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ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド

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ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド (英: Universal Studios Hollywood) は、カリフォルニア州ロサンゼルス郡のサンフェルナンド・バレー地区にある映画スタジオおよびテーマパーク。現在も使用されているハリウッドの映画スタジオの中で、最も古く、最も有名なスタジオの一つである。当初は、ユニバーサル・スタジオの本物のサウンドステージやセット見学ツアーを提供するために創設された。開業は、世界のユニバーサル・スタジオ・テーマパークスのなかで最も早い。

歴史[編集]

誕生と中断[編集]

当初から、ユニバーサルはスタジオ・ツアーを提供していた。カール・レムリは、1915年3月14日にユニバーサル・シティをオープンし、25セントの入場料を取り、チキン入りのランチ付きで、一般大衆を映画の制作現場に招待した。この当時のツアーは1930年頃に、トーキーの登場のために中止された。

成功[編集]

1962年にミュージック・コーポレーション・オブ・アメリカがユニバーサル・ピクチャーズを買収した後の1964年7月15日、路面電車による新たなツアーを開始した。これが、やがて本格的なテーマパークに成長していく。

その路面電車(トラム)ツアーはスタジオのバックロットでまだ行われているが、かつてファンを引き付けた映画制作現場は、ステージイベントやスタントの実演、ハイテクアトラクションに取って代わられた。

最も被害が大きかったのは2008年6月1日の火災で、溶接のためにトーチランプを使っていた従業員がうっかり周りの物に火をつけてしまったことに起因する。ロサンゼルス郡消防局は、ブラウンストーンストリート、ニューヨークストリート、ニューイングランドストリート、キングコングのアトラクション、コートハウススクエアのいくつかの建物のほか、ビデオ保管室(映画の複製を保管していた。)が全焼したと報告した。各地の消防署から消防士と、放水のための2台のヘリコプターが駆けつけ、14人の消防士と3人のロサンゼルス郡保安官代理が軽傷を負った。火事は12時間後に鎮火された。

保管室の全焼によって焼失したのは、1920年代にまで遡る、ユニバーサル・ピクチャーズの映画とテレビ番組の歴史を記録したデジタルビデオとフィルムの複製4万から5万本。その中には『無ケーカクの命中男/ノックトアップ』、『つぐない』、NBCシリーズの『ロー&オーダー』、『特捜刑事マイアミ・バイス』、CBSの『アイ・ラブ・ルーシー』などのフィルムが含まれていた。ニューヨーク・タイムズ紙は、ユニバーサル・ミュージックの多くのアルバムとシングルのマスターテープも焼失したと伝えている。ユニバーサル社長のロン・メイヤー氏は、取り替えの利かないものは失われていないと述べ、決して安くは済まないが、最低5000万ドルで全て元に戻すことができると表明した。後日、キングコングのアトラクションは再建されず、その場所には新たな未発表のアトラクションが作られると報道された。2008年8月には、ユニバーサルは姿勢を変更し、2005年の映画を元にして、キングコングのアトラクションを再建する計画を発表した。

他のテーマパーク同様、アトラクションは、作品が作られてから長い期間がたっていたり(バック・トウ・ザ・フューチャーやE.T.など)、スペース不足のために、閉鎖されることがある。



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