You can edit almost every page by Creating an account. Otherwise, see the FAQ.

世界

提供:EverybodyWiki Bios & Wiki
移動先:案内検索

英: World、梵: loka-dhaatu、羅: mundus)とは、以下の概念を指す。

  • 地球上の人間社会のすべて。人間の社会全体。限定された社会ではなく、全ての社会の集合、全人類の社会を指す。地球上の全ての国。万国の意。特定の一国ではなく全ての国々ということ。報道・政治等で多用される用法。例:「世界のトヨタ」「世界経済」「世界の歴史」「世界人口」「世界の地理」。類義語に「国際」や「グローバル」。
  • 海外や外国と言う意味 - 上記の意味から文脈上の自国を除いた部分。
  • 世の中。人の住むところ。例:「世界が狭い」。類義語に「世間」。
  • すべての有限な事物や事象の全体。宇宙。
  • 特定の範囲。例:「勝負の世界」。
  • 同類の者の集まり、またその社会。例:「学者の世界」「役者の世界」「芸術家の世界」。
  • 特定の文化・文明を共有する人々の社会やそのまとまりを指す。「キリスト教世界」「イスラム世界」。また「第一世界」「第二世界」「第三世界」のように冷戦体制下で見られた陣営ごとの国々のまとまりを指すこともある。
  • 歌舞伎や浄瑠璃で、特定の時代・人物による類型。例:「義経記の世界」。
  • (仏教用語、loka-dhaatu) 宇宙の中のひとつの区域で、一仏の教化する領域。例:「三千大千世界」「娑婆世界」。
  • 生物が外界を認識する過程で主観体験として構築する「環世界」など。

概説[編集]

実用上は人類が定常的に活動している物理的な領域の全体を指すことが多い(「世界的〇〇」や「世界各国」など)が、それ以外にも上述のように「世界」という言葉は多義的に用いられる。主として何らかの社会と関連のある空間を意味する多義的な言葉である。人間など命あるものと関連づけられた、社会的、政治的、経済的ないし人文地理的概念として用いられることが多い。

類義語にあたる「社会」では、集団や共同体に焦点が当てられており、縁故等の対人関係までが連想される。「世界」は空間概念としては現代では(人々の活動範囲が広がったため)「地球上の全地域」を意味することが多いが、「地球」は日本語では人類の活動の場という意味合いをあまり含めず、自然科学的側面からみた物体や物理的空間としての用例が多い。今後、人類の定常的な活動が宇宙にも拡がった場合、「世界」に含める物理的な領域が宇宙空間や他の惑星にも拡張される可能性がある。

世界、および、世界における人間のありかたについての、まとまった考え方のことを「世界観」と呼んでいる。人生観とも部分的に重なるが、人生観よりも広い範囲を指し、人生観同様、多分に情緒的な評価づけを含んでいる。なお、「世界像」は世界観とは異なり、世界を外から眺めるような態度であり、そこでは、世界はあくまでも知的、客観的な分析の対象である。ただし、世界像はしばしばその時代に応じた検証を受け、伝統的な世界観を突き崩し、新しい世界観の知的基盤となることがある。言い換えれば、世界観とは各時代の各地に住む人びとの生活体験や伝統的な観念を基礎とし、知的体系としての世界像とむすびついて、各人の生き方や行動の指針となる考え方という意味である。

人間界の個人や集団が所属ないし活動する、物理的・社会的・心理的な領域を指して用いられることが多いが、人間以外の生物のそれ、あるいは非生物や抽象的事象の領域等に対して用いられることもある。本稿においては、主に人間界のそれについて述べる。



Read or create/edit this page in another language[編集]