ヤタタウォーズ
Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'Module:Message box/configuration' not found 『ヤタタウォーズ』(「ヤタタ・ウォーズ」「YATATA WARS」)は、ゲーム雑誌『Beep』1985年8月号から1986年7月号まで連載されていた読者参加企画。日本における読者参加型ゲームの先駆けの1つとされている。
概要[編集]
Beep創刊号からの読者参加型企画であった「MEGA ORBIS」が終了して、1985年8月号から漫画家の御厨さと美とMIC MACプロダクションによる読者投稿企画『ヤタタ・ウォーズ』の連載が開始された[1]。
これは御厨が得意としていたSF調の世界観をモチーフとした企画で、静岡県・岐阜県・石川県以東の東日本を怪僧サブルーチンとエンタープライズが率いる東銀河軍、三重県・滋賀県・福井県以西の西日本をキャプテン・アナクロとソラリス率いる西銀河軍の二大勢力に分割し、その間に位置する愛知県は孤立し両陣営から忌み嫌われる謎の第三勢力アイチ圏として、読者をそれぞれの住む地域の義勇兵と位置づけて、その葉書投稿を元に、プレイ・バイ・メール的な艦隊戦による勢力争いと投稿小ネタ合戦で各勢力が覇権を目指し争うという内容だった[2]。
テレビゲームとはほとんど無縁の異色の企画で、インターネットやMMORPGが普及した現代から見れば随分と牧歌的なものながら、これは後に日本での読者参加型ゲームのルーツの1つとされている。
連載は1986年7月号で終了[3]したものの、読者コーナーの人気は高く、連載終了後も3回ほど読者コーナーだけ掲載されたそうである[4]。
なお、「ヤタタ・ウォーズ」終了後は堀蔵人の「ムーンダンサー」が始まった。
脚注[編集]
- ↑ 初回には、企画制作に、御厨さと美、MICMAC production、怪僧サブルーチンとエンタープライズ、キャプテン・アナクロとソラリス。イラストレーションに、もとのりゆき、村田健司、明石のぼる、中山蛙、松岡伸、高樹はいど、猫谷素朴。プログラムにドクトル・だみおの名前が記されている。 - 『Beep復刻版』、ソフトバンクパブリッシング、2004年、p.38
- ↑ なお最終的にはエンタープライズの勝利で終了したそうである。「架空の日本 - FANDOM」
- ↑ 完結記念で双六タイプのアドベンチャーゲームの付録も付いた。 -『Beep復刻版』、ソフトバンクパブリッシング、2004年、p.65
- ↑ 岩井省吾「『Beep』読者参加企画の変遷 YATATA WARS(後編)」-『Beep復刻版』、ソフトバンクパブリッシング、2004年、p.53
外部リンク[編集]
- 「僕とBeepのちょっとした思い出」ゲームの色彩 - 岩崎啓眞の個人blog
- 「Beep――ヤタタウォーズのことが書きたかった」PIXIV - 地雷魚
- 「ゲームをカルチャーとして捉えたゲーム総合誌『Beep』」ゲーム文化保存研究所 - 稲元徹也
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