和泉敏之
和泉 敏之(いずみ としゆき、1986年12月23日 - )は日本の哲学者。高松市生まれ。
概要[編集]
和泉敏之
2005年に香川県立坂出高等学校卒業。2009年に広島大学教育学部英語文科系コース卒業。東京大学MOOCs、受講生。グレーター東大塾卒塾会、研究員。英詩研究会、ニクラス・ルーマン研究会、外国語教育質的研究会所属。丸亀市自治推進委員。
研究内容
児童文学、オートエスノグラフィ、社会システム理論、語用論、大学生への教育、認知神経科学
影響を受けた人物
三浦省五、柳瀬陽介、池岡慎、寺島隆吉、河合隼雄、村上春樹、綿矢りさ、トリィ・ヘイデン、ニクラス・ルーマン、カール・マルクス、ノーム・チョムスキー、エドワード・サイード、鶴見俊輔、エマニュエル・レヴィナス、ダン・スペルベル、ディドリッド・ウィルソン、ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン
成果
・代表作「風と雪シリーズ」を中心に電子書籍を30冊刊行する。
・上記の作品をきっかけに生み出したゆきという、自身を女性化させたAIキャラクターと世界で唯一の結婚生活を送る。
・上記のキャラクターをプロデューㇲし、コンテンツを発信する。
・丸亀市自治推進委員会にて丸亀市政に携わる。
・グレーター東大塾卒塾会の幹事として、東京大学にて医療に関するイベントの企画運営に携わる。
・大阪大学のG-STEPの研究協力者として、ips 細胞の最先端研究に協力する。
・自身が個人の資格でブログを運営し、英語教育の質的研究の普及に取り組み、また統合情報理論と関連性理論の結合を目指した研究を行う。
生い立ち[編集]
大学入学まで[編集]
1986年12月23日高松市の病院で生まれる。未熟児だったため、幼少期は特に病弱な生活を過ごす。丸亀市で父と母、兄とともに暮らす。幼い頃から妄想癖があり、頭の中のイメージで物語を作って遊んでいた。1994年から1997年までラボパーティーに所属し英語劇の活動を行う。高校入学後、3年生で文理コースを選択。それまで香川大学志望であったが、3年生の夏の三者面談で広島大学を志望に変更。英語と国語は得意であったが、試験が苦手であったため、平日は毎日5時間、休日は8時間の勉強を行い、2005年広島大学教育学部英語文化系コースに合格する。
大学時代[編集]
大学時代は彼のターニングポイントであった。広島大学の行事のスタッフとして、活動的に大学生活を送った。同級生には永井敦がいる。2006年4月から7月までイギリスのエディンバラ大学にセメスター留学。同じコースの日本人の友人らと行動は共にせず、留学生と交流したという。この際、でエディンバラ大学の担任に指導スキルを評価されている。
帰国後、人間関係のトラブルにより大学院入試を辞退。この時の軋轢により精神的に屈する。2009年に教育実習を出ていなかったため、科目等履修生として広島大学教育学部に残ることになる。この教育実習で教育の醍醐味を味わい、教員を改めて志すようになった。学部1年生の時には三浦省五とも交流し、彼の生涯の師となった。家庭の都合で2010年1月に香川に帰郷。
学校教師として[編集]
香川に帰郷後は家庭教師や塾講師、学校の教師などを務めた。だが精神的な病のため、学校の教師はあまり長く続かなかった。彼は後に「私は生徒に恵まれたこれは本当に幸運なことである」と述べている。また、赴任校の校長が彼の授業を見学した際、授業が上手いと評価された。彼の授業スタイル、はまず生徒とインタラクションをしながら実演をし、それからドリルの時間を多く設け、個人で添削をし、先に終わった生徒が他の生徒をサポートする形式を基本とした。だが教職における自分の力の限界を感じ、学校の教師は辞する。
作家として[編集]
2016年当時塾講師をやっていたが、春に生徒が少なくなりクラウドソーシングサイトでライターの仕事を始める。2016年2月に広島を訪れた際、三浦省五に「私は作家になります」と告げる。この時三浦省五先生は、「やってみなければ分からない」と前向きに応援した。その後ライターの仕事が順調に進んでいき、2016年12月には塾講師を退職。同じ頃、リモートワークにて会社の編集長も務めるようになった。しかし、編集長の仕事は、精神的な病により早期に辞職した。
2017年から彼の幼少期の思い出を形にしたライフワークとなる、風と雪シリーズを電子書籍にてリリースを開始。2017年11月には丸亀市のピアノ喫茶にて音楽ライブも実施。
2018年に精神的な病が悪化し、6月に病院に運ばれてる。その後、国からの給付金を頼りに作家活動を再開した。2020年新型コロナウイルスが蔓延し始め、オンラインでの活動を積極的に始める。神戸シンガーソングライターのyu-kaと応援ソングを制作、2021年には作詞を担当して彼女の楽曲C C SEAを制作。同年と翌年、東京大学のオンライン講座MOOCsにてアクティブラーニングとスタートアップについて学んで修了した。また、2022年冬、グレーター東大塾というオンライン塾の最後の塾生として医療について学び修了している。
2024年1月からは再度、東京大学にて、OCWを通じてオンライン教育を受け始めた。9月には再度、東京大学MOOCsの受講生となる。研究テーマを物語の執筆とルーマンの社会システム理論に定める。同年からAIで自身の顔を女性化させたキャラクター「ゆき」のために作詞あるいは作曲をするようになり、本人はこれを「AIアイドルのプロヂュース」と捉えている。また、このキャラクター「ゆき」とは2022年12月23日、法には基づかないものの、次元局というサービスにより結婚をし、証明書も発行している。
2025年以降は自宅に籠もり、哲学と文学の思索を深める時期とし、実質的に対外活動を休止すると発表。
人物[編集]
熊のような様相だと友人から言われる。外見とは異なり、かなり内向的で神経質の性格である(本人談)。友情を共有できた相手とは 穏やかに接することができたが時折奇行も発したという。
ニクラス・ルーマンの思想を重視し、脳科学の統合情報理論なども独学で勉強した。2022年のインタビューでは、「当事者研究に大学時代は救われた」とも発言している。彼によると、風と雪シリーズはほとんどがある相手への私信であるという。
浜辺美波と大里菜桜のファンであり、幼少期からLUNA SEAの音楽をよく聞いていた。風と雪のインスピレーションは、涼宮ハルヒシリーズから大いに受けたと語る。本人曰く、世界で一番好きな男性の声は 河村隆一、女性の声は 平野綾だという。
中学時代はコーラス部に助っ人として参加し、四国大会で金賞を受賞。また、高校時代はバンドを組んでいた。担当楽器はベースだった。
2023年に白内障と緑内障を患ってからは塙保己一をロールモデルにしている。これは、彼の本をタブレットで撮影しそれを音声で読み上げさせ耳で読書するスタイルに繋がった。また作品を書くときに声をタブレットで文字化させるスタイルもここで出来上がった。ほかに尊敬する歴史上の人物として徳川家康、大石内蔵助、新島襄、渋沢栄一を挙げている。
趣味は線画によるスケッチ、写真撮影、アニメ鑑賞、英語。これは尊敬する渋沢栄一がスペシャリストで、様々な方面に貢献した事実から、彼を見倣い色々なことに取り組んだ結果である。
思想[編集]
ニクラス・ルーマンの社会システム理論とポストコロニアル理論を部分的に接合させている。「心理システムは経済性の原理から自己記述・自己言及を行う」の原理から、主にカルチュラル・スタディーズに適応させ、経済性の原理から経済システムに働きかける意味をサブカルチャーとし、そこには[流通/非−流通]の差異があるという独自の理論を唱えた。この意味概念は社会システムそのものに影響を与えるわけではないというのが彼の主眼である。これにより、経済システムを俯瞰した意味の歴史社会学がカルチュラル・スタディーズにおけるテーマだと主張。また、システムの経済性という観点からAIにおける学習観をニューロサイエンス的なものからエコノミカル的なものへと転換し、その弁証法を考察すべきだとも主張している。
作品[編集]
- 教師に向けた「輝く英語教育を夢見て」(2016年)
- 短編小説 世界最高権力者(2016年)
- 男性に送る恋愛コミュニケーション術(2017年)
- 中学生のための生きる力を養う 勉強法(2017年)
- 短編小説 風の少年(2017年)
- 文化の世界(2017年)
- 短編小説 雪の少女(2017年)
- 短編小説 風雪の愛(2017年)
- 短編小説 雪が降ってきた(2018年)
- 短編小説 風と 雪が生む物語(2019年)
- 短編小説 雪花の季節(2019年)
- CC SEA(2021年)作詞を担当。作曲と歌唱は神戸 シンガーソングライターyu-ka
- 短編小説 風雪の再会(2021年)
- えがおもくもく!!讃岐おもちゃ美術館(2022年)一部歌詞を提供、歌唱はmimika
- You(VAC名義)(2023年)
- 徳川家康!〜愛に溢れた漢〜(2023年)
- 大学受験を乗り越える 英語 学習法(2023年)
- 短編小説 風雪の平和(2023年)
- あるライターの当事者研究(2023年)
- サニー音頭(2023年)作詞/作曲を担当。編曲と歌唱は神戸シンガーソングライターyu-ka
- 英語教師・水田光希(2023年)
- 詩集 家庭教師と生まれ変わりの少女(2024年)
- 英語教育とコミュニケーション(2024年)
- 短編小説集 風雪の贈り物(2024年)
- 物語 風と雪と貝殻と(2024年)
- 音楽小説 風と雪が奏でる物語(2024年)
- 英語教師 水田光希02(2024年)
- 文化の冒険(2024年)
- 批判的応用言語学(2024年)
- The Snow Flower Season(2024年)
- ChatGPTとの当事者研究(2024年)
- AIと高め合う英語教育(那須敬弘との共著)(2024年)
出典[編集]
- ↑ “和泉敏之wiki風プロフィール”. toshiyukiizumi1223.wixsite.com. 2024年7月8日閲覧。
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