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上智大学

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上智大学(じょうちだいがく、英: Sophia University、羅: Universitas Sedis Sapientiae)は、東京都千代田区紀尾井町7番1号に本部を置く日本の私立大学で、日本で唯一の教皇庁立大学で あり、最難関私立大学の一角としても知られる。

概観[編集]

大学全体[編集]

上智大学は、世界最大の教育機関運営組織(在学生は全世界で約291万人)でもあるキリスト教のカトリック修道会イエズス会が開設し、現在は学校法人上智学院が経営する大学である。日本初のカトリック教会系大学である。アメリカ合衆国のジョージタウン大学、フォーダム大学、ボストンカレッジ、イタリアのグレゴリアン大学、韓国の西江大学校など、世界各国のイエズス会系校と提携関係にあるほか、2020年3月現在、アメリカのイエール大学やペンシルベニア大学、イギリスのエディンバラ大学、オーストラリアのシドニー大学やメルボルン大学、中国の清華大学など、世界の373大学と協定を結んでいる。

上智大学の起源は、1549年(天文18年)、カトリック教会イエズス会の宣教師であったフランシスコ・ザビエルが、日本人の旺盛な知的好奇心や高い道徳性、誠実性に感銘を受けたこと、また当時の足利学校や五山における高度な学問・教育の存在を知り、「日本のミヤコ(都)に大学を」と日本での高等教育機関開設を構想したことにある。しかし、ザビエルの志は禁教令により叶わず、改めて1905年(明治38年)にローマ教皇ピウス10世が、日本での高等教育機関設立をイエズス会に託し、ウィリアム・オコンネル司教を親善大使として明治天皇宛に親書を託し派遣。オコンネル司教が東京市長、帝国大学総長、桂太郎首相と精力的に会談を重ねた結果、1913年(大正2年)に専門学校令による上智大学が設立され、哲学科・ドイツ文学科・商科を開設。校地には、元陸軍大臣高島鞆之助の所有地や陸軍大将大島久直らの邸宅が選ばれた。なお、現在の四谷キャンパス一帯は、明治維新まで徳川御三家の一つである尾張徳川家の中屋敷であった。

1928年(昭和3年)に大学令による大学として新発足し、文学部に哲学科・文学科、商学部に商学科を開設。1948年(昭和23年)に新制大学として発足し、文学部と経済学部を開設。1949年(昭和24年)に国際部(International Division)を開設。1951年(昭和26年)に私立学校法により学校法人上智学院となる。1957年(昭和32年)に法学部を開設。1958年(昭和33年)に神学部と文学部外国語学科を改組し外国語学部を開設。1962年(昭和37年)に理工学部を開設し、これにより人文科学・社会科学・自然科学を研究・教育する総合大学となる。1987年(昭和62年)に比較文化学部を開設。2004年(平成16年)に大学院法学研究科法曹養成専攻(法科大学院)を開設。2005年(平成17年)に総合人間科学部を開設。2006年(平成18年)に比較文化学部を改組し国際教養学部を開設。2011年(平成23年)に同じカトリック系で看護学部看護学科を擁する聖母大学を合併し、総合人間科学部に看護学科を設置。2014年(平成26年)に同じカトリック系で医学部医学科を擁する聖マリアンナ医科大学と研究・教育の包括連携協定を締結。同年、総合グローバル学部を開設。2024年(令和6年)現在、大学に9学部、大学院に11研究科を設置する総合大学となっている。

大学創立以来、政界・財界・官界・学界、特に外務省や国際連合などの国際機関に数多くの卒業生を輩出してきたほか、日本最古のマスコミュニケーション学科である文学部新聞学科を擁し、マスコミ界にも数多くの卒業生を輩出してきた。

イギリスの高等教育情報誌タイムズ・ハイアー・エデュケーション(The Times Higher Education、THE)が発表した『THE世界大学ランキング日本版2018』によると、慶應義塾大学、早稲田大学に次ぐ国内私大3位に位置している。また、イギリスの大学評価機関クアクアレリ・シモンズ(Quacquarelli Symonds、QS)が発表した『QS世界大学ランキング2020』によると、早稲田大学、慶應義塾大学に次ぐ国内私大3位に位置している。

建学の精神(校訓・理念・学是)[編集]

他者のために、他者とともに」( For Others, With Others

教育精神は「他者のために、他者とともに」( For Others, With Others )。これは設立母体であるカトリックイエズス会の教育目標でもあり、「自分の才能や学びの成果を他者のために役立て、他者に奉仕することが、人間的成長につながる」という考えである。

大学名の由来[編集]

上智」という名称は、創設者の一人であるジェームズ・ロックリフ神父やヘルマン・ホフマン神父(初代学長)が書いた手紙に「神からの知恵」を意味していると残されている。「神からの知恵」とは、ラテン語で"Sapientia"(サピエンツィア)で「叡智」を意味し、ギリシア語ではσοφίᾱ(Sophia、ソフィア)という。その意味は「人を望ましい人間へと高める最上の叡智」であり、上智大学は大学名そのもので理念や建学の精神を表している。カトリック教会で聖母マリアを讃える祈りの中に「Sedes Sapientiae、上智の座」という言葉があり、創立当初の校名の説明に用いられている。正門の校章には、"UNIVERSITAS SEDIS SAPIENTIAE"(「上智の座の大学」)と刻まれている。

教育および研究[編集]

人文科学・社会科学・自然科学系の9学部29学科すべてが四谷キャンパスに集結しており、文理融合型キャンパスとなっている。このため、文理や専門の枠を超えて学ぶ全学部対象の全学共通科目や語学科目に加え、他学部他学科履修制度が整っており、学部学科の壁を越えた学際的な学びが可能となっている。理工系学部の場合、早稲田大学基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部の西早稲田キャンパスや慶應義塾大学理工学部の日吉・矢上キャンパスのように、文系学部とは別のキャンパスになることが多いが、上智大学理工学部は文系学部と同じ四谷キャンパスで教育・研究が行われている。このため、他学部他学科履修制度を利用し、理工学部の学生が人文科学・社会科学系学部の講義を受講し、幅広い見識を培うことが可能である。

欧米の大学の学部レベルにおける一般教養(リベラル・アーツ)重視の姿勢に倣い、所属学部・学科以外の学部・学科の講義の多くを卒業単位に含められるカリキュラムを取っている。一方で、学内での一般教養の学習を強要せず、多くの学科で専門性を重視する傾向もある。また、米国、英国、ドイツ、フランス、スペイン、ラテンアメリカ諸国、北欧、ロシア、韓国、香港などに42ヶ国/地域168校の交換留学協定大学があり、年間多数の学生が留学(その約9割が交換留学)している。カトリック系の大学であるため、一般教養科目にキリスト教や西洋哲学関連の講義が多い。

2013年に創立100周年を迎えるにあたっての記念事業として上智大学出版から『叡智を生きる』(2009年)が刊行された。上智大学のめざす「キリスト教ヒューマニズム」教育の具体化として、全学共通の80数科目の「キリスト教人間学」科目群を挙げている。

学風および特色[編集]

国際的教育・研究[編集]

上智大学では語学教育を重視しており、22言語(英語、日本語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語、イタリア語、中国語、コリア語、ロシア語、ポルトガル語、ラテン語、インドネシア語、フィリピン語、アラビア語、タイ語、ペルシア語、カンボジア語、ビルマ語、トルコ語、ベトナム語、ヒンディー語、スワヒリ語)の語学科目が開講されている。なお、上智大学のシラバスにおいては、韓国語を「コリア語」、スペイン語を「イスパニア語」、ヘブライ語を「ヒブル語」と表記している。

留学生、帰国子女や留学経験者、外国人教員が多く、英語やドイツ語などの外国語による講義も各学部で開講されている。国際教養学部の講義は全て英語となる。上智大学からは1006人が日本国外の大学へ留学した(2019年度)。外国人学生の国籍は88か国に及び、外国語で授業が行われている授業は834科目、交換留学協定校および学術交流協定校は373校である。四谷キャンパスでは6人に1人が外国人教員であり、外国人学生は1873人、22言語の語学科目が用意されており、大学図書館では20か国約80紙の新聞を読むことができる。

国際機関との連携[編集]

上智大学は、国際連合をはじめとする国際機関との強いネットワークをもつ。これまでに国連世界食糧計画(WFP)、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、国連開発計画(UNDP)、国際連合教育科学文化機関(UNESCO)、国際連合大学サステイナビリティ高等研究所 (UNU-IAS) 、国連食糧農業機関(FAO)、国連人口基金東京事務所(UNFPR)、国連訓練調査研究所(UNITAR)、アフリカ開発銀行(AfDB)アジア代表事務所、アジア開発銀行(ADB)、米州開発銀行(IDB)、アフリカ開発銀行(AfDB)、経済協力開発機構(OECD)本部、国際協力推進協会 (APIC)、日本ユネスコ協会連盟、国際協力機構(JICA)などの国際機関と協定を締結している。 2017年にはアントニオ・グテーレス国連事務総長、フィリッポ・グランディ国連難民高等弁務官が来校し講演をしている。また、年2回「国連Weeks」と呼ばれる国際関係について学ぶ週間があり、世界各国の国際機関高官が招聘される。

緒方貞子(前国連高等難民弁務官)は上智大学名誉教授であり、教授であった当時模擬国連を日本に普及させたことで知られている。赤谷源一(日本人初の国連事務次長、1942年経済卒)や久山純弘(元国連事務次長補、院修了)、星野俊也(元国際連合日本政府代表部大使次席常駐代表、1979年外英卒)、山下真理(国際連合事務総長代表兼国際連合コソボ暫定行政ミッション (UNMIK) ベオグラード事務所長、1988年法国関法卒)など、多くの卒業生が国際機関で活躍している。

ローマ・カトリック教会やイエズス会との連携[編集][編集]

上智大学はローマ・カトリック教会やイエズス会との強いネットワークをもつ。1981年には教皇ヨハネ・パウロ2世が、2019年には教皇フランシスコがそれぞれ訪日時に上智大学を訪問している。第30代イエズス会総長のアドルフォ・ニコラスは上智大学神学部の出身であり、神学部教授でもあった。中世から神学部を起点として発展してきたヨーロッパの大学の伝統を受け継ぐ上智大学神学部は日本で唯一のカトリック神学部である。また、上智大学神学部は文部省(当時)から神学部神学科として認可を受ける前からローマ教皇庁「神学校および大学聖庁」により教会認可神学部(Facultas ecclesiastica theologiae)として認可を受けており、神学系コースを経て大学院に進み所定の課程を修めるとローマ教皇庁認可の学位(STB/STL/STD)を取得できる。

上智大学において、イエズス会士やカトリック信者の教員は少なくはないが、カトリックとほぼ無縁の生活を送る学生や教員も多い。ただし、神学部の学生でなくても、聖書やキリスト教に関して信仰や理解を深めたり、聖イグナチオ教会などで祈りを捧げたりすることは可能である。日本国外からの留学生も宗教に関わらず、キリスト教他派教徒、仏教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒など多様性に富んでいる。上智大学の教員は、カトリック信徒もしくはキリスト者であることは要件とされていない。

沿革[編集]

略歴[編集]

16世紀にイエズス会の宣教師として来日したフランシスコ・ザビエルが、日本の首都に大学を建学したいという意思をローマへ書き送っており、上智大学はこれが同大学設立に結びついたとしている。数世紀を経た後の1906年(明治39年)に教皇ピウス10世はイエズス会に対し、日本へ宣教師を派遣して高等教育機関を設置することを要請した。これを受けて1908年(明治41年)、日本に大学を設立するために3人のイエズス会員がドイツ汽船・プリンツェス・アリーセ号で横浜に上陸し、1911年(明治44年)に財団法人上智学院を設立、1913年に専門学校令による大学を開校した。その後、1928年には大学令による大学となり、文学部と商学部から成る旧制大学となった。

第二次世界大戦の敗戦後、上智大学はGHQ/SCAPの兵士とその子弟の高等教育機関として指定され、国際部夜間部が設立された。同部は比較文化学部への改組を経て、現在の国際教養学部の源流となった。

イエズス会が男子修道会であったことから、1957年までは男子のみが入学を許可されていた。

2013年には創立100周年を迎え、様々な企画が実施された(文献参照)。

2014年から実用英語技能検定などを実施している日本英語検定協会と上智が共同で開発したTEAP利用型入試を実施。

2019年11月26日、ローマ教皇フランシスコが日本の大学の中で唯一、本学四谷キャンパスを訪問。

  • 「『叡智の座の大学』で学ぶ者へ」スピーチ全文
  • 教皇フランシスコからのメッセージ - 上智大学YouTubeチャンネル

年表[編集]

  • 1549年 - 聖フランシスコ・ザビエルの来日。日本の首都に神学部、法学部、医学部を含む総合大学をという希望をローマへ書き送る。上智大学では、同学のウェブサイトにおいて、これが「上智大学設立に結びついた」としている。
  • 1906年 - 教皇ピウス10世がイエズス会に対し、日本への高等教育機関設置を要請。
  • 1908年 - 3人のイエズス会員、ヨゼフ・ダールマン(独)、アンリ・ブシェー(仏)、ジェームズ・ロックリフ(英)が来日。
  • 1911年 - 財団法人上智学院設立。
  • 1913年 - 専門学校令により上智大学(哲学科、独逸文学科、商科)を設立、ヘルマン・ホフマンが初代学長に就任。
  • 1920年 - 聖アロイジオ塾(学生寮の前身)が発足。
  • 1923年 - 関東大震災の余震により赤レンガ校舎が倒壊。
  • 1928年 - 大学令による上智大学(文学部哲学科、文学科・商学部商学科)を設立。
  • 1931年 - 専門学校令による上智大学廃止。夜間の外国語専修学校を設立(1946年廃止)。新校舎(現1号館)の竣工。
  • 1932年 - 専門部(経済科、法科、商科、新聞学科)を開設。大学の新聞学科は日本初[要検証 – ノート]
  • 1933年 - 上智大生靖国神社参拝拒否事件が発生。
  • 1934年 - 専門部が高等学校大学予科と同等以上と指定される。
  • 1935年 - 初めてアメリカのジョージタウン大学に学生を送る。教皇ピウス11世の要請により『カトリック大辞典』の編纂開始。
  • 1937年 - 専門部の夜間授業を昼間授業に改める。
  • 1939年 - ヨハネス・ラウレス教授によりキリシタン文庫を設立。
  • 1942年 - 文学部史学科を設置。大学予科を2年制から3年制に改める。
  • 1943年 - 本学学生が学徒出陣壮行会に参加、経済学部(商学部から改称)を閉鎖。
  • 1944年 - 興亜工業大学(現千葉工業大学)が学院内に移転、興亜工業大学との吸収合併問題が発生する。
  • 1946年 - 公開講座(公開学習センターの前身)を開講。
  • 1947年 - 石神井キャンパスを開設。
  • 1948年 - 新制大学へ改組(文学部哲学科・史学科・英文学科・独逸文学科・新聞学科、経済学部経済学科・商学科)、文学部哲学科にローマ聖座立認可。留学制度復活。
  • 1949年 - 国際部を設立。
  • 1950年 - 真田堀グラウンドを開設。
  • 1951年 - 私立学校法による学校法人上智学院を設立。大学院神学研究科(神学専攻)、哲学研究科(哲学専攻)、西洋文化研究科(西洋文化専攻)、経済学研究科(経済学専攻)修士課程を開設。旧制専門部廃止。
  • 1952年 - 文学部に教育学科増設。国際カトリック大学連盟(英語版)の正会員大学となる。
  • 1953年 - 聖三木図書館の運営を引き継ぐ(2007年にイエズス会に移管)。
  • 1955年 - 文学部に外国語学科(英語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語各専攻)を増設。大学院に神学研究科(組織神学専攻)、哲学研究科(哲学専攻)、西洋文化研究科(英米文学専攻、ドイツ文学専攻)、経済学研究科(経済制度・組織専攻)の博士課程を開設。
  • 1956年 - 上智会館竣工(2006年解体)。
  • 1957年 - 女子学生の入学を許可。法学部法律学科を開設。文学部外国語学科にロシア語専攻を増設。
  • 1958年 - 神学部神学科を開設。文学部外国語学科を外国語学部(英語学科、ドイツ語学科、フランス語学科、イスパニア語学科、ロシア語学科)へ改組(文学部外国語学科を廃止)。
  • 1959年 - 文学部に国文学科を開設。
  • 1960年 - 第1回上南戦を開催。
  • 1962年 - 理工学部(機械工学科、電気・電子工学科、物理学科、化学科)を開設。
  • 1964年 - 外国語学部にポルトガル語学科を開設。
  • 1965年 - 理工学部に数学科を開設、化学科に化学専攻、応用化学専攻を設置。神学部神学科にローマ聖座立認可。
  • 1966年 - 文学部に社会学科、フランス文学科を開設、大学院文学研究科(教育学専攻)、法学研究科(法律学専攻)、理工学研究科(機械工学専攻、電気・電子工学専攻、応用化学専攻、化学専攻、物理学専攻)の修士課程を開設。大学院西洋文化研究科(西洋文化専攻)の修士課程を文学研究科(史学専攻、英米文学専攻、ドイツ文学専攻)の修士課程に改組。大学院西洋文化研究科(英米文学専攻、ドイツ文学専攻)の博士課程を文学研究科(英米文学専攻、ドイツ文学専攻)の博士課程に改組。
  • 1968年 - 大学院文学研究科に教育学専攻、日本史学専攻の博士課程を設置。大学院文学研究科に国文学専攻、フランス文学専攻の修士課程を設置。大学院に法学研究科(法律学専攻)、理工学研究科(機械工学専攻、電気・電子工学専攻、応用化学専攻、化学専攻、物理学専攻)の博士課程を開設。経済学部商学科を経営学科へ名称変更。
  • 1969年 - 大学院理工学研究科に数学専攻の修士課程を開設。
  • 1970年 - 大学院文学研究科に国文学専攻の博士課程を開設。大学院外国語学研究科(言語学専攻)修士課程を開設。
  • 1971年 - 大学院文学研究科にフランス文学専攻の博士課程を開設。大学院文学研究科の日本史学専攻博士課程を史学専攻博士課程に改組。大学院文学研究科に新聞学専攻の修士課程を開設。大学院外国語学研究科に国際関係論専攻の修士課程を開設。
  • 1972年 - 大学院文学研究科に社会学専攻の修士課程を開設。大学院理工学研究科に数学専攻の博士課程を開設。
  • 1973年 - 大学院外国語学研究科に言語学専攻、国際関係論専攻の博士課程を開設。
  • 1974年 - 大学院文学研究科に新聞学専攻、社会学専攻の博士課程を開設。
  • 1975年 - 外国語学部に日本語・日本文化学科を開設。
  • 1976年 - 文学部教育学科心理学専攻を文学部心理学科へ、社会学科社会福祉学専攻を文学部社会福祉学科へ改組(文学部の教育学科心理学専攻、社会学科社会福祉学専攻は廃止)。大学院学則を改正し、修士課程を博士前期課程に、博士課程を博士後期課程に変更。
  • 1977年 - 外国語学部日本語・日本文化学科を外国語学部比較文化学科へ名称変更。
  • 1978年 - 大学院理工学研究科に生物科学専攻の修士課程を開設。
  • 1979年 - 大学院外国語学研究科に比較文化専攻の修士課程を開設。
  • 1980年 - 法学部に国際関係法学科を開設。
  • 1981年 - 大学院理工学研究科に生物科学専攻の博士後期課程を開設。ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世が来校。
  • 1987年 - 外国語学部比較文化学科を比較文化学部(比較文化学科、日本語・日本文化学科)へ改組。
  • 1992年 - 大学院文学研究科に心理学専攻の修士課程を開設。
  • 1993年 - 外国語学部比較文化学科を廃止。
  • 1994年 - 大学院文学研究科に心理学専攻の博士後期課程を開設。
  • 1997年 - 大学院外国語学研究科に地域研究専攻の博士課程(前期・後期)を開設。法学部に地球環境法学科を開設。
  • 2001年 - 大学院文学研究科心理学専攻博士前期課程に臨床心理学コースを開設。
  • 2004年 - 大学院法学研究科に法曹養成専攻(法科大学院)を開設。
  • 2005年 - 文学部教育学科、心理学科、社会学科、社会福祉学科を総合人間科学部教育学科、心理学科、社会学科、社会福祉学科へ改組。大学院文学研究科の教育学専攻、心理学専攻、社会学専攻博士課程(前期・後期)を大学院総合人間科学研究科教育学専攻、心理学専攻、社会学専攻、社会福祉学専攻博士課程(前期・後期)に改組。大学院に地球環境学研究科(地球環境学専攻)博士課程(前期・後期)を開設。
  • 2006年 - 比較文化学部(比較文化学科、日本語・日本文化学科)を国際教養学部(国際教養学科)へ改組。大学院外国語学研究科国際関係論専攻、地域研究専攻の博士課程(前期・後期)をグローバル・スタディーズ研究科国際関係論専攻、地域研究専攻博士課程(前期・後期)に改組。大学院外国語学研究科比較文化学専攻修士課程をグローバル・スタディーズ研究科グローバル社会専攻博士前期課程に改組し、グローバル社会専攻博士後期課程を開設。
  • 2007年 - 大学院経済学研究科に経済学専攻の博士後期課程を開設。大学院経済学研究科に経営学専攻の博士課程(前期・後期)を開設。大学院文学研究科教育学専攻、社会学専攻の博士前期課程を廃止。
  • 2008年 - 理工学部機械工学科、電気・電子工学科、数学科、物理学科、化学科を理工学部物質生命理工学科、機能創造理工学科、情報理工学科に改組。大学院理工学研究科機械工学専攻、電気・電子工学専攻、応用化学専攻、化学専攻、数学専攻、物理学専攻、生物科学専攻の博士課程(前期・後期)を大学院理工学研究科理工学専攻の博士課程(前期・後期)に改組。大学院文学研究科心理学専攻の博士前期課程を廃止。大学院外国語学研究科国際関係論専攻の博士前期課程を廃止。大学院外国語学研究科比較文化専攻の修士課程を廃止。大学院外国語学研究科地域研究専攻の博士前期課程を廃止。
  • 2009年 - 文学部教育学科、社会学科を廃止。大学院理工学研究科機械工学専攻、電気・電子工学専攻、物理学専攻、応用化学専攻、化学専攻の博士前期課程を廃止。
  • 2010年 - 文学部心理学科を廃止。比較文化学部日本語・日本文化学科を廃止。大学院理工学研究科数学専攻の博士前期課程を廃止。日本グリーフケア研究所を聖トマス大学から移管。
  • 2011年 - 聖母大学などを運営する学校法人聖母学園を吸収合併し、総合人間科学部に看護学科を開設(これまで聖母大学であった校舎は、上智大学の目白聖母キャンパスへ移管)。大学院総合人間科学研究科に看護学専攻修士課程を開設。大学院文学研究科に文化交渉学専攻博士課程(前期・後期)を開設。文学部社会福祉学科を廃止。大学院理工学研究科生物科学専攻の博士前期課程、応用化学専攻、化学専攻、物理学専攻の博士後期課程を廃止。大学院地球環境学研究科地球環境学専攻の博士課程(前期・後期)に国際環境コースを設置。比較文化学部比較文化学科を廃止。大阪サテライトキャンパスを開設。
  • 2012年 - 理工学部に英語コース(物質生命理工学科グリーンサイエンスコース、機能物質理工学科グリーンエンジニアリングコース)を開設。大学院理工学研究科数学専攻の博士後期課程を廃止。上智短期大学を上智大学短期大学部に改組。
  • 2013年 - 理工学部物理学科、化学科、機械工学科を廃止。大学院外国語学研究科国際関係論専攻の博士後期課程を廃止。大学院理工学研究科電気・電子工学専攻、生物科学専攻、機械工学専攻の博士後期課程を廃止。
  • 2014年 - 総合グローバル学部(総合グローバル学科)を開設。大学院文学研究科社会学専攻の博士後期課程を廃止。聖マリアンナ医科大学と教育・研究活動の交流と連携の推進を目的とした大学間交流に関する包括協定を締結。聖マリアンナ医科大学の附属病院が総合人間科学部看護学科の実習生を実習先として受け入れることなど、両大学間の全学的な交流と連携、協力を推進するとしている。また、ボルボ・グループとの産学教育連携が発表。
  • 2015年 - 助産学専攻科を開設。理工学部数学科を廃止。大学院文学研究科教育学専攻の博士後期課程を廃止。大学院経済学研究科経済制度・組織専攻の博士後期課程を廃止。大学院外国語学研究科地域研究専攻の博士後期課程を廃止。
  • 2016年 - 大学院文学研究科に哲学専攻博士課程(前期・後期)を開設。大学院実践宗教学研究科死生学専攻修士課程を開設。大学院大学外国語学研究科を大学院言語科学研究科に名称変更。理工学部電気・電子工学科を廃止。
  • 2017年 - 5月8日、6号館ビル(通称:ソフィアタワー)のオフィスビル部分にあおぞら銀行本社が移転。また、ボルボとの産学教育連携契約を更改。アントニオ・グテーレス国連事務総長来校。
  • 2018年 - 大学院実践宗教学研究科死生学専攻博士後期課程を開設(それに伴い、修士課程は博士前期課程となる)。
  • 2019年 - 11月26日、ローマ教皇フランシスコが四谷キャンパスを訪問。

基礎データ[編集]

所在地[編集]

  • 四谷キャンパス(東京都千代田区紀尾井町)
  • 目白聖母キャンパス(東京都新宿区下落合)
  • 石神井キャンパス(東京都練馬区上石神井)
  • 秦野キャンパス(神奈川県秦野市)
  • 大阪サテライトキャンパス(大阪府大阪市北区)

象徴[編集]

[編集]

  • 上智大学校歌
    1932年制定。全3番から成り、作詞は逸見貞男、作曲は山本直忠による。「Lux Veritatis」「Alma Mater」とラテン語混じりの歌詞である。ヘルマン・ホイヴェルスによるドイツ語の歌詞も存在する。
    式典の際にはオーケストラ版が用いられ、学部入学式、卒業式では混声合唱団アマデウスコール、聖歌隊、男声合唱団グリークラブ、管弦楽部が舞台で演奏する。 上智大学 校歌 - YouTube
  • 上智大学学生歌
    全3番から成り、作詞は野路弘一、作曲は平野浩による。
  • 上智大学寮歌
  • 上智行進曲
    登張竹風作詞。全10番から成る。

校章[編集]

校章は、鷲をかたどったもので、真理の光を目指して力強く羽ばたく姿を示している。真理の光を目指して力強く羽ばたくという姿勢は上智大学の本質と理想を表していると大学関係者は考えている。なお、中央に記された文字は、上智大学の標語「真理の光」Lux Veritatisの頭文字である。



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