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全国高等学校ラグビーフットボール大会

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全国高等学校ラグビーフットボール大会(ぜんこくこうとうがっこうラグビーフットボールたいかい)は、毎年12月末から翌1月の始めにかけて大阪府東大阪市の東大阪市花園ラグビー場で開催される日本の男子高校生によるラグビーユニオン大会である。通称「花園」(はなぞの)、「ラグビーの甲子園」、「冬の花園」とも。なお全国大学ラグビーや全国高校サッカーなどとは異なり大会名に「選手権」がつかないことに注意。

概説[編集]

全国高等学校総合体育大会(インターハイ)の一環 として開催される大会。本大会へ出場することについては、花園ラグビー場で開催することにちなんで「花園に行く」と表現されることが多く、ラグビー関係者の間では「花園」だけで通じる。ただし、会場が花園ラグビー場で定着したのは1962年度の第42回大会からである。

優勝旗は「飛球の旗」と呼ばれる(第40回大会より)。優勝校には他に大優勝楯、文部科学大臣杯、全国高体連会長杯、目良記念杯、ラグビーのまち東大阪市賞(第84回大会より)、NHK杯、毎日放送杯(旧・民放杯)が授与され、準優勝校にも準優勝トロフィー(第40回大会より)、高崎米吉杯、毎日放送杯が授与される。

主催は日本ラグビーフットボール協会、全国高等学校体育連盟(高体連)、大阪府、大阪府教育委員会、および毎日新聞社の各団体であり、スポーツ庁、日本スポーツ協会、東大阪市、NHKが後援。神戸製鋼所、毎日放送が特別協賛をしている。

1990年度(第70回)以降の本大会は、日本全国を8つのブロックに分けたうえで、都道府県単位の予選を勝ち抜いたチーム(基本として51チーム)によるトーナメント方式で開催。大阪府から3校、北海道と東京都から2校ずつ、その他のブロックから1ブロックにつき6 - 7校が出場する。インターハイの対象に含まれていないが、全国高等学校野球選手権大会(日本高等学校野球連盟の主催で阪神甲子園球場を使用する男子硬式野球の全国大会)でも都道府県単位の予選を本大会の前に開催していることから、全国高校ラグビーを「高校ラガーマンの甲子園」と称することもある。また、5年の節目ごとに組まれている「記念大会」では、(毎日新聞社が主催する選抜高等学校野球大会を含めた)男子硬式野球の全国大会における「記念大会」と同様に出場校を通常の大会から若干増やしている(詳細後述)。

例年は、本大会開幕直前の12月下旬に、毎日新聞大阪本社のオーバルホールで3回戦までの組み合わせ抽選会を開催。準々決勝については本大会の3回戦終了後、準決勝については準々決勝の終了後に、花園ラグビー場の第1グラウンド上で組み合わせ抽選を実施している。また、本大会ではカンタベリーオブニュージーランドジャパン、ギルバート、セプター製のラグビーボールを併用。主催者から公表されるトーナメント表には、使用するボールのメーカー名の頭文字(カ、ギ、セ)も試合ごとにも記載されている。

日本に現行の高等学校制度が確立された学制改革(1946年)の前から「日本フットボール大会」「全国中等学校ラグビーフットボール大会」という名称で催されていたため、本大会に1回でも出場した旧制中学校や新制高校が、学制改革や統・廃合などによる改組を経て復活出場を果たすこともある。ただし、このように復活した高校の出場回数については、カウントの方法が統一されていない。現に、男子硬式野球の全国大会とほぼ同じパターンで前身の出場校から継承する高校 と、全国高校サッカー(インターハイの一環として本大会と同じ時期に開催)のように継承しない高校 が混在している。

なお、1973年度から2008年度までは、本大会閉幕の1週間後に「高校東西対抗試合」(2002年度のみ3地域交流戦)を花園ラグビー場などで開催。開催に際しては、当該年度の本大会で著しい活躍が見られた選手を選抜した後に、オールスターゲーム方式で各チームに振り分けていた。

略史[編集]

1918年(大正7年)に「日本フットボール大会」の呼称で大阪府豊中市においてサッカーの選手権(現・全国高等学校サッカー選手権大会)と併せて開催されたことが始まりとされている。このことから、式典では豊中市に所在する梅花高等学校の生徒がプラカードを持っていたが、現在は出場校の生徒がプラカードを持っている。当初は旧制高校や大学の参加もあったが、第3回大会から旧制中学校のみの参加となり、現在に至っている。

戦前においては当初は同志社が圧倒的だったが、その後外地勢が台頭し、朝鮮、台湾、満州などの代表がしばしば優勝を飾っている。戦後は秋田工や東京の保善、目黒、國學院久我山、奈良の天理の台頭が顕著であったが、ここ20年は大阪・京都府勢の活躍が目立つ。特に京阪電鉄沿線には優勝校(伏見工(2018年に全日制は閉課)・常翔学園(旧・大阪工大高)・常翔啓光学園(旧・啓光学園)・東海大大阪仰星(旧・東海大仰星))が集中し常にハイレベルな練習試合を行い実力を磨いている。啓光学園は2001年度大会から4連覇を果たしたが、2005年度の大会では準々決勝で敗退し、戦後初となる5連覇は実現しなかった。2011年度には東福岡が史上5校目の3連覇となる4回目の優勝を果たすなど、2000年代後半から2010年代は東福岡と大阪勢(主に東海大大阪仰星)が優勝校の座をほぼ占め、神奈川の桐蔭学園などが絡む構図となっている。

なお、花園ラグビー場では2017年から2018年9月まで、ラグビーワールドカップ2019の開催に向けてメインスタジアム(第1グラウンド)の座席増築・改修工事を実施していた。ただし、2017年度には当大会で使用するため、年末年始期間に工事を中断。この時の改修によって、ナイター照明設備が新たに設けられた。改修後の大会では、(照明設備のない第2・第3グラウンドを含めて)予定されている試合が日没に差し掛かることが見込まれる場合に、当該試合を翌日以降へ延期せず、当日にナイトゲームとして第1グラウンドで開催している。また、2019年度の第99回大会からは、直前(2019年の9・10月)に開催されたワールドカップの試合と同様に、10秒前からのカウントダウン方式で場内にキックオフを告げる演出が準決勝と決勝で施されている。

「記念大会」として開催する場合の対応[編集]

2010年度の第90回記念大会は北海道の南北2校・東京都の2地区・大阪府の3地区に加えて、埼玉県・神奈川県・愛知県・福岡県の4県から2代表が加わって55校で開催。2015年度の第95回記念大会でも、出場校を55校に増やしている。

2020年度には、第100回大会を記念大会として開催。「節目の大会を盛り上げながら、門戸を広げてラガーマンに希望を与える」という目的で、出場校を史上最多の63校にまで増やした。当初は64校の出場を計画していたが、第99回大会の直後(2020年1月)から日本国内で新型コロナウイルスへの感染が拡大している影響で、(例年より多く2校分の出場枠を設けた愛知・埼玉・福岡県および、都道府県別予選での準優勝校を北海道・東北・関東・北信越・東海・近畿・中国・四国・九州の各地区から1校ずつ出場させる「ブロック枠」を含めた)63校に変更。感染状況によって予選の中止を余儀なくされた地区には、当該地区を管轄する都道府県高校体育連盟のラグビー専門部などの選考による出場校の選出や、出場辞退を認めていた。ただし、実際には予選もブロック代表決定戦も全て開催されたため、記念大会の開幕1ヶ月前(11月28日)には63校が出揃っている。その一方で、例年の大会では出場校の主将が一堂に会する組み合わせ抽選会をオンライン(大会委員による代理抽選)方式で実施したほか、全試合を無観客で開催。大会期間中には出場校や大会の関係者から新型コロナウイルスへの感染者が出ず、天候にもおおむね恵まれたことから、当初の予定どおり全日程を消化している。

複数の高校が編成する「合同チーム」の扱い[編集]

ラグビーが「1チーム15人」という大人数の団体競技であることに加えて、多くのブロックでは、「1県につき1校」を基調に本大会への出場校を決めている。このため、予選への参加校数が他の都道府県を大きく下回る県では、特定の高校が何年にもわたって本大会への出場を続ける事例が見られる。さらに、近年は少子化の傾向やラグビーを「きつい、汚い、怪我が多い」として敬遠する風潮も相まって、過去の実績などから選手が集まりやすい「強豪校」以外の高校のラグビー部では部員が不足する事態が相次いでいる。

これに対して、大会を主催する高体連では、同一都道府県内での統・廃合が決まっている高校を対象に、統・廃合年までの2大会に限って「合同チーム」を編成することを容認。ただし、ラグビーと同様の事態に見舞われている他の団体競技(サッカー、バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、ソフトボール、アイスホッケー、ホッケー、水球)にもこのような措置が適用されたため、2022年度までは上記の要件を満たした「合同チーム」が予選を勝ち抜いても(インターハイの一環として開催される)全国大会へ出場できなかった。

しかし、高体連ではインターハイ開催基準要項のうち、ラグビーと上記8競技における「合同チーム」関連の規定を緩和することを第102回大会閉幕後の2023年1月24日に発表した。この改定では、「インターハイの一環」として同年4月から開催される全国大会に、同一都道府県内の複数の高校による「合同チーム」が参加することを容認。異なる都道府県の高校同士による「合同チーム」の編成を引き続き認めない一方で、部員数が大会出場条件を満たしていながら「競技の円滑な実施や安全対策の面で問題がある」と高体連が判断した高校への「特例」として、同一都道府県内の他校との「合同チーム」を編成できる旨の規定を新設した。このように改められたインターハイ開催基準要項は全国高校ラグビーにも適用されるため、2023年度の第103回大会からは、予選への参加要件を満たした「合同チーム」が予選を突破した場合にも本大会へ出場できる。もっとも、高体連ではラグビーへの適用に関して「勝利至上主義的な発想で合同チームを編成してはならない」との姿勢を打ち出しているため、「合同チーム」には「部員が14人以下の高校同士による編成」といったガイドラインに沿うことを新たに求めている。

ちなみに、第103回大会の福井県大会決勝(2023年11月5日)では、若狭東と敦賀工の合同チームが若狭に勝利。学校の統廃合以外の事情で編成された合同チームとしては最も早く、全国大会への出場権を獲得した。2023年に福井県内でラグビー部を設けている高校は上記の3校だけで、ラグビー部員が3人しかいなかった敦賀工には、全国大会に前年度(102回大会)まで7大会連続で出場していた若狭東ラグビー部(部員22人)との間で合同チームを組むことが規定の緩和に伴う「特例」で認められていた。一方の若狭東では、敦賀工との合同チームで全国大会への出場権を獲得したことが「初出場」とみなされたため、単独チームとしての連続出場記録が途切れることになった。

本大会の期間中に開催される「エキシビジョンマッチ」[編集]

高体連では2008年度から、「U18合同チーム東西対抗戦」(2010年度以降の名称は「U18合同チーム東西対抗戦~もうひとつの花園~」)を本大会の期間中に花園ラグビー場で開催。開催に際しては、全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会に参加した選手を対象に、所属高校の所在地によって選手を東西2チームに25人ずつに分けている。

その一方で、7人制ラグビーと女子ラグビーの普及・振興を目的に、2009年度に「女子7人制ラグビー東西対抗戦」・2010年度に「女子ラグビーユース7人制エキシビジョンマッチ」を花園ラグビー場の第1グラウンドで本大会の開会式直後に開催。いずれの試合でも、女性選手を東西2チームに11人(2009年度)・10人(2010年度)ずつに分けていた。さらに、2011年度からは「U18花園女子セブンズ~花園からオリンピックへ~」にリニューアル。2014年度までは、高校3年生以下の女子選手から選抜した40人を「ハイパフォーマンスの部」と「普及の部」で20人ずつ分けたうえで、10人制によるチームの対抗戦を「ハイパフォーマンスの部」と「普及の部」で別々に開催していた。なお、2015年度以降の試合は「U18花園女子15人制」(15人制のチームによる対抗戦)として実施。2020・2021年度は、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策の一環として、本大会の開会式・「U18合同チーム東西対抗戦」と合わせて開催を見合わせていた。

大会の日程[編集]

原則として1日おきの開催。これはラグビーの場合は連日の連戦にすると選手の疲労がたまるためである。元日(1月1日)も開催される。

その一方、決勝戦の日程を集客の望める土曜日・日曜日・祝日(成人の日)にずらすことは、1日程度の例 を除き基本的に行なわれなかったが、2015年度は記念大会による出場校増、選手の健康管理と集客面の観点から例年より日程間隔を空けることにし、準決勝を従来の1月5日ではなく準々決勝から4日空けて7日(木曜日)に、さらに決勝も3日空けて11日(第2月曜日=成人の日)に行なわれた。

2016年度・2017年度も決勝戦を週末や成人の日に開催したが、前年度を含め、以前より成人の日の決勝戦開催を実施している全国高等学校サッカー選手権大会決勝戦ないし準決勝と開催日時が重複するようになった。2017年度の決勝戦は、2018年1月7日(日曜日)に第54回全国大学ラグビーフットボール選手権大会決勝戦を開催するため 例年より1日遅くなり、全国高校サッカーに加え春の高校バレー決勝戦とも日程が重複した。

以上のように大学選手権や他の高校球技全国大会との日程の兼ね合いもあってか、2018年度・2019年度の決勝戦は、所定の7日(両年とも平日)に開催された。

100回記念大会で例年より出場校が増加した2020年度は、新型コロナウイルスへの感染拡大防止策として、全試合を無観客で開催。例年は30分ハーフで設定されていた1回戦で(かつて導入していた)25分ハーフを復活させたほか、出場校に対しては、試合会場へ入場できる(登録外選手やスタッフを含めた)関係者の総数を40名までに制限した。それでも、準決勝まで所定の日程で実施された後に、決勝戦を2021年1月9日(土曜日)に開催した。なお、同様に年末年始をかけて首都圏で開催される全国高等学校サッカー選手権大会も選手らの健康面を考えて連戦にしないよう配慮されるようになり、2021年度の第100回記念大会以後、高校サッカーの準々決勝までは1回戦の一部こそ日程が重複するが、ほぼ1日ごとに交互開催されるようになった。

  • 1回戦:12月27日(開会式終了後)・12月28日(2日間分割)
  • 2回戦:12月30日(シード校出場)
  • 3回戦:1月1日
  • 準々決勝:1月3日
  • 準決勝:1月5日
  • 決勝:1月7日

大会テーマソング(テレビ放送)[編集][編集]

初期
  • 第57回(1977年度)- 第66回(1986年度):「コバルトの空」(当時のTBS系共通スポーツテーマ) 作曲・レイモンド服部
    • 放送では使用されなくなった現在も、開会式の入場行進では、行進曲の最初に演奏されている。
    • KBS京都の京都大会中継はKBS京都エキサイトナイターのテーマ曲「ヨーロッパ万歳」に、秋田放送の秋田大会中継は、秋田放送ラジオのプロ野球中継や全県少年野球大会(東北中学総体軟式野球秋田大会)準決勝中継(決勝戦はテレビで放送)のテーマ曲として現在も使用中の「国民の象徴」に差し替えられるなど、JNNに加盟していない中継参加局の地方大会では使用しない例もあった一方、逆にJNN非参加局でもプロ野球中継でのTBSビジョンの提携やスポーツニュース素材の映像協力など、TBSグループと関係の深かったテレビ埼玉のように使用した局もあった。また後述の「COSMIC RUGBY」誕生後も地方大会で使用する局もあった。
  • 第67回(1987年度)-:「COSMIC RUGBY」(コズミックラグビー) 作曲・入間次朗
    • この楽曲は高校ラグビー中継専用に作られたものでJNN非加盟局でも使われている。
    • 第73回(1993年度)以降はオープニングのみ使用。
    • 第76回(1996年度)ではアレンジされたバージョンが使われたが、第80回(2000年度)の頃には元のバージョンに戻された。
    • 近年は使用頻度が減っており、第85回(2005年度)・第87回(2007年度)の決勝では全く使われなかった。その後、第93回(2013年度)・第94回(2014年度)の決勝では、ハーフタイムに試合前半を振り返るVTRで使用された。
    • なお一部地方局の県予選決勝では引き続き使用されているケースが多い(例:三重テレビ制作の三重県大会、テレビ和歌山制作の和歌山県大会、大分放送ラジオ制作の大分県大会など)。また秋田放送では高校ラグビーの話題を取り上げる際に高校サッカーにおける「ふり向くな君は美しい」と同じ形式でBGMとして流れている。
  • 第72回(1992年度)までは、エンディングテーマとして太川陽介「青春にトライ!」が使われていた。
第73回 - 第84回および第89回以降のエンディングテーマ

 ちなみにハイライト番組ではオープニング、CM前のアイキャッチ、エンディングで使用されている。

  • 第73回(1993年度):ときめきからBEGIN/松田博幸
  • 第74回(1994年度):What do you love?/MASAKI
  • 第75回(1995年度):未来の扉/山口由子
  • 第76回(1996年度):この情熱はダイヤモンド/宇徳敬子
  • 第77回(1997年度):Dream'in Love/小松未歩
  • 第78回(1998年度):Not Too Late/稲葉浩志
  • 第79回(1999年度):真冬の星座たちに守られて/広末涼子
  • 第80回(2000年度):日だまりにて/ゆず
  • 第81回(2001年度):いつものところへ/0930
  • 第82回(2002年度):Believe again/SAYAKA
  • 第83回(2003年度):Slide show/矢井田瞳
  • 第84回(2004年度):コンパス/Sound Schedule
  • 第89回(2009年度):One/Aqua Timez
  • 第90回・第91回(2010年度・2011年度):風に吹かれて/Aqua Timez
  • 第92回(2012年度):インゴール/NMB48
  • 第93回・第94回(2013年度・2014年度):熱くなれ/ニホンジン
  • 第95回・第97回 - 第100回(2015年度・2017年度 - 2020年度):ハナツ/スキマスイッチ
  • 第96回(2016年度):ハナツ premium ver./スキマスイッチ
  • 第101回・第102回(2021年度・2022年度):走り続けた日々/ケツメイシ
  • 第103回:値千金/SUPER BEAVER

「ハナツ」のオリジナルバージョンについては、第98回(2018年度)で再開されたラジオ中継でも、オープニングとエンディングに使用。新型コロナウイルス感染拡大の影響で第100回大会の開催が危ぶまれていた2020年7月からは、総勢300名(スキマスイッチ、ハイライト番組キャスターの大畑・小島、高校生時代に当大会への出場経験があるラグビートップリーグ加盟チームの選手など)がpremium ver.(プレミアムバージョン)を歌った 「今こそONE TEAM!『全国高校ラグビー100回大会』テーマソング リモート合唱動画」 が、毎日放送のYouTube公式チャンネルで配信されている。

「ノーサイド」

第85回(2005年度)から第88回(2008年度)までは松任谷由実の「ノーサイド」が大会テーマソングに定められ、毎年若手アーティストがカバーしていた。

  • 第85回(2005年度):Fonogenico
  • 第86回(2006年度):キンモクセイ
  • 第87回(2007年度):高杉さと美
  • 第88回(2008年度):LOVE

大学やトップリーグの会場では「ジャパンラグビー応援ソング」の『威風堂々』(ゆず)が流されることが多いが、高校ラグビー本大会ではこれらの曲が流れることが多い。なお、「COSMIC RUGBY」が使用されるようになって以来、CM前のアイキャッチとして使われるようになった曲は、かつて「プロ野球ニュース」内「クイズまとめてホームラン」の正解音楽としても使われたことがある。

大会キャラクター[編集][編集]

大会キャラクターが初めて起用されたのは第81回大会(2001年度)で、この時はイメージキャラクターとして井川遥 が起用された。第83回大会(2003年度)では、前年度にテーマソングを担当した神田沙也加(当時の芸名はSAYAKA)が起用された。

第85回大会(2005年度)より大会キャラクターとしてミスマガジンから1人起用されていたが、必ずしもグランプリ受賞者が起用されるとは限らなかった。「全国高校サッカー」の応援マネージャー(2007年度はミスマガ2005 グランプリの北乃きい)のように現役高校生の学齢のみという限定はないが(2006年度の入船、2007年度の鹿谷が全日制高校卒業済みの学齢)、2008年度以降は現役高校生の学齢の受賞者が続いた。キャラクターは森喜朗日本ラグビーフットボール協会会長(当時)より直々に任命され、ツーショットを披露することが慣例だった。

  • 第85回(2005年度):中村優(ミスマガ2005 審査員特別賞)
  • 第86回(2006年度):入船加澄実(ミスマガ2006 審査員特別賞)
  • 第87回(2007年度):鹿谷弥生(ミスマガ2007 グランプリ)
  • 第88回(2008年度):桜庭ななみ(ミスマガ2008 グランプリ)
  • 第89回(2009年度):小林さり(ミスマガ2009 グランプリ)
  • 第90回(2010年度):清水富美加(ミスマガ2010 ミス週刊少年マガジン)
  • 第91回(2011年度):秋月三佳(ミスマガ2011 ミス週刊少年マガジン)

ミスマガジンは2012年度に休止が発表されたため、同年度はMBSの中継テーマソング(上述)を歌うNMB48が「応援サポーター」として起用された。2013年度から2020年度までは、グラビアアイドルとしても活動するハイライト番組キャスターの小島瑠璃子が、単独でポスターや看板などに登場。2021年度・2022年度は、小島と同じホリプロ所属の木下彩音(2015年の第40回ホリプロタレントスカウトキャラバングランプリ受賞者)が、小島からキャスターと大会キャラクターの役割を引き継いでいた。ただし、2023年度は女性のタレントをハイライト番組のキャスターに起用していない。

マスコット[編集]

「毎日ラグビー坊や」という高校ラガーマンをモチーフとしたマスコットキャラクターが存在する。「青春にトライ!」のキャッチフレーズとともに第66回(1986年度)大会よりテレビ中継のオープニング、エンディング、アイキャッチで使用されている。デザインとしてはパスを受けランニングする絵とインゴールにグラウンディングする絵があるが、横向きしかない。かつて場外に上げられていたアドバルーンや現在場内に表示される看板も横向き。

その後、1996年より東大阪市のマスコットとして、プレイヤーを模した「トライくん」、ラグビーボールを模した「ラボちゃん」が制定され、ラグビー場周辺のマンホール蓋や街路灯にあしらわれるようになった。こちらは正面向きの着ぐるみも作られ、大会期間中ラグビー場に出没する。

さらに2009年、全国高校体育連盟・ラグビー専門部のマスコットとして、プレイヤーを模した「ダイラ」、相棒の熊型ロボット「タックルリン」が制定された。

これら3種類ともキャラクターグッズは存在し、花園ラグビー場内外でバラバラに販売されている。

なお、地上波のテレビ中継を担当するMBSのマスコットキャラクター「らいよんチャン」も、大会の直前から終了まではラグビー選手に扮したバージョンに差し替える。第95回(2015年度)では、佐賀工時代に3年連続で大会へ出場した五郎丸歩が日本代表(エディーJAPAN)としてラグビーワールドカップ2015で活躍したことにちなんで、いわゆる「五郎丸ポーズ」を模した日本代表バージョンが使われた。

大会ポスターのキャッチコピー[編集]

  • 第88回(2008年度):闘志をあばけラグビー魂。
  • 第89回(2009年度):ボールは託した
  • 第90回 - (2010年度 - ):花園から世界へ

毎日放送では第100回以降、独自のキャッチコピーをつけている。

  • 第100回(2020年度):100th 乗り越えるチカラ
  • 第101回(2021年度):想いひとつ

出場経験者[編集]

監督として出場[編集]

太字は優勝経験者。

  • 相亮太 - 流通経済大柏
  • 綾部正史 - 大阪桐蔭
  • 新井隆吉 - 保善
  • 荒川博司 - 大阪工大高
  • 有賀健 - 日川
  • 岩出雅之 - 八幡工
  • 梅木恒明 - 目黒
  • 梅本勝 - 江の川、尾道、倉敷
  • 小城博 - 佐賀工
  • 勝野大 - 岡谷工
  • 鎌田徳治 - 秋田工
  • 神尾雅和 - 大東大一
  • 川勝主一郎 - 花園
  • 川村幸治 - 布施工
  • 記虎敏和 - 啓光学園
  • 黒澤光弘 - 秋田工
  • 権晶秀 - 大阪朝鮮
  • 西條裕朗 - 報徳学園
  • 佐藤忠男 - 秋田工
  • 霜村誠一 - 桐生第一
  • 杉本誠二郎 - 常翔啓光学園
  • 園部暢 ‐ 京城師範
  • 高桑栄一 - 秋田工
  • 高崎利明 - 伏見工
  • 高崎米吉 - 保善
  • 竹田寛行 - 御所工/御所実
  • 田中克己 - 天理
  • 谷崎重幸 - 東福岡
  • 土井崇司 - 東海大仰星
  • 塚田朗 - 熊谷工
  • 中野直 - 秋田工
  • 中村誠 - 國學院久我山
  • 新島清 - 福岡
  • 野上友一 - 大阪工大高/常翔学園
  • 浜野昭夫 - 國學院久我山
  • 平池三記 - 常翔学園
  • 藤田雄一郎 - 東福岡
  • 藤原秀之 - 桐蔭学園
  • 松澤友久 - 相模台工
  • 三重野達 - 大分舞鶴
  • 宮地真 - 春日丘/中部大春日丘
  • 山口良治 - 伏見工
  • 山田耕二 - 西陵商
  • 湯浅大智 - 東海大仰星/東海大大阪仰星
  • 湯浅泰正 - 京都成章
  • 吉岡肇 - 國學院栃木

日本代表選手[編集]

太字は7人制日本代表または元7人制日本代表

現役引退した選手[編集]

  • 太田治 - 秋田工
  • 桜庭吉彦 - 秋田工
  • 瀬下和夫 - 秋田工
  • 土田雅人 - 秋田工
  • 吉田義人 - 秋田工
  • 大西将太郎 - 啓光学園
  • 苑田右二 - 啓光学園
  • 吉田明 - 啓光学園
  • 中道紀和 - 啓光学園
  • 安田昇 - 啓光学園
  • 天野義久 - 國學院久我山
  • 上村康太 - 國學院久我山
  • 砂村光信 - 國學院久我山
  • 本城和彦 - 國學院久我山
  • 今里良三 - 報徳学園
  • 萩本光威 - 報徳学園
  • 後藤翔太 - 桐蔭学園
  • 四宮洋平 - 桐蔭学園
  • 金澤良 - 大阪工大高
  • 河瀬泰治 - 大阪工大高
  • 辻本裕 - 大阪工大高
  • 藤田剛 - 大阪工大高
  • 大八木淳史 - 伏見工
  • 平尾誠二 - 伏見工
  • 細川隆弘 - 伏見工
  • 元木由記雄 - 大阪工大高
  • 小林日出夫 - 目黒
  • 松尾雄治 - 目黒
  • 水谷眞 - 目黒
  • 阿刀裕嗣 - 福岡
  • 土屋俊明 - 福岡
  • 大畑大介 - 東海大仰星
  • 豊田真人 - 東海大仰星
  • 後川光夫 - 天理
  • 氏野博隆 - 天理
  • 大久保吉則 - 天理
  • 伊藤忠幸 - 保善
  • 島崎文治 - 保善
  • 坂田正彰 - 新田
  • 向井昭吾 - 新田
  • 淵上宗志 - 佐賀工
  • 山口智史 - 佐賀工
  • 青井達也 - 天王寺
  • 青木忍 - 大東大一
  • 原進 - 諫早農
  • 石田元成 - 西陵商
  • 今泉清 - 大分舞鶴
  • 遠藤幸佑 - 中標津
  • 梶原宏之 - 日川
  • 清宮克幸 - 茨田
  • 薫田真広 - 岐阜工
  • 熊谷皇紀 - 東福岡
  • 栗原徹 - 清真学園
  • 草津正武 - 熊本工
  • 笹田学 - 盛岡工
  • 辻高志 - 茗溪学園
  • 難波英樹 - 相模台工
  • 野村直矢 - 正智深谷
  • 長谷川慎 - 東山
  • 廣瀬佳司 - 島本
  • 堀越正巳 - 熊谷工
  • 宮井国夫 - 北見北斗
  • 宮地克実 - 四条畷
  • 村田亙 - 東福岡

現役選手[編集]

  • 有田隆平 - 東福岡
  • 小川高廣 - 東福岡
  • 垣永真之介 - 東福岡
  • 竹下祥平 - 東福岡
  • 豊田将万 - 東福岡
  • 布巻峻介 - 東福岡
  • 藤田慶和 - 東福岡
  • 古川聖人 - 東福岡
  • 山本秀文 - 東福岡
  • 和田耕二 - 東福岡
  • 宇薄岳央 - 東海大仰星
  • 小原政佑 - 東海大仰星
  • 木津武士 - 東海大仰星
  • 正面健司 - 東海大仰星
  • 松延泰樹 - 東海大仰星
  • 安井龍太 - 東海大仰星
  • 山中亮平 - 東海大仰星
  • 吉田朋生 - 東海大仰星
  • 麻田一平 - 大阪工大高
  • 橋野皓介 - 大阪工大高
  • 松井千士 - 常翔学園
  • 松原裕司 - 大阪工大高
  • 森田恭平 - 大阪工大高
  • 川俣直樹 - 正智深谷
  • クリスチャン・ロアマヌ - 正智深谷
  • 篠塚公史 - 正智深谷
  • ホラニ龍コリニアシ - 正智深谷
  • ロトアヘアポヒヴァ大和 - 正智深谷
  • 大田尾竜彦 - 佐賀工
  • 五郎丸歩 - 佐賀工
  • 立川剛士 - 佐賀工
  • 山村亮 - 佐賀工
  • 小倉順平 - 桐蔭学園
  • 堀越康介 - 桐蔭学園
  • 松島幸太朗 - 桐蔭学園
  • 望月雄太 - 桐蔭学園
  • 石原慎太郎 - 東京
  • 斉藤祐也 - 東京
  • 相馬朋和 - 東京
  • 堀江恭佑 - 東京
  • 佐々木隆道 - 啓光学園
  • 金正奎 - 常翔啓光学園
  • 山下楽平 - 常翔啓光学園
  • 今村雄太 - 四日市農芸
  • 後藤駿弥 - 四日市農芸
  • 坂井克行 - 四日市農芸
  • 田中史朗 - 伏見工
  • 北川俊澄 - 伏見工
  • 松田力也 - 伏見工
  • 中嶋大希 - 深谷
  • 橋本大吾 - 深谷
  • 山沢拓也 - 深谷
  • 合谷和弘 - 流通経済大柏
  • 高森一輝 - 流通経済大柏
  • 湯原祐希 - 流通経済大柏
  • 茂野海人 - 江の川
  • 山本浩輝 - 石見智翠館
  • 坂手淳史 - 京都成章
  • 矢富勇毅 - 京都成章
  • 笠木大 - 天理
  • 立川理道 - 天理
  • 吉田大樹 - 東農大二
  • 小瀧尚弘 - 鹿児島実
  • 中村亮土 - 鹿児島実
  • 羽野一志 - 西陵
  • 藤井淳 - 西陵商
  • 庭井祐輔 - 報徳学園
  • 日和佐篤 - 報徳学園
  • 有賀剛 - 日川
  • 青木佑輔 - 國學院久我山
  • 伊藤平一郎 - 大分舞鶴
  • 稲垣啓太 - 新潟工
  • 大島佐利 - 國學院栃木
  • 小澤大 - 岐阜工
  • 菊谷崇 - 御所工
  • 仙波智裕 - 八幡工
  • 平浩二 - 長崎南山
  • 谷口到 - 茗溪学園
  • 田村優 - 國學院栃木
  • 坪井秀龍 - 岡山工
  • 長友泰憲 - 高鍋
  • 流大 - 荒尾
  • 成田秀悦 - 秋田工
  • 畠山健介 - 仙台育英
  • 平島久照 - 熊本西
  • 姫野和樹 - 春日丘
  • 福岡堅樹 - 福岡
  • 村田大志 - 長崎北陽台
  • 横山伸一 - 山形中央
  • リーチマイケル - 札幌山の手

その他[編集]

  • 阿部康雄 - 新潟商(競輪選手)
  • 大西一平 - 大阪工大高(神戸製鋼の日本選手権V4〜V6時代の主将)
  • 加藤康雄 - 江の川(芸人)
  • 清雲栄純 - 日川(サッカー選手、サッカー指導者)
  • クハラカズユキ - 北見北斗(ドラマー)
  • こじまラテ - 大阪桐蔭(本名:小島潤一、清水建設ブルーシャークスの元・選手で、引退後はお笑いトリオ「なにわスワンキーズ」を経てピン芸人として活動)
  • 近藤修司 - 東海大一(プロレスラー)
  • 酒井宏之 - 大東大一(俳優)
  • 佐々木卓 - 早大学院(TBSホールディングスおよびTBSテレビ代表取締役社長)
  • 佐野正文 - 秋田工(新日鉄釜石ラグビー部の元副将)
  • 武見敬三 - 慶應義塾(厚生労働大臣、参議院議員、東海大学教授)
  • タックルながい。 - 報徳学園(本名:長位章充(ながい あきよし)、芸人、吉本新喜劇の劇団員)
  • 中道貴之 - 木本(陸上競技選手(短距離))
  • 橋下徹 - 北野(弁護士、大阪市長、大阪府知事、政界引退後の2021年度に大会ダイジェスト番組のスペシャルキャスターを務める)
  • 藤山一郎 - 慶應義塾普通部(本名:増永丈夫、歌手・作曲家)
  • ぼんちきよし - 啓光学園(芸人)
  • マキノ雅弘 - 京都一商(本名:牧野正唯、映画監督)
  • 誠直也 - 福岡電波(本名:古川誠剛、俳優)
  • 松瀬学 - 修猷館(スポーツライター)
  • 吉田敏洋 - 西陵商(競輪選手)
  • 若松将弘 - 西陵商(競輪選手)
  • 渡邉大吾 - 天理(競輪選手)


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