ボローニャ
ボローニャ(イタリア語: Bologna ( 音声ファイル))は、イタリア共和国北部にある都市で、その周辺地域を含む人口約39万人の基礎自治体(コムーネ)。エミリア=ロマーニャ州の州都かつボローニャ県の県都。
概要[編集]
1088年に創立されたとされる西欧諸国で最古の大学ボローニャ大学(ラテン語名アルマ・マーテル・ストゥディオルム)があることで、つとに有名である。
名称[編集]
標準イタリア語以外の言語では以下の名称を持つ。
- エミリア語ボローニャ方言 (it) : Bulåggna (ブランニャー)
- ラテン語: Bononia(ボノニア)
- フランス語: Bologne(ボローニュ)
重要性[編集]
ボローニャはイタリア国内の非常に重要な鉄道・自動車道のハブである。市内のフィエラ地区は展示区域として知られ、モーターショーの Saie、Saiedue、Cersaie、美容化粧分野の Cosmoprof、Lineapelle といった国際展示会が開催されている。ボローニャとその都市圏には、機械、食品、電機の重要な工場、重要なリテールと卸売り貿易業といった部門を抱える。
ボローニャは厳密にはおよそ40万人の人口を抱え、都市圏にはおよそ100万人が暮らす。また、11世紀創立の有名なボローニャ大学には10万人を超える学生がいる。
地理[編集]
地形[編集]
アペニン山脈とポー川の間にあるポー川谷に位置する。
位置[編集]
ボローニャ県の中央部に位置する。ボローニャの市街は、モデナから南東へ38km、フェラーラから南西へ44km、ラヴェンナから西へ69km、フィレンツェから北へ81kmの距離にある。
隣接コムーネ[編集]
隣接するコムーネは以下の通り。
- アンツォーラ・デッレミーリア
- カルデラーラ・ディ・レーノ
- カザレッキオ・ディ・レーノ
- カステル・マッジョーレ
- カステナーゾ
- グラナローロ・デッレミーリア
- ピアノーロ
- サン・ラッザロ・ディ・サーヴェナ
- サッソ・マルコーニ
- ゾーラ・プレドーザ
気候[編集]
ケッペンの気候区分では、温暖湿潤気候に区分される。降水量が最も多いのは春と秋で、冬場は日照が少ない一方、夏場は日照が多く降水量が少ない地中海性気候の様相も呈する。夏場は乾燥した暑さが続き、30℃を超える日が多くなる。