前田健太
前田 健太(まえだ けんた、1988年4月11日 - )は、大阪府泉北郡忠岡町出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのデトロイト・タイガース所属。愛称はマエケン。
概要[編集]
先発投手として、NPBでは沢村栄治賞を2回受賞し、投手三冠王も1回達成。MLBでは5度の地区優勝、2度のリーグ優勝に貢献。2013年の第3回WBCではエースとして日本代表に貢献した。
妻はフリーアナウンサーの成嶋早穂。代理人はワッサーマン・メディア・グループ。メディア方面のマネジメント契約はアワーソングスクリエイティブ。2023年事務所所属タレント一覧から削除されている。
人物[編集]
愛称は「マエケン」。非常に負けず嫌いな性格で、広島のトレーナーには「マエケンより『マケヘン』の方が合っている」と評された。同学年の田中将大が、東北楽天ゴールデンイーグルス所属時に先に一軍で活躍していることに悔しい思いをしていたが、一方で刺激にもなったという。広島時代は同じチームに同姓の生え抜き選手である前田智徳が在籍しており、健太のことを「前田」と呼ぶことは少なかった。また、スコアボード表記は一貫して「前田健」となっていた(智徳は「前田」表記)。
苦手な打者として坂本勇人を挙げているが、ともに関西出身ということもありプライベートでは交流が深い。
2012年1月1日に東海テレビ放送出身のフリーアナウンサー・成嶋早穂との婚姻を届け出、同年12月9日に結婚披露宴を行なった。2013年9月に第一子となる女児が誕生した。
尊敬している選手は、ダルビッシュ有と公言している。2011年シーズンが本人並びに周囲の期待に反して不本意な成績で終わった事について、両足の太ももの裏や内転筋の故障を抱えてそれをチームメイト他周囲に隠しながら登板していたが、それをただ一人ダルビッシュに気づかれたことを明かした。ダルビッシュと会うまではウエイトトレーニングに対してそんなに大事じゃないと思っていたといい、また試合中に飲むサプリメントについての知識やこだわりもなかったというが、「そうしたものが何故必要か、いかに大切かをダルビッシュさんに教えていただいた」といい、「同じメジャーにいる今は、身を持って理解できるようになりました」と述べている。2010年5月のセ・パ交流戦の対日本ハム戦で対戦した際、「打席ですべての球種を見たい」と望んでいた前田に対し、ダルビッシュは前田の打席の際に持ち球のほとんどを投球した。
2013年、バラエティ番組『ほこ×たて』(フジテレビ)の対決企画「プロ野球界最強の奪三振王VS世界一の少年野球チーム」に「プロ野球界最強の奪三振王」として出演し、「世界一の少年野球チーム」東京北砂リーグと対戦。40球で7人から三振を奪えば勝利という条件での対決だったが、6奪三振に終わり敗北している。前田が三振を奪えなかった選手の中に、現在北海道日本ハムファイターズに在籍する清宮幸太郎がいる。
シーズンオフにはアメトーーク!の人気コーナー「絵心ない芸人」に出演し、その独特の画風を披露しており、ファンから「マエケン画伯」とも呼ばれており、過去にはそれに関連するグッズも販売した。広島在籍時から毎年出演しており、ドジャース、ツインズに移籍後も毎年欠かさず出演している。なお、前田の描く絵は過去にこの番組以外にも報道ステーション出演時に披露した他、自身のYouTubeチャンネルでも披露している。マエケン画伯協力グッズを元日本ハムファイターズのダース・ローマシュとスポーツ庁スポーツキャリアサポートコンソーシアム推進委員をしている吉浦剛史らが販売し収益を大阪府に寄付したことで大阪府知事の吉村洋文から感謝状が届いた。
タイトル[編集]
- NPB
- 最多勝利:2回 (2010年、2015年)
- 最優秀防御率:3回 (2010年、2012年、2013年)※2年連続、3回はともに菅野智之に次ぐセ・リーグ2位タイ
- 最多奪三振:2回 (2010年、2011年)
表彰[編集]
- NPB
- 沢村栄治賞:2回 (2010年、2015年)※2015年は西口文也以来18年ぶり2人目の、完封なしでの受賞
- ベストナイン:3回 (投手部門:2010年、2013年、2015年)
- ゴールデングラブ賞:5回 (投手部門:2010年、2012年 - 2015年)
- 最優秀投手:1回 (2010年)
- 月間MVP:2回 (投手部門:2010年5月、2012年6月)
- 最優秀バッテリー賞:2回 (2010年 捕手:石原慶幸、2013年 捕手:石原慶幸)
- JA全農Go・Go賞:1回 (最多奪三振賞:2011年6月)
- 「ジョージア魂」賞選考委員特別賞:1回 (2012年)
- 「ジョージア魂」賞:2回 (2012年度第1回、2013年度第12回)
- オールスターゲームMVP:1回 (2012年第2戦)
- オールスターゲーム敢闘選手賞:1回 (2014年第1戦)
- オールスターゲーム・ベストピッチャー賞:1回 (2010年第1戦)
- MLB
- Topps ルーキーオールスターチーム(英語版) (右投手部門:2016年)
- オールMLBチーム
- セカンドチーム(先発投手):1回(2020年)
- 日本代表
- WBCベストナイン:1回 (投手部門:2013年)
- その他
- スーパーベースボール賞 (2010年)
- 報知プロスポーツ大賞:1回 (2010年)
- 夢 希望 感動忠岡大賞 (2011年)
- 速玉賞 (2014年)