チャンバラ合戦-戦IKUSA-
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チャンバラ合戦-戦IKUSA-とは、NPO法人「ゼロワン」と株式会社IKUSAが商標を取得し運営する、戦国をテーマにしたアクティビティである。チャンバラごっこを人数・年齢・性別・国籍・場所に関わらず楽しく遊べるようにアレンジしたもので、戦国城跡、ビジネス利用を中心に日本全国で開催されている。
歴史[編集]
2011年。「大阪から世界に面白い事を発信したい」という米田真介の思いから誕生。[1] 初回開催は2011年7月、大阪城公園にて行われた。[2] 初回ではビニール製のおもちゃの刀と風船を使用していたが、その後徐々に改良を重ねていき、現在のスポンジ製の刀とカラーボールという形になった。年々開催回数が増加しており、2018年は年間160開催を超えた。[3][4]
スポーツチャンバラとの違い[編集]
チャンバラ合戦はしばしばスポーツチャンバラと混同されるが、その性質は全く異なる。違いとして、チャンバラ合戦はスポーツではなく「遊び」であるという点や、大人数のチームで戦う点、ルールに細かな規定がない点などが挙げられる。[5]
ルール[編集]
利き手にスポンジ製の刀を持ち反対側の腕に命と呼ばれるカラーボールを装着し、刀を使って相手の命を討ち落とす。命を落とされたら「討ち死に」となり、戦場の外へ出なければならない。個人ではなくチーム同士で戦うことが多く、1チームの人数やチーム数に決まりはない。
試合形式[編集]
全滅戦[編集]
2軍以上に分かれて多数決で勝ち負けを決める一番オーソドックスな戦。
敵軍を全滅させるか時間内に多く倒したチームが勝利となる。チームワークが求められる合戦形式である。
大将戦[編集]
敵軍の大将の命を落としたら勝ちとなるルール(何人残っていても)。
その為、自軍の大将をしっかりと守り、敵大将を攻める必要があるため、戦術とチームワークが勝負の決め手。団結を生みやすい合戦形式である。
バトルロイヤル[編集]
これまでの仲間と袂を分かち全員が敵となり戦うルール。個人No1を決める戦いである。
試合の流れ[編集]
1. ルール説明(5分程度)
専門のMCである、武将の格好をした「合戦MC」がルール説明を行う。デモンストレーションなどを行いながら安全面などの注意喚起もされる。
2. チーム(軍団)ごとに作戦タイム(5分程度)
各軍ごとにサポーターが付き、アドバイスをもらいながら全員で作戦を立てる。
この軍議の時間は何度か行われる合戦の合間にも設けられ、前の合戦の反省点や次の合戦の作戦などを確認する。
3. 利き手に刀を持ち、反対の手に命をつける
スポンジ製の刀を利き手に持ち、反対の腕に「命」と呼ばれるカラーボールをつける。
4. 試合開始
「全滅戦」「大将戦」「バトルロイヤル」など、いずれかの合戦方式で試合が行われる。「世界一平和な合戦」。
5. 目標を達成するか制限時間(5〜10分程度)で終了
各合戦方式で設定されている目標が達成されるか、あらかじめ定められた制限時間に達した時点で試合が終了となる。
6. 次の試合形式へ
この流れで3〜5回戦ほど試合を行う(全体で30分から1時間程度)
反則[編集]
- 刀以外(顔など)を狙う行為やタックル行為は禁止
- 命を落とされたくないために腕を上げて戦う行為は禁止
- 落とされた命の二度付けは禁止
- 二刀流禁止
用具[編集]
刀
長さ65センチほどのスポンジ製の刀。打撃によるケガがないよう安全性を十分に考慮されており、当たっても痛くないように作られている。
命
腕に巻くバンドに装着できるカラーボール。このカラーボールが「命」として扱われ、試合ではこれを先述の刀で落とすことを目指す。
バンド
利き手と反対の腕に巻きつけるゴム製のバンド。このバンドに命(カラーボール)を取り付ける。
戦略[編集]
各合戦前に、作戦会議である「軍議」を行い、戦略を練る。各軍には「軍師」と呼ばれるファシリテーターがつき、軍議をサポートする。
用語[編集]
同士討ち
同じ軍同士の兵士で肩を並べて戦ったりぶつかったりしている時に命が落ちてしまうこと。これも「討ち死に」としてカウントされる。
自害
走り回る、壁や人にぶつかる等、自分が原因で自分の命を落としてしまう行為。これも「討ち死に」としてカウントされる。
落ち武者
命が落ちているにも関わらずそれに気がつかずに戦っている兵士のこと。落ち武者に命を落とされた場合は命の付け直しが可能(「命拾い」)。
脚注[編集]
外部リンク[編集]
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