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和田毅

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和田 毅(わだ つよし、1981年2月21日 - )は、山形県生まれ、島根県出雲市出身のプロ野球選手(投手)。左投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

2023年現在、福岡ダイエーホークスに所属した、松坂世代最後の現役選手。

妻は元グラビアアイドルで元タレントの仲根かすみ。仲根の実母は以前、元プロ野球選手の佐藤道郎と婚姻関係にあったため、佐藤とは遠戚であった。

アテネオリンピック野球の銅メダリスト。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

1981年、母親の実家である山形県で生まれ、幼少期は愛知県江南市で過ごす。野球を始めたのは1987年で、江南市立藤里小学校1年のとき、地元の「江南団地野球」に入ったのがきっかけ。小学6年次の春に島根県出雲市へ転居し、出雲市立第三中学校卒業まで過ごす。

1996年、父の実家が近く、実績ある新田均監督が率いる同県浜田市の浜田高校に進学する。なお父は日本体育大学時代、首都大学野球連盟リーグで首位打者1回・ベストナインに2度選出されている。実弟も立教大学野球部で活動後、2016年には浜田高校硬式野球部監督に就任している(2022年現在は島根県立島根中央高校コーチ)。

1997年度の第79回全国高等学校野球選手権大会に2年生エースとして出場。初戦でエース・石川雅規を擁する秋田商業高校と対戦。3対1と2点リードで迎えた9回裏、連打を許し無死一・二塁から、三塁線への送りバントを和田が一塁へ悪送球、カバーに入った右翼手も悪送球する間に走者2人が生還、同点に追い付かれると同時にバントした打者も三塁に達し、続く2人を敬遠し満塁策をとるも、続く打者石川にストレートの四球を与えてしまいサヨナラ押し出しで敗れる。

翌1998年度の第80回全国高等学校野球選手権大会ではベスト8に進出。初戦は富樫和大-加藤健のバッテリーを擁する新発田農業高校に勝利。続く3回戦で森本稀哲を擁する東東京代表帝京高校と対戦、森本に本塁打を打たれるが、試合は3-2で勝利。次の準々決勝では古木克明を擁する豊田大谷高校と対戦、延長10回3-4で敗れた。前年の秋に上腕三頭筋を断裂していたこともあり、直球はこの当時120km/h台であったが、帝京高校の選手は「150km/hに見えた」と証言している。

1999年、早稲田大学人間科学部に進学。1年秋、9月12日の東京大学戦で東京六大学初登板。同級生のトレーナーと試行錯誤を重ねて、フォームにさらに磨きをかけた。それにより高校時代には130km/hにも満たなかった球速が2か月で140km/hを超えるまでになっている。2年春から先発陣に仲間入りし、群を抜くペースで三振を奪い話題を集めた。また、打撃に優れ、高校時代はクリーンナップを務めた。

4年時の2002年には江川卓の持っていた東京六大学野球連盟奪三振記録443を更新し、通算476奪三振まで記録を伸ばした。早稲田の「ドクターK」と呼ばれ、プロ注目の投手として各球団が争奪戦を展開した。なお、この世代には他大学にも好投手が揃っており、法政大学の土居龍太郎・慶應義塾大学の長田秀一郎・立教大学の多田野数人らとしのぎを削っていた。

エースとして早大52年ぶりの春秋連覇達成に貢献し、2季連続でベストナインに選出。藤井秀悟から継承した背番号18を早大の左投手のエースナンバーとして定着させた。リーグ通算62試合登板27勝13敗、防御率1.35、476奪三振。27勝は、早大の左投手として最多。己に厳しくひたむきな練習姿勢は下級生の鳥谷敬・青木宣親・比嘉寿光・由田慎太郎らに影響を与え、それが早大野球部史上初の4連覇を達成する元となった。

同年の第51回全日本大学野球選手権大会では決勝で木佐貫洋・永川勝浩擁する亜大に敗れ、第33回明治神宮野球大会でも準決勝で東北福祉大に敗れ日本一は果たせなかった。

2002年のドラフト会議では福岡ダイエーホークスに自由獲得枠で契約金1億5000万円(出来高払いを含む)・年俸1500万円(金額は推定)という条件で入団した。背番号は21。入団の理由に、秋山幸二の引退試合での、福岡のファンの温かさへの感動を挙げている。また、実際に福岡ドームに試合を観戦しに行き、熱い声援が早慶戦に似ていたことも挙げている。

年度別投手成績[編集]

四 球

丨 ブ

丨 ル ド

球 回

安 打

本 塁 打

四 球

死 球

三 振

丨 ク

責 点

御 率

W

H I P

2003 ダイエー

ソフトバンク

26 26 8 2 0 14 5 0 -- .737 781 189.0 165 26 61 1 1 195 1 0 77 71 3.38 1.20
2004 19 18 7 0 0 10 6 0 -- .625 534 128.1 110 23 38 0 3 115 2 0 67 62 4.35 1.15
2005 25 25 4 0 1 12 8 0 0 .600 741 181.2 154 17 57 8 2 167 4 0 69 66 3.27 1.16
2006 24 24 6 3 3 14 6 0 0 .700 657 163.1 137 18 42 1 1 136 2 0 57 54 2.98 1.10
2007 26 26 2 0 0 12 10 0 0 .545 757 182.0 168 15 42 3 5 169 6 1 65 57 2.82 1.15
2008 23 23 3 0 2 8 8 0 0 .500 671 162.0 167 12 36 1 3 123 3 0 65 65 3.61 1.25
2009 15 13 1 1 0 4 5 0 0 .444 337 84.1 72 13 24 0 1 87 1 0 39 38 4.06 1.14
2010 26 26 1 0 1 17 8 0 0 .680 696 169.1 145 11 55 0 1 169 2 0 59 59 3.14 1.18
2011 26 26 4 2 2 16 5 0 0 .762 726 184.2 145 7 40 0 4 168 5 0 33 31 1.51 1.00
2014 CHC 13 13 0 0 0 4 4 0 0 .500 289 69.1 67 7 19 1 3 57 0 0 28 25 3.25 1.24
2015 8 7 0 0 0 1 1 0 0 .500 136 32.1 30 5 11 1 1 31 0 1 14 13 3.62 1.27
2016 ソフトバンク 24 24 2 1 0 15 5 0 0 .750 662 163.0 138 22 38 0 5 157 0 0 58 55 3.04 1.08
2017 8 7 0 0 0 4 0 0 0 1.000 181 47.0 34 1 8 0 0 34 1 0 13 13 2.49 0.89
2019 12 12 0 0 0 4 4 0 0 .500 240 57.2 56 11 14 0 2 45 0 0 26 25 3.90 1.21
2020 16 16 0 0 0 8 1 0 0 .889 346 85.2 66 7 31 0 1 75 1 0 30 28 2.94 1.13
2021 18 18 0 0 0 5 6 0 0 .455 396 94.1 95 14 27 1 3 83 0 0 49 47 4.48 1.29
2022 17 16 0 0 0 7 4 0 0 .636 324 81.0 64 3 22 0 1 75 0 0 28 25 2.78 1.06
2023 21 20 0 0 0 8 6 0 0 .571 414 100.0 89 10 29 0 3 85 0 0 39 36 3.24 1.18
NPB:16年 326 320 38 9 9 158 87 0 0 .645 8463 2073.1 1805 210 564 15 36 1883 28 1 774 732 3.18 1.14
MLB:2年 21 20 0 0 0 5 5 0 0 .500 425 101.2 97 12 30 2 4 88 0 1 42 38 3.36 1.25
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • ダイエー(福岡ダイエーホークス)は、2005年にソフトバンク(福岡ソフトバンクホークス)に球団名を変更

WBCでの投手成績[編集]

| ブ

球 回

安 打

本 塁 打

四 球

死 球

三 振

| ク

責 点

御 率

2006 日本 1 0 0 0 0 7 2.0 1 0 0 0 0 1 0 0 0 0 0.00

タイトル[編集]

NPB
  • 最多勝利:2回(2010年、2016年)
  • 最高勝率:1回(2016年)

表彰[編集]

NPB
  • 最優秀選手:1回(2010年)
  • 新人王(2003年)
  • ベストナイン:1回(投手部門:2010年)
  • セ・パ交流戦 日本生命賞:1回(2010年)
  • オールスターゲーム優秀選手賞:2回(2003年第1戦、2004年第2戦)
  • ゴールデンスピリット賞:1回(2006年)
  • 日本プロスポーツ大賞最高新人賞(2003年)
  • 福岡県 県民スポーツ栄誉賞(2004年)
  • 福岡市スポーツ栄誉賞(2004年、2006年)
  • 福岡県民栄誉賞(2006年)
  • ベスト・ファーザー イエローリボン賞 in 「プロ野球部門」(2008年)
  • アサヒスーパードライ ベストプレイヤーズアワード(2010年)
  • ヤナセ・福岡ソフトバンクホークスMVP賞(2016年)
アマチュア時代
  • 毎日スポーツ人賞新人賞(2002年)
その他
  • HEROs AWARD 2023 アスリート部門(2023年)

記録[編集]

NPB[編集]

初記録
投手記録
  • 初登板・初先発登板:2003年4月1日、対大阪近鉄バファローズ2回戦(大阪ドーム)、6回2/3を5失点で敗戦投手
  • 初奪三振:同上、1回裏にタフィ・ローズから空振り三振
  • 初勝利・初先発勝利:2003年4月9日、対西武ライオンズ2回戦(北九州市民球場)、6回5被安打無失点
  • 初完投勝利・初完封勝利:2003年4月16日、対千葉ロッテマリーンズ6回戦(千葉マリンスタジアム)
打撃記録
  • 初安打:2005年5月8日、対ヤクルトスワローズ2回戦(明治神宮野球場)、6回表に山本樹から遊撃内野安打
節目の記録
  • 1000投球回:2008年9月27日、対千葉ロッテマリーンズ24回戦(千葉マリンスタジアム)、7回裏二死目にフリオ・ズレータを三振 ※史上316人目
  • 1000奪三振:2010年3月26日、対オリックス・バファローズ1回戦(福岡Yahoo! JAPANドーム)、4回表にT-岡田から空振り三振 ※史上127人目
  • 100勝:2011年8月3日、対オリックス・バファローズ11回戦(京セラドーム大阪)、先発登板で7回3失点(自責点2) ※史上130人目、通算200試合目の登板での達成は史上9番目の速さ、左腕投手史上最速
  • 1500投球回:2016年5月25日、対オリックス・バファローズ8回戦(福岡ヤフオク!ドーム)、1回表二死目に小島脩平を遊ゴロ ※史上170人目
  • 1500奪三振:2017年8月27日、対千葉ロッテマリーンズ21回戦(福岡ヤフオク!ドーム)、4回表に井口資仁から空振り三振 ※史上51人目
  • 150勝:2022年9月30日、対東北楽天ゴールデンイーグルス25回戦(楽天生命パーク宮城)、5回1失点 ※史上50人目、41歳7か月での達成は史上最年長、通算305試合目の登板での達成は史上4番目の速さ、左腕投手史上最速
  • 2000投球回:2023年5月24日、対北海道日本ハムファイターズ10回戦(エスコンフィールドHOKKAIDO)、2回裏三死目に上川畑大悟から空振り三振 ※史上93人目、42歳3か月での達成は史上最年長
その他の記録
  • 日本シリーズ最長ブランク勝利:16年(2003年第7戦から2019年第4戦)
  • 開幕投手:4回(2005年、2009年、2011年、2017年)
  • オールスターゲーム出場:6回(2003年、2004年、2010年、2011年、2016年、2023年)

NPB/MLB通算[編集]

節目の記録
  • 150勝:2022年6月19日、対東北楽天ゴールデンイーグルス8回戦(福岡PayPayドーム)、6回1安打1失点

背番号[編集]

  • 21(2003年 - 2011年、2016年 - )
  • 67(2014年)
  • 18(2015年)

登場曲[編集]

  • 「サウスポー」川嶋あい( - 2010年)
  • 「たんぽぽ」THEイナズマ戦隊(2011年)
  • 「GDFR (feat. Sage The Gemini & Lookas)」フロー・ライダー(2015年)
  • 「Thunder Struk」AC/DC(2016年)
  • 「War」冨永裕輔(2017年 - )
  • 「21」冨永裕輔(2020年 - )

代表歴[編集]

  • 2004年アテネオリンピックの野球競技・日本代表
  • 2006 ワールド・ベースボール・クラシック日本代表
  • 2008年北京オリンピックの野球競技・日本代表

関連情報[編集]

テレビ[編集]

  • 情熱大陸(毎日放送)(2002年11月10日、2023年4月9日)

CM[編集]

  • ACジャパン
    • 「僕のルール」(2006年7月 - 2007年6月)
    • 「僕は、つづける。」(2007年7月 - 2008年6月)
  • 昭和建設 「家族だんらんの家」
  • ソフトバンクモバイル「ホワイトプラン」 『ホワイト・バット篇』、『ホワイト・身長篇』(2007年1月 - )
  • 福岡市交通局「ちかパス」
福岡市地下鉄七隈線開通時にはイメージキャラクターとして起用されたが、当時チームのオーナー企業が移行時期で新しいユニフォームが間に合わず、スーツ姿でポスターに登場したというエピソードが残っている。また同線では彼のヘッドマークをつけた車両が走ることもある。

著書[編集]

  • サウスポー論(KKベストセラーズ 2011年11月) - 杉内俊哉との共著


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