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ネギ

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ネギ、学名: Allium fistulosum)は、原産地を中国西部・中央アジアとする植物である。東アジアでは食用に栽培されており、日本では野菜の一つとして扱われている。分蘖して主に緑の葉の部分を食べる「葉ネギ」と、細長くのびて主に白い葉鞘の部分を食べる「長ネギ」(根深ネギ)と呼ばれる系統がある。

クロンキスト体系ではユリ科とされていたが、APG植物分類体系ではヒガンバナ科ネギ亜科ネギ属に分類される。

名称[編集]

和名ネギの由来は、古名「き」によるとされる。別名は「一文字(ひともじ)」「比止毛之」。「あさつき」「浅葱色(あさぎいろ)」「分葱(わけぎ)」などにその影響が残っている。現在の「ネギ」は「根葱」からきていると言われ、茎のように見える葉鞘の基部の白い部分を、根に見立てたからとする説がある。日本の古名では「冬葱」「祢木」とされ、「き(紀)」ともいう。枝分れした形が「人」の字に似ているからともいう。

学名の種小名 fistulosum はラテン語で「中空の」という意味をもつ。ネギの標準学名は、Allium fistulosum L. であり、狭義のネギでは、Allium fistulosum L. var. giganteum Makino を学名としている。

英語ではリーク(Leek)、またはウェルシュ・オニオン(Welsh onion)、仏名はチブーラ(ciboule)、シヴァ(cive), カタルーニャ語で冬玉ねぎ (ceba d'hivern)、などと呼ばれ、中国植物名で葱(そう)という。英名の "Welsh" はドイツ語の "welsch" に由来し「外国の」という意味である。

日本では収穫されたネギのことを、収穫時期によって「夏ネギ」と「冬ネギ」に呼び分けており、また白い部分が多いネギは「根深ネギ」、緑の部分が多いネギを「葉ネギ」と呼んでいる。東日本では単に「ネギ」というと、成長とともに土を盛上げて陽に当てないようにして作った風味が強く太い根深ネギ(長葱・白ネギ)を指し、他は「ワケギ」「アサツキ」「万能ネギ」「九条葱」などの固有名で呼んで区別をする。西日本では陽に当てて作った細い葉ネギを「青ネギ」と言い、根深ネギは「白ネギ」「ネブカ」などと呼ぶ場合もある。こうした地域差は薄らぐ傾向にある。

なお、アサツキは植物種(学名:Allium schoenoprasum var. foliosum)であるが、青果市場では葉ネギを若採りしたものを「あさつき」と呼ぶこともある。

ネギにまつわる言葉も多い。抽苔したネギに生じる花蕾は坊主頭を連想させるため「葱坊主」(ねぎぼうず)とよぶ。橋の欄干につくネギ坊主に似た飾りを「擬宝珠」(ぎぼし)というが、「擬宝」とはネギ坊主のことを表した言葉である。萌葱色は葱の若芽のような黄色を帯びた緑色、浅葱色は薄い葱の葉にちなんだ明るい青緑色のことである。

特徴[編集]

畑で栽培される多年草。分蘖しにくい1本ネギの品種と、分蘖しやすい品種がある。また、地方ごとに多数の在来品種がある。

ネギの葉は白い葉鞘(ようしょう)の部分と、緑色の葉身部からなって重なり、一見すると茎のように見えことから偽茎とよんでいる。葉身部は管状で太く、先端は尖り、白っぽい粉が吹いた緑色で、粘液を含んでいる。冬の低温に感応して花芽ができ、春に薹(とう)立ちして花序がつき開花する。ネギの花序は、葉の間から伸びた円柱状の花茎の先端につき、俗に「ネギ坊主」と呼ばれる。ネギ坊主は薄い膜質の総苞に包まれて、中に多数の小花があり、白緑色の花を密集して咲かせる。



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