マドンナ (歌手)
マドンナ・ルイーズ・チッコーネ(英語: Madonna Louise Ciccone、1958年8月16日 - )は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター、女優。ミシガン州ベイシティ出身。世界で最も成功を収めた女性音楽家であり、史上最も売れたアーティストの一人。「クイーン・オブ・ポップ」と称される。堅信名はヴェロニカ(英語: Veronica)。
略歴[編集]
1980年代前半にニューヨークの盛り場からデビューを果たし、ミュージック・ビデオという新たな表現方法を存分に取り入れた革新的なダンス音楽と、過激で性的な写象で国内外で爆発的な人気を獲得した。その後は時代に合わせて自身のスタイルを次々と変化させてゆき、現在に至るまでポップ・ミュージック界の重鎮として存在感を示している。後年の活動は音楽に留まらず、音楽出版会社の設立や、映画や舞台への出演、児童書の執筆や映画監督なども行っている。
作品の売上枚数は2億7000万から3億枚以上とされ、『ギネス世界記録』において「全世界で最も売れた女性レコーディング・アーティスト」そして「史上最も成功した女性アーティスト」として認定されている 。米国タイム誌の「過去1世紀で最も影響力を持つ25人の女性」に選出。また、VH1「音楽界で最も偉大な女性アーティスト」で第1位 、ローリング・ストーン誌「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」で第36位、ビルボード誌「チャート史上最も成功したトップ100のアーティスト」で第2位を獲得。2008年にはロックの殿堂入りを果たしている。VMAで20の賞を受賞している。
代表曲に「ホリデイ」「ラッキー・スター」「ボーダーライン」「ライク・ア・ヴァージン」「マテリアル・ガール」「クレイジー・フォー・ユー」「イントゥ・ザ・グルーヴ」「パパ・ドント・プリーチ」「オープン・ユア・ハート」「ラ・イスラ・ボニータ」「ライク・ア・プレイヤー」「エクスプレス・ユアセルフ」「ヴォーグ」「ジャスティファイ・マイ・ラヴ」「エロティカ」「テイク・ア・バウ」「フローズン」「レイ・オブ・ライト」「MUSIC」「ドント・テル・ミー」「ダイ・アナザー・デイ」「アメリカン・ライフ」「ハング・アップ」など多数のヒット曲を持つ。
受賞・記録[編集]
グラミー賞[編集]
1992年
- Best Music Video,Long Form (Blond Ambition Tour)
1999年
- Best Pop Album (Ray Of Light レイ・オブ・ライト)
- Best Short Form Music Video (Ray of Light)
- Best Recording Package for Art
2000年
- Best Song Written for a Motion Picture (Beautiful Stranger)
2001年
- Best Recording Package (Music)
2007年
- Best Electronic/Dance Album (Confessions On A Dance Floor)
記録[編集][編集]
- 全英シングルチャートNo.1獲得数(女性ソロアーティスト歴代1位): 13作
- 全米シングルチャートTOP10獲得数(アーティスト歴代1位): 37曲
- ポップ・ミュージック史上アルバムNo.1最多獲得国数: 40ヶ国(Confessions On A Dance Floor/2005年)
- ポップ・ミュージック史上シングルNo.1最多獲得国数: 43ヶ国(Hung Up/2005年)
- 全米アルバムチャートNo.1獲得数(女性ソロアーティスト歴代2位): 7作
- ソロ歌手の1位インターバル最長記録: 17年11ヶ月
- 3年代連続1位(1989: Like A Prayer, 1990: I'm Breathless, 2008: Hard Candy)
- ツアー興行収入最高記録: 4億800万ドル(Sticky & Sweet Tour/2008年~2009年)
- 全米シングルチャートで最高位が1位から10位迄の楽曲を保持する、希有な記録もある。
日本ゴールドディスク大賞[編集][編集]
1986年(第1回)
- 日本ゴールドディスク大賞(洋楽部門)
- グランプリ・アルバム賞・・・「トゥルー・ブルー」
- アルバム賞(ポップス・ソロ部門)・・・「トゥルー・ブルー」
1989年 (第4回)
- 日本ゴールドディスク大賞(洋楽部門)
- グランプリ・アルバム賞・・・「ライク・ア・プレイヤー」
- アルバム賞(ポップス・ソロ部門)・・・「ライク・ア・プレイヤー」
1990年(第5回)
- 日本ゴールドディスク大賞(洋楽部門)
- グランプリ・アルバム賞・・・「アイム・ブレスレス」
- アルバム賞(ポップス女性部門)・・・「アイム・ブレスレス」
1992年(第7回)
- 日本ゴールドディスク大賞(洋楽部門)
- アルバム賞(ポップス部門)・・・「エロティカ」
2008年(第23回)
- アーティスト・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)
- 「着うた」ソング・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)・・・「マイルズ・アウェイ」
- 「着うたフル」ソング・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)・・・「マイルズ・アウェイ」
- PC配信ソング・オブ・ザ・イヤー(洋楽部門)・・・「マイルズ・アウェイ」
- ザ・ベスト3アルバム・・・「ハード・キャンディー」
実績として、アルバム「ハード・キャンディー」が31万4595枚。配信が1,005,523DLだった。