ミランダ・カー
ミランダ・カー(Miranda Kerr、1983年4月20日 - )は、オーストラリア出身の女性ファッションモデル、実業家。
下着ブランド「ビクトリアズ・シークレット」の特別広告塔にあたる“エンジェル”の一員としての活動が最も著名。オーストラリア人初の“エンジェル”となった2008年から同ブランドのショーの仕事を継続的にこなしてきたほか、テレビや雑誌など様々な分野で活躍してきた。シャネル・イマン、ドウツェン・クロース、アドリアナ・リマ等と並び立つ、著名な“ビクトリアズシークレットモデル”とされている。
来歴[編集]
オーストラリアのシドニーに生まれ、ガネダ(英語版)で育つ。1997年に雑誌『ドーリー』のオーディションで優勝するも、13歳という若さからオーストラリア国内で議論が起こるに至り、学業を優先しながらモデル活動を開始。高校卒業後ニューヨークへ移り、2004年にモデル事務所のネクストと契約。
カーの経歴は、2004年にカメラマンのエリック・セバン・マイヤーとともに手がけたオーバー・ジーンズ・パリのキャンペーン広告から始まった。
2006年におけるメイベリン・ニューヨークからのキャンペーンモデル起用がきっかけとなって人気が急上昇。さらにオーストラリア人モデルとして初めてヴィクトリアズ・シークレットに起用され、ヴィクトリアズ・シークレット・エンジェルとなる。2007年のフォーブス誌による「モデル所得番付」では10位にランクインした。
カニエ・ウェストやファレルのシングル「ナンバー・ワン」のミュージックビデオに出演。また、コメディドラマ『ハウ・アイ・メット・ユア・マザー』に出演。スキンケア・ブランド「KORA Organics」を立ち上げている。
広告塔[編集]
2006年から継続してきたビクトリアズ・シークレットの広告塔活動のほかにも、アーデン・ビー(2007年)、クリニーク(香水、同年)、プラダ(2010年)など各種ブランドの広告塔を担ってきた。
2012年には地元オーストラリアの航空会社カンタス航空の大使に就任。さらに日本のファッションブランド「サマンサタバサ」から広告塔モデルに起用される。松本恵奈のファッションブランド「エモダ(EMODA)」からのイメージモデル起用(2012年秋冬季)もあり、9月よりさっそく同ブランドのカタログに登場。このカタログ上の自身の写真は全てが撮りおろしによるもので、日本のブランドとしては初の試みであった。この年にはさらに、ミラ・ジョボビッチ、ナオミ・キャンベル、エヴァ・ハーツィゴヴァ、クラウディア・シファー、クリスティー・ターリントン、ならびにケイト・モスなどが歴代の“顔”を担ってきたスペイン発のファッションブランド「マンゴ」の新たなイメージキャラクターともなっている。ケイト・モスとの入れ替わりによる就任であった。
2013年には「スワロフスキー」の新たなミューズに就任、全世界統一広告に採用され、名実ともに世界最高のモデルの地位を得た。2014年には「H&M」の広告に起用された。一方で、「リーボック」の靴製品「Skyscape(スカイスケープ)」のグローバルアンバサダーに就任。日本の「たかの友梨ビューティクリニック」からの起用もあり、同社のテレビCMに出演している。外国人の起用は同社の史上初のことであった。
CM[編集]
- リプトン 「リモーネ」(“ミランダ・カー キラキラサンタ篇”、2012年)
- サマンサタバサ(2012年 - )
- P&G 「ボールド」(2013年 - 2015年)
- H&M(2014年)
- Reebok(2014年 - )
- たかの友梨ビューティクリニック(2014年・2017年)
- サントリー 黒烏龍茶(2015 - 2017年)
- マルコメ(2016年 - )
- THEグローバル社
書籍[編集]
- 『トレジャー ユアセルフ』(2011年、トランスメディア)
- 『まるごと1冊ミランダ・カ― ファッション&ビューティBOOK!』(2012年、トランスメディア、編集:GOSSIPS特別編集)
- 『MIRANDA KERR Fashion complete book』(2012年、マイナビ)