大宮駅 (埼玉県)
大宮駅(おおみやえき)は、埼玉県さいたま市大宮区錦町にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東武鉄道・埼玉新都市交通の駅である。
概要[編集]
東京と北関東・東北地方・信越地方・北陸地方・北海道地方を結ぶ多数の新幹線および在来線・私鉄が乗り入れる東京以北最大のターミナル駅。駅周辺は合併以前の旧大宮市の中心市街地(「大宮地区」も参照)。また、当駅付近を首都高速埼玉新都心線・埼玉大宮線や、国道16号・国道17号・新大宮バイパスが通るなど、道路交通網としても県内の拠点に位置しているため、多くの高速バスや長距離バスが発着し、駅前にバスターミナルも形成されている。
当駅は東北本線上にあり、乗り入れ路線は、新幹線が東北新幹線・山形新幹線・秋田新幹線・北海道新幹線の東北系統と上越新幹線・北陸新幹線の上越系統の合計6新幹線(山形新幹線と秋田新幹線はミニ新幹線)、JR在来線は宇都宮線(東北本線)・高崎線・京浜東北線・埼京線・川越線、また私鉄路線として東武野田線(東武アーバンパークライン)・埼玉新都市交通伊奈線(ニューシャトル)の合計13路線と、乗り入れ路線数は東京駅に次いで全国2位。上野東京ライン・湘南新宿ライン、東北貨物線経由で乗り入れる武蔵野線(むさしの号・しもうさ号)も加えると合計16路線。
JTBパブリッシングなどの時刻表における名目上の県・市の代表駅は埼玉県庁舎の最寄駅である浦和駅が表記されているが、その乗り入れ路線数・1日の乗降者数・駅周辺の市場経済規模等、埼玉県内のみならず全国でも有数のターミナル駅であり、当駅が実質的に県下最大の駅となっている。1日平均乗降者数約70万人は埼玉県内では最も多い。
新幹線・在来線ともにすべての営業列車が停車し、2017年7月以降の多客期には、東北新幹線において大宮駅始発・終着となる臨時「はやぶさ」が新たに設定された。
また、当駅北側に東日本旅客鉄道(JR東日本)大宮総合車両センター(旧:大宮工場)・日本貨物鉄道(JR貨物)大宮車両所が、南側に大宮操車場があり、2007年10月14日にはJR東日本の創立20周年記念事業のメインプロジェクトとして、大宮総合車両センターに隣接した大宮区大成町に鉄道博物館が開館。このように数多くの鉄道施設が立地し、旧日本国有鉄道(国鉄)時代から「鉄道の町」として公式認定を受けているほか、駅周辺は百貨店や専門店、飲食店が集積しており、多くの人で賑わっている。