レンズクリーナー

レンズクリーナー(Lens Cleaner)はCD/DVD/BDプレーヤー、及び光学ドライブなどのピックアップレンズをクリーニングするものである。

概要[編集]

主にCD/DVD/BDプレーヤーなどのレンズクリーニングを行う為に、ディスクに特殊な加工を施したものをさす。現時点で市販されているものにはCDレンズクリーナー、DVDレンズクリーナー、BDレンズクリーナー、MDレンズクリーナー、MOレンズクリーナーなどがある。

ただし、特にブラシを用いるタイプのものは、かえってドライブ内の埃をレンズにかき集めてしまい、プレーヤーの故障の原因となることもある。そのため多くのプレーヤー製造メーカーは自社製品以外のレンズクリーナーの使用を推奨しないか、禁止している。

使用方法[編集]

使用方法は通常の音楽CDやDVD・BDなどを再生させる要領で機器操作を行うものがほとんどである。

種類[編集]

現在のレンズクリーナーには大きく分けてブラシを使うタイプと風を使うタイプの2種類が存在する。

ブラシを使うタイプ[編集]

ディスクの裏側(記録面)にブラシが付いていて、ディスクを再生すると回転したブラシがピックアップレンズに接触し、汚れを落とす。ブラシを使うタイプの中にも乾式と湿式があり使用用途にあわせて使い分けがされる。乾式は定期的に行う事を目的としたもの。湿式は汚れがひどい時に専用のクリーニング液でブラシを湿らせて使うもの。主に掃き掃除が乾式、拭き掃除が湿式の役割で区別される。湿式のものには、ブラシにクリーニング液を直接に塗布する方式のもののほか、ディスクの反対側（レーベル面側）の指定された部分にクリーニング液を滴下してブラシに浸透させる方式のものなどがある。中でも日本精機宝石工業株式会社は、分割ブラシ方式を提唱しておりブラシ材質を数種類（繊維、ゴム等）持っており使用するデッキのタイプによって、ブラシの本数や材質で色々な組み合わせでODMでブランドメーカーに供給している。

風を使うタイプ[編集]

ディスク中心から外周までの間に穴が開いており、その穴によってドライブ内に風が発生し、風の力で汚れを飛ばす方式。直接レンズに触れないのでレンズが傷むことなく半永久的に使えるので定期的なクリーニング向き。