ミスタードーナツ
ミスタードーナツ(英語: Mister Donut)は、アメリカ合衆国発祥のドーナツチェーン店。現在は日本のダスキンが事業本部となっており、日本のほか台湾、インドネシア、フィリピン、エルサルバドル、タイ王国にも店舗がある。創業地であるアメリカのみ、ダスキンが無関係の独自資本となっている。
概要[編集]
1950年創業のダンキンドーナツの運営に携わっていたハリー・ウィノカーが、経営方針の違いから1955年に独立し、アメリカ合衆国・マサチューセッツ州ボストンで創業。全盛期にはアメリカ・カナダで550店舗を展開するまでに成長した。1970年にインターナショナル・マルチフーズの傘下となり、1990年にダンキンドーナツとともにイギリスのアライド・ライオンズ(後のアライド・ドメク)に買収され、北米の店舗は一部を除きダンキンドーナツに転換されたことで事実上再統一された。1994年にはアライド・ドメク・クイック・サービス・レストラン(後のダンキン・ブランズ(英語版))の傘下となる。
2005年にアライド・ドメクがフランスの酒業メーカーペルノ・リカールに買収されたのに伴い、ダンキン・ブランズをカーライル・グループ、ベインキャピタル、トーマス・H・リー・パートナーズ(英語版)の3社で構成されるコンソーシアムに売却した。これにより、創業社であるミスタードーナツ・オブ・アメリカは消滅した。現在はすべての店舗がフランチャイズとなっており、日本ではダスキンが事業を継承している。
2020年10月31日にインスパイア・ブランズ(英語版)はダンキン・ブランズを113億ドルで買収すると発表した。同年12月15日に買収が完了し、現在はインスパイア・ブランズがミスタードーナツの商標管理を行っている。