ドコモ・アニメストア
株式会社ドコモ・アニメストア(英: DOCOMO ANIME STORE inc,)は、アニメ専門のビデオ・オン・デマンド・サービス「dアニメストア」(ディーアニメストア)の運営を行う日本の企業。
概要[編集]
NTTドコモがKADOKAWAとの戦略提携により、両社の出資で2012年5月に設立された。同年の7月にdマーケットの「アニメストア」(後のdアニメストア)の運用を開始した。2013年頃からテレビアニメなどの製作委員会に参加(出資)している。2014年、2015年、2016年からAnimeJapanに協賛として名を連ねている。
dアニメストア[編集]
dアニメストアは、ドコモとドコモ・アニメストアが運営する、アニメに特化した定額見放題のビデオ・オン・デマンドサービス。アニメのTV放送は放映地域に制限があることが多いが、dアニメストアは日本国中どこからでも、DVDを借りることなく、インターネット経由でスマートフォンやパソコンで様々なアニメを鑑賞することができる。ストリーミング再生だけでなくダウンロード再生にも対応しており、予めダウンロードすることで再生時にインターネット環境がなくてもアニメを再生することができる。
定額制でアニメ、アニソンライブ映像、アニソンミュージッククリップなどをいくつでも視聴することができる。ただし、月の途中で解約した場合、当月分がかかる。
配信コンテンツは、アニメ・アニソンライブ・2.5次元ミュージカルなどが約6,196作品、約85,342話(2024年4月20日現在)であり、定額制アニメ配信サービスとしては日本最大の会員数と作品数を誇る。配信数は年々増加傾向にあり、安定的に好決算をたたき出しているため今後も増加するものと思われる。
なお最新の配信数はマイページ左上(スマートフォンは最上部)から常に確認できる。自分の設定したニックネームのすぐ下に作品数と話数の記載があり、左端から「視聴済み作品数/配信中作品数」と「視聴済み話数/配信中話数」の順番で記載されている。
また話数のカウントは放送上や講演上における「1話」ではなく「動画1本」を示すため、配信形式によりしばしば変動する。このため過去と比較してマイページに表示される話数が減っていても配信されている実際のコンテンツ数は寧ろ増えているということがよくある。
例を挙げれば劇場版作品などは以前、動画4本に分割されていたためカウント4話だったが、現在は「本編」と題し動画1本に統合され1話カウントになっている。そのほかにもアニメロサマーライブは1曲毎1話から1日当たり前後編の2話制(3日なら6話)へ変更され配信話数を大きく減らした。このため配信コンテンツ数を過去と比較する際は話数ではなく作品数に着目する方が実態に近くなる。
2012年の7月3日よりdマーケット内の「アニメストア」としてサービスを開始し、2013年1月30日より他のdマーケット内サービスと名称の統一を図るために「dアニメストア」という名称になった。
サービス開始当初はドコモのキャリア限定のアニメ配信サービスであったが、2014年4月1日のキャリアフリー化によって、ドコモの回線契約者でなくても視聴可能となった。また、2016年3月23日からアニメ関連グッズ販売やアニソン視聴も開始したことでアニメの総合サービスとなった。グッズはフィギュアから書籍まで幅広く販売されている
アニメイトと連携しており、アニメ関連グッズをアニメイトオンラインショップから購入することもできる。
2015年7月26日には会員数が200万人を突破した 。会員のメイン層は20代から30代で、男女比は6:4。アニソンに関しては約180曲(2016年3月23日現在)のアニソンミュージッククリップ(アーティスト映像、ノンクレジットタイトル映像、dアニメストア限定映像)を配信している。
視聴にはdアカウントの取得、dアニメストアへの入会(有料)、PCの場合はWEBブラウザ、スマートフォンの場合は専用アプリのダウンロードが必要であるが、dアニメストアから全て実施可能である。ドコモの回線契約者でない場合は、利用料金の支払い手段はクレジットカードのみとなる。初回31日間はお試しで無料。
なお、商標「Dアニメ」「dアニメストア」はこれまでNTTドコモではなくKDDIが商標登録していたが、2024年1月にKDDIからNTTドコモへ商標の移転(譲渡)が行われた。