セルゲイ・ダシケーヴィチ
セルゲイ・ヴァシリエヴィチ・ダシケーヴィチ（ロシア語:Сергея Васильевича Дашкевича、1896年10月18日 - 1955年3月17日）は、ロシア帝国、ソビエト連邦の軍人、柔道家[1]。兄は革命家のピョートル・ダシケーヴィチ[2][3]。
概要[編集]
サンクトペテルブルク県(現在のレニングラード州)サンクトペテルブルクのペテルゴフに住む水景士一家の元に生まれる。
1907年から1916年までをペテルゴフ体育館[4]で学び、サンクトペテルブルク帝国大学[5]に入学する。第一次世界大戦では第74砲兵旅団[6]の志願兵卒として従軍し、ドイツ軍相手に勇敢に戦う。
1918年から赤軍に参加し、第9軍[7]の特別百騎兵の副司令官、1919年にはプスコフ近郊の装甲列車に勤務する赤軍兵士兼砲兵科士官候補生として乗車し、他の分遣隊兵士と共に白軍相手に勇敢に戦う。
1920年9月1日、彼はモスクワの赤軍軍事教育研究所の体育科で「スポーツと冷鋼の教師」の専門分野の修了証明書を受け取り、翌年から1923年にかけて第6歩兵指揮コースで教鞭を執る。同年から1927年まではレニングラード工科大学の経済学部で学ぶも財政難の為自主退学。
1924年8月以来、レニングラード州警察行政部門の体育講師、1925年11月から中級警察指揮官および犯罪捜査官学校で体育教官を務めた後、レニングラード上級警察指揮官学校で「防御と攻撃の方法」のコースを教える。
1928年からはディナモ (スポーツ協会)[8]で柔道を個人で練習し、試合に参加しながら生徒に指導する。1933年、レニングラード州立体育大学の柔道部の開設に参加した後、1938年まで柔道の「護身と攻撃」を生徒に教える。
1939年11月、州警察を退職し、永年勤続年金を受け取る。
独ソ戦ではレニングラード包囲戦の避難病院所属の上級中尉(1944年に大尉)として勤務し、1943年7月18日にレニングラード防衛勲章を、1945年4月29日日いは赤星勲章を授与される。
1955年3月17日にレニングラードで死去し、セラフィモフスコエ墓地（サイト34）に埋葬される。
弟子[編集]
弟子の一人のアナトリー・ラクリンはロシア名誉トレーナーでロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの初代トレーナーを務める。
脚注[編集]
- ↑ https://spbjudo.com/news/125letie-so-dnya-rozhdeniya-osnovopolozhnika-leningradskogo-dzyudo-sergeya-dashkevicha-federaciya-dzyudo-sanktpeterburga-otmetila-pamyatnim-meropriyatiem
- ↑ https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%94%D0%B0%D1%88%D0%BA%D0%B5%D0%B2%D0%B8%D1%87,_%D0%9F%D1%91%D1%82%D1%80_%D0%92%D0%B0%D1%81%D0%B8%D0%BB%D1%8C%D0%B5%D0%B2%D0%B8%D1%87
- ↑ http://www.istoriacccr.ru/dashkevith_petr_vasi.html
- ↑ https://ru.wikipedia.org/wiki/%D0%9F%D0%B5%D1%82%D0%B5%D1%80%D0%B3%D0%BE%D1%84%D1%81%D0%BA%D0%B0%D1%8F_%D0%B3%D0%B8%D0%BC%D0%BD%D0%B0%D0%B7%D0%B8%D1%8F_%D0%98%D0%BC%D0%BF%D0%B5%D1%80%D0%B0%D1%82%D0%BE%D1%80%D0%B0_%D0%90%D0%BB%D0%B5%D0%BA%D1%81%D0%B0%D0%BD%D0%B4%D1%80%D0%B0_II
- ↑ https://en.wikipedia.org/wiki/Saint_Petersburg_Imperial_University
- ↑ https://ria1914.info/index.php/74-%D1%8F_%D0%B0%D1%80%D1%82%D0%B8%D0%BB%D0%BB%D0%B5%D1%80%D0%B8%D0%B9%D1%81%D0%BA%D0%B0%D1%8F_%D0%B1%D1%80%D0%B8%D0%B3%D0%B0%D0%B4%D0%B0
- ↑ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC9%E8%BB%8D_(%E3%83%AD%E3%82%B7%E3%82%A2%E5%86%85%E6%88%A6)
- ↑ https://en.wikipedia.org/wiki/Dynamo_Sports_Club
