品川駅
品川駅(しながわえき)は、東京都港区高輪三丁目および港南二丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・日本貨物鉄道(JR貨物)・京浜急行電鉄(京急)の駅である。
概要[編集]
山手線南部のターミナル駅である。駅名は東海道の宿場町である品川宿に由来するが、所在地は品川区ではなく港区である。
駅東側の港南口はもともと戦前からの埋立地として企業の工場や倉庫などが立ち並んでいたような場所だったが、1998年に旧国鉄品川駅東口貨物ヤード跡地に品川インターシティと呼ばれる大規模な複合商業ビル群が開業。2003年に東海道新幹線の品川駅が開業して以降は、再開発により大規模なオフィスビルやタワーマンションを中心とした超高層ビル街へと発展し、駅利用者数が大幅に増加した。京急線で羽田空港に乗り換えなしでアクセス出来ることや、さらに東海道新幹線の駅の開業により中京圏・近畿圏とのアクセスが大幅に向上したこともあって、港南口を中心に企業の本社などの集積が進んでいる。駅西側の高輪口はプリンスホテル(西武グループ)などの大規模なシティホテルがいくつも集積しているとともに、高級住宅街が広がっている。当駅は世界有数の利用者数を誇るターミナル駅である。現在のところは、京急本線を通して都営地下鉄浅草線と相互直通運転を行っているものの、直接的に地下鉄は1路線も乗り入れていない。2022年3月28日、東京メトロは、南北線延伸(品川 - 白金高輪間)の鉄道事業許可を国土交通大臣より受けた。開業目標は、2030年代半ばと発表されている。
2027年以降に開業する、JR東海リニア中央新幹線の首都圏側の始発駅になることが正式に決定しており、中京圏や近畿圏へのさらなるアクセス向上が期待されている。