パズル&ドラゴンズ
パズル&ドラゴンズ(パズル アンド ドラゴンズ、英語: PUZZLE & DRAGONS)は、ガンホー・オンライン・エンターテイメントから配信されているiOS・Android・Fireタブレット用ゲームアプリ(パズルRPG)。略称は『パズドラ』。基本プレイ無料でアイテム課金が存在する(F2P)。2012年2月20日にiOS版、同年9月18日にAndroid版がリリースされた。
本ゲームの大ヒットにより類似ゲームが多くの会社からリリースされ、かつての『スペースインベーダー』やコンピュータRPGや対戦型格闘ゲーム同様、TVゲーム史に新たなジャンルが一つ開拓されたと言える実績を残している。
概要[編集]
2012 | パズル&ドラゴンズ |
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2013 | パズドラチャレンジ |
パズドラZ | |
2014 | パズドラ バトルトーナメント |
パズドラZ テイマーバトル | |
2015 | パズル&ドラゴンズ スーパーマリオブラザーズ エディション |
2016 | パズドラバトル |
パズドラクロス | |
2017 | |
2018 | |
2019 | |
2020 | パズドラGOLD |
2021 | |
2022 | PUZZLE&DRAGONS Nintendo Switch Edition |
ジャンルは、RPGとパズルゲームを融合させたパズルRPG。プレイヤーキャラクターは持たず、RPG的な要素はモンスターの収集と育成、ストーリーが付随するダンジョンなどである。プレイヤーは最大6体のモンスターで構成されるパーティを編成しダンジョンへ潜入、パズルドロップを消すことによって敵モンスターを攻撃しダンジョンクリアを目指す。プレイヤーが使用できるモンスターは敵モンスターを倒した際の一定確率によるドロップ、ガチャ、関連グッズや雑誌などの特典などによって入手する。ゲーム自体は無料配信されているが、コンティニューやスタミナ回復、レアガチャや使用可能モンスターの上限の拡張などに必要な「魔法石」が有料というアイテム課金(無料配布もあり)となっている。
プレイヤー自身は本ゲームの主人公ではあるが、「冒険者」であるという以上の設定は示唆されていない。本筋となる物語やゲームの最終目的(エンディング)はなく、アップデートで追加されていく高難易度ダンジョンに挑戦したり、手に入れた素材で強力なモンスターをさらに強化したりすることが主なゲームの楽しみ方となる。タイトルに「ドラゴン」を冠し、ゲーム開始時には「世界中のダンジョンを冒険し、伝説のドラゴンを見つけ出そう!」と説明されるが、ドラゴンだけでなく様々なモチーフのモンスターが登場する。ストーリーが語られる要素は長らくなかったが、2019年より特定のモンスターを主人公としたストーリー付きのダンジョンが配信されている。
リリース当初は1人プレイ専用であったが、2015年12月21日に2人、2017年3月23日に3人での協力プレイが、2021年4月22日より8人での対戦モードが追加された。
2018年4月2日より、本作を題材にしたTVアニメがテレビ東京系列にて放送されている(パズドラ (テレビアニメ)の項目を参照)。
開発[編集]
当ゲームのプロデューサー山本大介は、ハドソンで『エレメンタルモンスターTD』などのゲームを手がけた後、ガンホー入社直後から本作の開発に着手した。音楽は伊藤賢治が担当した。インフラ運用にAWSを採用する。企画のきっかけはスリーマッチパズルとRPGを融合させ、2011年CEDEC AWARDSゲームデザイン部門にノミネートされた『DungeonRaid』というiPhone向けパズルゲームである。ターニングポイントとなったのは、縦向きによる片手操作での手軽さ(親指の可動範囲)であるとしている。また森下一喜社長の天邪鬼な側面もあり、特にソーシャルゲームにおいて重視されているKPIやマネタイズを考慮せずに開発している。
日経トレンディのインタビューにて森下社長は、『パズドラ』はソーシャルゲームではなく、「強いて言えばオンラインゲーム」と答えている。