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プリキュアシリーズ

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プリキュアシリーズは、朝日放送→朝日放送テレビ(ABCテレビ)、ABCアニメーション、ADKエモーションズ、東映アニメーションの制作により、テレビ朝日系列で2004年から放送されている、日本の女児向けテレビアニメシリーズである。

概要[編集]

本シリーズは、テレビ朝日系列の日曜8時台後半にて、朝日放送→朝日放送テレビ制作によるテレビアニメとして制作されているもので、『明日のナージャ』(2003年 - 2004年、以下『ナージャ』)の後番組として『ふたりはプリキュア』(以下『無印』)が放映されたのが始まり。市街戦中心でマーシャルアーツを用いた肉弾戦主体のアクションと、友情やヒーロー物としての周囲の人間関係の過程や成長を描く事に重きを置いた作劇が特徴。ジャンルとしては女児向け変身 (ヒーロー)・アクションアニメに類するものである。生みの親として、プロデューサーの鷲尾天と演出家の西尾大介(いずれも東映アニメーション所属)が挙げられる。

監督・演出家として第一線で活躍する西尾大介を中心に、プリキュアの基本理念が確立。キャラクターデザインの稲上晃は、鷲尾からの「目が大きくて顎の無い流行りの顔立ちに反発すること」、西尾からの「目元の鋭さや凛々しさ、服の着こなしや立ち居振る舞い、格闘に支障のない機能性ある服装、要所でリアリティのある骨格」を意識するという反骨精神的な要求に応え、プリキュアの基本的なデザインを打ち立てる。以降座組を変えながらも20年近くにわたりシリーズを重ね、2023年放映の『ひろがるスカイ!プリキュア』(以下『ひろがるスカイ』)で20年(作品)目となる。

西尾はシリーズ2年目である『ふたりはプリキュアMaxHeart』の最終回を最後にシリーズディレクターを降り、鷲尾はシリーズ5年目となる2008年放送の『Yes!プリキュア5GoGo!』(以下『GoGo!』)をもって5年間務めたプロデューサー職から退いた。次作の『フレッシュプリキュア!』(以下『フレッシュ』)からは梅澤淳稔が務める。鷲尾は「一人の人間が居座るのはよくないと思い交代した」と後日談で語っている。その後梅澤と柴田宏明まで連続して複数年務めた後、神木優と内藤圭祐がテレビシリーズとレギュラー映画を交互に務めた期間を経て、『スター☆トゥインクルプリキュア』以降は単年度で毎年交代している(プロデューサーを含めたスタッフの詳しい変遷は「作品一覧」を参照)。また、鷲尾はプロデューサー退任から7年後の『Go!プリンセスプリキュア』より企画として復帰し、以降の作品でエグゼクティブプロデューサー的な立場で同職を担当している。

1990年代中頃より、テレビ朝日系列の日曜8時台後半では、『ナージャ』のように幼児から小学校中学年までの女児をターゲットとした柔和なアニメ作品が多く放映されていたが、当時女児向けアニメはおろかアニメそのものに疎かった鷲尾は「自分のやりたいことをやる」と開き直り、従来にとらわれない新たな作品を開拓する。仮面ライダーシリーズやウルトラマンシリーズが放映されていた世代である鷲尾は、「とりあえず変身して戦うのがかっこいいだろう」という発想から、同時間帯で放送されていた『ママレード・ボーイ』『花より男子』などの恋愛系、『夢のクレヨン王国』『どれみ』シリーズなどのファンタジー系とは逆の「戦い」をメインとするべく、『ドラゴンボール』『エアマスター』などで頭角を現した西尾にシリーズディレクターを依頼。前述した変身して戦うという概念、それに映画『48時間』や『ダーティハリー』、ドラマ『白バイ野郎ジョン&パンチ』といったバディ物の構造を取ることで新しいアクションが模索された。また鷲尾は「幼児期の男女に差はほとんどなく、公園や幼稚園では男女関係なく飛び跳ねて遊びたいはず」という考えから、企画書に「女の子だって暴れたい」と書いたという。メインターゲットの好む物のリサーチにおいて、『セーラームーン』の研究も行われたが「『セーラームーン』と同じことをしても今の時代に受け入れられるわけではない」とし、『無印』及び『MaxHeart』をそれらのカウンターとして位置付けた。女の子らしい華麗さをメインとするのではなく、あくまで香港映画のような激しい接近戦という意味で変身アクションを志したという。一方で、西尾は性別によってターゲットを限定するようなマーケティングに対する強い警戒心も見せており、総体としてこれまでの戦闘物や女児向け作品に対する強い批判性を含みながら、同作品に挑んだことが窺える。

1シリーズの放送話数は原則番組単位として1年ごとにリセットされており、各シリーズ間には『映画 プリキュアオールスターズ』シリーズなどのクロスオーバー映画を除き、同じテレビ朝日系列で日曜朝に放送されている仮面ライダーシリーズやスーパー戦隊シリーズと同様に、登場人物や世界観などの連続性はない。放送期間は朝日放送→朝日放送テレビをはじめとするテレビ朝日系列を基準として、毎年2月から翌年1月までの1年間(4クール)となっており、話数は作品によって差異はあるが概ね49話前後である。『GoGo!』で、『おジャ魔女どれみ』(1999年 - 、以下『どれみ』)シリーズが持っていた、日曜8時台後半での通算最多話数(全201話)の記録を塗り替え、11年目の2014年に放送された『ハピネスチャージプリキュア!』(以下『ハピネス』)で、シリーズ通算話数500回に達した。メディアミックスも盛んに行われており、アニメを中心として映画・漫画・ゲーム・ミュージカルなど幅広く展開されている。また、劇中に登場するアイテムは玩具として商品展開されている。

プリキュア」というタイトルの由来は、格闘とは相反する「プリティー(PRETTY=かわいい)+キュア(CURE=癒す・治す)」を合わせた造語であり、この名前に至るまで相当の時間を要したという。タイトルロゴの下に英字(ラテン文字)も併記されているが、作品によりスペルが異なっている。

スペルは以下の2種類ある。

  1. PRETTY CURE
    『無印』から『フレッシュ』までのスペル。しかし『Yes!プリキュア5』(以下『5』)と『GoGo!』は表記なし。
    『ハピネス』放映時に設定された10周年記念ロゴはこちらが使われている。
  2. PRECURE
    『ハートキャッチプリキュア!』(以下『ハートキャッチ』)以降のスペル。

他方で、『ハートキャッチ』以降も上記の記念ロゴのように1.が使われる場合もあり、頭文字のみ大文字の場合もある。また『無印』のオープニング曲「DANZEN! ふたりはプリキュア」には「プリティーでキュアキュア」、『5』のオープニング曲「プリキュア5、スマイル go go!」には「プリティーキュキュキュキュア」の歌詞が織り込まれている。

本シリーズに登場する戦士(他の職業もあり)の名前は「キュア○○」に統一されている(一部例外あり。詳細は後述の「シリーズの特徴」を参照)。しかし、前述した仮面ライダーのように共通しているのは名前だけであり、あくまで物語に関しての繋がりは一切ない。

人数は、『無印』ではタイトル通り2人のバディであり、変身や必殺技(決め技・浄化技)は「必ず2人一緒」がコンセプトとなっている。続編の『ふたりはプリキュア Max Heart』では物語の中盤に2人に助太刀する戦士シャイニールミナス(追加メンバー)が登場するが、作り手に明確な意図がありプリキュアには該当しないキャラクターとして位置付けられている。その後の『ふたりはプリキュア Splash Star』においてもバディ形式を継続するが、前述の通り登場人物や舞台が一新されまったく別の物語となる。そして『5』ではスーパー戦隊のように5人のチームとなり、さらに続編の『GoGo!』からは『スマイルプリキュア!』(以下『スマイル』)を除き、物語の途中で追加メンバーが登場するのが主流になる。そのため自ずと人数も増え、総数は最新のキュアマジェスティで78人目になる。この人数は、「レギュラープリキュア」もしくは「プリキュアオールスターズ」と括られている人物のみのカウントであり、これに該当しないプリキュアを含めるとさらに多くなる(詳細は「シリーズの特徴」を参照)。

本シリーズは主に3歳から8歳までの女子を中心に人気のシリーズとなっている。バンダイが月次でアンケート調査を行っている「バンダイこどもアンケートレポート」によると、毎年6月に定期的に行われている「お子様の好きなキャラクターは何ですか?」とのアンケートにおいて、シリーズ開始の2004年が女子4位、2005年以降の6年間、継続して女子上位3位以内にランキングされている。また、年齢別集計では、女子 3 - 5歳で2004年以降継続して1位、女子 6 - 8歳では2004年および2006年以降で継続して1位を維持している。3歳から8歳までの女子に人気であるという傾向は、「1日だけ何かになれるとしたらお子様は何になりたいですか?」「お子様が“変身”してみたいものは何ですか?」「お子様の好きなテレビ番組名」などのアンケート結果においても同様となっている。

公式の略称としては「○○プリ」(例として『ドキドキ!プリキュア』→「ドキプリ」)または「プリ○○」(『キラキラ☆プリキュアアラモード』→「プリアラ」)の2種類が存在し、番組のX(旧Twitter)やInstagramなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のアカウントやハッシュタグにも用いられている。

本シリーズのナンバリングタイトルおよび本項目限定の略記を下記に記し、1作品単独のレギュラー映画に関しては略記の頭に『映画〜』と付する。また、各作品のモチーフになったジャンルおよびテーマも()に併記する。

テレビシリーズ

  1. 『ふたりはプリキュア』→『無印』
  2. 『ふたりはプリキュア Max Heart』→ 『Max Heart』
    『無印』+『Max Heart』→『無印』シリーズ(白黒)
  3. 『ふたりはプリキュア Splash Star』→『Splash Star』(花鳥風月)
    『無印』シリーズ+『Splash Star』→『ふたり』シリーズ
  4. 『Yes!プリキュア5』→『5』(チョウ)
  5. 『Yes!プリキュア5GoGo!』→『GoGo!』(バラ)
    『5』+『GoGo!』→『5』シリーズ
  6. 『フレッシュプリキュア!』→『フレッシュ』(フルーツ・ダンス・四つ葉のクローバー)
  7. 『ハートキャッチプリキュア!』→『ハートキャッチ』(花・ファッション)
  8. 『スイートプリキュア♪』→『スイート』(音楽・組曲・友情)
  9. 『スマイルプリキュア!』→ 『スマイル』(おとぎ話・笑顔)
  10. 『ドキドキ!プリキュア』→『ドキドキ』(トランプ・愛)
  11. 『ハピネスチャージプリキュア!』→『ハピネス』(おしゃれ・幸福)
  12. 『Go!プリンセスプリキュア』→『Go!プリンセス』(プリンセス・夢)
  13. 『魔法つかいプリキュア!』→『魔法つかい』(魔法・絆)
  14. 『キラキラ☆プリキュアアラモード』→『アラモード』(スウィーツ・アニマル・パティシエ)
  15. 『HUGっと!プリキュア』→『HUGっと』(育児・お仕事)
  16. 『スター☆トゥインクルプリキュア』→『スター☆トゥインクル』(宇宙・星座)
  17. 『ヒーリングっど♥プリキュア』→『ヒーリングっど』(お医者さん・生命・自然)
  18. 『トロピカル〜ジュ!プリキュア』→『トロピカル〜ジュ』(海・化粧品)
  19. 『デリシャスパーティ♡プリキュア』→『デリシャスパーティ』(ごはん〔食事・料理〕・笑顔)
  20. 『ひろがるスカイ!プリキュア』→『ひろがるスカイ』(空・ヒーロー)
  21. 『わんだふるぷりきゅあ!』→『わんだふる』(ペット・動物・絆)

映画作品

  • レギュラー
    『映画 デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ!』→ 『映画デリシャスパーティ』
  • クロスオーバー
    『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』→『DX』(1作目)
    『映画 プリキュアオールスターズDX2 希望の光☆レインボージュエルを守れ!』
    『映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち』→『NewStage』(映画公式プリキュア・キュアエコー初登場)
    『映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち』
    『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』→『NewStage3』(10周年記念映画)
    『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』→『春のカーニバル♪』
    『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』→『奇跡の魔法!』
    『映画 プリキュアドリームスターズ!』→『ドリームスターズ!』
    『映画 プリキュアスーパースターズ!』→『スーパースターズ!』(10作目)
    『映画 HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ』→『メモリーズ』(15周年記念映画)
    『映画 プリキュアミラクルユニバース』→『ユニバース』
    『映画 プリキュアミラクルリープ みんなとの不思議な1日』→『ミラクルリープ』
    『映画 プリキュアオールスターズF』→『F』(20周年記念映画、映画公式プリキュア・キュアシュプリーム初登場)


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