||
2013-14 | 1860ミュンヘン | 9 | ブンデス2部 | 15 | 6 | - | - | 15 | 6 | ||
2014-15 | ケルン | 13 | ブンデス1部 | 28 | 3 | - | 1 | 0 | 29 | 3 | |
2015-16 | 25 | 1 | - | 2 | 0 | 27 | 1 | ||||
2016-17 | 30 | 7 | - | 2 | 2 | 32 | 9 | ||||
2017-18 | 25 | 4 | - | 1 | 0 | 26 | 4 | ||||
2018-19 | ブレーメン | 8 | 21 | 3 | - | 2 | 2 | 23 | 5 | ||
2019-20 | 28 | 8 | - | 4 | 1 | 32 | 9 | ||||
2020-21 | 24 | 0 | - | 4 | 1 | 28 | 1 | ||||
2021-22 | ブンデス2部 | 2 | 0 | - | - | 2 | 0 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2021 | 神戸 | 10 | J1 | 11 | 4 | - | - | 11 | 4 | ||
2022 | 26 | 7 | 1 | 1 | 2 | 2 | 29 | 10 | |||
2023 | 34 | 22 | 1 | 1 | 4 | 1 | 39 | 24 | |||
通算 | 日本 | J1 | 210 | 73 | 22 | 14 | 20 | 8 | 252 | 95 | |
ドイツ | ブンデス1部 | 181 | 26 | - | 16 | 6 | 197 | 32 | |||
ドイツ | ブンデス2部 | 17 | 6 | - | - | 17 | 6 | ||||
総通算 | 408 | 115 | 22 | 14 | 36 | 14 | 466 | 133 |
その他の公式戦
- 2009年
- スーパーカップ 1試合0得点
- 2011年
- スーパーカップ 1試合0得点
- 2020年
- ブンデスリーガ 残留・昇格プレーオフ 2試合0得点
国際大会個人成績 | ||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 |
AFC | ACL | - | ||||
2009 | 鹿島 | 34 | 5 | 3 | - | |
2010 | 9 | 5 | 1 | - | ||
2011 | 4 | 1 | - | |||
2022 | 神戸 | 10 | 5 | 1 | - | |
UEFA | UEFA EL | UEFA CL | ||||
2017-18 | ケルン | 13 | 6 | 2 | - | |
通算 | AFC | 19 | 6 | - | ||
UEFA | 6 | 2 | - |
その他の国際公式戦
- 2012年
- スルガ銀行チャンピオンシップ 1試合0得点
- 2013年
- スルガ銀行チャンピオンシップ 1試合3得点
- 2022年
- AFCチャンピオンズリーグ2022・プレーオフ 1試合2得点
- 出場歴
- Jリーグ初出場 - 2009年3月15日 J1第2節 対アルビレックス新潟(東北電力スタジアム)
- Jリーグ初得点 - 2009年4月12日 J1第5節 対FC東京(味の素スタジアム)
- ブンデスリーガ(1部リーグ)初出場 - 2014年8月23日 第1節 対ハンブルガーSV(ラインエネルギーシュタディオン)
- ブンデスリーガ(1部リーグ)初得点 - 2014年8月30日 第2節 対VfBシュトゥットガルト(メルセデス・ベンツ・アレーナ)
- ハットトリック - 2013年8月7日 スルガ銀行チャンピオンシップ 対サンパウロFC(カシマサッカースタジアム)
タイトル[編集]
クラブ[編集]
- 鹿児島城西高校
- 第29回鹿児島県高等学校新人サッカー大会
- 第61回鹿児島県高校総体サッカー競技大会
- 第60回全九州高等学校サッカー大会(九州高校総体)
- JFAプリンスリーグU-18九州2008
- 第87回全国高等学校サッカー選手権大会鹿児島県大会
- 鹿島アントラーズ
- J1リーグ:1回(2009年)
- Jリーグカップ:2回(2011年, 2012年)
- 天皇杯:1回(2010年)
- FUJI XEROX SUPER CUP:2回(2009年、2010年)
- スルガ銀行チャンピオンシップ:2回(2012年、2013年)
- ヴィッセル神戸
- J1リーグ:1回(2023年)
代表[編集]
- 東アジアカップ:1回(2013年)
個人[編集]
- JFAプリンスリーグU-18九州2008 得点王
- 第87回全国高等学校サッカー選手権大会 得点王(最多得点記録・10得点)
- JリーグカップMVP:1回(2011年)
- Jリーグ月間MVP:4回(2013年8月、2023年5月、2023年7月、2023年11・12月)
- Jリーグベストイレブン:2回(2013年、2023年)
- ロシアW杯 Match 16(コロンビア対日本)マン・オブ・ザ・マッチ(2018年)
- 日本年間最優秀選手賞:1回(2018年)
- AFCアジアカップ シルバーブーツ:1回(2019年)
- Jリーグ最優秀選手賞:1回(2023年)
- J1リーグ得点王:1回(2023年・22得点・MVP)
代表歴[編集]
- フル代表初出場 - 2013年7月21日 東アジアカップ 対中国(ソウルワールドカップ競技場)
- フル代表初得点 - 2013年7月25日 東アジアカップ 対オーストラリア(華城総合運動場)
出場大会[編集]
- U-16日本代表(2006年)
- U-17日本代表候補(2007年)
- U-19日本代表候補(2009年)
- U-20日本代表(2009年)
- U-22日本代表
- 2011年 ロンドンオリンピック アジア2次予選
- 2011年 ロンドンオリンピック アジア最終予選
- U-23日本代表
- 2012年 トゥーロン国際大会
- 2012年 ロンドン五輪サッカー日本代表 予備登録メンバー
- 日本代表
- 2010年 - アジアカップ予選
- 2013年 - 東アジアカップ2013
- 2014年 - 2014 FIFAワールドカップ
- 2015年 - キリンチャレンジカップ
- 2016年 - キリンチャレンジカップ
- 2016年 - 2018 FIFAワールドカップ・アジア3次予選
- 2017年 - キリンチャレンジカップ
- 2018年 - 2018 FIFAワールドカップ
- 2019年 - AFCアジアカップ2019
試合数[編集][編集]
- 国際Aマッチ 57試合 25得点(2013年 -2022年 )
日本代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2013 | 6 | 3 |
2014 | 6 | 0 |
2015 | 3 | 0 |
2016 | 2 | 2 |
2017 | 8 | 2 |
2018 | 12 | 3 |
2019 | 8 | 5 |
2020 | 1 | 0 |
2021 | 9 | 9 |
2022 | 2 | 1 |
通算 | 57 | 25 |