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大下容子

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大下 容子(おおした ようこ、1970年5月16日 - )は、テレビ朝日のエグゼクティブアナウンサー。

来歴[編集]

生い立ち、教育、学生時代の活動

広島県広島市南区生まれ。父は内科の開業医。自身も子どもの頃は医師に憧れた。兄が医師となり、現在は兄が実家を継いで院長を務めている。

広島大学附属小学校、広島大学附属中学校・高等学校を卒業後、慶應義塾大学法学部法律学科へ進学。宮島司ゼミで会社法を学ぶ。1993年に同大学を卒業。

中学・高校時代はバレーボール部に所属。また、同級生とガールズバンドを結成しキーボードを担当、文化祭で演奏した。大学時代はテニスサークルで4年間活動した。

職務経歴

1993年に、テレビ朝日へアナウンサー枠で入社。丸川珠代、坪井直樹、角澤照治が同期入社。他局では雨宮塔子(TBS)、角田久美子(日本テレビ)、八塩圭子(テレビ東京)らが同期。スポーツが大好きで、入社当初からスポーツ番組のレポーターを志望。入社年はJリーグが開幕した年で、翌1994年4月から始まった『Jリーグ A GOGO!!』(Jリーグ関連の情報番組)で初めてレギュラー番組を持つ。1998 FIFAワールドカップフランス大会や1998年長野オリンピック、2000年シドニーオリンピックにも現地レポーターとして参加。当初は主に、スポーツキャスターとして活動。

1990年代後半は、情報番組やバラエティ系の特別番組で司会や進行役を務めた(以下で解説)。

1996年10月より、『ステーションEYE』のキャスターを担当(~1997年3月)。

1997年4月より、『SPORTS SPOTTERS』のキャスターを担当(~1998年3月)。

1998年4月より、『GET SPORTS』のキャスターを担当(~9月)。

1998年10月より、『ワイド!スクランブル』(以下、『ワイスク』)の女性メインキャスターを担当し、男性メインキャスター(大和田獏→寺崎貴司→橋本大二郎)のサポート役を担う(~2019年9月)。

2002年1月より、『SmaSTATION!!』(土曜夜間の生放送番組)でもサブMC(メインMCの香取慎吾のパートナー役)として出演(~2017年9月)。この時期、『ワイスク』のサブキャスターと兼任であったため、「週に6日生放送番組にレギュラーで出演」という民放キー局のアナウンサーとしては異例のハードスケジュールをこなす。さらに2004年にはサッカーアジアカップ2004決勝(日本対中国戦)の現地リポーターとして北京へ赴いた。

2018年10月より、『ワイスク』のメインキャスターへ昇格(男性メインキャスターは後輩の小松靖で、彼のほうが大下のサポート役となった)。さらに2019年4月1日(月曜日)放送分から、ワイドスクランブルの番組名が、大下の名を冠した冠番組『大下容子ワイド!スクランブル』として再スタートを切り、大下が名実ともにメインキャスターとなった。

『ワイド!スクランブル以外』にも、出演多数。詳細は後述。

2020年6月26日付で、同局の現役アナでは初めて役員待遇のエグゼクティブアナウンサーへ昇進。

昇進後も、テレビ朝日における現職最年長の女性アナウンサーとして、冠番組『大下容子ワイド!スクランブル』や特別番組への出演を続けている。

人物[編集]

  • 好物・得意料理:広島のお好み焼き。広島の実家の斜め目前にお好み焼き屋があり、帰郷するとかばん置いてすぐ食べに行くぐらい好き。家でも作るという。他に根菜の煮物。
  • 趣味:特になく、しいて言えば旅行が好き。
  • 広島カープの大ファン。1975年カープ初優勝時のスターティングメンバーもスラリと言える。カープ関係の大きなニュースは自ら手を挙げ取材に出向く。
  • デビッド・ベッカムの大ファン。また、大の尾崎豊ファン。
  • 神楽坂女声合唱団とスター混声合唱団のメンバー。
  • 本人曰く、いわゆる「アナログ人間」で、パソコンをあまり使用しない。
  • 実父・実兄とも医師だが、容子は理系の科目を苦手にしていたため、医師の道へは進まなかった。
  • 大学の4年間で標準語をマスターしたと自負していたが、テレビ朝日入社時に「お前の広島弁は商品にならない」と言われ、大ショックを受ける。その後も長い間、アクセント辞典を持ち歩きチェックしていたという。
  • 吉田拓郎、木村和司、森島寛晃の実家が近所にあった[要出典]
  • 一部の報道によって「広島県出身の元プロ野球選手・指導者で、現在は野球解説者である大下剛史(大下容子のテレビ朝日入社当時に同局と契約していた)の娘である」などと報じられてしまったことがあるが、これは誤りである。
  • 2021年9月、初のエッセイ集『たたかわない生き方』がCCCメディアハウスより刊行された。

エピソード[編集]

  • 『ステーションEYE』のスポーツ担当だった頃、世田谷の三十数件連続放火魔逮捕のニュースで、蟹瀬誠一・岡田洋子両キャスターとともに出演。大下自身もこの事件の被害者で、ある日の23時過ぎに大下の住むアパートも火事になり、入浴中だった彼女は、玄関ドアをたたく「火事だ!」の声に服を着るのがやっとで、命からがら避難した。翌日、鎮火後にアパートに戻ってみたら、大下の部屋も含め全焼。それでも当時の状況を番組内で、自身の感情をこめずに淡々と語った。この火事で、過去の写真も失われたという。
  • グルメ番組で高価なワインを試飲したが、スタジオトーク中しばらくして顔が真っ赤になり、呂律が回らなくなった。
  • 1994年秋、柏レイソルが勝てばJリーグ昇格となるJFL最終戦、『Jリーグ A GOGO!!』の取材でレイソルサポーターの長い1日を追うレポートに行った大下は、自分もレイソルのユニフォームを着てこの試合を応援。が、1-0勝利でJリーグ昇格を決めた瞬間、取材を忘れサポーターより興奮してしまい、その姿が「柏レイソルJリーグ昇格」の見出しと共に、各一般紙一面に掲載されたことがある。このため世間に知名度が浸透しておらず、最前列にいた大下はレイソルの熱狂的女性サポーターと間違えられたことがある(当時これは番組内でも話題になり、しばらくネタになっていたほか、レイソルサポーターの間でも有名になった)。番組後、両脇にレオナルド、ジョルジーニョ両選手のスナップが撮れたことを非常に喜んでいた。
  • 『ワイスク』にも『スマステ』にも出演していた時期には、『ワイスク』を夏季休暇などで休演した週でも、『スマステ』に登場していた。このため、年末年始を除けば、土曜日を休暇に充てられたのは『スマステ』の休止週に事実上限られた。現に2007年には、全英オープンゴルフの中継で『スマステ』を休止した週(7月)に『ワイスク』も休演している。
  • SMAP解散騒動の報道で揺れ動いた2016年には、芸能情報も扱う『ワイスク』のサブキャスターとして、解散関連の話題を頻繁に取り上げた。そのたびに、中立の立場を取りつつ、当時『スマステ』で共演していたメンバーの香取をさりげなく擁護するコメントを発したことによって、視聴者から強い共感を得た。SMAPの解散を前に放送を終了した『スマステ』では、最終回(2017年9月30日)の生放送中に香取とのハグを披露している。このように出演番組で見せる母性的な人柄や、生放送番組のMCとしての安定したアナウンスメントへの評判も高く、2003年度からオリコンが毎年集計している『好きな女性アナウンサーランキング』では2016年度に初めてのベスト10入りを果たした。同年度は9位だったが、2017年度には2位(フリーランス以外の現役アナウンサーの中では1位)にまで上昇。後輩アナウンサーの弘中綾香が初登場で2位に入った2018年度は7位だったものの、弘中が1位になった2019・2020年度にはいずれも4位と盛り返している。
  • テレビ朝日では、『大下容子ワイド!スクランブル』初年度の2019年度に、第1部(10:25 - 12:00)と第2部(12:50 - 13:40)の間に「帯ドラマ劇場」を12:30 - 12:50に放送(編成上は1年振りの放送枠復活)。この枠に続いて第2部の生予告パートが12:49から5秒間設けられていたため、自身の出演日に同枠で『やすらぎの刻〜道』が放送される場合には、当日放送分を視た感想を生予告パートの冒頭で手短に述べていた(いわゆる「昼ドラ受け」。第3話(2019年4月3日)から)。
    • 『やすらぎの郷』(「帯ドラマ劇場」の第1作として2017年度の上半期に放送)では、架空のワイドショーの司会者として本人役でワンシーンに出演。出演シーンの撮影には、当時の『ワイスク』のスタジオセットがそのまま使われていた。その結果『やすらぎの刻~道』の最終回(2020年3月27日放送分の25分拡大スペシャル)のスタッフロール(総勢641人分)には大下の氏名も表示された。

出演[編集]

テレビ番組[編集]

報道・情報ワイドショー番組

期間 番組名 役職
1994年4月 1996年9月 Jリーグ A GOGO!! レポーター
1994年10月 1995年9月 やじうま6 月・火曜日メイン司会
1996年4月 1996年9月 ステーションEYE 平日スポーツキャスター
1996年10月 1997年3月 平日メインキャスター
1997年4月 1998年9月 やじうまワイド 平日スポーツキャスター

※1998年4月からは、担当曜日を水・木曜日に縮小

1998年4月 スーパーJチャンネル 金曜日全国パートキャスター
GET SPORTS 進行役
1998年10月 2018年9月 ワイド!スクランブル サブキャスター
2002年1月 2017年9月 SmaSTATION!! サブMC
2018年10月 2019年3月 ワイド!スクランブル メインキャスター
2019年4月 現在 大下容子ワイド!スクランブル
2021年10月 選挙ステーション サブキャスター
2022年1月 不定期放送 タモリステーション 進行役

その他

  • SPORTS SPOTTERS(1997年4月 - 1998年3月) - キャスター
  • 峰竜太の元気一番(1995年)
  • 気分はOn(1993年)- 進行
  • 金曜日のバラ(1994年)- 進行
  • TVぶらんち(1994年)- 進行
  • 東京サイト(2001年4月 - 2002年10月頃) - ナレーション
  • 渡辺篤史の建もの探訪(2008年4月 - 2009年3月) - 「20年のアルバム」ナレーション
  • 賢コツ!!(2008年5月 - 2009年9月) - 司会
  • SMAP☆がんばりますっ!!(2009年1月 - 2013年4月) - サブMC
  • 松岡修造の情熱チャージ 熱血!ホンキ応援団(2009年11月 - 2010年8月) - サブMC
  • 芸能人ウワサの美人妻&自宅を解禁!夫婦の掟を大決定スペシャル(2011年11月23日) - MC
  • ザ・タイムショック(2017年3月30日 - 〈不定期放送〉) - MC
  • ビートたけしのスポーツ大将(2017年11月12日 - 2018年9月16日) - 進行
  • おらが県ランキング ダイナンイ!?(2018年10月4日 - 2019年9月19日〈不定期放送〉) - 進行

テレビドラマ[編集]

  • TRICK2『サイ・トレイラー』 - 本人役
  • 仮面ライダークウガ(EPISODE35) - アナウンサー役
  • 仮面ライダーG - アナウンサー役
  • 毒トマト殺人事件 - 本人役
  • イヴのすべて - ソンミ、ヨンミの大学の先輩役(日本語版吹き替え版)
  • ダブルス〜二人の刑事(第6話) - アナウンサー役
  • グ・ラ・メ! -大宰相の料理人-(第2話) - アナウンサー役
  • やすらぎの郷(第114話) - 本人役
  • トットちゃん!(2017年10月2日 - 12月22日) - ナレーション

映画[編集]

  • ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜 - アナウンサー役(声の出演)
  • ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜 - おねえちゃん役(声の出演)


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