国道
国道(こくどう)とは、日本において国が政令で指定した道路の総称である。国道が全国的な幹線道路網を構成し、その他の道路がそれを補完する。
一般国道は全国に459路線あり、1号から507号までの番号が割り当てられている(48路線が欠番)。距離は最長である国道4号(742.5 km)、最短は国道2号と神戸港を結ぶ国道174号(0.1871 km)。幹線道路といっても、自動車が直接走れない航路が国道に指定されている「海上国道」、徒歩でしか行き来できない階段国道、自動車の走行が困難だったり慎重な運転が必要だったりする所謂「酷道」もある。
他国の国道に相当する道路も「国道」と呼ばれることがある。
概要[編集]
全国的な幹線道路網を構成する道路として道路法に基づき国が政令で指定するもので、現在は高速自動車国道と一般国道との総称となっている。単に「国道」といった場合には、一般国道のことを指していることが多い。、
高速自動車国道は『高速自動車国道の路線を指定する政令』により、 一般国道は『一般国道の路線を指定する政令』により指定されている。
路線の正式名称は、各政令の別表の路線名に「高速自動車国道」または「一般国道」を冠したものとなる。
例えば「高速自動車国道九州縦貫自動車道鹿児島線」「一般国道1号」などという。
国道に指定される道路は、主な都市と都市を結ぶ道路や、高速道路と連絡する機能を持つ道路、主要港湾や空港をつなぐ道路など、これらの連係により国の産業経済の発展に欠かすことができないもの、あるいは国の産業発展に貢献するであろうことが将来期待されるものとして、重要視された道路である。
国道の種類、または政令(一般国道の指定区間を指定する政令)によって特別に指定されているかどうかにより、道路管理者(法律上認められた特殊な包括的権能を持つもの)は異なる。