フランス信仰告白
Lua エラー package.lua 内、80 行目: module 'Module:Message box/configuration' not found フランス信条はガリカン信条、ユグノー信条、ラ・ロシェル信条などの別名がある。それはカルヴァン自身の手になったことにより有名である。起草には少し込み入った事情がある、カルヴァンが起草したものを、その弟子アントワーヌ・シャンディーユが手を加えたと言われている。また逆にカルヴァン自身が手を加えたとも伝えられる。起草者として、複数の名を用いて報告しているからである。またこの信条は1559年のものと、1571年のラ・ロシェル大会で採択されたものとの二種類ある。
フランス人とはいえ、カルヴァンはフランスの教会には直接指導が出来ず、告白に対しても少しの相違があったようである。それが著しかったのは第一部「神と啓示」の項である。
信条の内容であるが、四十箇条はフランス王への献辞に続く、八っつの部分に分けられる、「神と啓示」「人間とその原罪」「イエス・キリスト」「救いの業」「教会、その本質」「教会、その組織」「聖礼典(カトリックで言う秘跡)」「公権力」の八っつである。
ルターが聖書を馬槽に例え、全聖書を信仰義認、ローマ書から見ているのに対し、改革教会は、正典全体を重要なものとして見ている点でルターとは異なっている。(それゆえヤコブの手紙、エステル書を軽視する態度は見られなかった)
選びを人間論とキリスト論の間に、律法を聖化と教会論の間に置くのも、その特徴である。教会の秩序や組織についても、比較的に詳しく、述べられている。
第一部、神と啓示
1. 神
2. 啓示
3. 聖書
4. 信仰の規準たる聖書
5. 聖書の権威
6. 三位一体
7. 創造
- 天使と悪魔
8. 神的摂理
第二部、人間とその罪
9. 最初の純潔と人間の堕落
- 自然宗教の不可能性
- 恩恵の必要
10. 罪の遺伝
11. 罪の宣告
- 罪の持続性
第三部、イエス・キリスト
12. イエス・キリストに於ける選び
13. 救いのキリスト性
14. イエス・キリストの神性と人性
15. キリストの両性
第四部、救いの御業
16. キリストの死
17. 人間の和解
18. 無償の赦免
19. 祈り
20. 信仰義認
21. 信仰の賜物
- 堅持の賜物
22. 人間の再生
23. 律法と預言者たちの効果
24. 偽りの教理の拒否
第五部、教会とその本質
25. 説教と聖礼典
26. 教会の唯一性
27. 真の教会
28. 偽りの教会
- 教皇派
第六部、教会とその組織
29. 職制(牧師、長老、執事の聖定)
30. 牧師の平等性
- 教会の平等性
31. 召命
- 内的召命
32. 教会間の一致
- 各個教会的用法
33. 規則と教会規程
- 除名(排斥)
第七部、聖礼典
34. 聖礼典一般
35. 洗礼(バプティズム)
- 幼児洗礼
36. 聖晩餐
37. 聖礼典の効力
38. 聖礼典の必要性
第八部、公権力
39. 政府の必要性
- 官憲(剣)
- 官吏(及び権力を持つ者)に払うべき敬意
40. 官憲への義務としての服従
出典[編集]
「改革教会信仰告白要覧」--永井修:著、編集:全国連合長老会、発行者:全国連合長老会出版委員会、平塚富士見町教会内。
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